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コメント: 第7章第5.2話「歴史の物語を終わらせた言葉」

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2024/5/13 3:22:16
>理系的分野だとこの世は全部偶然であって、>生死に意味なんて存在しないというのが主流とは聞きました進化生物学やそこからの哲学批判とかがあっていや~キツイっす(文系人間)> チャールズ・ダーウィンたちによれば、自然および「自然の手先」である生物(人間)に、「善」や「悪」のような倫理的価値は全く無い。自然も生物も、ただ科学的に「あるがゆえにある」だけであり、この認識はニーチェたちが広めた思想にも共通している。> 外科医・科学者のロバート・ウィンストンによれば「自然淘汰のプロセスに倫理的価値があるわけではない。自然淘汰は、その本質から言って、倫理的に良いも悪いもなく、ランダムな突然変異にもとづくプロセスである」。> 人間は機械的な自然淘汰の産物であり、そのためニーチェ流の思想家たちは人間を「自然の手先」と呼んだ。これは、進化生物学者リチャード・ドーキンスが人間を含め生物を「遺伝子の乗り物」と解説したことに類似している。
2024/5/13 3:22:16
一般人で矜持を持つ筋合いもない人間なら、「23歳なの」の人と同じく自分の生き死にだけを第一に考えるのが当然だ終戦時、九州から名古屋まで貨物列車に乗って逃げ延びた日本人の中には後の比叡山延暦寺の高僧になる人も含まれていた逆に、朝鮮半島の平壌にいてNHKラジオの「治安は維持されるから動くな」を鵜呑みにした五木寛之の家族はソ連兵の蹂躙の被害にあって、母親の無惨な死の後に36度線をわたり九州北部に逃げ延びた