┌─────────────────────────────────────────┐ 　 │　 ある日のやる夫はMTG対戦動画にハマっていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │ 　 │　 MTGのルールが解るわけではないが、画面をめまぐるしく行き交うカードや美しい動作のコンボ　 │ 　 │　 プレイヤー達の丁々発止の掛け合いは、例えルールが解らなくても楽しむ事が出来る。　 　 　 　 │ 　 │　 しかし、そう言った動画を見ていれば――　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │ 　 └─────────────────────────────────────────┘ 　　　　　　　 ＿＿＿_ 　 　 　 　 ／　　　　　＼ 　　　　 ／　 　⌒　　⌒ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫もこのゲームやってみたいお 　　　／　 　（ ●） 　（●） ＼ 　 　 |　 　､"　ﾞ)（__人__）"　.）|　　 　_＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ 　　　＼　 　 　 ｡｀ ||||＝＝(⌒)ー、| |　　　　　　　　　　　　　| ＿＿／ 　 　 　 　 ||||　　　 ＼　　〉| |　　　　　　　　　　　　　| | |　/ 　　 ,　　|￣￣￣￣￣|￣￣ .| |　　　　　　　　　　　　　| | | /　　 /　　 ヽ回回回回ﾚ　　　　| |　　　　　　　　　　　　　| | | |　⌒ ーnｎｎ.ヽ＿＿＿/　　　　 |_|_＿＿＿＿_＿＿＿＿_| ￣ ＼＿_､("二）　└─┘￣ｌ二二ｌ二二　 ＿|_|＿_|＿ 　【初心者、やる夫/Yaruo,　Newbie】 　　┌───────────────────────────────────┐ 　　│  こうなるのは必然である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │ 　　│  そしてここで、MTGに限らずTCGプレイヤーを志すものは第一の壁に突き当たる。　 │ 　　└───────────────────────────────────┘ 　　　　　 　 　 ＿＿＿_ 　　　　　 　 ／　　　 　 ＼ 　　 　 　 ／　　─　 　 ─＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも周りの奴等は誰もやってないから 　　 　 ／　 　 （●）　 （●） ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　対戦相手がいないんだお…… 　　 　 |　　 U　　（__人__）　 　 | _＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ 　　 　 ＼　　　　　∩ノ ⊃　／ | |　　　　　　　　　　　　　| ＿＿_(　　｀ 、　_／ ＿ノ 　 ＼ | |　　　　　　　　　　　　　| | |　　 ＼　　 “　　／ ＿＿_l　 || |　　　　　　　　　　　　　| | |　　　| ＼　　 ／　＿＿＿_／| |　　　　　　　　　　　　　| | |　　　|　　 ￣ 　 　 　 　 　 　 |_|_＿＿＿＿_＿＿＿＿_| ￣￣￣￣("二）￣￣￣ｌ二二ｌ二二　 ＿|_|＿_|＿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '.´￣｀ヽ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'´｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　ヽ、＿,'　　ノ　　 ,' ,ィ´￣..｀.:ヽ...、　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,'　　　　'::::,、＿　　　　　　　　　　　　　｀ー　=　'´ 　　　　　　　　ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ , '　　　　　　　　　'.:::､ 　　　　　,.:'´￣　　）、　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.::'　,　　　　 ,.:'　　　　　( .,,;_,_,_,_,_;_　　　　　　　｀ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,'　　 i　　　　 ':...､　　　　　':...､ : : : ;_; ; : : ': :.:.:.: ., , , _　＿ヽ ___＿＿＿＿＿＿,,;'＿＿,';;＿＿＿＿;'::.,＿＿＿＿;':.､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ :.:.,;'l; 弋二￣　￣　二ﾆ = -―　　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :, :, :, :, :,:, :, :, :, :, :, :, :,:, :, :, :,:, :, :, :,:, :, :, 戈江ﾆ戈　　　　弌 ＿　　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, 弋　＼　　　　　　　　　｀丶 、　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, 　 ',　　',,,　　　　　　　　　　　'一二三　　 　:, 　:,　 :,　 :,　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, 　　' ,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀丶 、:,　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, 　:　:　:　:　:　:　　　　　　　　　　　　　　　　　 ’'ー二三二 　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, :　:　:　:　:　:　:　: ..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ’'ー　、＿;,　　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, 　:　:　:　:　:　:　:　:　:　..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ’'ー二三二 　 :,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:,　:, :　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ー=　三　二　= 、　:,　:,　:,　:,　ｻﾞｻﾞ 　:　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ー　二 :　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｻﾞｻﾞ 　:　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　.. :　:　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　.. 　　　　　　　　　　　　/　 l　　/　_⊥.|:ヽ.__,ノ:|⊥._　l 　 　 　 l　ヽ 　　　　　　　　　　　　〉 　 !　 ￣　 ｏ.l::::::::::::::| -　,二..＿__　 !　　l、　　　　　　……… 　　　　　　　　.　　　/　＼ l　　 　 　 |::::::::::::::|　　l L_o_｣ l|　|　／ ヽ 　　　　　　　　　　　j.＼　 `|　　　　ｏ|:::::::::::::::l -　｢￣　￣l　! 　 ／.l 　　　　　　　　.　　 ｌ　　 ＼ |　　　　 l:::::::::::::::::l.　　＼＿__/　|／　　 ヽ 　　　　　　　　　　 Ｌ.＿＿__ﾊ　　　o|::::::::::::::::::ヽ.-　　　　　　|＿__,.. イ 　　　　　　　　.　　 |　 ＿　l　} 　 　 l:::::::::::::::::::::::＼　__　　　　|　　 　 | 　　　　　　　　　　│´　　`lｰ'　　 oﾉ､.＿＿＿＿_,.＞ ,､.＿_／´￣　 :l 　　　　　　　　　　,.ゝ　　　 |─-＜` ｰ----|Ｈ|--‐ '´: : :／- ､　　 ／-.､ 　　　　　　　　　/: : :ヽr;=＝! : : : : : : : : ｀ヽ.l　| ／: :r',´` ‐ 　 ,ゝ'´ : : : : ヽ 　　　　　　　　. |: : : : : :r'^'＾´ヽ:` ‐ ､: : ‐-:､ヽ l.／: :Ｌl._| ｌ ら´: : : : : : : : : :| 　　　　　　　　　ヽ.: : : : !_l_｣⊥.} : : : : ` ‐ ､: :＼{: ,. ‐:`ｰ'￣: : : : : : : : : : :./ 　　　　　　　　.　　 ＼: : : :‘ー': : : : : : : : : : ＞':´: : : : : : : : : : : : : : : : :／

　　　　　　　　 ＿＿＿_ 　　　　　　　／　　 　 　＼　　　　　では 　　　　 　／　─　 　 ─　＼ 　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　　　これより帝国会議を始めるお 　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 | 　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／ 　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ　　　　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |　　　　　　 　 　 　 ┃　白の帝国帝王　ニュー速で・やる夫　┃ 　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|. 　　　　　 　 　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　| 　　　　　　　　 　 ,..　-──-　.、 　　　　　　　, ‐'´　　 ＿＿ 　 　 `ヽ、 　　　　　 ／　, ‐'"´ 　 　 　 ｀`''‐､　 ＼ 　　　　 /　／　　　　　　　　　　 　 ＼　ヽ .　 　 　 y'　　　/` ‐ 、　　　 ,.. -'ﾍ 　 ヽ. } 　　　　,' 　 　 /　　　/｀,ゝ' ´ 　 　 ヽ 　 Y. .　　　 i　　　 ,' 　 　 {　{　　　　　 　 ヽ 　 `、　　　　　　この鍵を使えば、どんな場所に居ても 　　　 l　 　 ,ｲ─- ､.._　ヽ　,,　_,.. -─:}　　　! .　 　 |　　r‐i|　ｰ=ェｪ:ゝ　,.∠ｨｪｪ=ｰ' |r ､.　 l　　　　　　　　会議室に居るように話せる、と 　　　|　　{ﾄ｣l|.　　　　　 : | "　 　 ｀`: |!ﾄﾘ　　| .　　│　　ヽ､|　　　　　 ;.｣_　　　　　 |'ソ　 　 !　　　　　　　　　　……便利な物ですな .　　│　　 　 ヽ 　 　 r──ｯ　　　 /ﾉ　　　　| 　 　 |　　　 　 lヽ　　　￣￣ 　 　 / ｲ　　　　│ .　 　 !　　　 丶ヾヽ　　　 ~　　　, '　ﾉ　│　　 ! 　　　 ﾄ.　　　　ﾐ.ゝ ヽ.＿＿__.／　　/　 l　　 /...　 　 　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 　　　　ヽ　　ヽ├ ============/ｲ　,' / , '　　　　　　┃帝国軍海上幕僚長　パプテマス・シロッコ┃ 　　　　　＼. 　 |　 　 ゝ-|||‐ァ'　 　 |ノﾚ'／　　 　 　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 　　　　　 　 ` ┤　 　 ヽ.|||ノ　　　　ﾄ, 　　 　 __,.　-‐'´ゞ:=====|||====＝' '　` ｰ- 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィ⌒ヽ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿／　　　　ヽ 　　　　　　　　　ィ　　￣　　　　　 　　　｀ヽ　　　　ﾍ 　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　ﾍ .　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼　　ﾍ 　　　　/　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　ヽ　 ﾍ　　　　　　前置きは抜きにして、本題を始めようか 　　　 /　　　　　　　　　　　　メ―― ― -＼　　　 |　　ﾍ 　 　 /　 　 　 ﾄ _＿　ﾍ＼　　　＼-＜　 　 　＼ 　 !　　　＼　　　　　　最近の壁外治安について、だ 　 ／　　　　.´|. ＼　　 ｀、｀ ＜.ィ´￣｀ヽ｀ト、　　＞ 、.　 　 ＼ . /_ハ　　ヽ　 |ィニ＼ 　 ヽ　　ｲ　γ::ヽ　〉 ＞-|――　　　ﾍ｀ヾ 　　　ﾍ　　|　 ｲ´ r‐:ｫ＼.　 i 　　、 !:{}:::|/ | 　　 !　,i　 　 　　| 　 　　 ｀、.|＼.ﾍ　!::{}i |　＼|　　　 ｀ー '　 !　 　 !.ハ 　 　 　 ! .　　　 　ヽ∧　＼ ｀¨ 　 　 　 　 　 　 　 　!　　/〉 | ,ﾍ 　　　.| 　　　 　　 ＼ヽ ∧　　　　｀　　　　　　　　ﾘ　/'´　|/　|.　　 / 　　　　 　 / .＼ 　＼　　　 r　ヽ　　　　 ｲ　/　　 /.　 !　　/ 　　　　 　.ｿ|　　|　　 ｀　、　｀　　　＜´.　! /　　　　　/　／ .　　　 　 　 ﾍ　 !　 　 ∧ヽ｀ ー r´ハ｀￣/｀ー‐ｔ　　/／ 　　　　　　　 ＼|　　 /　＼　　ｿ /　 ∨　　　　　 ゝ 　　　　　　　 ＿ ,.イ/　 _　　/__/　　　〉、 　　.／、＿ 　　　　　 　/: |: ／/ ／ヽ. /. |　　　／: :}　 ／: : : : :／:｀:ヽ. 　 　 　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 　　　　　　,: : :!: :|: : : :|　 |/／　 ／ : : : |／/: : : :／: : : : : ｀、. 　 　 ┃　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　ｼｱﾝ ┃ 　　　　 　 |: : :ゝ:イ: : :!.　 ´　 ／: |_:_:_:_:_:_/: : ／: : : : : : : : ::、 　 　 ┃ 帝国軍諜報参謀局局長　神条　紫杏 ┃ 　　　　 　 |／:|: : : : : :!　　 イ: : : :|: : : : : : : : | : : : : : : : : : : ::、　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 　　　　 ／: : :ﾍ: : : : : |／ : : : : : : !: : : : : : : : !: : : : : : : : : : : :i

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |il|il|il|il|il|:::|i Ⅳ 　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |il|il|il|il|il|:::|i / 　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=ﾐY|il|il|il|il|il|:::|il| 　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ1三≧ il|:::|ilト. 　　　　　　　　　　　　　　　　彡/　｀ヾ::::ゞ=彡∧ 　　　　　　　　　 　 　 　 　 彡ｿ　　　 ＼:::::／　| 　　　　　　　　　　　　　　　彡::}__,,r:::::::::::ｪ::::::::::y、　　　　　すげーよな、最近の俺等 　　　　　　　　　　　　　　 彡::｢t￣`ｰ='7⌒ｰ=''〈} 　　　　　　　　　　　　 　 彡::人_,　l　 ノニﾆ　 /ﾉ 　　　　　　　_＿ ..　-=彡.:::::::/　|　|　{-─-{{　| 　　／´　　　　　　　 `ｰ=彡''　　＼` 弋三ﾖj ∧ｰ── - -　．. 　〃　　　 　 ￣￣￣＼　 　 ＼ 　 ＼_＿＿/ ∧＼　　　　　　　　 ｀ヽ //　 _＿＿＿　 　 　 　 `ｰr　 -=ミｰ-　_＿彡'' }::.. }´￣｀ヽ.　　 ノ　ノ {{ ／/　　　　　｀ヾ　_＿＿人＿＿/∧ｰ一 ” 　弋从　　 　 }_＿彡"ヽ 　`ｰ{　　　　　　　　 _才　　｜:::::::::::::||　　　　. 　 Ⅵ:::`ｰ=彡　　　　　} 　　　|　　　　　 _才"　 　 　 | |::::::::::::||　 　 　 :　　Ⅵ:::::::::∧_＿＿__ 人 　　 人＿__才"　　　　 　 　 | |::::::::::::||　　　　 i　　 Ⅵ:::::::::::i　　　　　　| 　　　　　　　　　　､ヾ 从从从ﾉ,, 　　　　　　　　　 ミ:::::::::::::::::::::::::::彡 　　　　　　　 　 　 ヾ::::::::::::::::::／" 　　　　　　　　 　 　 Ⅵ:::::::／ /｀ヾ　　　　そうだな、奪い放題、犯し放題で 　　　　　　　　　　 ∧Ⅵ〃　/　　 ﾊ 　　　　　　　　　　 |　ゞ=彡''　　.メ ｉﾐ　　　　　今や百人を越える大所帯…… 　　　　　　　　　　〈_＿, ､_＿_〉____ |ミ　 　　　　　　　　　　 }:::::::=::::::::::ノl￣7ﾌ{　　　　　　　アジトだって五つに増えた 　　　__＿＿__　　 ゝ.　/i ､　　/　/i ミ 　／ニ二三三≧ｘ八　r==ｧ　　/.::| ミ-=ﾆ二三三≧ｘ /ニ二三三三才"　 l　|/ノ　／　/ニ二三三三三三彡 ニ二三三才"⌒ヾ 　 ｰ=彡　 ／=ミニ二三三才く￣ ￣＼ﾆ二三{　　　}} ｀ヾ.　　／{{ 十 }}ﾆ二三才".:::::ﾊ 　　　＼二三ｰ=彡　　　Y´　　ゞ=彡 {￣￣｀ヾ:::::::::::}} 　　　　 `ｰ=ﾆ才"　　 　 |　　　　/:::::::|　　　　　ｰ=彡 　　　　人　　 　 　 　 　 |　　 　 l:::::::::|　　　　　　　| 　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､ﾊ/:::7 　　　　　　　　　　　　___/|/:::::::::::/〃 　　　　 　 　 　 　 ､_}::::::::::::::::::::::::::/ 　　　　　　 　 ｰ=ﾐY::::::::::::::::::::::::::/ 　　　　　　　　　 ミｰ ,: -‐‐ ::::::,/ 　　　　　　　　　彡〃 ＼:::::::::::::i ` , 　　　　　　　　彡.:::ｿ　 　＼::／　　i　　　　最初はどうなる事かと思ったけど、俺 .　 　 　 　 　 彡.:::}__,,r:::::::::::::ｪ::::::::y、 .　　　　　 　 彡.:::｢t￣`ｰ=='⌒ｰ=''〈　　　　　　できる夫軍……じゃない、反乱軍に入れて本当に良かったよ .　　　 　 　 彡.:::人⊂⊃　､_,､_, ⊂/ 　　　,,,,-=彡:::::く　 ＼ |　 （_.ノ　 ∧＿＿ 　　〃⌒ヾﾆﾆﾆﾆ≧x ＼__＿＿,/}::::ﾆﾆﾆ≧ｘ__ 　　 ゞ:::/´:::ヾﾆﾆﾆﾆﾆ○ｰ====彡○ﾆﾆﾆﾆﾆ=ヽ 　.　　　i　　　`ｰ====彡　　 i:　　Ⅵｰ=ﾆﾆﾆﾆ=ﾉ 　　　　 ゞ:::　　　/|::::::::|　　 人.　　Ⅵ::::|　 　i "

　　　　　　 　　,＿＿＿ 　　　　　　　／　　　　　＼ 　　　　　 ／　　＼　　 ／ ＼ 　　　　／ 　 　（●）　（●）　＼　　　　　歩兵が九枚無いなんて耐えられない！ 　　　　|　　 　　　　___'___　　　 | 　　　　＼ 　 　 　　|il!|!il|　　／　　　　　　　　そう言う訳で、今日から反乱軍勧誘ツアーを行います！ .　　　 　 /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ 　　　 　 |　　,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ 　　　　　| 　 　 　 　 　 　｀l￣ .　　　 　 |　　　　　　　　　 | 　　　 　 　 　 　 　 　 　 _、‐ 　　￣　　 　　_ 　　　　　　　　　　　　　 　　. . . . . . . . . . .　 ´' 　　　　　 　 　 　 ／　. ;:: --―――-- :;_ : : : : . ＼ 　　　　 　 　 　 /　 .／　 　 ＿,,....,,＿　　｀ヽ::: : : : : ::、 .　　　　　　 　 ,′ : ﾚ''¨´￣: : : : : : : : ￣(⌒⌒)_ : : : :. 　　　　　　 　 ′:: :: ::∧: : : : : : :､: : : : : : ＼／ii_ : : : :: 　　　　　　　 l: : : : : ::| ∧ : : : : | ＼: : : : : : :| : ll_ : : : :ｌ 　　　 　 　 　 :.:.:.:. ｌ:.:.|-‐ヽ- :.:.:.ｌ -‐＼‐-:.:.:.|.:.:l.ｌ:.:.:.:.:.:′ 　　 　 　 　 　 :.:.:.:.:ｌ:.:|　　-＼ :.:ｌ　 -‐ ＼:.:./.:.,l l .:.:/:　　　……飽くまで建前で、本当は 　　　　　 　 　 ｌ:､:.:.:l八卞亡ﾝ＼ 　 弋亡ﾌ:.:./ ヽヽ :′ 　　　　　　　　ﾉハ:.:.:､:.＼　　,　　　　　　/: /.:.:.:.:.ヽヽ　　　　　所有している武器の数に対しての人数の不足 　　　　　　　／　ハ:.:ﾊ:∧　 　 　 　 　 _;／.:.:.:,:' :/ j .j 　　　　　　　　　 　 :.:lﾊ:.个:. .　 ､　　　／.:/.:,:'　;′ｌ　l　　　　　　 そして強奪する事での戦闘訓練 　　　　　　　　　　　lﾉハ:.| |:ﾊ＞　　イ/.:./:./　　　 i　i 　　　　　　　　　　　　　 ':|　　V_｣ 　 /／|X　　　　l　l　　　　　　　　　 奴隷を増やす事で兵士達の士気上昇が目的、か 　　 　 　 　 z＝＝＝＝＝=／/ﾉ　　　／　ｌ　　　 l　l 　 　 　 　 //.　 　　ィ７ 厂　 /　 　_／　 　ト　._　l　l　　　　　　　　　　　　 色々考えているのね 　　　　　 i .i　　 ./　/／　フ.r.t＜__　　　 ./　/ /‐l　l 　　　　　 ﾏﾊ 　/ ｘ仁二´／∨＼　＼ 　/　/ /　 ｊ　ｊ., 　　　　　　ﾏﾊ／　　 　 　／／ 　 ヽ /∨　　/／/ ./. ′ .　　　 　 　／　　　　　／,..'ヽヽ＿＿　　 / 〃／／　　ｌ 　　　　　/　　　　　　/ ./ . 　 / 　 　 ヾ二二´_ノ.　　　.| .　 　　　ｌ　　　　　　 io i 　　 {＜(o)＞ }. Vﾊ　　　　 　 | 　　　 　　. : . :‐-. : ﾆ: .:i . _ . ,ゝ､.,____ノ ::::∨　　　　 　 | 　　　　 ﾊ: : : : : : : : :io i : : ノ ノ : : : ヽヽ 〈　　 　 　 　 | 　　　 / ∧: : : : : :_:_:.i: : ／／:: : : : : :..:ヽヽi　　　　　　｜ 　　　　　　　　　　､ヾ 从从从ﾉ,, 　　　　　　　　　 ミ:::::::::::::::::::::::::::彡 　　　　　　　 　 　 ヾ::::::::::::::::::／" 　　　　　　　　 　 　 Ⅵ:::::::／ /｀ヾ 　　　　　　　　　　 ∧Ⅵ〃　/　　 ﾊ 　　　　　　　　　　 |　ゞ=彡''　　.メ ｉﾐ 　　　　　　　　　　〈_＿, ､_＿_〉____ |ミ　　　　　　さっすが～、できる夫さんは話が分かる！ 　　　　　　　　　　 }:::::::=::::::::::ノl￣7ﾌ{ 　　　__＿＿__　　 ゝ.　/i ､　　/　/i ミ 　／ニ二三三≧ｘ八　r==ｧ　　/.::| ミ-=ﾆ二三三≧ｘ /ニ二三三三才"　 l　|/ノ　／　/ニ二三三三三三彡 ニ二三三才"⌒ヾ 　 ｰ=彡　 ／=ミニ二三三才く￣ ￣＼ﾆ二三{　　　}} ｀ヾ.　　／{{ 十 }}ﾆ二三才".:::::ﾊ 　　　＼二三ｰ=彡　　　Y´　　ゞ=彡 {￣￣｀ヾ:::::::::::}} 　　　　 `ｰ=ﾆ才"　　 　 |　　　　/:::::::|　　　　　ｰ=彡 　　　　人　　 　 　 　 　 |　　 　 l:::::::::|　　　　　　　|

　　＿∩ 　/　〉〉〉 　{　　⊂〉 　 　 ＿＿＿_ 　 |　　 | 　　 ／⌒　 ⌒ ＼　　　　　　　さて、白の帝国では魔王軍と戦ってはいけません 　 |　　 |　 ／(●)　 (● )　＼ 　 |　　 |／　　　__'____　　　　 ＼　　　　　　それは何故でしょう？ 　 ヽ 　 |　　 　 |,┬‐ |　　 　 　 | 　　　＼.＼　 　｀ー ´　　　　 ／ 　　　　 ＼　　　　　　　＿＿　ヽ 　　　　　　ヽ　　　 　 (＿＿＿_/ 　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |il|il|il|il|il|:::|i Ⅳ 　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |il|il|il|il|il|:::|i / 　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=ﾐY|il|il|il|il|il|:::|il| 　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ1三≧ il|:::|ilト.　　　　はい先生！　奴等はこの大陸を支配しているから 　　　　　　　　　　　　　　　　彡/　｀ヾ::::ゞ=彡∧ 　　　　　　　　　 　 　 　 　 彡ｿ　　　 ＼:::::／　|　　　　　　魔王軍＝帝国軍であり、とても勝てないからです！ 　　　　　　　　　　　　　　　彡::}__,,r:::::::::::ｪ::::::::::y、 　　　　　　　　　　　　　　 彡::｢t￣`ｰ='7⌒ｰ=''〈}　　　　　　　　 都市内部で犯罪行為を行おうものなら 　　　　　　　　　　　　 　 彡::人_,　l　 ノニﾆ　 /ﾉ 　　　　　　　_＿ ..　-=彡.:::::::/　|　|　{-─-{{　|　　　　　　　　　　　　　当日の内にスピード処刑は当たり前！ 　　／´　　　　　　　 `ｰ=彡''　　＼` 弋三ﾖj ∧ｰ── - -　．. 　〃　　　 　 ￣￣￣＼　 　 ＼ 　 ＼_＿＿/ ∧＼　　　　　　　　 ｀ヽ //　 _＿＿＿　 　 　 　 `ｰr　 -=ミｰ-　_＿彡'' }::.. }´￣｀ヽ.　　 ノ　ノ {{ ／/　　　　　｀ヾ　_＿＿人＿＿/∧ｰ一 ” 　弋从　　 　 }_＿彡"ヽ 　`ｰ{　　　　　　　　 _才　　｜:::::::::::::||　　　　. 　 Ⅵ:::`ｰ=彡　　　　　} 　　　|　　　　　 _才"　 　 　 | |::::::::::::||　 　 　 :　　Ⅵ:::::::::∧_＿＿__ 人 　　 人＿__才"　　　　 　 　 | |::::::::::::||　　　　 i　　 Ⅵ:::::::::::i　　　　　　| 　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｒﾊﾄ､:::::.、 　　　　　　　　　　　　　　∧:::::::::::::::＼_ 　　　　　　　　　　　　　　V::::::::::::::::::::::::{_， 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 V::::::::::::::::::::::::Yゞ 　　　　　　 　 　 　 　 　 　 V:::::: ‐‐- 、:::::彡 　　　　　　　　　　　　　 , ′!::::::::::::／　ヽ:::ミ 　　　　　　　　　　 　 　 i　　＼::／ 　 　 ﾔ:::ミ　　　　莫大な情報網、膨大な軍事力 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｒi:::::::::ｪ:::::::::::::1,,__{:::::ミ 　　　　　　　 　 　 　 　 〉''=‐⌒==‐ ´￣t）:::::ミ　　　　　 帝王やる夫に逆らった組織は 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　 r==ｧ　 ／　人::::::ゞ 　　　　　　　　　　＿＿∧ 　|/ノ　　l: ／. 　〉::::::ゞ=-,,,,　　　その全てが例外無く叩き潰されました！ .　　　　　 　 __x≦ﾆﾆﾆ:::∧＿＿___／ x≦ﾆﾆﾆﾆィ⌒ 、 　　　 　 　 〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ○ゞ====-‐○ﾆﾆﾆﾆﾆィ:::ヽ::::ﾉ　　　 　 やる夫は、歴代最強の魔王と噂されてます！ 　　　　　 　 ﾍﾆﾆﾆﾆ=-‐Ⅳ 　 i　　　ゞ====-´　 　:| 　　　　　 　 　 i　　 |::::::Ⅳ 　 人　　　|::::::|ﾔ.:　　.:::y

　　　　　　　　　 / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.　:.ヽ:＼:.ヽ.:.: /ﾊ 　 　 　 　 　 　 / .:/. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:ハ .:.:.:.:.:ヽ: ＼.:. 　.::. ﾊ..:::V/　{ 　　　　　 　 　 ′/ .:./　 .:.:.:.:.:.;勿ﾊ;ﾊ :.:.:.:.:.: :.:　ﾊ　...:.:ｉ: :| :: ｌ 　 { 　　　　　　　　: : ′.:′ :.:.:.:.:.:.:ﾋ=＝气 :.:.:.:.:.::ｉ.: .: |:.:.:.: |: :| :: ﾚ'´∧　　　　　　　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 ￤.:　.:: 　.: :':.ｌ:.:.:.:|ｯ'⌒ヾ'|:.:.:.:.:.:.:|:. :l |.:.:.:: |: :| :| r':.:.:..′　　　　 　 　 　 ／　　　 ／ 　 　 　 　 　 ｜ｉ..::.:.ｉ .:.:.::ｉ:.| ::ｌ.:|　(_)　 | ｉ:.:.:.:.::|:. ;l |.:.| : |.:j川 |:.:.:.:. :.′　　　　　　 ／ ）,.．-／／ 　　　 　 　 　 l:.|i . .:| .:.:.::|:.|i :|.:|_. _ ＿」ji:.:.:.::儿斗辷冖'｢.: ::ｌi|:.:.:.:.:.:i |:, 　,ィ77ｧ／　(ノ　／／ 　 　 　 　 　　| |ｌｉ .::|! : :.:|:八乂'こ¨￣j八y'ﾞ,,ｨf灯うiﾄﾐy} .: .:jj .:.:.:.:.:ｉ:l:i:v′《 》(　 　　／／ 　　　 　 　 　 |:.乢_儿rt┘,ｨｆアうﾐ.　　　　　′Ｙしfﾉ 勹:.:.:.:″:.:.:.:.::i:|:ｉ:|{　　》ヽ､　∠／ 　　　　　　 　 |:.:.ｌ :jｌ.:.:い〈八rしさ,　　 　 　 　 ﾞ'冖ﾟ＾　/.:;.: 从: .:..:.:.:Ｖl込_,ノ ＼_乙<i∧ 　　　　　　 　 ｌ:.:.ｌ 小.:.:':.'.:、 ゝ'''ﾟﾞ　　　　　　　　 　 ∠.:/.:/ :i|',:.:.:.:.:.:.〈 　 (⌒¨＾ﾞ《 》　￤ 　　　　　　 　 ｌ:.:.i :.:ヽ＼:.:.:ヽ-z＿　　　、　　　　　 ノイ.:/ . :i|ﾊ::..:.:.:.:.:Ｖ 　ﾞX辷　'《 》 / 　　　　　　　　l:.:.i :.:.:.:.:`ﾄミ:.:.ﾆ∠　 　 　 _　　　 　 ⌒ア .: .: :|∧.:.:.:.:.:.:〈／,ｨi　 ￣⌒´ .　　　 　 　 　 |:.:i:.:.:.:.:.:ｉ:l :. `￢⌒　　 　 t _)　　　　,.ｲ{ .:/: . :|　,〉::. :.:.:. 'ｖi川 　　　　できる夫さん .　　　　　　 　 | :i:.:.:.:.:.:ｉ:| : 　 　 ＞.､　　 　 　 　 ／//|.:/.:　.:| ｲ人.ヽ:. _ｰ≦! 　　　　　　　 /以 .:.:.:.:.ｉ:| 　　／ 　／＞　､__,.　´　// l|: ,:. 　:|ｼﾞ 　 > -‐'´ ￣｀ヽ　　　　また巫女に手を出しましたね？ .　　 　 　 　 「 { i.:.　:.:.:ｉ:|　'　　 ／ 　 /:∧　　　　//　l|/:: 　.:|　　´　　　　　　　　 ＼ .　　　　　　　｝ |:i .:ヽ }.ｉ:|　　　,'′　 /:/　}　　　､ｼ′ ﾙ: ;　: :| 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ 　　 　 　 　 /　|:!:.:.:.:.:.:i:|　　　|　 　 {.:{　 '　　／　,ｨｼ/ :,'　.:.:.:|　　　 　 　 ′ 　 　 　,　'、 　　　　　　,√　!i.: .::.:. ;:|　　　|　　　|.:ト､　／　,ｨｼ´ ′′ .:.:.:|　　　　　/ 　 　 　 　 { 　ヽ　　　　　　┏━━━━━━━━━┓ 　　 　 　 ∧　x/:.:.:.:.:.: ｉｌ　 　！　　 {.:{ ／　,ｨｼ'´　 {:./ｲ : .:.:.::|　}　　　/　　　　,　　 　､　｀､　　　　　┃ 博霊の巫女　 トモエ ┃ 　　 　 ,ｨ´ ／..'.:.:.:.:.:.:.:.:i{ 　 　 }　 　 じ'　,ｨｼ´　　／/:/i :.:.:.:.:.:|　{　　 ″　　　 ′　 　 ｀ 　 {.　　　　 ┗━━━━━━━━━┛ 　　 ,ノ　v". ' :.:.:.:.:.:.:.:.:八　 　 {　 ／ ,,ｨｼ´　　／　/:}':.:i :.:.:.:.:.:|　　　　　　　　 ,　　　　　ヽ　} 　　 ´　/ 　{ .:.:.:.:.: :.:.´　　　　 ﾚ'　,ｨｼ'´　　／ 　　{::{..:.:i :.:.:.:.:.:|ヽ　'ﾉ　　　　　; 　　　　{　　|.:.:.:.:.:.:.:{　 　 　 ／　/ｼ゛　 　/　 　 　 ヽゝ:ｉ :.:.:.:.:.:|　∨{ 　 　 　 ,′ 　　 　 　 　　　＿＿＿_ 　　 　 　　　／　　　　　＼ 　　 　　　／　⌒　　　⌒　＼　　　　　　　何かムラムラしていた時に、都合良く通りかかったんでやりました 　　　　／ 　 （●） 　（●）　　＼ 　　 　 |　　　　　 __´___　　　　　|　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━┓ 　　　　＼ 　　 　 `ー'´ 　　　／　　 　 　 　　　┃破壊する者　VIPで・できる夫　 ┃ 　　 　　ノ　　　　　　　　　　　＼.　　　　　　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　┌───────────────────────────────────┐ 　　　　│　それは、5歳になったやる夫が瀕死の重傷を負って丁度一ヶ月が経った日の事。　 │ 　　　　└───────────────────────────────────┘ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　　＿＿＿__　　　　　 　　　　 __ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |／─　　─　＼＝＝＝＝＝=| | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/ （ー）　（ー）　　＼　　 　 　 　| | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　（__人__）　　　　 ヽ　　　　 　| | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_rーー‐‐- ､_　　　 　 　 /￣ヽ＿＿_| | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ￣￣￣￣｀ ヽ__`-ー´⌒ヽ＿ノ 　 .／| | 　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣　　　　　ヽ_　_　　ーー　ヽ__　ヽ、...／　 | | 　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 ｀ヽ／| 　／| | 　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　|／ 　|_| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　|　 | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　 　|／ .

　 ─────────────────────────────────────── 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　　番外編 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その頃のキル夫と店長の話（下） 　 ─────────────────────────────────────── .

　 ─────────────────────────────────────── 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　　番外編 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その頃のキル夫と店長の話（上） 　 ─────────────────────────────────────── .

　　　　　　　　　　　　;;:;:::　ヾ;:.,ヾヾヾ　　　　ﾉ;;:;:::　ヾ;:.,ヾヾヾ;:;:.;:;;:ヾﾉ;:;:.,ヾヾヾ;:;:.,ノ 　　;;:;:::　ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;:　　　　　　　;;:;:::　ヾ;:.丿,ヾヾヾ;:;:.;:;;:;;:;:::　ヾ　　　　;:.ヾ;:;:.,ヾ/ 　　　　　;;:;丿::　ヾ;:.,ヾヾヾ　(^)　　;;:;::　　　　　丿　　ヾ;:;;:ヾ::;ヾ;;:;::　ﾉ:.,ヾヾ;:;:.;:　ヾ丿 　;;:ヾ::;ヾノ　　　　　　;;:;:::　ヾ;:.,ヾヾヾ　丿　　;:;ヾヾ:;::ヾヾ　ヾ;ノ:ヽヾ;:;ヾ:;::ヾヾヾ;:ヾ） 　　　　 ｧ!＼＼|　|:;;ヾ:;:　.r;.　::: ヾヾ:;::ヾrヾ:;;ヾ:;:;:;:.r;.;:;:.　＼|.ヾヾ|　|ヾヾヾ;;:;:::ヾ） ;;:;:::　.__ |;: 　＼ 　|^~~^~^^;:~.|　|;:;:;;;::;:| |;:;;;;ノ/ヾヽ| |~~~.;; ∥~~ﾞﾞ|　l丿ﾉ ^^^^^ ~~　~~　|;|^^ 　.|　|　 　 　 　..|　|^^...^.| |　| |/~^~ .| |..　.　.∥　　|　／" 　　　　..|;|　　　|　|　　　 　　 |　|　　　| |　| |　　　 | |　　　∥　　|　| 　　　　..|;|　　　|　| 　　　　 　|　|　　 /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ヽ 　　　　..|;|　　　|　|　　　 　 　|　|...　/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/::::::ヽ 　,,,_　　.|;| 　 ,,l''lﾞﾞﾞﾞヽ　　　..　|　|r'./_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/::::::::::::ヽ 　 .ﾞﾞ^ﾞヽ|;|　,,rﾞﾞ　　 ^ﾞ^ﾞヽ　 .rﾞ　 　 　 |　;　 　　 　　 　　 　　 　 　 　　 　 　 　|::::::::::::::| 　　　 　　~ﾞ" ﾞ　"""　　 ."""　　""". |　　 　 　 　　　 ﾞ　　 　 　　　　 ;　　　　|::::::::::::::| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 ＿ ＿ ＿　　 　　　 　　 　　'　 　　　|::::::::::::::| .,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.| /_/_/_/_/_/　　　 ＿＿＿ ﾞ＿＿＿. 　|::::::::::::::| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　|　　　　|　　　　|〃　　　||〃　　　|;　|::::::::::::::| 　　　;:...:,:.:.､､;:...:,:..　　　　　　　　　 　 | 　|　　　　|　　　_.. __　　〃||　　　〃|　;|::::::::::::::| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:...:,| 　|o 　 　ﾞ|　　/; >…､ﾐ､￣, ￣￣￣.　;|::::::::::::::| 　;:...:,:.:.､､;:...:,:.　　　　　　;:...:,:.:.､､;:...:,:. | 　|　　　　|　　'v..・ω・ﾉ　　　　　　　　 |:::::::::／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　|.＿＿_.　　　i' ､>ι|、　 　,,　　　 　 |:::／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣￣￣￣￣　ゝ._)'~'i._)￣￣￣￣￣￣

爻乂爻爻爻　　　 　 　 |ｴエエエエエエ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∠　＿ 爻爻乂爻　　　 　 　 　 |ｴエエエエエエ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ﾉ／　 ｒ ァ 爻爻　　 　 　 　 　 　 {二二二二二二二}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　／ 乂 爻　　　　 　 　 　 　 |エl 往|ｴエエエ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〃 ／ ｒぅ／ 爻爻爻乂　　　 　 　 　 |エ| |ミ|ｴエエエ|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿　　　＼|へ[][] 爻爻彡'　　　　　 　 　 んんんんんんんﾄ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{圭}　　　　| ,, ｒ ァｱ 爻　　 　 　 　 　 　 イんんんんんんんん＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∠二二ヽｒ ァｱ　o 　　　　　　　　　　んんんんんんんんんんん＼　　　　　　　　　　＿　 　 　 　 　 　 　 ﾄ[]～ ｨ||　　　JΤ～ｧ 　　　　　　 　 　 〈＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ﾉ　　　　　　 　 　 {圭} 　 ＿爻爻＿＿「爻／　||ｒ ァ ７ ｱ フ／ 　　　┌────────────────────────────────────┐ ／ 　　　│ 　 　 　　 　 当時、彼らの住む村には彼ら二人しか子供がいませんでした。　 　 　 　 　 │／圭 　　　│　　それでも優しい大人達に守られ、幼い二人は日々を楽しく過ごしていたのです。　　 │|圭 　　　└────────────────────────────────────┘＝ 　　ｒ＝＝＝＝＝|　//＿＿＿// 工工工工工 |ｒ＝┓ｲ||　　　　　　　　　　　w w w w w|　|| 「「「「「「|| 「「「 　　|| ＼ w wwｗ |//＿＿＿//工工工工工工, ||＝||／||　　　　　　　　　　　　　　ｒ＝＝＝＝≠≠＝＝＝ｒ 　　|| 　 ＼ｒ＝＝＝＝＝＝≠≠┓工工工工//l|＝||／　　　　　　　 　 　 　 　 　 ||　　　　 ／／　　 　 　 || 　　|| ＼ 　||＝＝＝＝＝≠≠＝|| wwｗww 〈/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ||　 　 ／／　　　　　 　 || 　w,w ｗ＼||＝＝＝＝≠≠＝＝||　　　 　　　 www　 　＿＿＿＿＿＿　　　　　　||＝≠≠＝＝＝＝＝爻X 　　ｗｗｗ ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ/＿＿＿＿＿＿|　ｗｗｗｗ||　ｗｗｗｗｗｗｗｗ　 爻爻 　　　　　　　　　　　　　爻爻爻x―＝ー― ―　＝― / ＿＿＿＿＿＿ |ー＝＝― ー＝＝―　＝＝＝＝ ミぇwww爻爻ｘｘX爻乂乂爻爻爻ミ　　　 　 　 　 　 /＿＿＿＿＿＿＿ |　　　　　　　　　　　　　　　　爻爻 爻爻乂乂乂乂爻爻爻爻爻乂乂爻 ｰwｗwｗwｗ /＿＿＿＿＿＿＿＿| ｗｗｗｗｗ　ｗ　ｗｗ ｗｗ爻爻乂爻 爻爻乂乂乂爻爻爻爻 乂乂乂爻爻 ｗ　ｗｗww/ ＿＿＿＿＿＿＿＿ |　　　ｗｗｗｗｗ　　ｗｗw爻乂爻爻 爻爻爻爻爻爻乂爻爻爻爻彡　ｗｗｗ　ｗｗｗ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ |　ｗｗｗｗｗｗ　　　　ｗｗ爻爻乂爻

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿　　　＿＿　　　＿＿ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　　 ／ ＼ 　　 ／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼／　　　 ＼／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　│ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　│ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　＿＿ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　　 ／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 や☆る☆王ｓ（オーズ）　第４部！ 　　　　　　　　　　　　＊ 　__i.＼_／!_　　　　　|＼　＿　　　　　　　　　　　　　　　 　.ノ　､　、　　　　) 　　　　　　　　　　　　　 n_ゝ, "´⌒｀ヽ　　　 ＜Ｙ　　　`ヽ　　 　 、　ノ 、　　　　　　● ●） l　　γ⌒´｀ヽ 　　　　　　　　　　　　　〈ﾌﾉ.ノメﾉﾊﾉ〉〉　　,:`i　 ｌ .ﾒﾉ人ﾒv〉Ｇ / (● ●）ヽ　　　　 （人__）　|　　ﾇ.从从 ) .ゞ 　　　　　　　　　　　　　　 く ﾙ.ﾘ!ﾟ ヮﾟﾉ!/|　 ,:'';＼i､ﾉ!ﾟ ヮﾟﾉi　 ､ヽ（_人_）*ノ　 　　　ヽ　 　 ノ　　ゞl､ﾟ‐ ﾟﾘ)ﾙ 　　　　　　　　　　　　　　　ヽi`H´i(r_>.ﾉ　 ;' ;''　` <(つＯ)　　　∨ ‘ｰ’ .○　 　　 　 /　 　.ヽ　　.⊂i,j〒.i`l 　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∠/´i 〈　ヽ､ゝ　　+　く/_/__l　　 　 .|　 　 　 |　　　　　　（|　　 |　|　　 <__|､:>" 　　　 　 　 　 　 　 　 *　　.　^i_ｧ～ｰく)　　　　　　 ~し'ﾉ　 　 　.し 　　 Ｊ　　　　　　　ゝl 　し'　　　diｄ!.| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀(＿ﾉ 　前回までの３つの出来ごと！！ ――１つ、【希望の試練】に打ち勝ったやる夫は、やらない夫たちと共にミュージアムを目指す。 　　　 　　　 ／￣￣￣＼ 　　　　　／ノ 　　　 ヽ､　＼ 　　　 ／　（ ○）}liil{（○）　 ＼. 　　　 |　　　　（__人__）　　　　| 　　　 ＼　ヽ　|!!il|!|!l|　/　　／ 　　 ／::ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、 .　　i／ﾍ"　ﾑﾉ:::::| i::::! |-''"::::/　　　 ﾞヾノヽ 　 /（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ: :V: :ヽ　''"ヽi、 　をノ 　（::::ヽ,ノ"!,,_::;／: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、 　 ^ﾞ''" ／::::;ｼ: : : : i , -ii !、＼::;;ノ::::） 　　　 （::::ヽへ、: : : i　　　 i/　 ﾞ''ヽ,/ .

　　　　 ／￣￣＼ 　　　／　　 _ノ　　＼ 　　　|　　　 （ ●）（● 　　　|　　　 　 （__人__） .　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　………… 　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃ 　　／ 　 　 .／　＿ノ 　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │ 　　＼　 “　／_＿_|　 | .　　　 ＼／ ＿＿＿ / 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 　 　＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／─　 　 ─　　＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ （●） 　（●）　　　＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…………　　　　 |　 　 （__人__）　　　　　 | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 ⊂ ヽ∩　　　　 < 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 |　 '､＿ ＼　／　 ) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 |＿＿＼　 “　 ／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ＿＿＿＼_／

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　　　┏─ 　　　│　　遠く、遠く 　　　　　　　　　　　　　　　　　　故郷を離れて──　　│ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ─┛ =‐-:､,.┬┴┬┴┬┴┬||[][][][][][][][]||┴┬┴┬┴┤/|　　　　　 ［￣￣￣￣￣］ |　　　 ＼.　┴┬┴┬┴||[][][][][][][][]||┬┴┬┴┬┤/|　　　　　　￣￣￣￣￣ | 　 　 　 ヽ.┬┴┬┴┬||[][][][][][][][]||┴┬┴┬┴┤/| |二二二二|┴┬┴┬┴||[][][][][][][][]||┬┴┬┴┬┤/| |＿＿＿＿|┬┴┬┴┬||[][][][][][][][]||┴┬┴┬┴┤/|　　　　 　 ＿＿＿＿_ |￣￣￣￣|┴┬┴┬┴||[][][][][][][][]||┬┴┬┴┬┤/|　　　　　 |≡≡ii≡≡| |□二二二|┬┴┬┴┬||[][][][][][][][]||┴┬┴┬┴┤/|　　　　　 |≡≡ii≡≡| |＿＿＿＿|┴┬┴┬　[二二二二二二]　┴┬┴┬┤/|　　　　　 |≡≡ii≡≡| |￣￣￣￣|┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤/|　　　　　 |≡≡ii≡≡| |二二二二|l |￣|┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬.┏┓ 　 　 　 |≡≡ii≡≡| |＿＿＿＿|l |　 |┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬ [二二二]　　　［￣￣￣￣￣］ ≡≡≡≡≡|　 |┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴　| | | | | |　　　　￣￣￣￣￣ 三三三三三|　 |┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬　| | | | | | 二二二二二|＿|┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴　| | | | | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .

　　　┏─ 　　　│　　視覚の死角、誰もいない空間 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　───本当に？　　│ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ─┛ :::::::::::::::::::::::: | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 。:::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: | ::::::::::::::............:::::::::::::: :::......:....　/i :.....:..:::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: | :::::.................... . ...:::::::........　「￣￣￣￣| :::........:.: ::::::::::::..........　| : ... . 　 　 　 　.........: : 　　| ._　_,　(◆.| ::........:... ::::::::::::..........　|　　　　　　　　　　　　　　 |(,,ﾟｊｺ)/) 　 | ::::::.......　　　 |　　　　　　　　　　　　　　 |(_,　　i, :::::::| ::::::.......　　　 |　　　　　　　　　　　　　　 |　ヽ,　)っ;;;;| 　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿ 　　 　 `ー―――' 　　　　　　　||　　　　　　　　　　| 　　　　　　　||__＿　　　 ＿ _____| 　　　　　　／　　("´￣｀)..　　 /| 　　　　 ノ⌒~⌒⌒"⌒~"⌒＼.::| 　 　 ／　　　　.'　゛　.:　ゝ　 ヽ`!'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ／,:　 '´　,._　　　　　、　 ヾ.,j ／　　　　　　　　　　゛　　ヽ., _） | ￣ ￣￣ .￣　￣￣..￣|| ､,;' |　　　　　　　　　 　　 　 ||_,ﾉ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣´ .