東方やる夫スレ纏め＆胡蝶のやる夫

やる夫達は幻想郷で生きるようです

　第14話「過去は突然ぶり返す」

422 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:38:52.48 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 =≡≡二＝≡=二≡=≡=≡=二≡=≡≡二＝=≡
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≡=　　　　　　　第14話　　過去は突然ぶり返す　　　 =≡
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423 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:39:06.43 ID:ixkmjr0v: 　ﾄ VVVVVVVﾉ＼
　＼　　　　　　＼
　　ヽ　　　　　　＼
　⌒≧x　／＾^＼ .ノ＼＼
　　〃　ﾊ　ノ　）ー　Y:ｉ|
　ｲ　从§（ ●）　（●）|从
　　乂ｲ§　　（__人__）　|从　　　　　　　　　　　　　　　　　　「幻想郷」っすか・・・
　　乂ｲ　U　　｀⌒´ 　 |
　　　＼＿　　　　　,／　　　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　／　　　　　 ⌒丶　　　　　　　 ┃　唐突にこの理不尽極まりない世界に迷い込んだ彼は、　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃　「ルーミア」と名乗った妖怪にこの世界についての説明を受けた。　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ﾙーﾐ::ア
　　　　　　　　　　　　　　_,.　-‐＝ｰ-.:ｰ:-.イ:::,;´:::::ﾐヾヽ
　　　　　　　　　　　 .:'´　　　　　　　ミYﾆ、　`:_＜;:／ヾ
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　ヽ,´::::::::::ゝ
　　　　　　　　／　／　　　　　　　　　　　　　　　 ',￣￣
　　　　　　　　 //　/'　　　　 ,:'　　　　　　　　　　､∧
　　　　　　ｨ' ;' ,ｲ　/　　　　l　　i 　　　　　　　　　;ハ
　　　　　　 / / /　/　.　　　 |　　! 　　 !　　　 i　　'; ﾊ
.　　　　 / / ｲ　 l　 i　　　,ﾊ; 　|　　　.! |　!　 |　　 |　l
　　　　 / //　　 !　|　　　｣ _　､ !　　　ﾉL /! 　l　　 !　 !　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┓
　　　　　; ///　.|　!　l!　　ﾙﾘ｀ ! l!　　 / _|/ i! ./　 /　　i　　 ┃　彼女は見た目は無垢な少女・・・悪い言い方をすれば、　　 ┃
　　　　ﾚ'//　∧ ﾍ　ﾍ ;斗＝ミﾒヽ!/´ｨｚ≠ﾐﾀ;/ /　　　|　 ┃　「馬鹿っぽい」と感じる部分もあったが、　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　 / ;ノ　/　ﾄﾍ､ﾍlk.ぅ､;;;ﾘ　　　　'ぅ､;;;ﾘｿ,ｋ、 /　　!　 ┃　意外にも、説明は丁寧で、無知と自覚する　　　　　　　　 ┃
　　　　,:　i　 // ﾍﾄ rメﾐ!ﾄﾞ ='　　　　　ﾞ ='/ｲﾋり /　　;′　 ┃　彼自身でも分かりやすい物だった。だが、疑問点は残る。　 ┃
　　 _,.ﾈ、.| ｲ;ﾍ　∧!ﾙヽﾆﾄ、　 ,.久__' _,　　 , 'T´/　　/　　　┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┛
　 ´　ﾌ　ヽ!´;　　/ ∧　∧|i个:/ 二ｽ.　 ,..:＜// ,.'　 ,.'
　_.イ-‐ﾍ:ﾍ.!　　!　| i　|　K-‐´ ￣ﾞくY´ﾄ;/ / ／　／
´　　　　ヽ!　　l　i! ､　lﾄ;z!　　　Q /ｦス７'" ｲ＜
　　　　　　ヽ　ﾍ |ヽi/;f´.}ー-‐, 'ﾌ:::::ヽ::::::::::::::i 　`,
　　　　　　　　ｿハL.// i　l　,." ,.'|＝ｰ=ヽ:::::::::::|,/　 l
　　　　　　　　　　　　〈.　l,." ,.'　|::::_,.:'´`::::::::::| . 　 !

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424 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:39:27.83 ID:ixkmjr0v: 　　　　　ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
　　　　　　＼　　　　　　＼
　　　　　　　ヽ　　　　　　＼
　　　　　　 ⌒≧x　〆／＾^＼/ ＼＼
　　　　　　〃　ﾊ　　u　　）　　丶Y:ｉ|　　　　　　　ここは俺っちが居た世界とは
　　　　　ｲ　从§　　ノ　　 ―　　|从
　　　　　　乂ｲ§　　（ ●）　（●） |　　　　　　　　結界で隔てられているのは理解したっす。
　　　　　　／ﾟ o 　　（__人__）／
　　　　　　　 /　　　 ∽　　　　∽　　　　　　　　　でも、結界はそんな簡単に抜けられる物なんすか？
　　　　　　 |　　ヽ　ヽ　 ∞∞　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「＼
　　　　　　　　　　　 _,,.. -───‐.|ヽ/ト､
　　　　　　　　 ,　'´　　　　　　　 |:::/::::＼＼
　　　　　　 .／　　　　　　　　　　、く::::::::::::|_||
　　　　 , '　／ ,　/ 　.　 |‐- ヽ　';　ヽr''´∨
　　　　 ./　/　 /　|　　ﾄ､ | メ='､|　,|／ |　　'、
　　　　　|　 | 　7´.∧　 !　＼んﾊ∨l| 　 |　　ヽ、　　　　　　　　　私もはっきりとは知らないけどね。
　　　　　|　 |　 '　ﾒ= ＼|　　弋り八| 　 |　、　　＼
　　　　　|　 |　l|/ んﾊ　　　　　　⊂⊃　.!　ﾊ　　　 ':,　　　　　だけど、外の世界から唐突に迷いこむ事例は
　　　　　|　 |　八弋り　 .　　　　 .|　　| 　　|　ﾄ､　 }
　　　　　|　 ∨ ヽ⊃　　　_ 　　　|　　;　　 .!　;　 ∨　　　　　幻想郷では幾らでもあるわ。
　　　　　|　　|　八　　　　　　　 ,.ｲ|　 /　 ,　| /
　　　　　、　|∧　|＞､.,,＿,,.. イ/、|／| ／ﾚ'´
　　　　　　＼| 　ヽ!＼|＿_,,ﾊ／　トｧ─-､
　　　　　　　　　　／´/::::/ ∧　　 /／´￣｀ﾊ
　　　　　　　　　/｀　/::::/／ﾑヽ／/　　　　|
　　　　　　　　 |　 /:::::::}__X__{::::::/　　　　　|
　　　　　　　　 ;'　 ;／)､:::|/:::::::::/ ／　　　　 '
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　　　　　　　 /_ｒ/､　/, }::::::::::::/　　　　　　 /
　　　　　　 /／＼ヽ.,__」:::::::::/　　　　　　 /
　　　　　　;7　　　 `ーｧ:::::::/　　　　　　 /
　　　　　　l|　　　　　/::--/　　　　　　 ∧

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425 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:39:43.36 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　 _,,..　--─- ､..,,_
　　　　　　　,.　'"´　　　　　　　　｀'ヽ.,
　　　　　.／　　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　,ﾍ
　　　　 /　　 /　　　　　　　　　　　　　　､ヽ/∧',
　　　　,'　　　i　/　　;'　 /i　　,　　　ヽ.ｒ‐┐//／､_
　　　　i　 i　/|‐ﾊ-　|　/::::|　/_|_ 　　　Yニi'　ﾆ二7/
　　　　|　ﾉ　! ,ｱ::::`ヽ!/::::::|/　 | ｀ i　　i___,!｀"''r-'
　　　ﾚﾍ　ﾊi:::::::::::::::::::::::::ｧ;‐-'!､ﾊ　　|　.|　　|
　　　　　,ﾍ .7:::::::::::::::::::::::　　ﾄ　　ﾊ|　 /　/　　|
　　　　/ 　,ﾊ ;;;::::::::::'　　　　!､_ンﾉ|／|／　　 |　　　　　　　　　　多くは、私達妖怪の餌食になるけどね・・・
　　　 ,'　　　ヽ､　　　　　　　　,,,,,´/ 　. |　　i.　|
　　　|へ/|　／＼　￣　　　 ,.ｲ　　 i | 　 | 　|
　　　　　　ﾚヽ, /´ i`''ｰr‐ｧ　´/　/　,ﾊ|､　ﾊ　ﾉ
　　　　　　　 ,'ヽ.i::::::::|Y___／!／ﾚ'::／ヽ. ｲ　　　　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　 |　 |::::::,レへ／ /::::::/　　_,.':,　　　　　　　　　 ┃ ルーミアは邪悪な笑顔を彼に向けた。　 ┃
　　　　　　　　 ',　|:::::LＯＯ___/::::::::i　／　　',　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　 ',.|:::::::〈/ヽ〉:::::::::::::::',/　　　　|
　　　　　　　　　,':::::::::::::i::::::::::::::::::::::',　　　　 |
　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :',　　　,'

　　ＮVVVVVVV＼
　　＼　　　　　　　　＼
　　＜　　　　　　　　　｀ヽ､
　　＜／　／"" ＼ .ノヽ.　＼
　　　//, '〆　　　　）　　＼ヽ
　　〃 {_{　　　ノ　　 ─ │i|
　　ﾚ!小§ （○）　（○）　 | ｲ
　　　ﾚ §　u （__人__）　　 |ﾉ　　　　　　　　　　　　　（彼女の気が変わらない事を祈るしか無いっすね。）
　　　 /⌒゜。　　ー‐ 　。゜ｨヽ
　　　/ rｰ'ゝ∞　　　∞　〆ヽ
　　 /,ﾉヾ　,>　∞∞　　ヾ_ノ,|
　　 |　ヽ〆　　　　　　　　|∞|

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426 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:40:03.29 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　 _ ,, _
　　　　　　 ,.ィf壬,-‐‐-ミ:x-‐- ．_
　　　　　 ´ .ィ´　　　　　　　　｀　.、
　　　　　　,. ´ ,ｘ／／　　 ,ｲ　　｀ヽ　　ヽ
　　　　 / ／,.'ﾞ　/ 　,.´ / 　 /:　　　‘,　、ﾘヽ_,. ‐- ､
　　　　 γ´ /　.ｨ´　/ ,r」,_　/ .l 　 ',　 ',　',.‘,ﾂ.:.:.:.;;.:.:.i!
　　　　　　,'! /,ｲ　j,.イ´|　｀ﾊ iｌ、‐-i.、 l　 }:ﾊ.:.:.:.(_｀´ミ､
　　　　　　/ﾚ从　/ ,'z=ﾐx/　',l ヽ__!l: ヾi　l　 !.:.:.:.:.:.}.:／
　　　　　 !　ﾊｉ λi{f:ﾟ:ﾊ　　　 '´ぉ.ﾐ､ハ.,'　ﾄィﾍノ.:(　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　 ‘, i ',ﾍ　i　辷ﾘ　　　 !_::::l }} ﾚ′ .ｌ }.:.:.,.:.:人　 ┃ 彼・・・・ギャル夫は何も知らずに幻想郷に迷い込んだ挙句に、 ┃
　　　　　　 ‘, Ｎ_ヽﾍ、　　　'　　ﾞ‐-' 　,'l　　ﾘl |.:.:}ゞ'i! l　 ┃ 目の前のルーミアに喰い殺されそうになった訳である。　　　　 ┃
　　　　　ﾍハ::::::::へ　 (　)　　　..ィ l: 　/ ! レﾊ .ﾊ !　 ┃ 彼女が気まぐれか唐突に、ギャル男を襲うのを止めて、　　　　 ┃
　　　　　　　 /　｀ヾ::::ｉ; ｀ｰ- .z''r´::／/ ,.ｲil /|{/ },'　l!　 ┃ むしろ彼を他の妖怪から守ってくれた・・・・　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　,'　　　 ‘,:::ｉ;　,〉ｨ'´ ;ｉ::::<／イﾏ　′'′′　　 ┃ だが、彼女も「人喰い妖怪」であり、　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　 ′　　　'}::ｉl,/ｰ‘, .;ｉr'ﾞ´　　　 ',　　　　　　　　 ┃ その気まぐれとやらが、いつまで続くかは分からない。　　　　　 ┃
　　　　　　 i　　　　 !ﾞ'.._,r=‘;i:},　　　　ﾘ　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　∧ 　　　 (. 弋_ソ/　　　　　/
　　　　　　ゞ{　　　　|ﾞﾃ7'ν! 　　　 /:l__
　　　　　　,.ィ} 　　　 i´"':::::/ 　　　ﾑ:::::::≧ｘ._
　　　／:::i::j　　　　 {::::::::/　　　　〉::::::::::::::::::::≧ｘ._
　　　 /::::::::l::::i　　　　 l::::::ﾉ　　　　ｿ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 /:::::::::::ｌ:::::ｌ　　　 }::::j 　　　〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 /::::::::::::::l:::::::l　　　　 i:::!　　　　　〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　,'::::::::::::::::l:::::::l　　　　 !l　　　　　{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　!:::::::::::::::::l:::::::k　　　ｲﾄ　　　　,ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
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　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　＼
　　　　　　　　 ⌒≧x　　／＾^＼/ ＼　＼
　　　　　　　　　　彡　〆　　　　）　丶　∨
　　　　　　　　　〃　ﾊ　　 _ノ　　 ―　Y:ｉ|　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　ｲ　从§　（ ●）　（●） |从　　　　　 ┃ ギャル夫はただただ、　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　乂ｲ§　　　（__人__）　 |　　　　　　 ┃ 祈りながら、今後の道筋を決めないと行けない。　　 ┃
　　　　　　　　　／ﾟ o 　　｀ー´　／　　　　　　　┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　　　 /　　　 ∽　　　　∽
　　　　　　　　　 |　　ヽ　ヽ　 ∞∞　ヽ

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427 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:40:17.48 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
　　　　　　　　　＼　　　　　　＼
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　＼
　　　　　　　　 ⌒≧x　　／＾^＼/ ＼　＼
　　　　　　　　　　彡　〆　　　　）　丶　∨
　　　　　　　　　〃　ﾊ　　 _ノ　　 ―　Y:ｉ|　　　　　　　　　　　　　・・・
　　　　　　　　ｲ　从§　（ ●）　（●） |从
　　　　　　　　　乂ｲ§　　　（__人__）　 |　　　　　　　　　　　元の世界には帰れないんすか？
　　　　　　　　　　　　 / ﾟ o 　　｀ー´　／ ∩ノつ
　　　　　　　　　（　　　∽　　　　∽　／＿_ノ
　　　　　　　　　＼　　＼∞∞＿／　／
　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐=≠''''''‐-..,,_|::::::/::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　ヽ/::::／　　　 rl } /}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　／　 /　　　　　　　ヽ＼　　　 {j l j / _
　　　　　　　　　　　　　　　7,　ﾊ/　/|　　i ﾄ､i　Ｎ　いﾊ.　＼　　〉　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　 //　i｛{　 { !_//| }斗十ト､ﾊ} } ＼ j厂￣ﾞr‐'′
　　　　　　　　　　　　　　　　 {ﾊ　从＞七_　 jﾉ lｨｆ圷V}/∧＼ )'￣＼ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 !｜|Vﾊ.み7ﾊ　　ﾋｔツﾑｲ/}＼　　　｀，　　　　　　　　帰られるよ。
　　ｘr1　　　　　　　　　　　 /　ﾊ{i:{ lﾍ弋ソ　　'　_　　爪l　!　　　／￣
　　{ {j {　　　　　　　　　-=彡／ ∧{i| 込、　ﾏ　ﾉ　ｲﾉﾉノj.　　ﾉ
　 ,ﾊ i i|　　　　　 ___　-=≠'"＿厶ﾍ{!∧lｉ| ≧=-　く.∧〈　　　／
.　j　　〉　＿＿/　｀￣￣￣´ 　　 { }　j/∧／0∨　}vﾊ.　/
　{ 　 ‐' ァ′　〈＼　　　　　　　 l/:::::::∧　(⌒)/ !/::::／
　‘ー─ヘ　　 {＼　　　　　　__,ノ:::::::::: :::○/｀ヽ○:::〈
　　　　　　￣￣｀＼　　／￣￣ j:::::::::::::::::::::::::::|　　|:::::::j}
　　　　　　　　　　｀￣´ ＿__,／}::::::::::::::::::::::::::::＼/::::::::く
　　　　　　　　　　　　　　{:::::::::::ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

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428 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:40:33.37 ID:ixkmjr0v: 　　ＮVVVVVVV＼
　　＼　　　　　　　　＼
　　＜　　　　　　　　　｀ヽ､
　　＜／　／"" ＼ .ノヽ.　＼
　　　//, '〆　　ノ　）　　＼ヽ
　　〃 {_{　　（ ○）}liil{（○）|　i|
　　ﾚ!小§ 　　（__人__）　 | ｲ━
　　　ﾚ §　ヽ　|!!il|!|!l|　/|ﾉ ┃┃　　　　　　　　　　　　　　　　帰られるんすか！？
　　/　　　゜。　 |ｪｪｪｪ|。゜　∩ノ ⊃
　　(受＼　　∞　　　∞　／＿ノ
　　.＼　“　　＿∞∞＿ノ∞／
　　　　＼。＿＿＿＿　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　_,,..,,＿-‐_ﾆ￣ _=-‐- ミ= .,
　　　　　　　　　　　 /´／´￣　　　　￣｀ヽ、ヽ＼
　　　　　　　　/／　　　　' 　　　　｀丶　 ', ﾉ　＼
　　　　　　　=彡′　／　 i 　　　　　　＼ "、　　　,へ、
　　　　　　　　　 /　　 /　　 | 　　　　i.　　ヽヽ,　 ./:::,:::,:`‐ｫ
　　　　　　 7　　　7　　／l　　　　　　ﾄ､　　ヽ `_ﾑ::／::::::::::|
　　　　　　ｌ i　ｌ　　　/ 　ｌ　　　　　ｌ |　＼　　 | r:::::i.:::::::::::::::l
　　　　　　　! l　ｌ　　i斗-―! i　　　　!┼―ヽ-､ !L::::ﾉ::::::::::::::!
　　　　　　　　ﾙﾍ, ! 　 | .!　　'､l＼　　 !ヾ　　ヽ l　 T ヾヽｰ'′
　　　　　　　　　　l ヾ　 |ヾ　　　　＼lヾ　　　　　ｿイ |　ｌ　l　　　　　　　この幻想郷にある「博麗神社」は
　　　　　　　　　| 　l＼!　ｨ＝=ミ　　　　ｧ＝＝､/　 ! l　 l　|
　　　　　　　　　 | 　ゝ、ヽ　　　　　　　　　/｀' ﾉ　' 　|　l　　　　　　外の世界との境界点に位置していて、
　　　　　　　　　　l 　　ヽﾊ xx　　　'　　　　xx / ィ /i 　　!ゝゝ
　　　　　　　　 !　ｌ　　人　　　ﾏ￣￣i 　　／　　!　　ﾊ　　　　　　　　ここから巫女の力を使えば、
　　　　　　　　　　ﾊ　ﾊ　　 ! ＞ .,_　ゝ__.ノ . イ-l　ﾙ^j 　/
　　　　　　　　 ∨ ゝ i､l_ヽr'⌒` ｰr　'´ 　!_,l/ 　! /　　　　　　　　　　元の世界には帰られるよ。
　　　　　　　　　　　　　ゞ､￣` 　，r'´　　　ﾉ｀、.ﾉｲ
　　　　　　　　　　　　'´　／　 iｰ　 ‐　　　//ヾtﾞ
　　　　　　　　　　　　　　, ，-〈　　　>__く　　　 /////´｀i
　　　　　　　　　　　　　 't　　y∧／」-L ＼　 ///// 　 .!、
　　　　　　　　　　　　　　|　　ﾉ//ﾉ:::|:::::::{::::::Y/////　　　 ',
　　　　　　　　　　　_〃　Y//ﾊ:::::ﾄ､_.ｲ:::::::〉///Y 　　　ﾑ
　　　　　　　　　　　r'´＿　 {////ヾ L_ﾉﾞ=´/////}　__　_rｰヽ

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430 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:40:47.20 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　ﾄ VVVVVVVVﾉ＼　　　　　ｎ
　　　　　　　　　＼　　　　　　　丶　　　　 l^l l ｌ / ）
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　＼　　　| Ｕﾚ /／）
　　　　　　　　 ⌒≧x　　／＾^＼/ ＼　＼　ﾉ　　　　／
　　　　　　　　　　彡　〆　　　　）　｀⊂ニ　　　ｌ
　　　　　　　　　〃　ﾊ　　 ⌒　　 ⌒　Yヽ　　　 /
　　　　　　　　ｲ　从§　（ ⌒）　（⌒） lﾘﾊ　　ｲ
　　　　　　　　　乂ｲ§　　 ⌒（__人__）⌒|/　　／　　　　　　　　　　そうと分かれば、直ぐに向かうっす！
　　　　　　　　　　＼ﾟ o 　　Ｙ⌒Ｙ　／　／
　　　　　　　　　　　 /⌒ヽ　∽.　ー　ィ　　／
　　　　　　　　 / r‐､　　　 ∞∞　　／
　　　　　　　　　　 / ﾉヾ　>　　　　　　　ｲ
　　　　　　　　　 |　ヽイ　　　　　　　　 |

　　　 /　 :/　　　　　　　　　　　　　 |ヽ　　、　　　　　　　　ヽ///＞。＿
.　　 /　.::/ 　　　　　　　　　 ,.}::∧　　ヽ　　　　　ヽ::::/｀ヽ////////＞。__
　ィ７ :/　　　　　　　　　　　/::!　/::!::::∧　　　＼　　　　 ∨::::::ハ////////////f
. 　　,.　′　　　　　　　 /　./::::| /::::|::::;:::::　　　ト::::..　　　　∨::::∨///////////´
. 　 ,′　　　　　　　　　/　./:::::::!:::::斗:'::::::::.　　　 ∨::｀::丶、∨::::∨////////∧
　　　　　　　　　　　　　　斗:::::::{:::〃}:::::::::}::.　　 }　 ∨::乂::::、 }::::::::!/////////∧
　　　　　　.:{　　 j:|　　´l　 |::::/:::::,′!从::::::::　〃 z=}::::::}::::从 .l::::::::!/////////r'
　　}　　　/::　　 {::|.　　 l:::: !:/:::::/ﾆ. |　 ∨.}:::::/　ィ´ｨ￣圦:::::}/::::::::|////////∧
.　 , 　　 }:::　　 l:::!　　　 x孑斤＝ﾐ　　　Ⅵ::/　　 { ゝ-ｲﾚ'{::/:::::::::::}///////∧ ﾞ
　/　|. 　 |:::{　　　　　ｨ::圦　ゝノ!　　　.j/ 　　.辷ソつl:::　|:::::::j|//////{´｀ヽ
.　　 |. 　 |::::j　　　::::∧｀ヾr ヽr‐　ﾉ　　　　　　　　　　　　、! |:::::::||∨//彡'　　　　　　　　　もう帰っちゃうの？
　　 j　　 |:::∧　　{::::::::::、ゝ' ´￣　　　　　　　　 ,　　　　　 :::{ |:::::::ﾄ, ∨{、
　ィ　ノ　 !:::::∧　 ∨:::::::ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　人. !:::::从::.ﾄ∨
　　/　　 }:::/:::∧　 ∨::::::::::＼＼　　　　　　　　　　　　　. ::::::: ﾘ::::::{　 .!
.　/　　 /::::::::/::∧　 ∨:::::::∧　　　　　　ｒ二ﾆ =　　イ::|::|::::/::::::::j 　,!　　　　┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
.ｲ　　 ./:::::::::::::/::∧　 ∨::/::∧: : : ＞　　　　　　＜:::::::::::|::l /::::::::/　　}　　　　 ┃ ルーミアは狂気を宿した瞳で　　　┃
　　　/::::/::::::::::::/::∧　 ∨::∧ ＼: : : : : : : :7、´　　　＜|::/::::::::/　丿′　　　 ┃ ギャル夫を見据える。　　　　　　　 ┃
.　　/::::/:::::::从:::::/::∧　 ∨::::＼. ｀　 : : : : { ∧　　　　.j/}｀ヽ＿彡'　　　　 ┃ （ギャル夫にはそう見えた）　　　　 ┃
　　{/ﾚ:::::::::ﾄ:::乂::彡'´｀ヽ寸:::::::＼｀ヾ : : |　 j　　　　 / /|l|　　ﾊ　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
. 、.|　乂:＞'//∧　　　　｀ヽ＼＼　::.__　　　,ｲ　　　　　 |l| 　　}
　ヽ!,´.　　｀ヽ//∧. 　　　　　　＼　　　　 .|. 　　　　 |l|　　　!
.　 /　　　　　寸/∧　　　　　　　　　＼　　 .|. 　　　　 |l|　　 |
　/　　　　　　　寸/∧　　　　　　　　　ゝ　.j　　　　　　 jll!　　 }

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431 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:41:01.82 ID:ixkmjr0v: 　　　　ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
　　　　＼　　　　　　＼
　　　　　ヽ　　　　　　＼
　　　 ⌒≧x　　／＾^＼/ ＼　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　それは・・・・
　　　　　彡　〆　　 .u　）　丶　∨
　　　　〃　ﾊ　(（○）) (（○）)Y:ｉ|
　　/⌒)⌒)⌒)§.::::　（__人__） u |从 /⌒)⌒)⌒)
　　|　/　/　/ §　　　 |r┬-|　　,|(⌒)　/　/　/　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　|　:::::::::::(⌒) o 　　 | 　|　|　／ゝ　　::::::::::/　　　 ┃ ギャル夫は躊躇した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　|　　　　　ノ..　　∽ └ー.┘∽ ./　　）　 /　　　　 ┃ もし・・・もしも、ここで帰る事を強行すれば、　　　　　　　　　　　　 ┃
　　ヽ　　　　/　　　　　 ∞∞　　 /　　　　／　　　　 ┃ 目の前に居る人喰い妖怪が自分を捕食するのでは無いかと。　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　"´`´ ￣￣｀"' ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　　　　i ',　　　.' ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　 ,　　　　 /　ﾊ　　　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ! _, !ﾉi　/　/　,'　 ,' .ir'^,.　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.. ､_----､　,!ヽrr;.､iﾉヽ,'ﾚﾍヾ-､　i,!;.;.!　　.i
　　　　　　　　　　　　　 ,ィ'´￣　　､｀ｱ￣´　,ィ´ヾ｀¨'　ィ'r;ｧァｿ,' /.ヽ､ﾄ､　　r-'｀"'ー､_
　　　　　　　　　　　　r´ヽ､_,,..ﾍ､ｿゝヽi　　 /　　 ', 　 ,　 ´￣´//ｿ´!∧;.;ヽ　ヽ,,.-‐''"´ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　/ ヽ､___ソ　　　　　,i　 .i　　ヽ､ _　　　i /,r'´ !;.;.;.;.ソ,ィ'´　　　　　冫
　　　　　　　　　 /　　　i´　　　　　　　　ﾚﾍﾊ__,ィ'´ヽ -‐ ´/ i　　,,!.-‐'"´　　　　　　　／
　　　　　　　 /　　　,i　　　　　,,..-‐'"メ´￣, ﾒ´i　　＞,r'::ケ ´ ,　　　　　　 ,ィ'´
　　　　　　　　 ,r'　　　　　ﾄ､,,.-‐'"´　　／:::::／´;.;.;.;.i '´::::::::／　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　／::::::ィ';.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ:::::::/　　　　　　　,,..-‐''"´
　　　　　　　〈　　　,'／　　　　 /:::::::::::::ヽ;.;.;.;.ﾊ;.;.;.ﾉ::::::i 　　　 ,.ィ'´
　　　　　　 ', 　 i/　　　　　 _,/:::::::::::::::::::`ー':::｀..´:::::/　　 ,r'"´
　　　　　　　　　＼___,,..-‐''"´￣,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',　／',　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ´:::::i　　　 ┃ たまたま、命を助けてくれた。　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l　　　 ┃ しかし、彼女もまた地面に転がっている、　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　〈r==＝=::::::::::::::::::::::::::::,r'ヽ::::::::::::::::::ヽ　　 ┃ 魑魅魍魎（ちみもうりょう）達と同じ仲間なのだ。　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::::::::::ヽ -‐"´,,..,ィ'´　､ﾍ､_::::::::,ィ'　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　　　　　　　　　　冫rヾ__＿,ィ' ´,,..-‐''"´:::ヽソ`‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　i:::::｀ヽｧー-ｒ‐ゝ:::::::::i:::::::/::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　〈::::::::::::::i"´::::ｱ::::::::::::i:::::ｲ:::::::::::＼

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432 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:41:16.73 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　｀ヽ､∧
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　／　　　　　　　　　　　ノ;;;;;ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 / ,' 　　/　　　　　　ヽ　｀ヽ､／;;;;;;;;ノ;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　,' /　 / 〈　　　　ﾄ、　＼　ヽ;;;;;;＼/;;;;;;;;／￣
　　　　　　　　　　　　　　 ,' /　 / ／＼　　 '; ＼　＼　＼;;;;;＼ﾉ　　|
　　　　　　　　　　　　　　,' ,'　　|/｀ヽ　ヽ　　';`ー-､　＼　ヽ￣/.､　　|
　　　　　　　　　　　　　　! |　　}! 〒=、　＼　';　　　｀ヽ、ﾉ　　,'ー､　|
　　　　　　　　　　　　　 ,' ,'ヘ　ﾍ弋::ﾘ`　　　ヽニ＝=rｧﾗ{, 　 /ヽ　 | |
　　　　　　　　　　　　　　 |　　ﾍ|　ｰ　ﾉ　　　　辷,､' ’/　　/(,} ﾉ /...|　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　　　　　　　,.'　　　|　　　`　　　　　　　　　/　　/TTニ/.　|　 ┃　人間とは全く別種の化物。　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　/　　,ﾍ　　　ﾄ､＿＿＿　　 /　　/ ￣　|　|　 !　┃　他に味方が居ない以上、　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　;　　　　　　　　　ﾚﾉﾉ| |　＼　 ` く＿＿ク　 /　　ﾉ, |　　 |　|　 | ┃　彼女の機嫌を損ねるのはリスクが高すぎる。 ┃
　　　　　;;　　　;　;;　　　　　　　　,.　＞､＿＿,.　　イレレ　　|　　 |,　__,'　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　;::::　　::　::　　　　　　　 /'":ー'"´　 |　_,.-'　　　| 　レ'　ﾚﾉﾉ
　　　　　;::::::::::::::::;:　　;;;　　　　/::ハ　　　r'ニ´　　　　/:::::∧
　　　　;;;::::;;;:::::::::::::::::;;　　　　/:ﾉ|　|i　　 | 　 |　,'　／:::::/　ﾍ|
　　　　　;:::::::;;;;;;;;;;;::;　　　　 /::/_,.-'　＿ﾉ　 |　／/::::::/　　ﾍ
　　＿　　 ;:::::::::::::(｀ヽ　　／:-'く　　「　　 ,.- レ__/::::::/　　　ヽ
　　`-､｀ヽ- ;::::::::;;;＼　＼::ヽ|':::/　〉,'　　　　　 /::::::::/ 　　　　ヽ
　(二二｀`　　　-､┬ー)　＼＼ＯＯ____________/:::::::::/　 _＿＿_　|
　_,.-──=､￣`ー'　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/／／　　　　ヽ
（_,.-─── ､_ヽ　　　　　 |::::::::／:::::::::::::_,.--'"::　/　　　　　　　|
　　　　　　　　￣ /`ーr-　　|::::/::::::::,.-'"＿::::::::::::|/　　,.-=＝ｚ　/
　　　　　　　　　 ,' |:/:|`ｰ､　　|`ﾄ､,-f:::::::::::::::／￣　　　　　　　／
　　　　　　　　　/　爪:＼　 `ｰ'" /　| `ー-::/　　　　_,.-=＝z,-'
　　　　　　　　 /　/:|::|　｀ヽ､　 /　|　　|　　　￣　　　　　,.-'"´

　　　　　　　　　ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
　　　　　　　　　＼　　　　　　＼
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　＼
　　　　　　　　 ⌒≧x　　／＾^＼/ ＼　＼
　　　　　　　　　　彡　〆u　　　）　丶　∨　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　　〃　ﾊ　　 ―　　 ―　Y:ｉ|　　　　　┃ ギャル夫は安全策として、　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　ｲ　从§u （ ●）　（●） |从　　　　　┃ ルーミアの機嫌を損なわない様に　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　乂ｲ§　　　（__人__）u |　　　　　　 ┃ 人間の多い場所へ案内して貰おうと考えた。 ┃
　　　　　　　　　　　 / ﾟ ou　　∩_　つ／　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　 /　　　／　＿ｲ　|
　　　　　　　　　　　＼　｀´　／＿__!　|
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433 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:41:30.15 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　_,,..　-‐─-　､.,_
　　　　　　　 ,　'"´　　　　　　　　 /､ヽ
　　　　　／ .／ ,　　 !　　　,へ／:::::| |ヽ.
　　　 ./　 /　ハ　∧ ‐- ﾊ _,ﾊ:::::/∧,ﾊ.
　　　　 |　　! _/_　|/ ｧ'ﾃ‐t､ !-‐'!ヽ|」:::|　!.
　　　　 |　/.|/|ｧ!、' 　　| _ｒｿ'|.　ﾄ、￣　.|
　　　　 ∨ヽ/.| jﾘ　　 ´￣⊂⊃.|ﾉ　　八
　　　　　　 / 7 ´　　　　　 /　　ﾊ　　　　ヽ.　　　　　　　　　　　　　お兄さん、考えこんでどうしたの？
　　　　　 ,' 八　　　-‐　 /　　/　|　 |　　　,ﾊ
　　　　　　!　/|＼　　　　 ,'　 /ｲ、＿_,ﾊ　 /ノ
　　　　　　∨ ヽ∧`ｰ‐ｧ !／/　 |:::::::｀7'＜´
　　　　　　　　　　`' _／|／　 ,'::::::::/　 /ヽ.
　　　　　　　　　　 /!:| ,ﾑ、　./::::::::/ .／　　',.
　　　　　　　　　　/､!::ﾚooﾍ./:::::::::;' ´　　　 |
　　　　　　　　　,|　|::::∨ノ::::::::::::::|　　　　　 |
　　　　　　　　 /　 !:::::::::::::::::::::::::::|　　　　　 |
　　　　　　　　/　　,!:::::::!:::::::::::::::::::|　　　　　 |,

　　ＮVVVVVVV＼
　　＼　　　　　　　　＼
　　＜　　　　　　　　　｀ヽ､
　　＜／　／"" ＼ .ノヽ.　＼
　　　//, '〆　　　　）　　＼ヽ　　　　　　　　　　　せっかく、ルーミアちゃんと仲良くなれたし、
　　〃 {_{　　　　ノ　　 ─ │i|
　　ﾚ!小§ 　（＞）　（＜） | ｲ ━　　　　　　　俺っちはもう少し幻想郷ライフを楽しみっすよ！
　　　ﾚ § ::::⌒（__人__）⌒ |ﾉ ┃┃
　　/　　　゜。　 | | | ||　。゜　∩ノ ⊃　　　　　　　でも、可能であれば、もっと知り合いを増やしたいっすね！
　　(受＼　　∞ `ー‐'　∞ ／＿ノ
.　　＼　“　　＿∞∞＿ノ∞／
　　　　＼。＿＿＿＿　　／

.
434 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:41:48.15 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　.＼:::::::::::i　げ
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::i　　っ
　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｖ
　　　　/　　　　　　　　l　　 / ./|　　　l　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　　　 l--/|,,/_ !l　　 | .l　　l　　 .i
　　　 |　　　　.|　　　.l .|_/,.===､｀´　 .|/､＿|_　　.l　　　　　　　　（あれ？帰らなくて良いのかな？
　　　 l　　　　 |　　　 l/ /　,fﾌﾊ　l　　|　=､/!　　 |　　　　　　神社まで案内してあげようと思ったのに）
　　　 l　　　　 l　　　 .ｌ. {　ﾄ::l:::}　￣　fｲl |.l /　 l
.　　　 ',　　　　∨　　 ',　　ー''　　　　 |.ﾘ /ｲ　　.!　　　　　　人が集まる場所と言えば、
　　　　!　　　　∨　ハ　'''　　　　　｀　''' }　　 .,'
　　　　 l　　　　　∨　　',　U　r─‐ｧ　　　ﾉ　　/　　　　　　　「里」があるけどそこに案内してあげようか？
　　　　 |　,l　/l　　 >､l＼|＞　_ー‐' ,. . ＜　 //
　　　　厶' l/　|／￣｀ヽ　＼_,ｲﾊ￣　　／ .//
　　　　　　　／　　　　　',　/ 〉ﾄ､l｀ヽ／|　/
　　　　　　/::::i　　　　　ﾚ。。i　　ﾊ /／
　　　　 /::::::i　　　　　　l:::::::::::l　　　l
.　　　　 /:::::::::l　　　　　　!::::::::::ｌ　　　}
　　　 /::::::::::::i　　　　　　i::::::::::i　　　.i

　　　　　　ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼　　　 *
　 ☆　　　　＼　　　　　　＼　　　 ☆
　　　　　 *　.　ﾊ　　　　　　　＼　　　　　 +
　　　　　　 ⌒≧ ／　／＾＾＼〆､　＼　　 *
　+ 　 .＊　　　彡　〆　　　　＼　＼　ヽ　　　　☆
　　　　　　　　〃　ﾊ　　 ⌒　　 ⌒ 、 l　 |　　　　　 +
　＊　　　. 　ﾙ从§　（● ）　（＜）ヾ　 |　　 *　　　　　　　よろしく頼むっすよ！
　　　　*　　　　　乂§　⌒（__人__）⌒ 从ｲ
　　　　　　☆ 　　＼　 ∩ ｀ー´　　／　　 +　　　　　　（やった！ルーミアの機嫌を損なわずに済んたっす！）
　　 +　　　　　　　　 / ⊂　＼∩ィつヽ
　　　　　　　　　　　/　　ゝィ／＿ノ　　丶
　　　　　　　　　（　　　／　／＼　　　）　　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　＼　　／＼　　／　　　　　　　　 ┃ 彼は外の世界に戻る事は出来るのだろうか・・・　　 ┃
　　　　　　　　　　ー ´　　　ー ´　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛

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└─────────────────────────────┘

┌─────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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┌────┐
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435 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:41:59.62 ID:ixkmjr0v: ┌──────┐
│とある山道　　 │
└──────┘
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　.::::　..　. .... .. .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　.. ... .. .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　.. ... .. .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　.. :...
...　...　　　　..::　　　　　. .. .　..
　.::::　..　. .... .. .. 　　. ...　　...　　　　..:　　　　　　　　　　　. .. .　.. ..　　　. .. .. 　　　　.　...
　...　　　　..::　　　. .. .　.. ... .. .. 　　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　..
　.::::　..　. .... .. .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　　　　　.. ... .. .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　.. ... .. .. 　　. ...　...
...　...　　　　..::　　　　　. .. .　..
　.::::　..　. .... .. .. 　　. ...　　...　　　　　　...　　　　.　　.::　　　. .. .　.. .　　　　. .. .. 　　. ..　　　　.　...　　　　..::　　　　　　. .. .　..
ﾞ｀,:｀:,｀,:｀'
'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'　　',;;~,;''ﾟ ;~｀ﾞ　　...　　　　..::　　　. .. .　.. ... ..　　　 .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　..
｀:､　ﾞ''､,,　ヽﾚ'｀`'.､ﾚ',ｨ!ゞヾゞYゞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,.ｨ;;wﾘﾞW゛jﾘwj
":;;;wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj　　从 MwM 从　ﾞ''､,,_.,.＿_,..,.＿,.,_.,...,_..,._,.＿_,..,.＿,.,_.,,,,-‐'゛wj从　W:;,':,:;.,:;.:从wＷ从ﾘj
　从　wwﾘﾞW゛jﾘwj,､,､,､从ﾘj"Wﾞﾘw;yﾉw''"　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ''､,,゛jﾘwj从ﾘj　　:;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`
wMwM　从;:　｀:､　ﾞ''､,,　｀`'.､　,:｀:,,,,‐'゛'　~　　　　~　　　　''　ﾟ　　;~　,;　　　　wwﾘﾞW゛jﾘwj,､,､,､从ﾘj",:.:.､;:...:;;wﾘﾞW゛jﾘwj.:,:.:.
　｀:､,,　｀wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj`'.､　,:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞ''、:::..　ﾘwj,､,､,､从ﾘj"::::::
　''wﾘﾞ.,.,.,.,..wj从ﾘj`'.､　,:,-‐'゛　　　　　　　　　'　　　　,.; 　　　~'　',;　　　''"'　　　　　｀:､　ﾞ''､,,'.､゛jﾘwj从ﾘj　｀:､　;;wﾘﾞW゛jﾘwj　,:｀:､
　'' ;~'',;''',;'　jﾘw j ;: ｰ''' "ﾞﾞ　　　　　''"'　,,;　　　　　　　　 ~　　　　　　　　　　　　　　｀`'‐.､　:;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`
W゛jﾘ wj 从,,,,;~'',;''ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　　　　"　　　　　　　　~'　'　　,;''　　　　　　　　~'ｰ:;.:;;wﾘﾞW゛jﾘwj".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.
,;'',;'　ｖ'ﾟ ;~,;''ﾟ ;　　'ﾟ ;　　　　　　~'　',;　　　''　　　　　　,　　　　　　　　　　　　　~'　　　'　　　　　　｀`ﾘﾞW゛jﾘwjｒ'
,;'',;''ﾟ ;~　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ~ 　　　　　　　　'ﾟ　　 ;　　~'　',;''　　　　　　　｀ﾞ''、:::..　ﾘwj'ﾟ　　　;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'ﾟ　　　　　　　, 　　　　　~'　',;''　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞ'':::..wj
　　　　　　　　　　　　　''"　　'"　　　~'　　　　　　　　　　,,　　　　　　　,;''　　~　　　'ﾟ　　 ;　　~'　',;''　　　　　　　｀ﾞ''、
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.
436 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:42:11.81 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　／^く:::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　＿(__ /⌒Y:::::::::::::/:::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 /　/　ｿ　ﾉ::::::::::::/::::::/:::::::::/::::::::::::::::::}:::::::::::::::l::::､
　　　　　　　弋＞(＿ノ:::::::／/::::::/:::::::::/::/::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::、
　　　　　　　 (＿ノ/:::::::::::/　l:::＼l::::::::/l:/::::::::::/::::/:::::/:::::::::}::::::l
　　　　　／// /:::::::/::/　└-　{;;;;;;;l l {::::::::/::::/l::::/::::/::::j::::::::!
　　　　　　/　// /:::::::ﾐ::/ x=宀=ﾐ、￣　└-/;;;;/ /-―/::::::;:::::::::}
　　　　　｛__/〈_//⌒Y:;∥ ん)心　　　　　　＿　＼:::::/::::::::::::::::::j
　　　　　 //// /{　　 l:l　弋;;;;;;ﾉ　　　　　　宀ミx　 /::/::::/:::/:::;　　　　　まず、一番の問題はやらない夫さんと思われます。
　　　　 //// /八　 l:l　　　　　　　　　　ん)沁 Y' ∨::::/:::/ l:/
　　　　 ∨/｛_/:::::::＼ l:l　　　　　 ,　　弋;;;ンノﾞ／:::::/::/　/　　　　私と同じく妖怪の賢者やその式に顔を知られてますからね。
　　　　　/::::::::::::::::::::::::l:l､　　　　　　　　　　　　 /^У:/／
　　　ノ::::::::::::::::::::::::::::!l::＼　　　 ⊿r､_　　　　ノ　/:::/
　　／:::::::-＜⌒～--l:lﾉ　＼　ハ　い Y__,,x个-/::::;
　／::::／　　　＼ ┼　l:!＼　　　 j　l　l ｜l:::::/::::::/::::::;
/::::::::/　　　　　　＼┼ll┼ﾍ　　ﾉ　　　　 }::/::::::/::::::::l
:::::::::/　　　/　　　ﾞ、ll ┼ﾍ　 /　　　　ノく:::::::/::::::::::l
::::::::;　　/ /　　　　　ﾍ|| ┼　V　　　／ ┼ ﾒ/:::::::/:::l
::::::::l ／ /　　　　　 l:l- ┼ {　　　　∨┼//:::::::/:::::l
::::::::l　　/　　　　　　　 j::l ＼-∧　　　 V-//::::::∧::::::l

　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　／　　_ノ´　ヽ、
.　　　　　　　｜　　( ●) (●)　　　　　　　　　　　　確証は無いが、
　　　　　　　　｜　　　（___人__）
　　　　　　 |　　　　　　_.ﾉ　　　　　　　　　　それについては大丈夫だと思う。
　　　　　　　　 |　　　　　_/__ﾞヽ_
　　　　　　　　　j､_　　　 (〈_ｒ- ヽヽ、
　　　　　　　 √::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､　|
　　　　／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ　　ﾄ､
　　　　　/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ,
　　　 ,' .::::/.::::::::::::::::::::／ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
　　　 i .:::::::::::::::::::::::.　::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
　　　　 i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
　　　　 i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
　　　　 ', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|

.
437 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:42:24.28 ID:ixkmjr0v: 　　　./　　　　　//　　　　　　　　　 ',、:::　　ヽ　　　ヽ
　　 '::　　　　　l::l　　　　!　　::　　　 :',ヽ;::　　　';:　　　 ':,
　　 l　　　 :l　 l::l::　　　 {　　::l:　　　 :',　;:::l　 ';::',　 ;　　 ',
　　 !　　　 ::!　 !:;!::　　　:{';　 ::l::　　　:::!＿::!　 :';::';　l 　　 ',
　　 !　　　:::l　::lハ::; -‐'':! ';　::}::　　　::}　 ';}｀ヽ、:::　l :::::;} :!
　　 !　　　:::l　 |,ｨi´;:::　:::{　';::::|';::　　:::」　 } }:　}ﾊ　:|::;ｨ::} :!
　　 !:|　　::::|　 |　　ヽ　'´　｀´ ￣￣´　　 ' '‐-'　l　:!::|}::}}:}
　　 ';l　　 :::|　 l　　 ,xiﾎﾎトx　　　　　 ,ｨi示ﾎﾄx　j　:l :lj/j/
　　　|　　:::::!　:l 　/' {r';:::::;}!　　　　 '　{r';::::;j!ﾒ j　 !::|' '
　　　|　　::/l　::!　' 　ﾞt;:::::;ｿ　　　　　　　ﾞt;;;;ｼ　 '|　 !::l
　　　|　　::! ! :::|、　　｀　´　　　　,　　　　,,,,,　, .!　 !: !
　　　| 　 :::｀| :::l　、　 '''''　　　　　　　　　　　　,r'l　 j:: !
　　　|! :',　::ﾊ　l｀´ヽ、　　　　　｀　´　　　　,.ｨ:: :l　/::::l　　　　　　　　　　　　　　　　　何故でしょうか？
　　　|l :::',:/::::ヽ!::::::::::｀::...,、　　　　　　 , .イ::::l:::::j,/::::/l
　　　{l';::::'::::::::::::::::::::j:::::::::ドミミ=,-‐=彡!:::::l:::::l:::::':::::/j:j
　　　{{ ' ;::::::::ヽ;:::::::;':::::; 人、｀ O }.　,人::::';::::!::::::::///
　　　ヾ;､;＞､:::::ヽ::::::://,ノ'ﾌ､7'''''''i'´!　　';:::ヽ::::／＜
　　　　/　ヽヽ;:::::;ｨﾞ// / ./ { O .|　!　　ヽ;:::ｲ´ /　ヽ
　　　　,'　　　 ':,}::::::{,'/ /　,'''ｽ,　　|　!　　　,':::::| /　　　 ',
　　　　!　　　　 }::::::{　 '　/　{ .}O　!　!　_,,,/::::::{,'　　　　 }

　　　／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　　　　私が監視に限界にある外の世界に居続けられるより、
　　|　　　（一）（●）
　　|　　　　（__人__）　　　　　　　　　常に監視出来る幻想郷に居た方が、
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ
　　 |　　　,.<))／´二⊃　　　　　　　賢者やその式に取っても都合が良いからです。
　　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
''"::l:::::::/　　　 __人〉
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

.
438 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:42:41.56 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　 ,　´　　　 /　　　　　　　　　　　　　　 :ヽ
　　　　　 .／　　　　 /:::;　　　!　　 ', ',　　　　　　　　ヽ
　　　　 , '　　　　　　;' ::::!　　　!　　 :} }';::',　　　　　　　　',
　　　　' :::;'　 :! ::　　{　 ::!:.　　:{!　　 }::} ';::',　　 :::',　　　 :',
　　　 '　:;' 　 :{ ::::.　||　:::!::.:: 　{{　 ::::}::}　!::'　　　::'　　　　 }
　　　'::::::{　　 ' :::!::. } _;;_{;::::::::. !|　'''7'7'''j'‐': :} .:: ::}　　l　::::!
　　 ':; :::::'　　::', :{, '´:!',:::',ヽ:::;;;」!;;;;/ ' 　' 　 '::::::::::::　　!　::;　　　　　　　あー。そういう解釈も出来ますね。
　　{:;'{ ';:::!　　::', ',';;ノ｀´　 ´　　　　＿　　 :::::::; -.、::l　 ;
　　{:{ ', ';:l　l　::::Y　　＿　　　　　 '´　　｀ヽ|::::::j 　 !:::l　:{　　　　　何せ幻想郷は賢者の皆さんが
　　 ;', ヽ;:l　l　:::::l　,'´　　　　　　　　　 ,,,, 　j:::::;'　 /::::!　:!　　　　　　　作り上げたテリトリーみたいな物。
　　ヾ、｀　!　::::{',　,,,,　　　 '　　　　　　　,'::::;'__ノ::　;':} :!
　　　　　 } :j　:::::ヾ、　　　　　_ _,　　　　　,::::/:::::::::　.::::}}:}　　　　　やらない夫さんを外で自由にさせるよりは
　　　　　,' ;'　 :::::j::::ヽ　　　　　　　　　　 ': :::::::::::::　.:::::}}:}　　　　　　　幻想郷で監視する方が理解出来ます。
　　　　 {/!　::::';:::::::::::｀:.....,　　　　　 ,　'i/:::::::::::　　.::::::/} !
　　　　　{ .{　::::::':;::::::::::::::::} ｀i ‐-‐ .´　/::::::::::::　...:::::::/.ﾉ:j
　　　　　{　;::::::::::::::::::::::;::':;'._,」　　　　 ,::::::::::::; ' :::::::::/ ':;ノ
　　　　　ヽヘ:::::::::::;;;:::::;;;/´　　　　　 ,{:::::::;:::'::::::::::::/'´｀ヽ
　　　　　/ 　｀''ｧ'´ ｀v´｀ヽヽ　　/ 7'´｀y‐-、-‐''´　　　 ,
　　　　 ,'　　 i　.ヽ,,_,人_,,,ノ'''7j_ノ｀ヾ,_,人__,ﾉ　　　　　 ,　',

　　　　　　　　　　　　 ,　-‐ '''　　￣￣　 ‐-　,,_
　　　　　　　　　 ,　 ´　　　／　　　　｀ヽ　　　　:ヽ
　　　　　　　　'　　　　　 '　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　 , '　　　　　　　 ;　　　　　　';　　　　　　　 ' ,
　　　　　 ':::　　　　　　　　':　　　l:　　　';:　',:　　ヽ　　 ':,
　　　　 ':::::::　　 ..:::l　 l: 　l::　　　l:　　　 ';　 ':　';:　 ';:　　 ',
　　　　 l::::::::::. /:::::::l　 l:　 l:::　 !　!::　　　 l　 l;　 ';::　';:';　　'
　　　　 l:::;-‐-､::::::::l　 l.　 |::::　|　|';::.　　 !　:}',　 ';::　';:';　 :l
　　　　 ,::;>､　,'｀';::::!　 !::　|; -‐!‐‐ ';:: . 　 }!''T':::‐-!､: } !　}:!
　　　　 ;{,　◯､,ﾉ:::|　 |'／ヾ''''´　　｀￣ ´｀￣´￣｀ヽ;} }::::!:!　　　　　　　後は、幻想郷に着いた後ですね。
　　　　　';:ヾ,__,ﾉ::::::|　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 7:!::}l:l
　　　　　 l:::/j| !::::::;|　 |　　　＿　　　　　　 , -‐-､　//;/ ﾘ　　　　　　　私としては、決意を持って幻想郷に行きながら、
　　　　　 l/_,ﾊ !:/´.!:　|　 , '´ 　｀　　　　　　　　　 ,'ｲ｀　''　　　　　　あっさりと妖怪に喰い殺される未来も、
　　　　　 |:::j| j」:!　 !:　l　　 ,,,　　　　　　 '　　　 '''　l::|　　　　　　　　想像するだけで笑いが込み上げてきますが、
　　　　　 l:::j}::||:::＼,!:　l　　　　　　　＿_　　　　　,':::!　　　　　　　　　　無事に送り届けるのが今回の仕事です。
　　　　　 !::｀::j」:::::::::!:　l::.､　　　　　丶 '　　　 ,ｨ i::::!
　　　　 ,':::::::::::::::::::::l 　l:::::｀　,、　　　　　　 , ..::´::l .!: l
　　　　 ,':::::/::::::::::::::::',　';:::::::,ｨ} ｀　 ‐--r::::´::::::::::::! |:::l
　　　　,'::::/:::::/｀',｀ヽ;:,　 ;／ヾ;､　　　 jト､;;;;;;;;'´｀',.!:::!
　　　 ,'::::;'::::; ' , '｀､__ミ';::::',　 oヾ;､　　 jj o　ﾄ,ヽ_,ﾉ!::j、

.
439 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:42:59.26 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　 /　 //_　　／　 _　／　　／　)　 *　／　　ﾊ　　　'.
　　　　　　 .:　　|/ ﾉ／　* (__／　　　／　　　*　／ ) 　　 /|
　　　　　　　　　 |　＞: :￣￣/:￣￣/: |￣￣|￣: :ヽ￣: :＜ / |　　　 |
　　　　　　 :'　　 {／: : : : :＿/_/ : : /: :∧: : : :{_､＿_}_ : : |: ､＼}　　　　|
　　　　　　 |　／: : /: /´ : /:∧:｀:/ |: '　从: ´∨＼:|: ｀: :|: : ∨: ､　　 l
　　　　　　 |／:/ : /: : |: : /|/　|: /　{/　　　＼:}　　ﾘ＼: ﾊ: : :| : |:＼
　　　　　　 |-イ: :/: , : | ィf斧芋芋ﾐ　　　　　ｲ芋芋斧ﾐ､|: :/| : | ー　 |
　　　　　　 |　 {: ハ:|:从乂 V) じり　　　　　　V) じり　ﾉ|:∧| :/ 　　 |
　　　　　　 |　 |/　 V∧　　　ー　　　　　　　ー ' 　 }': : }/　＼､　ﾄ､
　　　　　　/　　/　| : ∧　　　　　　　　'　　　　　　　　 /: |/|　　　＼' ∧
　　　　　,ｲ　　 /　 ,: |: :∧　u　　　　　　　　　　　 /-|:|: |　　　　＼_〉　　　　　　　　（大丈夫なのかなこの人？）
　　　 /　　／　 /: :|: :|:込、　　　 vー､　　　　　ｲ: : |:|: |:.　　　　　＼
　　　 , {__／　　 /: :|:|: :|: : 个　　　　　ー '　　　　イ: |: : :|:|: |∧　　　　　　＼
　　 /　　　　　/: : :|:|: :|:／/　＞　　　　　　　＜/　ヽ､ : |:|: |:|∧　　　　　　　 '.
　　, 　　　　 ,.: : : : |:|: :|　〈　＼_ | ｀　ｰ　´ 　 {ｲ　 /　＼l: :|:|: ∧　　　　　　　 '.
　 / 　　　 /: : / : |:|: :| 　＼　　￣￣￣￣ ´　　イ　　 l: :|:|: : ∧　　　　　 }

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　｀　　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 (⌒)　　 /　 i　　　 }
　　　　　　　　　　　　 (⌒)(⌒)　 i . : i|: i: : : .　}　ｉ　　　ハ
　　　　　　　　　　　　　　 (⌒) . : 斗=￢ i| : : : ｉ┼-|iミ　i
　　　　　　　　　　　　／i/ｉ ∨ : : 从:_:|八:_:_:_:Ｎ:_:从: . | 　ｉ　　　　　普段は皆さんに睡眠薬を飲んで意識を失ってから、
　　　　　　　　　　　し//|、_〉: : |〆示　　　 γ示､| Ｎ　　|　　　　　幻想郷に運ぶのですが、
　　　　　　　　　　 / ｉ∧＼: : 《 vrツ　　　　vrツУ 　从
　　　　　　　　　　　　 / 」| /ゝ i〉ﾊ　　　　　｀　　　　ん　　{　　　　　お二人は飲まずにフリだけしておいて下さい。
　　　　　　　　　　　　　　 /. : :∧:人　　 ´_丿　　人: /　|
　　　　　　　　　　　 /. : : : :∧: .えｏ｡ _　　｡oS {: : : .λ
　　　　　　　　　　　　　 /. : : : : : :∧ レ j　⌒~　ﾄ＼　{: i : . ∧
　　　　　　　　　　 //i:γ⌒￣　ｉ:|　 {　､　　　}: :｝｜| : .､ ∧
　　　　　　　　　　　　/　 |/ 　　　 |:|-_ ＼＼　 }: :｝｜|`ｰ=ミ: ＼
　　　　　　　　　 /　　j}　　　　　j}:l ＼　＼ ∨: /　|∧　　Ｖ: : .～　_
　　　　　　　　｛　　 i} 　　　 /}:|　　＼　＼:/　｛: :ｉ　、　Ｗ: : : . .⌒～　　_
　　　　　　　　　　｛　　 j} 　　　 {: :］　　　＼／　　 j : |　　＼Ｗ : : : : : : . . 　 ⌒～　 _

.
440 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:43:12.50 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＿
　　　　　　　　　　　,　 ´ 　　　　　　 ::｀::...､
　　　　　　　　　 , :'　　::／　　　　　　｀ヽ;::　ヽ
　　　　　　　　, '::　　 ; '　　　　　　　　　ヽ　　:ヽ
　　　　 ., -v::　　　　　　　;:　　　　　　　　　',　 '
　　　　　 {　 i::; '　　　　 ;　:;{　　;:　';:　 ,　 ', 　 ! 　 '
　　　　 ,-,ォ'´';:: 　　!　 {　;' ';:　 ';:　!　 ';:　 ',　 !　　'
　　　　 ! {jﾊ　,'::::j::　!　 |! :!　'::::: }!: }';:　!:::　}';　! 　 l
　　　　ﾞ､,/ Y:::..:' ! ,j -‐:i''{　 ';::: }}: } ';''':‐-:j､!::l:　　!
　　　　　 jゝ,'::::::{ |ﾄ;」'-‐''''　　ー '‐'　'‐''‐-'　::|:
　　　　 ' .!!';::::::',||　　＿_　　　　　　＿　　 :::!:::　,　　　　　妖怪の賢者達は、
　　　　　l　|| !:;'´｀!　'´　　｀　　　　 ´　　｀ヽ!::ト､:;'　　　　　やらない夫さんに好意を抱いていますから、
　　　　.Yj ｲ::'.,　|!、　,,,,　　　　'　　　　,,,,,　l:::|/::{
　　　　　 !.| ||::::::i -ﾍ　　　　　、_,　　　　　,'j:::|:::::!　　　　　その事をとやかく言う事は無いでしょう。
　　　　　 ',j j,!:::::|::::::::i ､　　　　　　　　　, ｨ::::!: !::::l
　　　　　　　'|::::::!::::::::!:::｀:i::..,　　　, , :::i:´:::|::::|: |:::::!　　　　　後、インデックスさんには残酷な話ですが・・・・
　　　　　　　,':;;:::|::::::::|:::;;;ｨ'7l　　　 !､;;!;:::::|::::!: |::::;',_
　　　　　　バ｀''Ti''´i´　o', ',　　　/,'o ｀ヾ'''l::::|'´　/!
　　　　　　 !/j--‐!{　.ﾄ､　ヽヽ　,.'/　　./! |::::|　 ,' j

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ 　 --　　_
　　　　　　　　　　　　 , ィ ´　　＿__　　｀ｰ､
　　　　　　　　　　／/, -‐ '´　　　｀ｰr　　　＼
　　　　　　　　　　　　 { f´　　　　　　　 l 　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　ｌ l 　　＿＿__　　　 l　　　　　　:.
　　　　　　　　　　　､__l l,_ィ:7´ﾍ:{ヾﾑ斗:｀ヽj､＿　　　∧
　　　　　　　　　７://X{　　从x斗ﾐヾﾄ､: :｀厂｀　　 ∧
　　　　　　　　　　　从/ｨ示　　 ´f::ﾊ　ヾ;　i:.l:,ﾊ　　　　　 i
　　　　　　　　　　　 i　 l:i代ﾘ　　ゞ' - ' 　 j/l:ﾄ:j　　　　 ′
　　　　　　　　　　 l　 l: l 　 '＿__　　　u 　 i: :l: l　　　　 ,:　　　　　　　　　　　　私が関係してくるの？
　　　　　　　　　 l　ｌ八　∨　ヽ　　　　,: :.l: l　　　　ハ
　　　　　　　　 l　 l: : へ　ヽ＿ﾉ　　, ィi: :.,': l　　　　: 　 :.
.　　　　　　　　　 l　 l: : l: : :.＞＿__≦-‐/: /ヽl　　　 { 　　ヽ
　　　　　　　　　　　 l　 l: : l: r‐f´　　　　 /: /‐く_!　　　　＼　　＼
　　　　　　　　　　 l　 l: r‐':::::::}｀　　￣/ : :!:::::::::ヽ　　　　｀
　　　　　　　　　 l　 l: l　l:::::::ﾄ､__, イ:/ :/:.i::::::／　＼
　　　　　　　　　 l /:l: :!　!::::::!　　　,: /: l:.l／　 / 　＼
　　　　　　　　 /　l: :ｌ　!:::::l , ィ:´:.从!:.l: !:　　′　　　＼
　　　　　　　　　　 /　ﾉ从　ヾ／:ヽ:／　 l: :l :l　　:　　　　　＼
　　　　　　　　　 /　　 / 　 /ヾ:／:i　　从}八　 ;　　　　　　 i
.　　　　　　　　 /　　 / 　 /::::/i::::::l 　　 /　 i　:　　　　　 !
　　　　　　　__r' 　　 / 　 /::::/ :l::::::l　　　　　ヽi　　　　　　　l
.　　　　　／　　　　 { 　/::::/　 l::::::l　　　　　 !　　　　　 :.
. 　　／　　　　　　 } /::::/　　l::::::l　　　　　　 l
　　／　　　　　　　 :/::::/　　 :l::::::l　　　　　ﾉ!

.
441 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:43:24.82 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　ｰ,r 、_r-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／r-、人, ＼、＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　ヽ　ヽ:`,　V,}　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ r´＼ Λ　Vi　　ﾚ　ﾄ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::＼　＼j,　┤　　　r }
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,' (　ﾉ　ヽ,　　 i　 i　 i { '
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , 　￣ヽ___i　　　　,'　　{′　　　　　　他の自殺希望者は見捨てるつもりで居て下さい。
　　　　　　　　　　　　　　 V　　　　　　{　　　　　 __L＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 _ﾊ　、　　　　ﾍ、　,.＜ :: :: :: ト-　_
　　　　　　　　　　　　　　　-＜ :: ::{ヽ、　＿_, ＜∨ :: :: :: :: :: ::{ :: :: ::ヽ､
　　　　　　　　_　ｘ＜ :: :: :: :: :: :: ::{ 　/;;;;;＼　／〈: :: :: :: :: :: :: ∨ :: :: ::
　　　　　　,ィ　,: 〃 :: :: :: :: :: :: :: ::レ´};;;;;∧ヽ/ :: ∧: :: :: :: :: :: :: ﾄ, :: :: :: :.､
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　　　　　 ∨　　　　|l: : :| : |从弋う:ツ　　　　　　　＾´ 　 : :.:|　　|
　　　　　ハ　　　 ,八 : ﾄ､:{　　　^＾´　　　　 '　　　　　 |: :.|　　ﾄ､
　　　　　｝　　 /　ﾄⅥ: : ト　　　　　　　　　　　　　　八 |　　|　　　　　　　　　　　　どういう事？
　　　　 |　　　　/　 ,: : :| : :|: ､　　　　　　　　, っ　　　ｲ:| : |　　|　 i
　　　　 |　　　 , 　 /:. :.:|: : |: : : .　　　　　　　　　 . : : | | : |　　　 |
　　　　　　　　/　 /:.: :. :| : :|:／r　＞　　　　　　　イ: .: :.:| | : |　　　　|
　　　 / 　　　 /:. : : :.:|: : |､　｀　i　　　｀¨¨爪　人｢￣　| : |ｰ-ミ　 |
.　　 / 　　　 /:.:_:　-‐| : :| 丶　　　ー--‐‐┘　/　＼　 | : |　　 '　|
　　 / 　　　 /´　　　　|: : |　　＼　　　　　　　 /i　　　 }　| : |　　　 ',
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.
442 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:43:39.83 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　 ,　:´　,　´｀　　´ ｀ヽ、::ヽ
.　　　　　　　　,:'　　　　　　　　　　　　 :ヽ;::ヽ
　　　　　　　 /:　　/::::; 　 :,,　　　　　',　　:ヽ:::'.,
　　　　　　,-;:::: 　/::::/　　'':.　　 }!:.　 ',　::',　';:: ',
　　　　　.,'{　〉;:::::'　::'　　 {{:::.　　}} ::　 ',　 }　 ;::::
　　　　　{,ﾊ'　.}:::{　::{　　{{::::: 　 }} :::　 }::: }　 }::::l
　　　　　',Vヽﾉ:: {　:;x-‐- ';::　　 }}!-‐-､::::}　 }::: }　　　　　　　　　彼らは元々「死ぬ」つもりで
　　　　　 !､ﾉ::::{ ',:::{ '‐'´　｀￣￣｀'''‐'--'!　:}::: '
　　　　　 !ﾊﾞ;:::!　 ,ｨ示iﾄ　　　　　ｨi示iﾄvj　:;!:::;'　　　　　　　　　このオフ会に参加しているのです。
　　　　　ｲ!:{,〉ﾊ　{ {r'::::}!　　　　　{r':::j} }!!:::; }/
.　　　　　 ||::{､{　',　ヾ= ''　　　　ヾ=''　 !::;ノ:{　　　　　　　　　　「生きる」気が無い人間をフォローしていたら、
.　　　　　 ||::{{:|:‐:ﾍ　''''　　　 '　　 ''''　 ,':::{::::::,
.　　　　　|j::|j:|:/:::::ヽ　　　　｀ ´　　　, :':j　!:::::::,　　　　　　　　　目的を達成する前に、貴女が死ぬ可能性がありますよ。
　　　　　 /;;;::::|'::::::::::;::＞ ,　　_　 r＜::{:::j　j:::; -‐,、
　　　　 ,'/　｀'|‐-‐'7´o', ',　　　 j jo ｀'7:::;'''´　, '.j
.　　　　 ':!　　 | { 　 !o .o', ',　　.//o o/:::/!　　.{ ,ﾊ
　　　 /::::ーr‐,| {　 .{!o .o ' , , , '/o .o':::/ﾉ､ヽr'ヾ::::,
.　　 /::::::i´￣ .| {　 .{', o　o ヾ, 'o .o,':::;' j　　,>　}::::'
　　/:;'::::::ト､ -‐‐!　 {,,ヽo　.／o oノ{:::;　j、 ,'　　}:::::,

　　　　　　　　　　　　　　　　 -----
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　　　　　　　'//:ィ:|: : |ｨ斧芋ﾐ {　　}:ｨ芋斧ﾐ|:/: ﾊ|　|　　　　　　　　　　　　・・・・分かったよ。
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　　　　　　　|　　　 ∧　　　　　 '　　　　　ﾑ: | :.　　i
　　　　　　　|　　 /:l込、　　　 ,　　　　　ｲ |:l:|　､　 |
　　　　　　　|　　 ,|:l:|-､ l＞　　　｀　＜r- |:l:|､　＼　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　|　　/|:l:|{ノ　V--､｀´--　､八_,:|:l:| ∨　＼　　　　　 ┃　インデックスも少し前までは、　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　|　 /,:|:l:|､　　､乂l＼／_}ノ　 / |:l:|､ ∨　　ﾊ　　　　　┃　「死にたい」と思っていた。　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ,: 　 / |:l:| ∨ }　∨　| ∨ /　 ,: /|:l:|ﾉ　　/ ∧　　　　 ┃　だからこそ、「死にたい」と思っている　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　,　　/ ､|:l:|　 V 　〈--0- 〉'　 / ,　|:l:|　　ﾊ　 / ∧　　　 ┃　人間をフォローするのは難しいと理解している。　　　 ┃
　　　　 /　 /| 　|:l:|　　'. 　 | 、| /| 　 :. /　|:l:| / ｛: V　/ ∧　　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　 ∧　/: |　 |:l:|＼　:.　 ,　∨ {　　V 　 |:l:|'　/| : |　／　|　　 ┃　彼女とて、「やる夫が生きているかもしれない」と　　 ┃
　　　 /　∨ : |　 |:l:|　｀｝　|､　　 |　　{'　　|:l:| 　∧: ｢　／　　 ┃　教えられたお陰で、「死にたい」という感情を　　　　 ┃
　　　　＼_ﾉ : ∧　l: |､　　ヽ j∧　　' 　/　　 }: |　/　}:.|_ イ　　　 ┃　抑えこみ、幻想郷へ向かおうとしているのだから。　 ┃
　　　　　/:ｲ: :|　V }:j　＼__} /　|　　∨{＿／|: | '　　| : |从　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　从:{　　 |:|、　　 V　 {　　 V　　　|: |/　　| : | 　＼

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443 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:43:53.18 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　丶
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　　　　　　　　　　　　　　 /　　　 ___,ノ　ゝ丿
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　　　　　　　　　　　　／ : : : .＼＼＞、___,_∧
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　　　　ゝ─…‐＝ミ:人__r}　 {　{　{　ﾄ､: : : : : :}: : : : :|
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　　　 '::　　　　　::;{　|::　　 :| :|::!　　 !　　 :l::　　';: ヽ
　　　l:　　　　!　:::!{';::l::. 　 _;!;ィ:l　　 }| | 　 !::　　! ::: ',
　　　|:　　　:::!　:::! ';';r::'' ´ :j　';!::　　:}｀ヽ;　!::: |　! :::: l
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　　　l　　 |::::|　:!:l　　´　　　　　　｀　 'ヾ;;/,'::/!　! ::;'|:!
　　　|!　　ﾚ‐!　||:!　 _＿_　　　　　　　　　｀ヾ'|　|　| ﾘ
　　　j　　:|　 !:::||:| '´　　｀　　　　　 -‐- ､　 l　:!　!'
　　 ,'　　::|、 ';:::'|:|　 ,,,,,　　　　　 ,　　　　_,/ !　|　|',
　　 ! |　';::::ヽ,.', :';!　　　　　　　　　　　_''',''!ﾍ'|　:!　|:}　　　　　　　　　では打ち合わせ通りにお願いしますね。
　　 | |　 ';::::::::l:', }:ヽ、　　　　｀　'　　/'j / j }.}:: :|::::j!|
　　 | |!　::';::::::|::} !::::::',　､　　　　　　,' /' ././,':　;'::::|!:!
　　 l l ', ::::':::::l:::! !::::::ドx,､｀_‐-‐r::7'　　　　ﾉ:::/::::/j::!
　　ヽ;ヾ､::::':;:!::|/::::::j　　o｀i￣´!'ﾞ　　　,ｨ:::::/:::; '/:/
　　　　ヽ;::::::::l::::::::／/ヽ　 ! ィ´!　 ,　'´　!､;; -‐＜
　　　 / i ｀''7::T'´　/　l　o !　|　,〉'　　　 ! ヽ,　　 ',
　　 ./　:!　/:::::|　 /　 ,'　　!　.! 〈　　　　./　　',　　 !
　　 '　　',/::::::::|｀ヾ、.,'　o ,j -‐'''} 　／　　　　', 　 !
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　　 |　 ,'::::::::l!::|ヽ｀ ‐--‐ ''' ´ {　　　　　　　　　V
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444 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:44:05.95 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
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　　　　　　　　 ,| 　　　／　　￣√了ア'ァ┬‐ィ--...___　　　　　　_ﾉ　｜
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　　　　　　　 ′! 　　　　 /'　 /| .//ｨzl≠≧ﾐ/'’/　　i/ ､_j_j_ノ｜　　、__＼
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　　　　　　　　/　　 !　　　　　ﾍ| V　|　 V　i:::::::利　　　　　仗.ri /ィ ∧! | 　｜
　　　　　　.′　　　　　　 /ﾍ.| 　　! 　　弋:.z少　　　　　　　v少　/ｲ:|　Ｖ　｜
　　　　　　 / 　　　　　 /:.:/:|　　 !　　　"´　　　　　　 , 　　｀ " 　i | |　　　　|　　　　　　　（私も覚悟を決めなきゃ！）
　　　　　 .′　　　　　　 /:.:/..:.|　　 !、　　　　　　　　　　　　　.i | |　　　　|
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　　　 ′ 　　　　　 / ─' く　｜　 !､＼ヽ　　　　´　　｀　　.＜｜｜　　＼!
　　　 i　　　　　　／　　　＼|　. ―‐ ､＼｀　　.. ＿_　.イ'　|　｜ /⌒ヽ __　）　　┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　 /　　　　　イ　　　　　　　／'⌒ヽ__ノ＼` ー───' / 　 ! 　 |./　　/´ 　｀ヽ　　 ┃　インデックスは決意を新たに、　　　 ┃
　　′　　　／: ｜　　　　　／　　／⌒ヽ　　＼　　　　.ｲ　￤　｜ー /´ ￣｀ヽ. ヽ ┃　旅立ちの時を迎えようとしていた。　 ┃
　/　　　 /:.:.:.:.:/　　　　　′　　'　　. '⌒ヽ.　　＼　　 / .′　 i! 　 |　//´ ￣ヽ　　j ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
./　　　 /:.:.:.: /　　　　　　!　　　／　　'⌒ヽ、　＼ ' /　　 /　　　 /´ ￣ヽ　　　/!

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445 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:44:19.22 ID:ixkmjr0v: 　　┌────────────┐
　　│ 外来人の運営する宿屋　　 │
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.　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰー==`
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　 ' ､::/＿_:::::/::::::::::/ :l::::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l:::::::::::
　　 |::::::::|　"'''- ．/　 i::::::::::::::::::l::::::::::::::i:::l:::::::::::
　　 l:::::/.|..{价kﾐ_.　　 !::::::::::::::::l::::::::::::::l:::l:::::::::::
　　 i::::{ {　ﾋｚﾉ　ヾ　　　~""'''　‐- ．..,,_|:::!::::::::::
　　 i::::ヽ.　　　　　　　　价ミk_　　 /::::::::::::　　　　　　　　　話し込んじゃったわね。
　　 |:::::::!.////　　　　　ﾄｲﾍi ヾ　/::::::::::::::
　　｀ 'ハ　　　　、　　　　 `一'　ノ /:::::::::::::::::　　　　　　　　　少し話せてスッキリしたわ。
　　　　ﾊ　　　　　　　　　　////・ /__,,.. ．-‐
　　　　 |:::＼　　　　　　　 _.　　 ,.-‐''"￣　　　　　　　翌々考えたら、二人っきりで話すなんて
　　　　 |:::::::::＼　｀　　　　.／ﾉ .／,～::::::::::::::　　　　　　　　初めての事だもの。
　　　　 |:::::::::::::::`_-_―.　/　/ ,～^ /^＼-―
　　　　 |:::::::::::と＿__ ＼/　/~^　　/　　　}:::::::::
　　　　 /￣::::こ_. へ＼　./ 　　 /　　 /^:::::::::
　　　 ./:::::/　　 {_,ヘ＼　〉}　／　　　 ):::::::::::
　　　.|:::::(　　　 /　　　/_〉／　　　 /^:::::::::::::
　　　 .|:::::＾＼　/ 　　 / ／　　　　 ):::::::::::::::::

　　　　　　　　　　 .....-‐:::::::::::::::::::‐-...
　　　　　　　 ,..::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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　　　　　 /:::: ::::::/:: ::: :::::/:: :::: ::::/::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　 ,':::: ::::::,'::::::::::::::/:::: ::: :::/!::::::::::'　i:::::::::::ヽ:::::::::::::.
　　　　 .::::::::::::::!:::::::::::::,':: :::::: ::/ j:::::::::,'　 !:::!:: ::: :i:::::::::::::',
.　　　　 i::::::::::::::|::!::::::::::!::: :::::::/　j:: ::::,'　　|:::!',::::::::!:::: ::::::::i
. 　　　 |::: :::::::::|::|::::::::::|: ::: ::/___,':::斗　　.!::|､i:::::::|::::::::::::::|
　　　　　|::::::::::::::!::|::::::::::|::: ::/　 /:::::/　　　 !::! .!::::::|::::::::::::::|
　　　　 |::::::::::::::|:::!:: :: ::|ヾ/　＿ヽ/　　　　j/__.|::::::!::::::::::::::!
...　　　　|::: :::::::/|:::',:::::::::!ｬﾃチ圷　　　　　zｾﾁｧヾ/::::::::::,':,'
.　　　　 |::::::/:::! |:::::ヽ:::::l　込ン　　　　　込ﾝ . /:::::::::::://
.　　　　 !／:::::::',.|:::::::::＼',　" " 　　　　 " " ,':::::::::::://
.　　　／::::: ::::::::i::!:::::::::::::i.｀　　　　　 ' 　　 ,'::::::lヽ/　　　　　　　　　　　　　私は・・・・
　　 /::::::: ::::::::::::!::!:: :::::::::ﾄ.､　　　　　　　　　ｨ::::::::|
.　 /:::::::::::::::::::::/:::|:::::::::::::| . ｀　､　　 ´ 　イ::::::: ::|:|
　 i::::＿:::: ::::::/::::::|:::::::::::::|＼　　ｨ.ｰ ´i‐-|::::::::::::|:|
　/´: : :..:｀￣i:::::::::|:::::::::::::|ヽ｀7⌒ヽ.　,': : :l::::::::::::',｀ヽ
　!: : : : : : : : :ヽ::::::!::::::::::::l: : V /| ﾄ　V: : : :|:::::::::::::', :..:',
　|: : : : : : : : ヽ:.＼:',:::::::::::i: :/./ | | |ヽヽ : : ',::::: :::::::', : :i
　|: : : : : : : : : :ヽ: :ヽ',:::::::::|〈 .i　| | .! .i .|: :..:.:＼::::::::::',: :ヽ

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446 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:44:32.29 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　-────-　_
　　　　　　　　　　　´ -‐ ﾆ二二ﾆ二ﾆ二｀丶　 rｬx
　　　　　　　rxyく／　　´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`く　}攷
　　　　　　 {妁ム}／ ::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::`くツ
　　　　　　ﾏ弐,/ ::::::::::::::::::::::::::::::::i::| ::::::::::::: :::::::::::::'.
　　　　　　　i::∨ ::::::::::::::::ｉ::::| :::::::: i∧:::::::ｉ::::| :::: i::::::::
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　　　　　　　|::ｉ::::::::::Ｌ::::::土士::::_｣ﾘ　Ｌ:::土士⊥l ::r┘
　　　　　　　|::|::::::::::::|r‐rテi〒　　　　‐rテi〒r|::::: |
　　　　　　　|::|::::::::::::|　弋.(ソ　　　　弋(ソ．.::::::::|
　　　　　　　|::|:::::i: ::ｉ|　､､､　　　　　 .　　､､ |i::: ｉ:|　　　　　　　　　　　　　　　　　どうしたの？
　　　　　　　|└rﾍ::八　　　　　　　　　八:｣ﾘ
　　　　　　　|:::个ｰ'⌒丶　　　　　　_　　　ｲ:::::|
　　　　　　　|:::::ｉ::::::::::i:::::个ﾄ　　　´　　イ ::i::::::|
　　　　　　　|:::::ｉ::::::::::i :::::fﾞﾊ　　　｀瓜ｨ7ｉ:::::i::::::|
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　　　　　　　|/⌒＼　　　ⅥY薔VIく　　　　　／⌒＼
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　　　　 ,:: :: :: :: :: :i:::|　　' ::| ＼ :: ::|::i, :: :: |:: :: :: :: :: | :: :: :: :|
　　　　,':: :: :: :: :::|:l :|　　 ',|　　＼/ﾘヽ, :/| :: :: :: :: ::| :: :: :: :!
　　　　! :: :: :: :: ::|ﾘ',|　　　　､＿_ - x=V､|:: :: :: :: :: |_:: :: :: :!
　　　 , :: :: :: :: :: :! _｀ニ´　　　　　ん:::::iヽ!:: :: :: :: :: ! ', :: :: |　　　　　　　　　　　私は幻想郷に残らないつもりだった。
　　　 |::i :: :: :: :: ::',{´iﾃﾁ,　　　　　辷_ノ　|:: :: :: :: ::i:!　}:: :: :!
　　　 |::!',:: i:: :: :: ::, 弋_ノ　　　　　　　　　.| :: :: : :: :| / :: :: ::|　　　　　　　　　　外の世界に居場所が無い訳でも無いし、
　　　リヽ:|:: :|: :: ヽ　　　　　　　　　　　　!:: :: :: :: :!´:: :: :: ::|
　　　　　　'!ヽ,|:: :: :: i　　　 '　　　　　　 |:: :: :: :: :|:: :: :: :: :|　　　　　　　　　家族も心配していると思う。
　　　　　　　　| :: :: :::!　u　　　　__,　　　 |:: :: :: :: :! :: :: :: :::|
　　　　　　　　|:: :: :: :::＼　　　　￣　　　　,!:: :: :: :: | :: :: :: :: |
　　　　　　　　|:: :: :: : ::: :: ｀ .. ､　　　,　 '´ | :: :: :: ::|､:: :: :: :::|
　　　　　　　　|:: :: :: i :: :: :: :: :: :>-,.´ 　／|:: :: :: :: |　｀.─.┴-─‐　､
　　　　　　　　|:: :: :: |､:: :: :: :／!　ヽ_／　 |:: :: :: :: |　　　　　　　　　　'.,
　　　　　　　　|:: :: :: |_ヽ-‐/　/／f├,.　　 ! :: :: :: ::!　　　　／　　　　　 ,
　　　　　　　　|:: :: :: |　　/　／// ｲ.ﾄ ', 　 |:: :: :: :: |　　／　　　　　　　|
　　　　　　／´! :: :: ::!　/.／／/ / | | ', l /.! :: :: :: ::!　 /　　　　　　　　!
　　　　　 / 　 |:: :: :: | ヽ l_ヽ'_／　 | |__!.|　|:: :: :: :: | ./　　　　　　　　 |

.
447 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:44:45.91 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-:r ¨:::::::::::::::::::::::::::｀:.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｨ:7Y⌒V ハ ⌒ 　⌒　ー=ヽr v ､_
　　　　　　　　　　　　　／代弋z少　ﾉー ^　ー - ミ　∧ V:ハ
　　　　　　　　　　　／::::::弋　＞　ヲ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ Vﾊイ{
　　　　　　　　　　　 / ::::::V/ :::: ー＝':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::弋ﾉ少
　　　　　　　　　　. :::::::::V::::: 　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
　　　　　　　　　　　　 ′ ::::::::::::::::::::::/:::::............................)..........,..........　:
　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::/::::::::/::::::/::::::::::::::}::::::::::ﾊ ::::::::!::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　　 i:::::::|:::: .′:::::′::/::::::::::::::/:::::::::::|｜ :::::|:::::|::::::::!
. 　　　　　　　　　　 !::::::!!:::::|::::::::::|_从_:￣::¨/ー:::::::::! |ー:‐|:::::|::::::::!
　　　　　　　　　　　　 l:::::八::::|::::::::::|　丁テ≡z…─┘に三L:::j‐vリ　　　　　　でしょうね。
　　　　　　　　　　　 j::人ゝ＼:::::::::| 　　廴V　　　　弋V．::::ﾄ､
　　　　　　　　　　　　 /:::::::へ　＼:::!　 ::::::::::　　　　　　　:::::∧::::!　ヽ　　　　　博麗の巫女が外の世界に戻れる
　　　　　　　　　　　.′:::::::/::｀ー、　　　　　　　　'　　∧::::: !　　}　　　　　　可能性を話した時は、
　　　　　　　　 {::::::::::/:::::::rv|　ヽ　　　　r_＿ z 　　ｲ⌒＼ﾚ　 ,
　　　　　　　　 .::::::::/!::::::::ﾄv ﾏ_　　　.._　　　　_イ::::::|　／　 /　　　　　一番安堵の表情を浮かべていたものね。
　　　　　　　　　 /::::::::::::!::::::::}　≧_~^マ_　　「Ⅴ .:.{ー┥,　　　/
　　　　　　　　　　 ′::::::::_.!．ノ＞　　≧= ~^＞V⌒ヾ:::::::}::)､　〈
　　　　　　　　　　}::::::::＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.＞…―{ r代芝ト}.:.:.:}:.:.:∧　　．
　　　　　　　　　　y′:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:弋　ア少ーく:.:.:.:.::: 　　 Vﾊ
　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.＼.:.:.:.::.:.:.r　　／メテ　ﾍ￣¨}___:.∧ 　　V ＼

　　　　　　　　　　　　:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ;´ゞ´〉
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　　　　　　　　　　 |ｉ.::::::::::::::ｉｉ.`r‐‐-=ｪﾘi　i::::::::::::::::::ｚｭ=-‐ｬ:::::::::::::::|}:::::i　　　　　だからこそ、澪さんとは話せて良かった。
　　　　　　　　　　 |!{:::::::::::::{ﾍヽ弋,,__ﾉ｀ `´￣　 ´ 弋.,_,ノi::::::::::::::ﾉｉ::::{
　　　　　　　　　　　 `ｰ:::::::::i i.〟〟　　　　　　　　　〟〟ﾉ::::::::／,'::::::|　　　　　今生の別れになるから、
　　　　　　　　　　　 j:::::::::ゞ　　　　　　、　　　　　　ﾉ::::／ノ:::::::::i
　　　　　　　　　　　　 i::::::_,.＞､　　　　　　　　　 ''"/‐ :::::::::::::::|　　　　　ある程度本音も話せたし。
　　　　　　　　　　　_,.　'"　　　ヽ　　　　ｒ--‐‐　ﾏ　　／::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　 ,.　'"　　　　　　　､＼ヘ.　ゝ..,,_　ノ ,／,´{:｀:‐-::::.,_::::::|
　　　　　､　／　　　　　　　　　　＼j　i ﾍ,,　ｰ＜ヘ"〃{:::::::::::::::::::ヽ:{
　　　 /＼/　　　　　　　　 '､　ヽ／Z､､／, 〃／:::::::::::::::::::::::::＼

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448 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:44:58.63 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　 ,イ:. :. :. :. :. :. :. :. .､
　　　　　　　　／:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : : ､
　　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :. :. :. : i:. :. :. :. :. :ヽ
　　　　　　　,:. :. :. :. :. :. :./:. : : : l' ､:. :. :. :. : :ヽ
　　　　　　 ,:. :.i :. :. : : : /!:. :. /! !　ii､: : ヽ:. : : '.
　　　　　　 l: : l:. : : i:. :/_l:._:_/ｲ:.!　 !_'.: :. '.: :i:. :l
　　　　　　 l: : l:. : : ll /　l: :/　l/l　 j　j:ヽ:l : ll : l
.　　　　　　l:. :r! l: : ll/了不　 '　　 ,r‐弌':l: /!: :l
.　　　　　　!:. :!l :ヽ: l `弋ﾉ　　　　　lr'j '/ヾ': !､:l
　　　　　　l: : `!:. : `l､　 ~　　　　 `' /:. :l､l､/|
.　　　　　 l:. :. :l:. : : l　　　　　　 `　　 ,':. :. ! l ' j　　　　　　　　　　　でも、私はこの幻想郷に残ろうと思う。
　　　　　 l: :l:. :l:. : : lヽ　　　‐- ‐　／:. :. :l j
.　　　　　!: :l:. :l:. :. : !､　＞　＿　イ: : l:. :. :!'
　　　　　!: :ll:. :l:. :. : l　ヽ　　.'ヽ: :/!: : !:. :. l
.　　　　/: : ll／l : : ll:l､.　 `ゞ'､l.ヾ､l:.:/!:. :. !
.　　　 //!／　 l:. :. ll:l '､　/〉'/R､ヾ､ !:. : l
　　　ｲ-'´　　　l:. :. l l!　V/ l'　! l,ヽ　`!: : l
　　 {| ＼　　　 !:. : l l!　〈　l ./! l'. 〉　.! : l ､
.　　l　　ヽ　　　 !: : lj:!　∧'.ｲ !､l./`7 !: :l　l}
　　l　　　　V　　 l: : ´:l　　ヽ'l l l ! ./　l: :l　l
　　!.　　　　',　　　!:. :. l ＼.　l l l､l/　　!:.l　!
　　}　　　､.　'　　 il:. :. l　　ヽl_l､l l!　　ヽ! l
　 ,l　　　　i.　　　.j !:. :.l　　　　 i'Y　　　 l} l

　　　　　　　　　　　　　　　__,,,,,,,,_,,,,_,,,,__ . i､<i>､
　　　　　　　　　　,r､ _..r''´::::::::::::::::::::｀ヽ､｀!_｀iヽ,>
　　　　　　　　　/i／::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀ヽ王ヽ
　　　　　　　　 '/:::::::::::::::::;:::::::::::::::::: !::::ヽ:::::::::ヾ}}ヾ､
　　　　　　　　/::::::::::::::: /:::::: !::::::::::::!:::::::ヽ::::::::::ヾ}|:ヽ
　　　　　　 /::::|::::::::: /|:::::::::|:::;::::::::|:::::::::|::::::::::::::l}|::::i
　　　　　　　.l::::::|::::::::|:| |､::::_;lv'l_;::'::l､__::::!::::::::::::::ﾄ､::::!
　　　　　　　.|::::::!::::::_N ｀｀´　.／, ィ.‐ti'｀l::::::::::::: ﾄ､ヽ:i　　　　　　　　　　　　　はっ！？
　　　　　 l::l::,ﾚ'i´ｰ_-_ 　 ´　'　じ ' ．|::::::::::!::,ﾄ,. i::::!
　　　　　　 '｀ｰ:i ｲじ'　　　　　〃ﾉi::::__ﾙ'ノ /::::i　　　　　　　　　　心配している家族や友人と
　　　　　　　　　　 |l　　 ,　　　　　　　 '　´　_.'_／::::::::l　　　　　　　　　　　　二度と会えなくなるのに！？
　　　　　　　　　　 |:l´´　　　　　　 u. 　 /i::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　 |::ヽ　　こ二つ　　　 _/l:::::::::::＿_l
　　　　　　　　　　 ''´　＼　　　　　　 ,　 _ノ' .,!.'／::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 i::..､ _ ,.., ´　/　　/ ,i:::::::::::::::::::::::::.､
　　　　　　　　　　ヽ::::::::::〈ヽ./ 　 ./ .i::!:::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　丶__;; ',ヽ!　 ./　/::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /´!　i彡i'ヽ./　/:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::>ﾍ
　　　　　　　　　　　　 i:::::!　レ､, ﾍ　./:::::::!:::|:::::::::::::::r―rイ __,〉
　　　　　　　　　　　　 |:::::ヽ/´ |　 ∨:::::::: ヽ!:::::::::::::::ヽ..,!´｀ヽ､>
　　　　　　　　　　　　　ヽ／/　　　ヽ:::::::､:::!::::::::::::::::::<_!::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 <　 ,　　 ,.,､|　,..〉:::::::｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　/｀｀´｀ｰ'　｀´l:::::::::::::::::::｀ｰ::､::::::::::::::::::::::::

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449 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:45:16.52 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､
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　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.: | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'
　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:.:: : | : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.: ／|::::::::|ヽﾊ : ::::::| .:.:.:.:|
　　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.:.:. | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:／/　|::::::::|　| ∨ ::::|:.:.:.:.:.|
　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.:|.: | :.:.:.|:.:.:.:.:/.:.:.:/‐/‐-.! ::::::|　|　∨ ::| : .:.:.:|
.　　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.:|:.:.| :.:.:.|:.:.:.:.|::_::/ ./ 　 │ ::::|　| 　 V:」 :.:.:.:.:|
.　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.:|,ｨ'| :.:.:.|:.:.:.:.| ゞ=≠ミ､　＼ ::!　!　￣Y:.:.:.ﾄ : |
　　　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.// | :.:.:.|:.:.:.:.| `ち少j　　　 `　　,ｨ=ミゝ､/ |:.:.|　　　　自分でも馬鹿な事だというのは分かってるよ。
　　　　　　　　|.:.:.:.:.:.ゝ.〈|:.:.:.:.＼ ::! .弋zン　　　　　ん::〉/ /::::::| : |
　　　　　　　 |.:.:.:.:./::＼|.:.:.:.:.:.:.:l`　　　　　　　ら;/　/ :::::::| :/　　　　でも、黒猫さんが近い将来「死ぬ」と宣言しているのに、
　　　　　　　!.:.:.::/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:|　　　""　　　　　, ｀´.　,' : :::::::|/
　　　　　　 ,:.:.: /.:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.|　　　　　　　　　　　"".:::::ⅣⅣ　　　　見捨てる事が私には出来ないから。
　　　　　　　　/.:.:./.:.:.:.:/ : :.:.:.:.:.:.:.:ﾄ､　　　 `ｰ - 　　 /:::::|::|
　　　　　　 /,;:::/.:.:.:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　＼　　　　　　　　＜ : :::|::|
.　　　　　 // Y.:.:.:. /.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ :::ﾄ､　　＞　_　　＜:::::::::::::::::|::|
　　　　　　// ./.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:./: :|::/　　＼　（＼:::::::::::::::::::::::::::|::|
　　　　　 ,'/ ./.:.:.／ .:.:.:.:.:.／: : :|ﾊ　　　ハﾊ: :ヽ- ､ :: ::::::::::|::|
　　　　　　／.:／.:.:.:.:.:. ／ヽ : / : ヽ,　 /ミハ! 〉､: : : |:::::::::::::|〈

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　 , r ',´―-―.＼,l｀ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　/,.廻l}　　_,_,_,,---ゝ-,l
　　　　　　　　　　　　　　/::L=彡-'´:::::::::::|:::::::::::｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　|:::::/::::::/::::/::::::::::|::::::::＼:-ヽ
　　　　　　　　　　　　　　|:::/::::::/:::::|::::::::,l::|l ヽ:::::,/:<_
　　　　　　　　　　　　　 ,l:::|::l:::::|ーi=-/l-'　_,. |':::l-､l｀　　　　　　　　　　　　　はぁ・・・・
　　　　　　　　　　　　　 /:::::t=-,l,|　ー　　､､l´ヾri,
　　　　　　　　　　　　／:::::::::: ,>t､_｀｀　　　' ／ / {´､|＼　　　　　　　　　貴女は本当にお人好しね。
　　　　　　　　　　／:::::,r'´､￣　＼lヽ-,ニ '-＜}lY ､ |::::::＼
　　　　　　　　　/__,__/:::|::::＼＼　　>l/_　　／l l/ } ､/::::::::::::＼　　　　　　　だから、彼氏も寝取られるのよ。
　　　　　　　　 l-l-::::::::::::|:::::::::｀ヽ={{i:;i:;}}-'´:::::ヽv -/::::::::::::::::::::}
　　　　　　　__,r|:::::::::::::::::ヽ|:::::::<_´'__ >､￣>;;;;;;;| t=l:::::::::::::::::::/
　　　　　　　Y'´ヽ:::::::::_,.--|:::::<ニ /　｀　_/:::::::/::｀ヽ-'´|---'
　　　　　　　|:::::｀ヽ､_______/::::::::::=======::::::::::::｀､::::::::::||
　　　　　　　｀l::::::＼l_　 /:::::::::::::,..r'／｀ヽ==ー--'´r´｀-
　　　　　　　 |:::::::::::::::＼｀'-'｀|｀'´ l､| o　|{　　｀|

.
450 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:45:28.14 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　-──-
　　　　　　　　　　　　´　　　　　　　　｀　、
　　　　　　　　／　　　/　　　　　　ヽ　　＼
　　　　　　　　　　/　 / ∧　｜ｌ　　￤ハ　　ヽ
　　　　　　 /　　/　〃/　]　 l ll　　 |　　|　　　 ,
　　　　　　　　 /　 /_l/__ノl　 |八＿|　　|　　　￤
　　　　　　|　　|　l/　l　　　＼|　＼ |｀ヽ}! 　　 l
　　　　　　|　　|　| r示ミ、　　ィ示t:、/　　/ /　　。
　　　。　　|＿八_|　c辷ﾘ　　　　{辷ﾂo/　　/ /　Ｏ
　　O　　o　　/　l!　xxx　　 ' 　　ｘｘｘ /_＿/∨　　　ｏ
　　　　。　　/　 ∧ u　　 r－、　　　 ′/_ノ|　　　　　　　　　　　　　　　　彼氏は関係無いだろ！？
　　　　　 /　 /　丶　　l　　_j　　し/　/　　|
　　　　　　 {　　　＼　　　　　　ィ　ノ-､＞-- 、
　　　　　 {　　 |｀＞-イ〈｀　二ア´/　/　/´　／）',
　　　　　ｌ　　|　　　 |　＼_／　/　,/　,'　／／ハ
　　　　　 |　　 |　　　 |_／丁ヾ/　 /　〈_／／　　　|
　　　　　ﾊ　　 ,　　　〃　 || _/＿/　　　　( _＿＿__j
　　　　　{ ',　　'、　　{{___ ﾉ(_＿_　　 -‐　　　＿___ノ}
　　　　　l　＼　＼　　〃　）|　ト、　　__,、＼　 ,ｲ
　　　　　|　　＼　＼ {{　／ |　 |　ヾ￣　ノヽ-'／｜

　　　　　　　　 -――-　、
. 　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::｀丶
　　　　／:::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 ′ :::::::::/　|::|::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 /:::::::::/::/　　',:ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::::',
. 　 '::::::::: :!::l .ノ　　トヽ:::::|!::::|:::::::::::|::::::i
　　|:::::::::/|::|´　　　ヽ.-＼l|:: |:::::::::::|::::::!
　　|:::::::::| ｌ:ｔ‐　　　　ｼTﾗ弌ｧ:::::::::::|:::::′　　　　　　　　　　　　・・・・まだ・・・その肉体関係は無かったし、
　　||:::::::ﾊiてﾊ　　　辷ﾉ´|::::::::::ﾊ:::i
　　|!∨∧ 弋ｿ　　　　　　　 !:::::::::|ﾉ:::|　　　　　　　　　　　　「寝取られ」の定義には当て嵌まらないというか・・・
　　　 | |:::',　,,　　　　　 ''' 　 |:::::::::ｌ::::::|
　　　 | |::ハ　　　ｒ..‐ｭ　　　 |::::::::ﾊ_ ⊥　　　　　　　　　　　そういう事はもっと大人になってから・・・
　　　 |:斗::::＞､　　　　　イ:::::::::|／￣¨`ヽ
.　　 /　|:::::::「　|＞‐＜／ !::::::::/ 　　　　　|
　　 / 　 |:::::::|　1　 .ｨY､　 !:::: //　／　　　|
　　 |　　 |:::::::|　|　/i| ﾄﾞ∨|::::::ﾚ' / 　　　 !
　　｜　　|:::::::!　V/l!||| ぃｲ::::::! /　　　　ｌ
　　 Ⅳ　　|ﾊ::|　 !ﾚ ||ｌ|」|ｲ::::://　　　／　〈
.　　 !∨,､　|!l::!　ヽｲﾄソ!|:::::ﾚ''ﾆつ￢　　ﾊ
　　（｀ ┘＼い! 　 !| |」|! |::/　　　イ　　ｌ::|

.
451 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:45:42.10 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _......................_
　　　　　　　　　　　　　, ､　　 ,,r::::´:::::::::::::::::::::::::::::｀:ヽ、
　　　　　　　　　　　　ry八ヽ/::::::::::::::::::::;::::::::::::::､:::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　彡'´ノ:::;:::::/:::::::::::/::::ﾊ:::::::;ﾊ:::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 Y//::/::::/::__:::::/::::::!..|::::|:! .l::::::::::l:::::::::i
　　　　　　　　　　 ,'l}}|::::|:::::|---｀'ｰ= ｣､|::::|;! .l::::::::::l::::::::l|　　　　　　　　はっきり言っておくけど、
　　　　　　　　　　　　i:;l}}|::::|:::::l .l｀tぅｰr､　￣　 'ー―t-､::|!
　　　　　　　　　　　　|':!}}l::::!::小.　辷.ﾉ　　　　　rぅｰ,､,|:::｀i　　　　　　　　貴女がこの世界に残った所で、
　　　　　　　　　　　　|:::;ﾍ::::､:::!:ヽ､､､　　　　, 　.辷ﾉ !|::::::!　　　　　　　私の「死ぬ」決意は変わらないし、
　　　　　　　　　　　　|:::!　ヽ:::::ヽ.　　　　　　　　､､､ﾟ |:::l::!
　　　　　　　　　　　　|/::＼ヽ´｀　　　　　　　　　 ,!:::!:!　　　　　　　　同情される筋合いも一切無いわ。
　　　　　　　　　　　　|::::::::::｀:ｰ..､　　　　　r ´,)　　　 .,ｲ-' ''
　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::::|｀　　　｀.´　　 ,／:::!
　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::r-''ｰ-.､_　､_　 ,.r..:´::::::: !
　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::|　　　　｀ｰ-､ Y!::::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　 /＿＿,r'-　､　　　　　 Y1:::::::::::::::;l
　　　　　　　　 ,..r'ｰ´-､　　　　　　｀　､　　r薔>､::::::/
　　　　　　 ./::::::::::::::::::｀ヽ_　　　　　　　>'ヾﾐ彡ミｰ' ､
　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::､::ヽ..＿　　／　　 |　　ヽヽ、｀>..､

　　　　　　　　 ..:|//／:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..｀:.Ⅶ
　　　　　　／..:.:|//:..:..:..:../:/:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...＼
　　　　　　 /..:..:..:/./:..:..:..:..:Ⅳ:..:..:..:.:./:..:..:..:..:..:...!:..:..:..:..:..:..:..ヽ
　　　　　　 '..:..:..:..:i/:..:..:..:..:..:i/:..:..:..:...':..:..:..:..:..:..:..:|:..:..:..:..:..:..:..:..:...
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　　　　　　i..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:.':..:..:..:..:..:..:..:.|:..:..:..:..:..:..:..:..:...|
　　　　　　|..:..:..:..:|:.:.i:..:..:..:..|:..:.._:.._:..｣:__:.._:..:..i:..:..ﾊ:..:..:.／:..:..:..:..:.|
　　　　　　|..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..｢´｀¨ ーー===＜一　ー'´￣厂｢:.|j
　　　　　　|..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..|　＿＿＿_____,　　　 ,ｨi衍^7:..:..|:..|
　　　　　　|..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..|　行示Ⅵ　　^　　　弋iｿ ' i:..:..l:..|
　　　　　　|..:..:..:..:Ｌ:.|:..:..:..:..:.. 　⌒)ン　　　　　　 ::::::::l:..:..l:..|
　　　　　　|..:..:..:..{　｢ヽ:..:..:.从:::::::::　　　　　　　 ,　　　ト､:.:..'　　　　　　　　　貴女の行動は「偽善」
　　　　　　|..:..:..:..:ヽ、 ( ￣｀ヾ　　　　　　　　　　　　　　,　 ∨
　　　　　　|..:..:..:..:..:..:＞､｀ヽ　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　　　　　さらに言うと、「無駄」になる。
　　　　　　'..:..:..:..:..:..:j:..{ヽ⌒ヽ、　　　　　　　⌒　　／
　　　　　 ,:..:..:..:..:..:...':..:.}　　　⌒ヽ､＞　. ＿＿　ｨ:ヽ:.｀ヽ
　　　　 ,:..:..:..:..:..:./..:.:∧　　　　　　＼　　ＹⅥ ∧:..丶:..:..
.　　　 /..:..:..:..:..:/..:／　＼　　　　　　｀ヽ_//ハ　 ':.i　):..:.i
　　　 '..:..:..:..:..:.,／　　　　　　､＿＿＿＿,｣ノﾐﾐ}　 |:|　 ):..|
　　　 {..:..:..:..:／　　　　　　　　＼/　//　/八＼　 |:|　 ):..|
　　　 |..:..:／　　　　　　　　　＼ '　///{ ヽ＼::|　(:..ﾉ

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452 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:45:57.11 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, 　　' :: :: :: :: :: '.. .. ..,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　´ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　´ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　／ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :､ :､:: :: :: :: :: '
　　　　　　　　　　　　　　/ :: :: :: :: :,'::i :: :: :: :: :: :: :: :: :: :',:: ', :: :: :: :: ::'
　　　　　　　　　　　　 / :: :: :: :: :/! :!:: :! :: :: i :: :', :: :: :::!:: |:: :: :: :: :: :i
　　　　　　　　　　　　　,' :: :: :: ::// | :|:: :|:: :: ::|:: :: :',:: :: ::|:: :!:: :: :: :: :: :!
　　　　　　　　　　　　　|:: :: :: ::/!'　 ,::|', :|,:: :: :| ,:: :: ', :: :::!:: |:: :: :: :: :: :|
　　　　　　　　　　　　　|::i:: :: ::i 　　',:! ',:!',:: :::| .', :: ::!:: :::|::｜ :: :: :: :: :|
　　　　　　　　　　　　　|::|:: :: ,'_ ノ　 !　'| ヽ:: !｀ | :: :! :: :|::｜ :: :: :: :: :|
　　　　　　　　　　　　　|::|:: :/　　　　　　　ヽ,|　ヾ_:|:: :::|::｜ :: :: :: :: :|
　　　　　　　　　 Vレ'! ﾃﾐx　　　　　x＝=x　 .|:: :/:: :| ヽ :: :: :: :|
　　　　　　　　　　　　　　＼::, .V::i.　　　　　ﾚﾒ:ﾊ　　レ':: ::｜　l :: :: :: |
　　　　　　　　　　　　　　 |:: ', .ゞ' 　　　弋_::ﾉ　　 .!:: :: ::!　/ :: :: :: |
　　　　　　　　　　　　　　　!:: ::i　　,　　　　　　　　　　|:: :: ::|ノ:: :: :: :: :|　　　　　　　　　うん・・・・頭では分かっている。
　　　　　　　　　　　 ',:: ::'　　　　　　　　　　　　|:: :: ::|:: :: :: :: :: :|
　　　　　　　　　　　　　　　　.: ::＼　　　--　　　　 .／! :: :: !:: :: :: :: :: :!
　　　　　　　　　　　　　　　　'.:: :: ::i｀　､　　　／　 |:: :: ::|,:: :: :: :: :: |
　　　　　　　　　　　　　　　　,_', :: ::' ＿/｀ -　 ´　　 .|:: :: ::| ヽ＿ -┴ ､
　　　　　　　　　　　　　／',　 '.: :: :',　|　　＼　／ ! :: :: | /　　　／　｀､
　　　　　　　　　　　　　/　　 V　',:: :::.　,　　　 ,-Y-,　.! :: :: |'　　　 /　　　　 ',

　　　　__　　　　 ,ィ⌒:i:i:i:i:i:i:i:iz‐､:i:i:irx:i:i:i{｀`ｰ‐'ｰ'r‐'
　　 r{__ ゝ　 r‐':iz-‐'⌒¨¨¨´::::::｀￣::::::｀ｰ｀ｰ-ィ:く
　　ノr'} ﾘﾉヽ/x-'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::ﾏﾊ::'，
　〈込ツ´ / .:::::::::::::::::::::::::i!::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::::∨::::'，
　　 }≦==ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::!i:::::::::::i:::::::::::::::i!:::::Ｖ:::::::∨::::',
　　　　　 ,′:i:::::::::::::!:::::::::::::!i::::::::::::!::::::::::::::ﾄ､:::∨:::::::∨::}
　　　　　,′:::!::::::::::::|:::::::::::::| i::::::::::::!:::_;斗'千}二}:::::::::::}:::!
　　　　 {::::::::|::::::＿｣＿_:::::｣　!_;z=‐'´-‐'´,_,_,_,_,_!::::::::::!:::!　　　　　　　　貴女は分かっていないわ。
　　　　 {:::{::::!::_´-‐' ¨´￣｀　　　　 ,ｨ"”艾芋¨}}|:::::::::::!::|
　　　　　!:::ﾍ::ﾊ　ｨ歹芋芹ト　　　　　　　{.:.{}.:.} }}|::i::::::::}::!　　　　　　　　今の澪さんは、「滅びの美学」とやらに
　　　　　|:::::ﾍ:!:i! {{ 　 r'.{}.:}　　　　　　辷タ･/ｲ::::;_r}:|　　　　　　　　酔っているだけで、酔いから醒めた時・・・
　　　　　|:::::::::Ｎヽヾ　辷ﾀ　　　　　　　 :/:/:/〃千ﾉ/::::
　　　　　Lz≠Tヽ.} :/:/:/　　　　’　　　　　　　　 __／::::::i　　　　　　　　一生後悔する事になる。
.　　　　　　　 |:::八　　　　　　 x‐- ､_　　　　　ﾉ::::::::::::::::!
.　　　　　　　 |::::::::ヽ、　　　／　 ,､__　＼　／::::::!:::::::::::|
.　　　　　　　 |:::::::::::i!:｀ヽ∠　-≦‐'^ヾｰ'／_ﾚi:::::::!:::::::::::!
.　　　　　　 j::_:_:::::i!:::::{´　ー--=　__ 弋__/｡. {:::::::i::::::::::::,
　　　　　　　 /-〉￣¨¨¨}　　　 `ｰ- ､　}.}｡　　 {::::::::!::::::::::::!
.　　　　　　 /i:i:i:ﾑ　　　　'，　　　､＿_｀ﾉ.{　　／｀＜、::::::,
　　　　　　/:i:i:i:i:i:ﾑ　　　　}　　　イ､"ﾉ!｀¨ . イ　　　　　｀＜:,

.
453 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:46:10.60 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　＿＿
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　　　 ,/::::::::/:::::::/:::::/|:::|::::::::::::::::ヽ:::::ヽ:::ヽ
　　　 /::::::::/:::::::/:::,ｨi　!::|i::::::::l::::::::::i::::::::i::::::',
.　　　,′::::::!:::::::,!:::/,l:!　!::ﾄ!、:::lヽ::::::l::::::::l:::::::!
　　　ｉ::::::!::::|:::::ムイ｜　l:::!l::::`..トi::::::l::::::::!::::::|
　　　ｌ:::::|:::::|::,′!_;!　!　ヽ!ヽr_､!_ヽ_:|:::::::|::::::|
　　　|:::::!:::::|::i‐r＝ミ、　　 ,ｨ=＝rｧ}:::::::}、:::!
　　　lﾊf､:::::!::!弋ｚぅ}　　　　ｃﾋz.ぅ' /:::, ｲ !::::|
　　　 l:::｀丶! ////　　.　　 ////ィ::::::|ﾉ:::::l
　　　　 |i:::::::ﾊ　　　　　＿_　　　　 !:::::::|::::::::l　　　　　　　　　　　　　そ・・そこまで言わなくても・・・
　　　ﾊ:::::::::丶　　 i/´　ヽ　　 /l::::::::l、:::::l
　　　　i, ﾍ::_:::__ｌ｀　、 ` ー '　 ,／ / _:::::!:.丶 l
　　,.イ:.:.／／ )_):.|　i. ｰ--‐ ﾌﾞ　i久ヽ!:.:.:.:.:丶、
　　!:.:!:.〈　′/ ,ﾉY!　丶　／　 (＾ヽ　　〉:.:.:.:／:.:i
　　l:.:ヽ:.ヽ　　 ′{:ｌ.　　×　　（ `　　 /:.:., ':.:.:.:.:.|
　　ヽ:.:ヽ:.}_　　　 }:.!　/こ_ﾊ　 /{.　　,/、/:.:.:.::.:.:.:|、
　　ﾊ:.:.:V:.:＼　ﾉ:.:Ｖ//! l、Ｖ:.:.!､／:.:.Y:.:.:.:.:.:.:.:.!:ヽ
　　i::{:.:.:.:!:.:.:.:.:.ヾ_}､:.!{ ｉ | | i. }:.（／:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:l:::::i

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　　　　 .:::::::::::i　!::::i::::::::::::!:ｌ　!.ん示气¨ヽ　　 ´ 　从:::::::::::::/::::::::::::::::∧!
　　　　 i::::::::::ﾊ　ヽ! ::::::::::!:! 　乂c :::タ　　　　　｀￣￣＞＜:::::::ﾘ:i　i!
　　　　.::::/::::::∧ 　＼::::::!::!　:.:.　　　　　　　　　　ん坏ヽ　 /::＞':::!　!　　　　確実に不幸になる事が分かる
　　　　i::/:::::::::::::ヽ　　＼l从　　　　　　　　弋少 /　/:├─ '
　　　 :/:::::::::::::::::::::iｰ:.　　　　　　　　　　　　　　,　　　　・ .':::::::!　　　　　　行動をしている人間を諌めるのは、
　　 ∥::::::::::::::::i::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:　 ::::::::::!
　　 ∥::::::::::::::::::l::::::!､__ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ＿./ﾘ　　　　　　　当然のことじゃないかしら？
　　∥::::::::::::::::::::!:::::i　 oヽ＼　　　　　 __
.　 /::::::::::::::::::::::/::::::! 　　 Y__〕iト．　　　｀　　 .｡イ
　/::::::::::::::::::::::/::::::/　｀　､　 o∨　.:.....　_ .｡s≦::::::!
./::::::::::::::::::::::/::::::/　　　　｀　､ ¨ヽ-､::::::::／/::::::/
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::::::::::::::::::::::;／　　　 .ｨﾃチニニ三‐=ﾆ¨}──_'
:::::::::::::::::::ｲ　　.｡s≦ニﾆィニニニニニ｀_ﾃ´　i

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454 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:46:23.76 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　,　 -　￣￣｀::::.......､
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　　　　　　/::::::::::/'､:::::::'､:::::::::::',:::::::::::::i::::::::::::::::'
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　　　　　!::::´::::' {'ﾃiﾐ　　　弋_:ﾘ.!::::::／::::!　.}:::::::::!
　　　　　',:::::::::i:: ', ヾﾘ　　　　　レ'i´::::::::|_./:::::::::|　　　　　　　　　それ・・・
　　　　　ヽ|:: ', :: i　　 ,　　　　　 .|:::::::::::!::::::::::::::!
.　　　　　 !'´ ',::::.,　　　　　　　　 |::::::::::,:::::::::::::::|　　　　　　　　　そっくりそのまま黒猫さんにも当て嵌まるぞ。
　　　　　　　　　 ,:::ヽ,　 -　　　　ノ|:::::::::;::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　ヽ::::｀i　､_　- ´_ i:::::::::,ヽ :::::::::::ﾄ,
　　　　　　　　　　　',i::::| |:::::::/ｲ´/:::::::::,'-‐ヽ;:::::::!::ヽ
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　　　　　　　　　／/::/／ｲl |'/::::::, '　　＿ _　',:::::::::::ヽ
　　　　　　　　　, ./／i_／! !//:::::/　／　　　｀',l::::::::ヽ;::＼
　　　　　　　　 ,' , ' ／ /,し' /:::::/　 i　　　　　　ヽ:::::::::ヽ:::ヽ
　　　　　　　／　レ´　　 ./:::::/　 .|　　　　　　　　',:::::::::::',､:::',
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　　　　　　　　／:::::::::/三三三＝＝ー- ｰ＼ !ゝｺ
　　　　　　　　 ,彳､=､､三.,r':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼´
　　　　　　　　　/}ﾑﾚ_/,ｲ‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　|::::::::::|{{|:::::::::||:::::|::::::::::::::::::ｌ::::::| l::::;|レ::::;ｨ::!::!
　　　　　　　 l:::::::::::l{{|:::::::::|l:::: |i::::＿＿::||::::,l |:/:ルrｉ' |::|::|　　　　　　私は自身の「死」を不幸とは思わない。
　　　　　　　　';::::::::::ﾚ!:::::::::l|::::::!l'´＿,,二ｌレﾉ ´'ｸ;;::! l .|::|::!
　　　　　　　 ';:::::::::! !:l:::: 小ｰY´､);;::ｌ｀　　　　ー' ,,ﾟ,,|::l::!　　　　　　澪さんとは違って、私の「死」を悲しむ人間は居ないし、
　　　　　　　　 ';:::::::ヽ!ﾄ､::::∧ 　ヾ_;ﾉ　　　　　,　　　 |r'ﾘ
　　　　　　　　　 ';:::::::::::ヽi::::::ヾ､　,,,,,,　　　　　　 ,ｲ　　　　　　　私自身が「死」を望んでいるんだから。
　　　　　　　　　　i::::::::::::::｀iｰtヽ丶　　　　　 ,､　　／:::|
　　　　　　　　　　|:::::::|::::::::|:::_|｀ミ　､.　　　　　／::::::::,!-､　　　　　　でも、貴女は違う。
　　　　　　　　　　|:::::::|::::::::lハ　　ﾟ｀'ｰ｡ミ t廾'　￣￣}::､:::ヽ
　　　　　　　　 ,!:::::::!::／　　｀　､､_　ﾟヽ{l.} _　　　 :}::|:::::::i
　　　　　　　 ,':::,ィ´.　　　　　　｀ー､,i'r三ヽ　　 :}::!:::::::|
　　　　　　 ./'´::::ヾ　　　　　　　　　　 {l,lYﾛ} 7　 /::::l:::::::|
　　　　　　 /::::::::::::::ヾ_、　　　　　　　 /｀yミン｀='::::::::ｌ::::::|:＼
　　　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::ヾ.__　. .　. .　/　 .ﾚ　ヽヽ＼::l::::::!:::::::i
　　　　　 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::ー -/　　　l　　　ヽ /::|:::::!:::::::!

.
455 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:46:36.59 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　 -──‐-
　　　　　　　　　　 ,．　´: : : : : : : : : : : : ｀　 .
.　　　　　　　　 /: : : : :／: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　 /: : : :.〃:. : : : : :.:.:.|: : : :.ﾄ､: : : : ' ,
.　　　　　　　 /: : : : /:i: : : : : : :.:.:,'i:.:. : :.l　ﾄ､: : : ::',
　　　　　　　　ｌ: : : :.:.ｌ:.:|: : : :|:.:.: ,'7T /ヽ:l　}__',:.}: : ::.
　　　　　　　　|: : : :.:.|:.:|: : : :r=vv _j/　/′ 　 jﾊ:.}: ﾊ
　　　　　　　　|: : :.::._|:.:l_{: : :}仔不ﾄ　　　 ,ｨfﾃｱjﾉ: }:::.
　　　　　　　　|: : : :{ |: : ::＼代辷ｿ　　 ,以}/ ﾊ: :.ﾄ､}
　　　　　　　　|: : : :,ゝ: :.::::::|｀　　　　 , ｀¨　{:::「¨
　　　　　　　　|: : : i:::| : :.:::::| 　　　＿　　　 ,′|　　　　　　　　　　　　　　　　違わない。
　　　　　　　　|: : : l:::|: : :.::::ﾄ､　　　｀　′ 　ｲ:.:.:.|
　　　　　　　　}: : : l:::|:. :. :.::|　｀　　. __　＜ : :|:.:.: |
　　　　　　　 /: :. :.j:::|:.: : :..:ﾄ､　　　 i:ノ}　 ',: :|:.:.: |
.　　　　　　 / : :. :.ﾊ::|: : :.:.:.|　　＞{〔´ 　 i　}: : :|
　　　　　　/: :/＞''´ |: : :.:.:.ﾄ､　./｀¨7_｀ヽﾑｲ:.:.: |
.　　　　　,．　´ 　　 |: : ::.:::lハ/　 /i iiヽﾊ＞ヽ::ﾉ
.　　　　 ,′-　　　　 |: : ::.:::|＞｀Y´│ﾄ､.',　} 　｀ヽ
　　　　 l 　　ヽ　　 |: : :.::::ﾄ､　＼jｲﾊ V　　│ i
　　　　 { 　　　 ',　 {: : :.::::{　＼　　 l i　', V　Ｖ　.}
.　　　 /j　　　　 ',　 ',: :.::::ヽ　＼. j |　.j_,}　　ヽ{

　　　　　　　　　　_,,,..r‐=='三ー'ｰ､.__
　　　　　　,.r,-,／三.圭,r.'::｀.ｰ.'^ー..､_ヽ>ﾐヽ
　　　　　 l彡<｀i,r‐,.'::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::｀ヾ,i
　　　　　ﾚ,t-'7:::/:::::/:::::::::::::::::::|:::::､:::＼:::::ヽ、
　　　　 ./:::|}/::: !::::::|:::::::::::::::::::: !､::::|:::::::|:::::::: i
　　　　　|:::::li::::::::!::::::|:::::::::::;!::::::::l.|:::::!､::: !::::::::ｌ|
　　　　　|:::::|::::::: !.--!＿,,,,,!!＿//l_,,,!+__,!_ :::::!!
　　　　　|:::::|::|:::::|.ｲ´ ,ｨヾ゛　　　　彳､｀f l::::::!
　　　　　|:::;'|::|:::::l. ゛ .!::''::l　　　　 .!´::,! ' |::::::|
　　　　　|::| |::|:::小.　｀ ´　　　 ,　｀´ ･ l::::;::|
　　　　　l:::｀ヾ_ ､::ヽ｀｀｀　　　　　｀｀｀.,'::/|/　　　　　　　　　　　　　　　どういう事よ？
　　　　　|::::::::::::ー｀、　　　　, ―　　　 /::::|
　　　　　|::::::::::::::|:::::::i ､　　ー‐'　,....':::::::::|
　　　　　|::::::::::::::l:::::rｰ.､__　　 _,ィ､::::::::::::::::|
　　　　　|::::::::::::::|::;;;!　　　｀ｰ､/´.l_:::::::::::::: !
　　　　　!_､---‐'　｀ヽ、　　 { _ 'y｀ｰ- ;;;_|_
　　　／::'ー,　　　　　｀ヽ､,r'ミ;ヽ　　　　　ﾉヽ、
　　 ./:::::::::::::｀ｰ､　　　　　/ヽ_ﾆ,ﾌ､　　　ノ:::::::::i
　　/:::::::::::::::::::､::ヽ__　　 / /　'　ヽ＼ .,r'::::::i::::::|
　 .l:::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ /　'　　 i　　　ヽ:::::::: !::::::!
　r.!r.､::::::::::::::::::::i:::::::::::,ｰへ＿,､!__,/｀゛､:::::::::|::::::|

.
456 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:46:56.07 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　,．　　´￣￣　　　、
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　´　　　　l 　　　　 l　ヽ　ヽ
　　　　　　　 /　　ｌ　ｌ　| 　　　 |　|　ハ
　　　　　　　 ′　　ｌ　｜　| |　　　　|　| 　ｌ |　　i
　　　　　　　ｌ　ｌ　　ｌ　l l　八ﾄ　　l　|　| 　 | |　　|
　　　　　　　ｌ　|　　|　l |/　｜｀ヽl　|　| 　 | |　　|
　　　　　　　|　L　丁ﾉﾉト　l　　´]_丁 |　　}ﾉ　　|
　　　　　　　|　 |V 灯仍　　　　 f広刃!　ハ l 　|　　　　　　　　　　　　　黒猫さんが死ねば私は悲しい。
　　　　　　 ∟ |ﾊ　込ﾘ　　　　込り |／｜} 　 |
　　　　　　　 | ∧"" 　　,　　　　"" |　　lﾉ l 　|　　　　　　　　　　　　　出会い方は死ぬための集まりだけどな。
　　　　　　　 |　∧　　　 __　　　 j|　　|　ｌ　|
　　　　　　　 | l 　ト　、　　　　　イl |　　ｌ　ｌ　 |
　　　　　　　 | | 　|　　}＞r-＜／Ｖ　　ﾉ　ｌ　 |
　　　　　　　 | |　 |＿ム∧r-く　/　／､　ｌ　|
　　　　　　　　ィ´　/,/ 〃´ ||.　 ∨　/ 　ト＜　 |
.　　　　　　 / | 　 {/　{{　　||　 /　 /　　|　　　｀　、
　　　　　ノ　 | 　/ヽゞｰｧ介ァ　 /　r-┘　　　　　}
.　　　　／　　/　/ /　｜//l l/　 /　 | 　　 ,　　　 l
　　　／　　 {　/ 〈.　　l// |/　 /　／　　 ′　　　|
　／　　　　 ∨ 　＼. |/／　 /／　　　　/ 　　　 |

　　　　 |:::::::::::::::::::::/::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::l:!:::::::::::::::!:::::’.
　　　　 |:::::::::::::::::::':::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::l::!::::::::::::::::::::::::i
　　　　 |:::::::::::｡+･:::::::::':::::::::::├‐=ﾆ=s｡:iVi::::::::::::::::::::::::/}:i:::::::::::::::i:::::::::l
　　　　 |::::::::/ 　 !:::::::i::::::::::::::ｌ .ュ．_ ¨`'　ゝ､::::::::::::::::/ 从::::::::::::::!:::::i:::!
　　　　 l::::::::{　　 ::::::::l:::::::::::ｉ::! 了示(¨ﾟヾ　　　＞- '.-/￣`::::::::/::::,'リ
　　　　 !::::::::h.　 l::::::::l:::::::::::l::ｌ .乂_少　　　　　　　　ｭ．＿¨7─'ヽ/
.　　　　 i::::::::::::ヽ　ー､:::::::::::l::!　　　　　　　　　　　了示' //::::::::i´
. 　　　 l:::::::::::::::::::ーt　≧s｡从 .:.:.:.　　　　　　　　弋ソ　/::::::/ﾘ
　　　　　l:::::::::::::::::::::::::l∧　　　　　　　　　　　　　　,　.:.:.: ･:::::::/:/　　　　　　　　　　　　はあ・・・・・
　　　　 !:::::::::::::::::i:::::::l　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 /:::／:/
.　　　 /::::::::::::::::::l:::::::!､　　ih.、　　　 ,　-､　　　　　..:′ヽ:/
　　　 /:::::::::::::::::::::!::::,:　`¨ヽ_ 个o.　　　ゝ　ノ　　｡o个　　　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
.　　 /::::::::::::::::::::/i:::/　　　　 i__　〕iト．　_　.｡s≦i::::::::!　　　　　　　　　 ┃　　　黒猫は溜息をついた。　　　　　　 ┃
　　/:::::::::::::::::／.:／　　　　　　　i_ .,r' /　　〕iト．__!＞─ ､　　　　　　　　┃　　　呆れたような、諦めたような　　　　 ┃
.　/:::::::::::::／ ,ｨf ＼　　　　　　　　li　/　　　　 /.::.::.::.::.::ﾟv　　　　　　　┃　　　不思議な表情だった。　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛

┌─────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────────────────┘

┌─────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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┌────┐
└────┘

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457 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:47:14.62 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -‐─-..､
　　　　　,. -─- ､　　　　　　　 /:::/´￣｀':;::',.
　　　 ./:/´￣｀ヽヽ　_,,.. --─- ､::| 　　　　|:::|
　　　　|::| 　　 ,＞'"´ ／　　　　＼　　　./::/
　　　　'､ヽ／　／ / 　　　　i　　,　ヽ-‐'／
.　　　　｀7　　 /　 _|__　,ﾊ　‐,ﾊ- ﾊ.　 Y´ヽ
　　　　　 |　　.,' 　 /|_ ./　|　/-‐､　|　 .!　ﾊ
　　　　　/　　.|　./-‐./ 　ﾚ' ;'ｿヽ∨　/　　 |　　　　　　　　　　　　　　　これはこれは・・・
　　　 ∠.,_,,.イ| ./ ;'´ﾊ　　　ゝｰ' |.／　　 !
　　　　　　 |/ ﾚ'ゝゝ‐' 　. 　　　⊂⊃ 　.|　人　　　　　　　　　　　　　地霊殿の長が地上までやって来るとは。
　　　　　／　.|ﾊ⊃　　　　　　| 　　/.イ　＼
　　　　 ./　　.|人　　　　｀　　　 /　／ .　　　　）
　　　 .ﾚﾍ.　/　 ,|＞､.,＿_　イﾚﾍ. 　　ノヽ／
　　　　　　ヽ|⌒ヽ／　ｒ‐┴ ''"´ﾉ　 -‐─- ､
　　　　　　　　　,. -‐ ''"´TTT"　　　　　　　＼　　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　/　　　　　 | | |　　　　　 i　　　　　｀ヽ、　　　　　　　 ┃ ナズーリンは里を抜けた郊外にある　　　　　 ┃
　　　　　　／　､i　　　 | | |　　　　　 ∨　　　　　_,-､/´ﾄ､　　　　　 ┃ 自宅で、意外な来訪者と面会していた。　　　 ┃
　　　　　 /　　　./ 　　 /∧ ',.　　　　 |　　　　/ / /　//　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　／　.／｀ヽ　　//:.:.:ヽヽ　　　 ,ﾊ__,,.. -／　'　　／!
　　　　＼／　ヽ｀/ 　.//:.:.:.:.:.:.＼＼__/∧　ｒく.,_＿_,. イ､./
　　　　ｒ/　 >､_ソヽ._//:.:i:.l:.:.:.:.:.:.:.￣:./　ヽiヽ.,＿__,,.ノﾊ
　　　/｀／ ‐'ヽ |.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l⌒'ァﾍ　　　　　ﾉヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿___
　　　　　　　　　　　　　　　 . : : : : : : : : . . . . . . : : : . . ､
　　　　　　　　　　　　　／: : : : . . ､. . ＼ . . . . . . : : : : .＼
　　　　　　　　　　　 _. : : : : : : : . . .＼. . ＼ . . . . . : : : : : : '，
　　　　　　　　　　 /ニ=-{⌒⌒}: : : . 丶 . . ､ . . . . . ＼.: : : : :.
　　　　　　　　　　 7 ￣: : :＼／(__: : : : . . . . .V/. . . . : : ､.: : : :.
　　　　　　　　 :. :' : : : :{ : ＼⌒V: : : . . . . . V/: : . . . . .V/: :i_
.　　　　　　　　　ｉ: i : : : :八: : :.＼:Ⅵ: : : : . . . .V/: : : . . . .V/. }＾Y
.　　　　　　　　　 {: {: : : :{ : ｉ＼: : :.〕iト､: : . . . . . V/: : : : . . i. . .i　}
　　　　　　　　　　 Ⅵ: : : :_斗‐‐＼: : Ⅵ＼: : : . . .vﾍ : : . . ._j__: }/
　　　　　　　　　　　i八 : : . .| 　　〕iトv: : :＼: ._._.}　}__: : -=}⌒7
.　　　　　　　　　　 : : ヽ: : ..i ^笊う㍉ Ⅵ : : : ⌒..i ノ: : : . . . . ..　　　　　　　　　単刀直入に言います。
　　　　　　　　ｉ : : ﾉ＼{　　Vﾂ　}　V: ｉ : : : : } : : . . . . . . '
　　　　　　　　 }: :〈　　　　　　　　　 }: | : : . . } : : . . . . . /　　　　　　　私の妹を探して貰えますか？
　　　　　　　　 }: ｉ: : .　　　　　　　 }:.И : . 人 : . . /:/}'
　　　　　　　　 |:ハ: : :. ､ __　　　　 .:}: } } : /⌒}ﾊ: /}/
　　　　　　　　 |i　∧ : i＼　　　ィ^j / }: /　　　乂 __
　　　　　　　　 |: / ∧八　` r＜: :{ｲ/}　}/ 　　／ ⌒＼
　　　　　　　　 i　 / ∧: :＼乂: :人:}ﾊ /　　／　　　　　 >､
　　　　　　　　　　　　 /　∧: :(　⌒__／ ´ 　／　　　　　_厂ハ＼
　　　　　　　　　　　　　 ^⌒_ノ⌒/　__／　　　　 __厂ノ⌒.:.V '，
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　{　'　／　　　 ___厂ノ⌒.:.:.:.:.:.:.V乂
　　　　　　　　　　　　　　　　八∧{／　　 ___厂ノ⌒.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.V⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　 {.:.入__ _ 厂ノ⌒.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V^(__

.
458 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:47:27.47 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　 :.、
　　 _ 斗-==-- ,, _　　　 _ 斗ｒァ－ - ミ !{　　　ﾊ
　ヽ　　　　　｀~^' ﾐ＞'"　/ ／　　　ヽ　　ヾ、　　　,
　　 ∨　　　　　,ィ´/　　/ /{　　 j{　　 V　　 :、　　.}
　　　 V　　　／/　'　　/!　　　　ﾊ　　 ,　　,ﾑ　　j、
　　　　∨ 　　 '　/ , =ミ{　　　 /__ｖ_　　!　　　,ﾊ　八、
　　　　　ヽ、 ,'　 ,´//　.|`　　 /´　ヽ｀ﾒ､!　　　　∨　ﾊ
　　　　　　　/　 ,' ﾍ{___ |ﾍ　 /　 ,zz{ミ、.| 　　　 ,　　 ,
　　　　　　 ,'　 / !'f"ﾌ'ﾊ　'!'　　'~´んrﾒ､　　.|　　 !
　　　　　　 |'　,' j! ` ﾋタ ,　|　　　 Vrタ' |　　.!　　.| 　　|
　　　　　　 i从! ,'　　~´ ｀　　　　　｀~´　 }　　|　　 !　　,{
　　　　　　 | V八　　　　,　､　　　　　　　j 　 .!　　 !　　 :,　　　　　　　　　　　　　　　妹さんを？
　　　　　　　 }ヾム　　　{⌒ ,　　　　　　ノ　　.!　　 !
　　　　　　 /!　 ,'ム　　｀ｰ'　　　　-=≦|　　|　ﾊ{　　 ,ﾊ
　　　　　　 ,　!　,: : : ヽ＿＿＿ ,..。≦　ﾉ!　　! /　　　ﾉ).!　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　 {　! .{: : : :ﾊ: : ≧:.、　　　　　{::,　　!'　,　＞' jﾉ　　　 ┃　　ナズーリンは不思議に思った。　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　ヽﾊ !'＼_( ヽ:,斗--------- ミ, _ﾉ'"⌒´　　　　　　 ┃　　目の前の依頼者、地霊殿の主「古明地さとり」は　　 ┃
　　　　　　　　 V_ 斗r七' フ77 ￣￣＾ ' ーミ _　　　　　　　　 ┃　　人の心を読む事が出来る「覚妖怪」として、　　　　　　┃
　　　　　　 f'"　　　／／ﾆ,' {　　　　　　　　　　＞　、　　　　 ┃　　忌み嫌われる存在だ。その能力ゆえに、　　　　　 ┃
　　　　　/´|　　　,　,.ｲﾆｱ/|　!　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 ┃　　普段は地下に居住し地上へ訪れる事も殆ど無い。　 ┃
　　　　 ,　 .i 　 ,　,ｨﾆ{!ｱ/ﾆ|　!　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛

　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　／　＿　＼　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　/　／　　＼　',　　　　　　　　　　　/　　／￣＼　＼
　　　　　　　　|　 l　　　　,　''"￣￣￣￣￣￣ﾞ"''' ､,, / 　　　　ヽ　　l
　　　　　　　　 l　ヽ　／　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　l 　l
　　　　　　　　　＼／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ＿／　/
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿／
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　|　　　　　|　　 |　　　　　　',
　　　　　　　/ 　　　　　　　 ,､　　 |　　　　ハ　　|　　　　　　ハ
　　　　　 /　　　/ 　　＿/_l　.　|　　　_/＿_l　 l　　　　　　　|
　　　　　　/イ　　　|　　, ´ /　 ∨ﾍ| 　／　　/ lヽ　　　　　　　|
　　　　　　　 |　　　l　　　 /　＿　 j／　　, ─　､＼|　　　　　l
　　　　　　　 |ﾊ　　〉　 '/´/ ,　ハ　　　　/ r'し'　ﾘ　l　　　　　ﾍ　　　　　　　　（彼女が訪問しただけでも意外だが・・・・
　　　　　　　　∧　ハ　ハ {r'し':::::}　　　　　l::::::::::ﾒ. /　　　　　　ﾍ
　　　　　　　 /　　　 ∨　ヽヾ:::::::ﾒ　　　　　｀ー" '/　／　　　　　ヽ,　　　　彼女の妹は・・・・・）
　　　　　　　l　　　　　|　ハ　￣　　　'　　　　　メイ　　　ﾉ　　ﾊ i
　　　　　　　|　/　　　|／　＼　　　　　　　　　　ハ/　　/　　 /　}}|
　　　　　　　|ハ　 /i　ハ　　 ,＞＿　´｀＿イ /　　　/　／　　ﾘ
　　　　　　　 ∨　|/　 l 　/ l　/∨| ￣　　 / /イ　ｲ　／
　　　　　　　　　　　　／∨　 l/　＼＼＿　/イ　/／ {／＼
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　＞ｒ　ｒ＜　　　　　　　　＼

.
459 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:47:43.50 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　 -‐ …… ‐-　　.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 . : ⌒.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ＼
　　　　　　　　　　　　／.: :ィﾆニニニニニY⌒Y⌒Y.:＼
　　　　　　　　　　　　　　／.: .: /.:￣.: .:/.: ￣￣:人　　　人.: .:丶
　　　　　　　　　　　　　 '.: .: .: /.: .: .: .:/.: .: .: .: .: i.: .＼／.: .: .: .: .:V/
　　　　　　　　　　　　 /.: .: .: /.: .: .: .:/.: .: .: .: .: .:}.: .:.: .:V/.:-==-_.:V_/
　　　　　　　　　 /.: .: .: / .: .: .: ｲ.: .: .: .: .: .: .}: .: .: .: }.: .: .: .:V-=ﾆﾆ=- ＿
　　　　　　　　　　　 'ｲ.: .: .:'.: .: .: /　{.: .: .: .: .: .: ﾊ.: .: .: .:}.: .: .: .:.}:､.: V/￣ -=ﾆ
　　　　　　　　 /　|.: .: .:{.: .: ./{‐-{.: .: .: .: ./:/-‐V/.: :, .: .: .: .:}.:.i＼〉
　　　　　　　　　　　　|.:ｉ.: :八.:./八　八.: .: .:/}/　　 Ⅵ.:/.: .: .: .:/.: }
　　　　　　　　　　　　|.:|.: .:.i.Ⅳ¨芋示ミ＼/ 　¨芋示乂.: .: ｲ.:/.: .,
　　　　　　　　　　　　|八.: .{:乂　乂ツ　　　　乂ツﾒ.: .: '.:.}/.: ./
　　　　　　　　＿⌒＼{.: ﾊ.:.:.:　　　,　　　　 .:.:./.: ／.: .: : ｲ:{
　　　　　　　　_ -=ﾆﾆﾆ=- V.:.込　　　　　　　 u /ｨ.: .:, .: .: /人{　　　　　　　　　はい、貴女の仰りたい事は分かります。
　　　　 _ -=ﾆ=-￣　　　 {.: /个: . 　 - -　　／.:／}.:/}/_　⌒
　　　　 /ﾆ=-　　　　　　　 ∨}_.乂ﾆ＞　_　　イ八ｲ⌒}/-=ﾆ=-＿
.　　　 /ﾆ=-　　　　　　　　}⌒7/〉 : :/ '　　　　　 /　　＼__￣ -=ﾆﾆ=- __
　　　　-=/　　　　　　　　_人_/〈/　. :　　　　　／　　 /〉　/⌒7ﾍ_￣ -=ﾆﾆ=- __
. 　　 {=-　　　　　　 rくﾆ)⌒7/〉　:{　　　／　　　〈/　/⌒/⌒V　　　￣ -=ﾆﾆ=- __
　　　　-=ﾆ __　　　　 {ﾆﾆ{__/〈/　　∧ 　／　　　　/〉　/⌒'-=ﾆﾆ>､_　　　　　　￣
　　　　￣-=ﾆﾆ=-_　jニﾉ⌒ 「{　　 Y⌒⌒Y 　　〈/　/^/-=ﾆニニニ＼
　　　　　　　￣-=ﾆﾆ7ﾆ{⌒{　{_〉　--＼／へ　　「{　/^V-=ﾆニニニニ=-_
　　　　　　　　　__ ／ﾆハ__j／-=ﾆニ{{乂ﾆニﾆ＼{_〉/⌒{=-Y-=ﾆニニニニ>､
　　　　　　　　　{ﾆニニﾆ「-=ﾆニニニ＼＼ﾆニニ＼{__人=-}-=ﾆニニニニ=-＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
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　　　　　　　　　　　　　／::＿::::＼　　　　　　/::::/ 　　＼:::::',
　　　　　　　　　　　　　,'::::/　ヽ:::::|　＿＿＿l:::::l 　　　 |:::::|
　　　　　　　　　　　　　ｌ::::ｌ　　ゝ-': : : : : : : : :''､l　　　　 /::::/
　　　　　　　　　　　　　＼,ゝ":　/／: : : : : : : : : :ヽ｀ヽ／::／
　　　　　　　　　　 '/: :/ : : /: :/ : : : : Y: | : |: |: : :｀´，: : .
　　　　　　　　　　　　/ :' :〃: : {: :,:{ : : : : : |: : : :|: | : : : : | : : : :
　　　　　　　　　　　　' {|: : |': :.:|:|_/∧: l: : : :}|: l: :|: | : : : : |: : : : }
　　　　　　　　　　　　|: |: : {: :l:.|:|:{｀ヽ从: : /,ﾑ斗|:_|_: : : : |: : : ,
　　　　　　　　　　　　|: {: : |Ⅵ:圦{汽_;｀ ∨ イ斧(_;j': : : :/: l: ハ
　　　　　　　　　　　　{从: :{: :从:{ ∨ｿ　　弋こｿ,: : : /: : l:/: : ',　　　　　　　　　　だろうね。
　　　　　　　　　　　　　　＼Ⅵ: :.　　　 ,　　　　 /: : /: : : i/: : : ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　 }:､: :人　　　_　　　　/: : /: : : : : : : : jー-
　　　　　　　　　　　　　　　从:＼}: :＞｀_｀　..ィ/: : /: : : l: : : i: : /　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　　　　　　　　　 }/: ＼: : : : :| 　 /: イ: : : : ,l : / ﾚ'　　　　　┃ ナズーリンが考えてた事柄は　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　_r‐ つ: : : :,.ィ/ 　‘／⌒＞/ ｊノ　　　　　　　 ┃ 早速、さとりに読まれていた。　　　┃
　　　　　　　　　　　　｢　く,ィｱ: / /'　／　__／　 ∨　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　　　　　　ﾉ｛　_､〉〉':／｀不　　　　　　　　､
　　　　　　　　　　　　 / 　 ¨´ / '　／::l:::::ヽ　　　　　　　　} 、
　　　　　　　　　　　　ｲｰ　 - ｧ´　/:::::::i:::::::::i　　　　　　　　＼

.
460 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:47:56.93 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　ﾄ、　　 __,,,,.....,,,__
　　　　　　　　　 /　!'"´　＿＿_　　｀ﾞ'　、
　　　　　　　 .／　 ,　''"´￣￣/｀ヽ=-､　`'ｰ-‐ｧ
　　　　　 / 　／　　　　　　　　　　（｀'´）k'
　　　　　　 ;　 ./　　　／　　./　　 }　､｀'´八＞
　　　　　 ./{／l　　　/ -/-／ |　　ﾊ　; 　　＼　　　　　　　　貴女がご存知の通り、
　　　　／|　 |　　 |ｒ;テ=ｒ-､ ! 　,:'　}- |　　} r‐-ヽ　　　　　　私の妹は「覚」としての能力を自ら封じているため、
　　　 , '　　;　ﾉ　　　| ゝ-┴　 |／　rﾃｒ !　 ,' ;
　　 /　　/∠ ﾍ. 　　'､xx　　　　　ヾl!/／ /　　　　　　　　　　「無意識」で行動する事が多く、
　　 .{　∠、 i　　ト､.,_,,.＞　　　　　　xイl|／｀ヽ　　　　　　　地下からいつの間にか居なくなる事は
　　　'、　　）､　 '、　｀ヽ、　　´ 　　人ﾊ´　　 }　　　　　　　　日常茶飯事と言えるでしょう。
　　　＼（／＼ } ＼　 }　＞‐ｧ＜´|　　ﾉ　　 /
　　　　　｀ヽ.　　,＞ ' ∨、　 / ﾄ､ﾉ-イ　／
　　　　　　　ｒ＜ヽヽ　　　＼ﾝ'　　＼ト‐'´
　　　　　　 ./´　＼＼ヽ　　　ム　　 }r'ヽ
　　　　＿,!　　　　∨}ヽr-‐ｧ（｀'´）くl 　 }￣｀ヽ　　　　　, -,
　　, '"´ 　/|. 　　　　∨￣　　｀Y　 _ﾊ　ﾑ　　ﾉ　ｒ､　.,:' ./
　 .{　　　/ .;　　　　　}　　　　　 },.'´＿｀ヽ}-‐''　　}　} / ./_
　　'､　 r'　　　　　　　;、　　　　 ({く弋ﾉ .>}＼　　_{　ヽ/´/ヽ
　　｀7　　　　　　　ﾑﾞ　　　　　ゝ､,__,.ノl　　`「ゝ､　 l_/_/ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ,
　　　　　　　　　　　 {i　　　　　　＿/　___　i:,
　　　　　　　　　　　 {乂__ ,　 ' ´　　{i /⌒　.|v 、
　　　　　　　　　　　 {:,ア´　　　　　　｀＜)　|ﾑ　ヽ
　　　　　　　　　　　,.:'　　　　　　　　　ヽヾ |ﾆ}　　V
　　　　　　　　　 //　{ 　　 {　　＿_　　　 |ﾆ}　　　,
　　　　　　　　　 '/'　 :{⌒　 {＼´　＼｀　　 ∨ V V }
　　　　　　　　　 {' {　　{ｧ=ミ, {　 7ぅ示ﾐx　　　}　iV V}
　　　　　　　八ヽ　{)　{ﾘヽ{ 　Ｖﾀ　}’}　　,　 | V ｖ、　　　　　　　その、居なくなる事が当たり前の妹さんを、
　　　　　　　　　　　　ヽ{"　'　｀　　 ""'　'　　　　j　}ﾊヽ
　　　　　　　　　　　/!八　　　　　ノ/ /　/!　　'　从}　　　　　　　　私が探す必要性が気になってね。
　　　　　　　　　　　,_ﾉ￣ヽ　`　　フ / ／ノ　ﾚ从'
　　　　　　　　　　　 }　､ヽ'　ア丁/イfニ＞' ＞、
　　　　　　　　　　　,　ヽ )’ ﾉjﾚ斗ｒ-| ﾚ ,x≦ニニヽ
　　　　　　　　　 ,.ｨﾉ　ｰ’／斗---ミレ'ニニニニﾆﾊ
　　　　　　　r≦ﾆ/　　 /〃)ニニﾆ（）〃ニニニニニ,
　　　　　　 |ー-- ￣￣7 ﾌ/ﾆﾆ7 7ヽ/ニニニニニニ,
　　　　　　 |ニニﾆ==-/／ニニ' /ニニニニニニニﾆ{、
　　　　　人ニニﾆﾆ/＞':Yニ//ニニニニニニニニﾆﾑ
　　　　　 V´ ￣￣　ｆ:::::::::::|アノニニニニニニニｒ‐vﾆﾆﾊ
　　　　　 ,　　　　 |:::::::∠　￣斗ｒー-ミ~^'＜ﾆﾉ}、Ｖ斗' }
　　　　 r､:、　　／ :レくﾆ＞'´{:、｀　　　　｀ーｧ'　￣￣
　　　八￣ >'ｨ"ﾆ／　　　/　Ｖ)　　　　　 /ア
　　　　　ｰく/(ﾆﾆ（　　　　　　　　　　　　 /ﾆ{

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461 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:48:09.10 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　_,ノ）──- ､.,_
　　　　　　　,　'"´　　　＿,,,....,,,__ ｀　､
　　　　　／　　 ,.　'"´　　　　　　`' ､＼
　　　　 ./（｀'´）'´　　　|　　　　　　　　　　`ｰノ
　　　　 | 　Y　　　　　/__,.　|　　 ,|　　　､｀ヽ｀ヽ.
　　　　 ',　 |　/ 　! 　| ＿ /!　 / |　 ,'　 .∨　!.　　 ',　　　　　　　　普段は何も告げずに居なくなるのですが、
　　　 _ノi_.ﾉ　| 　 |ｨｿ￣ﾘヽ|／　 !/､|_　 ! ﾄ､（.　　 |
　　 /　.ﾉ｀ヽ ', 　|,,´￣　　　　､__, !　/ノ　｀　　 !　　　　　　　今回に限り「人間の里」に行くと
　　 ! ./　　　）＼,ゝ　　　　　 .　　,,ﾚ（　　　　　 ,'　　　　　　　　宣言してから消えているのです。
　　ヽ!　　 /　　＼ u　　 -　　　八　＞　　　 /
　　　/ヽ、　 _人　　）ヽ、　　_,,. イ　ノ´　　　 , '　　　　　　　　　それも、「とある人間に会うために」とまで発言して。
　　 ,' 　　）'´　＼）イ＼　￣|ヽノ |／　　　／
　　 ! 　　　_,,.イ´ ＼>､＼_rﾍ　|＼-‐-､　/´
　　 ',　 /´　　　、　＼＼/（｀'´）!,. --､／、
　　　＼|　　　　　∨　　Y 　 Y　 !＜O>!/ ＼
　　　　 ! 　　　　　 '.,　　＼ ( `')' ､__,.ノ　　ヽ、⌒ヽ.
　　　　,'　　　　　　ﾊ　　　　｀Y　_ノ　 ∨　／ﾄ､　　|
　　　 ∧　　　　,.イ /|　, '"´￣(')´|　　　|_./|　 |__| 　 !

　　　　　　,.ｨ'"´￣｀''ヽ、
　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　/:::::::／´￣￣｀ヽ::::::∧
　　　|:::::/　　　　　 ',::::::::|
　　　',::∧::::::::::::::　　/::::::/
"´￣｀"''ﾐ　:::;;;;;::::::／::::／
　　　　　　　　｀ﾞ'''＜
　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ',
_,, /|　　　､/!　 |　　　　 ',
／. l　　 /｀ﾄ､」|,__ /　　 l
'=ｧt!　　/＿| / |,..ｲ　　ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　成る程ね。
ノﾉ |　 /　|l￣｀ﾞ|.l''!　　! /
´　 |／　ﾞつ_ノﾉ |　 /〈　　　　　　　　　　　　　　　　古明地の妹さんに春でも来たのかな？
　　　 ,　　　ー'",|／　＼
　　　　　　　　　 /　　　　ヽ
　ーニァ　　 ,. ｲ　　　　　 ',
＞､,,__,,.　＜::::/　　　　／ヽ/

.
462 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:48:22.46 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　ﾄ､　　_,,.. -──- ､.,_　　ﾄ、
　　　　　　　　　/　'"´ _,,..　-─- ..,,_　｀ヽ/ .}
　　　　　　／　 ,. '"´　 /´　　　　　7⌒'-､｀ヽ
　　　　　　, '　　／　　 ;　　　　ト､ |＿_,ノ､　,ハ
　　　　　 ;'　　, ' 　／, 　i　　　 ! ＿ヽ　　､＼　|
　　　　 ,l　 ./ 　 /-./ト/| 　　　,ﾑ __　 ,ﾊ　　 ;　ヽ､.,_
　　　／　　'　　 ;　/_」_八　　 / ｧ'lﾌてlﾒ|　　 |　　|　｀ヽ　　　　　　　茶化さないで下さい。
　　＜.,_ 　　|　　 |ｨ'´hﾌ「} ＼/ 　　ゝ--ﾟ'.!　　 !　.八　　 }
　　　｀ｿ.八　　|! 、ゝ'"´　　,　　　xx./　　/　　　＼　/　　　　　　あの娘の事は、貴女もしっているでしょ？
　　　∠.,,_ イ＼　､xx　　　　　　　 ∠　イ　　ノ⌒ ）
　　　　　　ﾉ　　_,＞ヽ　　　 lｒ￣｀ヽ　　　/ｿ　　（　／　　　　　　　「もしも」の事を地上で・・・・
　　　　 '´￣l「　　人　　　､　　ﾉ　／/　　　　Y
　　　　　　　八　　　ﾉ＞､,　　　　, イ／　　　ノ}ﾉ、　　　　　　それも「人間の里」で合っては取り返しが付きません。
　　　　　　 / 　）_, ｲ　 _,,..ノ｀l ァ'´　ト､.,,_ｒ､（　　　＼
　　　　　　;　　　　　ﾚ'´　_,,.r' |　　　./ 　＼＞ｰ‐- ､　　 ;
　　　　　　{　　　 _,,.. -l´{!　　＼／　　　//　　　＼　}
　　　　　人　/´　　　ヽｒ＼;'⌒'v'⌒';　／7　　　　　∨
　　　　　' 　｀7　　　 |　　ヽｒ＼　　／イｒ┘! 　　　　ト、
　　　 {　　 ;　　　ヽ;　　　／￣｀ヽ!「　　 |./　　　　　|　 ';
　　　　､　 | 　　　　{　　/　　二ヽ7´ヽ,　 ,L.,_　　　　 |_.ノ
　　　　　＼|/ 　　　,ｒ‐'7　　　ｒ‐ｧ'　　　Y´::::::::｀ヽ.　　;
　　　　　　ｒ' 　　　/ ／{　　 _ノゝ､　　_,ノ￣＼く()} 　ﾑ

　　　　　　　　　　　　　 ,.　-―‐-　._
　　　　　　／￣｀ヽ＞'´ 　　　　　｀ヽ.ｒ'´ ￣｀ヽ
.　　　　 /: /⌒ァ'´　　　　　　　　　　　Ｙ´￣ヽ: ﾊ
　　　　　|:: {　／　　　　　　　　　　　　＼　　 } : }
　　　　ヾ ∨　　 .:　　　　.:　　 :ヽ　　　　ﾞぐノノ
　　　　｀7　　　 .:: 　　 ..::　i　 .:ﾊ　　　ｉ　Y´
　　　　　　/　 .::　::/::　　 ::/| ::ﾊ ::!､:ﾚｲヽﾄ､ル' i　　　　　　　　　　　　しかし、古明地の妹君は
　　　　 { 　 ::i ::/ ﾊ　 ::/ ィ 7_十' } :|　 l.　　 |
.　　　　　＼　l　ﾑT弋 ::i　 !/ 7示､} l　｜　　 {　　　　　　　　　　　最近は里の方で目撃証言がチラホラあるけど、
　　　　　　　|　l :|: YＴ:ﾄ､{　　ﾋzｿ } :!　ﾄ､　八
.　　　　　ノイﾄ {.ﾊ　v} ,｀　　 ,, ノ'个　 |ﾉ｜　ヽ　　　　　　　　　やはり彼女自身は危険なままなのかい？
　　　　　　ﾉ　 / ﾊ ''　　　_　　　　,仆､/.|　!　　i
　　　　　　　〈　ｲ｜.i >､　　　　 , ｲ厶イ人ルﾍノ
.　　　　　　ノイハﾊﾊヘi ＞ェ≦xｧ⌒>､
　　　　　　　　　　　　　　ｒ} Ｙ／／　｀ヽ、
　　　　　　　　　　,-ｧ'^Ｙ7 ,c=く　　　　丶
　　　　　　　　　　　 /´　 / {ﾉ.　　　　　　　　 ' .
　　　　　　　　　　　 ! _　--/Y.　　　　　　　　ﾍ
　　　　　　　　　　　ｒ´r-'^ ヽl. 　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　 /'´　　　ﾘ　　　　　　　　　　ヽ
.　　　　　　　　　下､　　　/　　　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　／￣｀l　ﾍ　　/　　　　　　　　　　　　　_. - ゝ、
.　　　　　／　　　 l.　ﾍ. /　　　　　　　　　／イ ⌒_》
.　　　　 /　　　　　 !　i　Ｙ　　　　　　　　／／. レ'´
　　　　　ト､　　　 l c!c｜　　　　　　　／／ !　 l<

.
463 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:48:36.12 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　_,　-‐_ _ _ _ _ _ _ _ 　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　／:_::_::_::_::_::_::_::_::_::,,:::::.`..､,　､　＼
　　　　　　　　　　　　ｨ "　　　　　　　　　　　｀" ､i///ヽ-‐､＼
　　　　　　　　　　／　　　　 ,′　　　　　　　　ﾔ//////〉.∧
　　　　　　　 ,′　　　　/ i　　　　　,　　　　　　ﾏ///／　 ∧
　　　　　　　　 /　　　　 .,′{.　　　　 i　　　　ヽ　 Y ﾞヾ:ヽ　　∧
　　　　　　 {.　　　　 !　　i.　　　　　!∨　　　　 i,　　　∨　　 i
　　　　　　j 　　　　 ┼--.∨ 　　 ./! ∨　　　 i　 |　　/　　　l
　　　　　　　　|.　　　　 x;;;､.　∨　　.卞i　＼　　　　 i　　i 　　　|
　　　　　　　　|/{　　　《斥个､ ∨＼ .!　 `ー---　　,′　|　　　 ,′　　　　・・・・私もあの娘の行動がよく分かりません。
.　　　　　　　　　Ⅷ　　 Y {ｒ'　}　　　　`.ィ示ミｭ､.＼ /　　 ,′　　 ,′
.　　　　　　　　　ﾉ丿　 i　ﾞｰ"　　　　　　ri　　 }　 /　　 /　　　　′　　　　今までも、分からない事だらけでしたし。
　　　　　　　　　" Ⅳﾉ　{　　　　, 　　　 `ー ′/　　 ,′　　 / i
　　　　　　　　　彡分.、　　　　　　　　　　∠.　　　!　　／　 |　　　　　　ただ、今までと違う事がありまして・・・・
　　　　　　　　　ｊ!八丶　　`　　　　　〈/ ,i 　 |　 .,′' ヾ.ゝ
　　　　　　　　　　　　'　　)　ﾉ ≧　　≦ 　　　 / , .| 　 |　/ヽ′
　　　　　　　　　　　　　　'"　从人／　i 　　 ./, ′ゞ、∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 ,′　　 '　　　　丶

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,,...,,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　／;::---､::｀:.、
　　　　　 ,..-─-..､　　　　　./::/ 　　　' ､::':,
　　　／;:-─‐- ､::ヽ.　＿__|:::| 　　　　 }::::}
　　　/:::/　　　　,. l ''"´　　　　｀"'　､　/:::/
　　 .{:::::{　　,　'´　　／　　　　　　　　　ヽｲヽ.
　　ヽ､`／ .／　./　　　　ﾊ　ヽ.　　　　　 ',
　　　　 7　./　　 | 　　 ,　/ト--　',.　　　 ',.　 |
　　　　,'　.,'　 ./イ| 　　./|/ _|＿」_ ﾊ. 　　 |.　 '
　　　 |　 |　./_」八.　 ,'　 'Tて,ﾊ｀Y|　　　 |　　ヽ、
　　　 |　 | /斤' ﾊ＼|　　弋__り人|　　　 |.　　　　',
　　　.八　|八弋_り　,　　　　 ⊂⊃ｿ　　　ハ　　　 }　　　　　　　　　　　　　今までと違う事？
　　∠、|＼⊂⊃ 　　　　　　　　 ∠.,__,. イ　,'　 /　 /
　　　 /ヽ､_,＞　　　　 - 　　　　/　　　 ,　/ イ|.／
　　 ,'　 /　人　　　　　　　,. イ､＿__／ﾚ'　/
　　 !　､イ　　|｀　7ァ=ｰｒ " 　//　　　｀'　く
　　　＼/　＼ｒ'"´￣／{ |,＿／/ヽ.　　　　　＼
　　　　　　　　　 /　 | ｒ‐| l´　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 /　　| |　| |　　　　　　　　　　　 _〉

.
464 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:48:52.13 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -‐‐　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 _ =-‐ﾆﾆﾆﾆﾆ‐-=　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィ´＞''´ ￣￣￣｀''＜＼　　　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 ´´　　　　　　　　｀｀( ｀Y´ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　＼,／､
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　｀￣´￣/　　　 ./　　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　.∧‐- 　　　　　_}　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 ∧{ ＼{ ､　　　　 ´/ヽ}ヽ　　　　 ‐ ､＼ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　l　|　||イ示示ﾐヽ{　　}　/示示ﾐ　.}　　　　　} } } ∨',
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　l　|　|ゝ弋zｿ　　ヽ/}/ 弋ｕｿ }　} 　＼　 } } i　∨',
　　　　　　　　　　　　　　ゝ{　{　{＼、、　　　　　　、、/／　　　｀¨　ﾉｲ　 ∨',
　　　　　　　　　　　　　　　 /　＼〉、　　　　　　　　　ｰ ´　/　　 .}　　} {' 　　∨',
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /|　　}ゞﾆ=　　　　　　　　　 /　{　　 } }　　}＼,　　　} .}　　　「恋」をしているみたいです。
　　　　　　　　　　　　　　ノイ　!　ﾉｲ＼　　ｰ　一　　 /　､＼　ﾉｲ /}/　　　　 } .}
　　　　　　　　　　　　　　ヽ{､　　＞､　　　　, イ{ { /＼__ﾆ-‐{ '　　　　　 } .}
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ{､　{ﾆゝ }｀ ¨¨´　　.リ { { ＼〉　ゝ､　　　　　 } .}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _(　ノ＼〉　./　　　　　 / .ゝ｀ヽ､､　　　　　　　/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　 (　 /ｒi　　　 { 　　　／　　〈/　/´｀)　　　　　/ /
　　　　　　　　　 ==　　　　　 /´( 　 { l」　　　 ', 　 __／　　　 _　 /´ _)ﾍ　　　 / /
　　　　　　 r‐ '´　, ､＼ _,／´ヽ　￣￣￣￣＞ v ＜__　　　〈/　{´ _) 　 ∨　.／..ｲ
　　　　　　_ノ　　｀ヽ､｀¨¨ゝイ}_　ヽ　　　　　{ 　　　 }　｀ヽ､　/´　)　　　 vイ／
　　　　　ﾉ　　ヽ｀ヽ'　　 r‐┴ 　　 ',　　　　＼　 ,／　　　　二¨´　　／／
.　　　　 /　　r _ノ¨´¨｀､ヽ-‐　　　　',　　　　〉／　　　　　{ 0_}　　.／／　!　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　{　　ﾌ -‐ ´｀ヽ}´ ゝ-､　　　 ',　　　　//　　　／´: : : : :｀ヽ／　　 |　 ┃ さとりは心配そうな口ぶりとは裏腹に ┃
. 　　／|　 ¨´ {‐､　　＿´￣ヽ}　　　　}｀ヽ　 //　　　 ./: : -ｧ==-.､　 ', 　　 !　 ┃ 少しだけ嬉しそうであった。　　　　　　 ┃
　　／　 .!　　 _ '　 ∨´ヽ　　 __ゝ､　　 .}　│ { {　　　 {／　/イう心＼} 　　 |　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
.　〈　　ゝ／　　〉　　／　　　〉／´ 　 !＼.{　　　 {＼　)弋_ｿソ／} 　　 |
　　ヽ　ヽ/　　　　/　　　 {　　　　/　　　　 |.　＼　　　ﾍ: ｀ゝ==イ: : /　　　│
.　　/　　 {　　　 {　　　＼　　 {　　　　 | 　　＼　　〉, . .____ . ／　　　　.|

┌─────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────────────────┘

┌─────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────┘

┌────┐
└────┘

.
465 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:49:06.14 ID:ixkmjr0v: 　 ┌──────────┐
　 │ 宿屋内　やる夫の部屋 │
　 └──────────┘

　　　　　　　　　 __ア´　　　　　　　　　　　｀`　､
　　　　　　　　ｱ　　　　　　　　　 ´　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　.′／　　　　ｧ'ﾞ　　　　,.:ﾞ　( 　　､⌒' ､＼
　　　　　　　 __　 {／　　　　　./　　　.'　./}　　ヽ.　　＼.　ヽ　､ ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　,.｡*''"⌒" ,＾^'* ,ｧ'ﾞ　　　′　 .' {: / {i　　 ‘:, ､　　ヽ　　　 ┃　やる夫の隣でこいしは安心した表情を浮かべて眠っていた。 ┃
　　,.:?ﾟ　　　　 {　　 / ﾟ?:｡　.ｉ{　{　 {/ﾚ'　 ‘,　　　ﾞ:, ヽ　　ﾞ:, ` ､ ┃　年頃の少女が自分にピッタリとくっついて眠っている。　　　　 ┃
　　　　　　　　　八　 .′ 　ﾟ:,从　, 从　`ヽ,　,｀`　　　　　　　　　ﾞ: ┃　やる夫はある意味理性との戦いでもあったが、　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　.､{　　　　ﾟ,{^＼　､.､　　 } i 　　 } 　 }　 :}､　 ┃　ふと、幼なじみの事を思い出していた。　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　 jI斗* ''^".人　　　ﾟ,.　　ヽj「　　　り:,　}　., 　 :}　 ,　ﾞ:, ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　´　　　　　 __　＼.　　ﾟ,:.　　　､　 '　 } i ,ﾉ / ___,:ﾞ　/ ,,.. }ﾉ ..,, _
　　　辷=ｧ-=七Iさﾞ⌒｀`'く.＼　ﾟ,个s｡　　　 ,.zﾉ ∩(, - {*''"乂　　 ⌒¨^''* .,
　　　　 'ｰ--　./　　　　ヽヽ j}' ヽj} 〕ﾆ爪.,.｡* i　 (,. -} ､　　｀`丶､.　　　　 `' .,
　　　　　　　　/　　　　　　　 }L.ｧ'ﾞ゛　'く,.｡*''゛　 .八　ゝ'从＼｀`　､ .}　　　　　　　 ^:,
.　　　　　　 /　:{　　　　　　　 .′ 　　 ,　 /⌒'Yノ　　/⌒ヾ　)　　 )'　　　　　　　　　ﾟ,
　　　　　　 /　　{　,　　｀⌒｀从 ':､,_,,　人,｛i:i:i:i:i乂　ｲｧ , r‐く　　　　　　　　　　　ﾟ
.　　　　　 /　　 :{/　　　　　　 ⌒ﾆ==彡くﾞ⌒ヽ／⌒¨7　'´　 'ﾞ｀Y
　　　　 ′　　〈　　　　　　　　　　　 ∨i:i:i}i:i:i_彡'　　　　　 ,　　　　　　　　　　 }
　　　　　　　　　∧　　　　　　　　　　　　　厂￣i:i}　　　　　ィﾞ__　　　　　　　　　 ;
　　　　人_　　/zミ,　　　　　　　　　 /i:i:i:i__ノ⌒{=-　''^＾　　 ` ､　　　　　　　 ,
　　　　 /⌒¨ﾞ´　　∧　　　　　　__,,.. =- ''"ｱﾞ⌒,:i:i:i:j}　　　,.　　　　　Ｖ　　　　　　　ﾟ
.　　　 /　　　　　 /,沁、,z=　''"⌒＾.. .. .. ./.. .. 7⌒r'ﾞ　　／　　　　　　　} 　　　　 ,:ﾟ
　　　/　　　　 jI斗* ''ﾌﾞ.. .. .. .. .. .. .. .. . / .. .. .ﾞi:ｉ:ｉ:L, 　　　　　　　　　人　　　 ,$
.　　 jI斗ｧ ''"゛ .. .. ／.. .. .. .. .. .. .. .. .. ./.. .. .. {i:i:i:i_j},.:ﾞ　　　　　　　 ,.: ﾞｰ-　　 ,.?ﾟ
　　乂/.. ... ... ... ... ... .. .. .. .. .. .. .. .. ../ . .. .. ..{i:ｉ:ｉj{/_____　　　　　,. ﾞ,,.　　　　 `ﾏ

.
466 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:49:20.41 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　＿＿＿
　　　　／　　　　＼
　　／　　　　　　　＼
　／　　　ノ　ヽ､_　　　＼
　|　　（ ●）　（● ）. 　　 |　　　　　　　　　　　（インデックス達は元気にしてるのかお？）
　＼ｌ^l^lｎ__人__)　　　／
　／ヽ　 L⌒ ´
　　　ゝ　ﾉ

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

.　　　　 r､　 {ﾞl
　　　　　rﾄ､＼} ヽ∩
　　　　　＼｀　　　 | _
　　　　 ⊂ﾆ　　/　 j/　）⌒＼　　　　　　　　　　　　　´　￣￣￣｀丶、
　　　　　　　＼　　く／　＼｝:＼　　　　　　　／　　　　　　　　　　､＼
　　　　　　　　　>＜´　　／ :::::∧　　　　　　｛ Y´ ￣￣￣￣￣￣＼}　ヽ
　　　　　　　　/　　　　／ :::::::::/　＼　　　　　 /│　　　　　　　　　　　|　　'.
　　　　　〈　　　／ ::::::::::／　　　　　　　厶└ ｧ:T:7丁: :7-: :┬-､|　　 !
　　　　　　　　＼／:::::::::::／　　　　　 ',　　 ∠: ﾚ{: /=ﾐ/　ﾚ∨x=ﾐ∧: : ＼.　|
　　　　　　〈:::::::::: ／　　　　　　　｝　〈　ﾑ|:Ⅳ7心.　　　ﾄﾟ心ﾞﾊ: ､: :＞
　　　　　　　　　＼／　　　　　　　　　{ヽ　/　j:.|:│弋ｿ　, 　弋)り }: ⅣＶ　|　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ∨　/: |:│''' 　　　　 ''' │:|　　　|　 ┃ やる夫とインデックスは幼なじみであり、　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　＼　　　　　　＼{ : |:人　　｢　￣}　　　|.:ﾑ　　､|　 ┃ 明るく普段は態度も大きいインデックスも　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 Ⅵ |_j:＞ _　ー'′イ: :| |: |　　 |　 ┃ 怖い事や嫌な事があった時に、　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　｀丶､　　　　　(匸{_| |匸)ｱ(｀lﾆﾆ´j {ｽ:.:| |:│ 　 |　┃ 添い寝を頼まれた事があった。世間的に見れば、　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　｀丶､　　　　 | |　|::｀ﾄ､＿_／::::::}| l、|　　 | ┃ 「仲の良い兄妹」と言った所であろうか？　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 | |　に匸＞く ::: ／ | |_人　〈 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/｀丶､_| |　 |:::::∨＼_Ｘ.　　| |　 ∧　`、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : / : : | |　 |:／＼／ｰ′　| |／　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : / : : : | |.　〈　　/| 　　　 | l　　 |　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,′: : : : : : | |　 |:ヽ/:::|　　　＼| {.　　|　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : i : : : : :| |　/:::j|:::::|　　　　 ∧∨　|　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /{: : : | : : : : ﾊ∨::::∧::::|　　　　 ∧:'、 |　　　　　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　厶|: : : |: : : : :}八〉:/　l:::::|　　　 /.:∧:l八　　　　／:::::〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　 {::::｣: : : |: : : :/^7:::/ｰ‐l:::::|　丶 _ノ: /: :|:| 　＼__／:::::xく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'│: : :! : : ｛. /::/'　　l:::::|　　　_〕:∧: :N　　　＼_／　＼
　　　　　　　　　　　　　　　￣|: : :∧ j∨ }:::｝　　 {:::::{　⌒｀＼: :∨人　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: |/: :|// /:::/　　　､:::ヽ　　　　｀/:/ ∧　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 |/l/∨/　{:::::|　　　　＼:::＼　　ノｲ＼ : ＼　　　　　 |＼＼

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

.
467 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:49:32.76 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　／　 _ノ　　　ヽ、＼　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　／　　（○）　　（Ｏ)　＼　　　　　　 ┃　やる夫はふと頬から涙が流れた。　　　　 ┃
　　　　| 　　　 ||　（__人__）　 ..|　　　　　　 ┃　あれだけ仲の良かった彼女からも、　　　 ┃
　　　　＼　　　ﾉi　　!　　|.　／　　　　　 ┃　やる夫は忘れ去られたのだから。　　　　 ┃
　　　　　/　　し' 　｀⌒´　.ﾉ　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　|　　　　　　　.／ .／

　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 ∪ 　＼　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┓
　　　　　　γ⌒)　ノ三三三ゞ(⌒ヽ　　　　 ┃　怒涛のように様々な出来事があったので、　　　　　 ┃
　　　　　　／ _ノ　（＞）三（＜）＼ `､　　　 ┃　思い出さなかったが、やる夫自身が　　　　　　　　　 ┃
　　　　　（　 <:::∪:::::（__人__）:::::∪| 　）　　　 ┃　外の世界、全てから忘れ去られたという現実は　　 ┃
　　　　　＼　ヽ ::∪::::｀ ⌒´∪::／／　　　　┃　余りにも辛い出来事である。　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┛

.
468 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:49:52.31 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　；＿＿＿_；
　　　　　　　　　；／　　　　＼；　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┓
　　　　　　　；／　　／　　＼＼；　　　　　　┃ 落ち着いた今だからこそ、　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　；／　 oﾟ(（○）　(（○）ﾟo　　　　　 ┃ ホームシックというべきか、　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　；l　　　　（__人__）　　 |；　　　　 ┃ 辛かった過去が思い出されて行き、　　　　　　 ┃
　　　　　　；＼　　　　　｀ ⌒´ 　／；　　　　　┃ 感極まって、涙が流れてしまったのだろう。　　 ┃
　　　　　　；／　　　　　　　　ヽ；　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┛

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／　　　　＼　　　　　　　　　　　┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　ｏ ○ o´　 _ノ　ヽ､_　`ｏ ○ o　　　　　　 ┃ 一度流れだしたら止まらなかった。　　　 ┃
.。ﾟ　／ oﾟ/⌒)　 (（＜）)ﾟo＼　ﾟ。　　　　 ┃ 隣でこいしが眠っていたので、　　　　　　 ┃
　　　 |　0 /　/（__人__）'　　0　|　　　　　 ┃ 声を出さない様に耐えていたが、　　　　 ┃
　　　＼ /　/　 `― '　　　／　　　　　　 ┃ 辛い物は辛いのだ。　　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛

.
469 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:51:56.30 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 jI斗　=＝ 'ﾞ⌒｀` ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´ニニニニj　 _____　)'⌒i
　　　　　　　　　　　　　　／ニ ,,.斗f七Iて二二二二ニﾆ=‐- 　 _
　　　　　　　　　　　　　　　 ,.斗f≦ニニニニニニニニニニニニニニﾆ=-
　　　　　　　　 __ 　-=ニニﾆ斗* ''"＾　　　　.､　　｀`'≪ニニニニニニ=-
　　　　　　　　 __≫''゛ニニﾆ.ア´/　　　′ 　　　:}＼　　´,　`寸ニニニニニニ｝
.　　　　　　 _ｱﾞ二ﾆニニﾆ7　.:′　.'　　　　　　　; 　＼.　ﾞ,　　Vニニニニニ‐从
　　　　　 _/ニニニニﾆﾆﾞ　　　　 { ｛　　　　　_,ﾞj__{　　ヽ　ｉ}　}ニニニﾆﾆ‐ 仏
. 　　　　 7ニニニニニﾆ{　 :{　 { j{__{＼　　./ 从{　　 ,　ﾞ　.}ニニﾆﾆイ
　　　　　　 {二ニニニﾆﾆ‐乂从　乂}ヽ｝　､　/ﾚ抖竿ミ /レ'　.人.｡s≦
　　　　八ニニニニニニﾆｉ}＾＼.i 抖筏㍉ヾ　戈ッ｝　乂　｛＼
　　　　　　价:..,ニニニニニ,从 ,小｛弋ツ　,　　　　厶ィﾞ {⌒ヾ,　ヽ　　　　　　　お兄さん。泣いているんだね。
　　　　　　　　⌒≧=-　- ｧ'ﾞ　　｝,込、　　　　　　　人　｝＼　　　 }
　　　　 ,,..　 ..,,　　　　 .′ 　人　,介s｡.　　´　｀　イ　ヽ　　ヽ
.　　 ,:?ﾟ　　　　ﾟ''* ,　　　　　ｱﾞ　r く____彡'　ﾆﾆ爪{ｰﾚ' ..,,_,､　　　　′ ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　.′ 　　　　 ⌒ﾟ％,{　 /｛　,j}:i:ｉ{　　　｛　　　　　ﾉ　　　}_｣＼ﾉi　'　　 ┃ さっきまで眠っていたはずのこいしが　　　　　　　 ┃
　 .$　　　　　　　　　　　ﾟ?, 　V　辷{ 　　乂_r く r ､　　　.}_｣　ヽj/　　　 ┃ 心配そうな顔をしてやる夫に話し掛けてきた。　 ┃
　　ﾟ,　　　　　　　　　ﾟ:, ′　辷.､　　　rくヽヽ　　　　ﾉ｣　　 }　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　 ?,　　　　　　　　　　　　　　 ;辷≫ｰ'i゛　　　　 }ｰ=彡' 　　 '　　　 __
　　　ﾟ&,　　　　　　　　　　 }　　.′　　八　　　　 {.　　　ﾔ　　　　,&ﾟ⌒ﾟ$,　　 __

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／ノ　　＼＼
　　　　　／　（●）　(●）＼　　　　　　　　　　　　　　　　起こしちゃってごめんだお・・・・
　　　　／　∪　（__人__）　　＼
　　　　|　　　　　｀ ⌒´　　　　|　　　　　　　　　　　　　少し前の出来事を思い出して・・・
　　　　＼　/⌒)⌒)⌒)　　／/⌒)⌒)⌒)
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/
　／´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/
　|　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/
　ヽ　　　ヽ_ヽ　　　 /' 　　/　　　／
　　ヽ＿＿　　　／　　 /　　／

.
470 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:52:14.85 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　 jI斗　‐=＝=‐ﾞ,｀`'≪二二ﾆ=-
　　　　　´三三三 z-- ､ﾑ｀` ､`寸､ニニﾆﾆ` ､
　　　r'ﾞ⌒¨¨¨¨¨¨´　　　　 }i. 　ヽヽヽニニニﾆヽ
　　人｀`丶､ア´　　 ′ 　 }i　　　Vﾑ/ﾑ｀`　ニニﾑ
　　　　｀ヽ,ｱﾞ　　　　　　　′ ､　　 }i ﾑ/ﾑ　＼ニ,ﾑ
.　　　　　/　　　　,.ﾞ {.　　　　　ｰ‐'　　 .､＼　　＼ﾆ}
　　　　 ′　{ ｀ｱ{　.}!　｛i__　.{i　 {:.　　　＼/＼　　ヾ　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　{ 人｛人 {i､　｛＼　{i　乂　　　　＼/＼　　　　　　 ┃　こいしは咎める事も無く、　　　　 ┃
　　　　ｉ{　.乂　打ミ､　)ィ'ﾞ斗午ミ　　｀　　 }　＼/＼}　　　　　 ┃　やる夫に抱きついて囁いた。　　 ┃
　　&, 从　　 7' ﾋッ　　　　{V爪ヽ　　i}　　,.　　 }iヽ/ヽ　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　ﾟ?,　ヽ　.:{　 ,　　　　　　ｰ　　ﾉ　,ノ　　′　从ﾆ}/j}
　　　　ﾟc　),圦　　　　　　　　{　'ﾞ⌒i}　　　　　/¨¨¨¨´　　　　　辛い時は思いっきり泣いたら良いよ。
　　　　　ﾟ:,　i　丶　^　　　　人　 .}八　　{ 　 ′
　　　　　ﾟ&., 　　ｰ七" 　　 ,ヽ }ｧ=-ミ　　ｉ{　　　　　　　　　私で良ければ、いつでも慰められるからね。
　　　　　　　′ﾟ^ﾆ＝((_j_,,. 孑/　ﾉ j}⌒ヾ., .从　　　　 ,,..,,
　　　　　　　　　　　／¨¨i 　./ ／ｰ7　　　Ⅶ　ヽ　　.,:$ﾟ⌒?,
　　　　　　 {　　r‐く　　　i　〃 j{ｰ7　　　 }_j} ‘,　‘:, :$ﾟ　　 ∮
　　　　八　 ,辷=＼　.j{ {( j{ｰ7　　　 :}{L　‘,　,:$ﾟ　　　 ,:ﾟ
　　　　　　　ヽ　辷=七´ ,｀`辷7　　　　 {i,_j}　 ,:$ﾟ　　　　,:$
　　　　　　　ァ'ﾞ⌒ﾞ'ﾏ　　/∧.}　 ,.:ﾞ　　　 {iｰ=彡'ﾞ　　　　,:$ﾟ
　　　　　　　′　　　L,,,_∨/ } ./　　　 :{i｛　　,　　 {　,$ﾟ
.　　　　　　人ｰ‐'^ ,ﾉ⌒｀`ｰ=}/　　　　 {i｛　./　　　V/
　　　　　 /＾｀¨¨´i .{. 　　〈__彡'ﾞ　　 :{i:､｀`'≪ 　　､
　　　　　 ′ 　′ i从　　　｝　　　　　.:{i　＼　 ` .､.　＼
　　　　　 {　　　　 i　　､　　 .｝　　　　　.:{i　　ヽ　　Ｖ､:.　＼
　　　　　　　 {　〈＼　‘,　　｝　　　　　.:{i　　　　　　 }i}⌒ヽ__ヽ
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　　　　　　／　ノ'　＾ヽ_＼
　　　ﾟ　／｡;'⌒）　（⌒ヽ＼°　　　　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　／　o'ﾟ~（___人___）~o°＼゜　　　　　　　　　┃ その一言に　　　　　　　　　　　　　　　┃
　　 |　　　ﾟ　|/⌒ヽ| 　ﾟ　　　|　　　　　　　　 ┃ やる夫は堰を切ったように　　　　　　 ┃
　　　＼　　　｀ ⌒ ´ 　　／　　　　　　　　　　 ┃ こいしの胸に顔を埋めて泣いた。　　 ┃
　　　／`　　　　　　　　 ´＼　　　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　 /　　　　｀`"´ 　　　ヽ
　　 .| 　Ｙ　　　　　　 Y 　 |
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471 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/07(水) 05:52:32.10 ID:ixkmjr0v: 　　　　　　　　　　　 __　　　　　　　　　　　 jI斗.=ｧ'⌒ ､
　　　　　　　　 _ｱ⌒｀､、　　　　　　　 ´i:i:i:i:ｉ/ﾞ　　＼
　　　　　　　　　 7i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ﾏs｡.　　／i:i:i:i:i:i:i:i: ′　　　　　ヾ.､
　　　　　　　　　ｉ{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉⅥ⌒'く＾~¨"　 ‐= ｝　　　　　　 .ｉ{:i:ヽ
　　　　　　　　　ｉ{i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉｧ'ⅵi:i:i:i＼=-　..,　{　　　､__ 　ｉ{:i:i:i:jIﾆ=-　ミ
　　　　　　　　叭i:i:i:i:i:i:i:i, ﾞ　　､i:i:i:ｉ:ｉ:＼i:i:i:i:｀}　　　 'ﾞ⌒'くﾉL／　　　　｀ .､
　　　　　　　　/ 　､i:i:i:ｉ/　　'　　＼i:i:i:i:i:i＾'r‐ }　　　　／⌒,､　　　　　　　　〉
　　　　　　　　　　　ヽ/　 /　　　　丶i:i:i:八　辷====彡ｰrく⌒¨´　　　　　　,
　　　　　　　　　 / 　 ′ ,/^j{___/ ,'〕iト .,＼　　　 /ｉ:/{　‘,　　　　　 _,.ィ'ﾞ
　　　　　　　　　　 ′　　　7´,ﾉ{ /ﾚ'｀{ｉ　　ミ＼　 /i:i:′,　　　　　　´⌒
　　　　　　　　　　　ｉ{　 jI斗午ミ､ ,从　　ﾞi{i⌒i｀'ﾞｰi{　　､　}　／⌒''≪
　　　　　　　　　人　从.　　 {L ﾊﾘ　　　､{ j{L　レ'i}　ーr‐ヾ彡{⌒¨¨^｀` ､
　　　　　　　　　　　,ﾉ＼{「＼「｀¨¨　　　　　爪ﾉ心, j}　　 } 　　乂_i:i:i:i:i:i:i:i:｝
.　　　　　　　　 ,. ﾞ　　从 ,圦 ""　､　 ′　｀` ､ノ｝　　 .}　　}　}ﾏ⌒i:i:i:i ィﾞ　　　　　　　　　大丈夫だから。
　　　　{(　　　ｱﾞ　　 ,/⌒ ｰ‐丶　　　 -- 　ｰ=彡'　　 ,ﾉ　　,　,ﾆ=孑''"
　　　人ｰ‐　′　　 ′　　 }ー : .　　　　　　ィ'　　ｰ=彡7 .イィ'ﾞ
　　　　　≧= {　　ｧ'{　　　　 } ,ｱ'ﾞ}　〕ﾆﾆ爪　　　 ,.ｲ!　 .ﾞ {　乂__,　　}i
　　　　　　八　7 人　　　.,'　{ 　　　 ′ .,.:ﾞ .／､八　:{八 __彡'ﾞ　ﾉ｛　　　　　 ┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
. 　　　　 ′ ヽ　{L{i ヽ　 ′ {　　　　j{　 /{／　　＼,从　　､　／　:}　　　　　 ┃ こいしは子供をあやすような手で　　 ┃
　　　　　　　　 i　{L{i　 ,){　　.{　　／乂{　　　　／ハ⌒ ｰ‐ ''^ 　　ﾉ　　　　　 ┃ やる夫の頭を撫でた。　　　　　　　 ┃
　　　　　　{　　　|　{L{i.　jI斗-ミ､／　　　　　／{L{i　}.　　　　　／　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　乂　　|　⌒7´　　　／{⌒V　　　　.／{L{i~　ﾉ≧=--r匕L,,
.　　　　　｀` |　　ｉ{　　　　{／　　∨　 .／{L{i~　 ,. ﾞ　　　　,ﾉ　,√

To be continued・・・・

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472 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/07(水) 05:58:46.11 ID:18MfKAJy: 投下お疲れ様です！
ナズがこいしの恋の相手を知った時の思考が気になってくるところですね！
473 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/07(水) 07:59:17.60 ID:zr+4De9x: 乙でしたー
ナズは自身の違和感からやる夫にたどり着くか、助手としてやる夫に探すのを頼んで分かるかってところかな？
474 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/07(水) 09:26:44.05 ID:avgio7xZ: 乙
インなんとかさんage回と見せかけての
バブみを感じさせるこいし回とはﾊｧﾊｧ
475 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/07(水) 09:32:20.99 ID:6E7nddqA: おつー
溢れでるこいしちゃんの母性がたまらない
478 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/07(水) 17:38:01.70 ID:Z/HgL81+: 乙
澪ちゃん賢い行動とは言えんがええ子や
479 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/07(水) 18:55:59.86 ID:LGCr1plp: 乙でした。こいしちゃんは天使！
おぜうは巻き返しできるのか？
481 ：隔壁内の名無しさん： 2016/09/08(木) 01:10:40.41 ID:ptRkt9CO: 乙
続きが気になりまくるw
482 ： ◆Qkf15dT8KjJ6 ： 2016/09/08(木) 03:03:19.98 ID:SQSORyd8: 誤字多くてすみません・・・

>>472
ここからフランも絡んでくる・・・・？

>>473
次回ぐらいに・・・

>>474
インデックスさんは今後も出番は多めです。
AAが豊富で使いやすい。

>>478
澪と黒猫についても
少しずつ進んでいきます。

次回の投下前に他のレギュラーと
サブのキャラ紹介を投下するかもしれません。

　第15話「作られた感情」

2024/5/13 0:46:25

どのパートも気になるねぇ

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