東方やる夫スレ纏め＆胡蝶のやる夫
新・やる夫の関が原戦線異常アリ
番外編10「後継者として養子をとったら実子が産まれたでござるの巻」
- 614 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/06(日) 15:39:38 ID:Mxl5vNlo
- 1/3が死亡もしくは行方不明って、よくそれで戦線を維持できたな。向こうも
それくらいの損失を蒙っていたということか？ - 617 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 02:42:58 ID:I2Kxl6UY
- >614
海を隔てた異国の地だけに、キツくて逃げ出したくても
簡単に日本には帰れないのもあったかもな。
言葉やらで簡単に日本人ってバレそうだから
土着するのも簡単じゃないだろうし… - 618 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 03:28:24 ID:M6jGWZiY
- 作者さんの描写した雑賀衆のように、投降したのもそれなりに居たんだろけどなぁ
- 619 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 12:53:16 ID:zKb7EUOY
- でも軍団の人数って、史料によってまちまちなんて事はよくある事だし、
1/3が消えたってのも鵜呑みに出来ないなぁ。 - 620 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:02:04 ID:s4N.H9.s
- 【◆fFI82Sjg3cの独り言】
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ >>614および>>617-619についてであるが
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l 確かに ご指摘のとおり
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ / 戦死者・行方不明者の数については
', ｀ /,ノ
ヽ -─- ﾉi' 作中で いいかげんに表現されていることは否定しない
lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;; - 621 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:02:41 ID:s4N.H9.s
- . 丿,.:.:.:.:.:',:.:r'i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,
／ ,:.:.:.ｨ ,i' 'i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i まず帰国者の数５万 これは帰国計画書に上がった数字であるので とりあえず嘘はないだろう
i : :.i: ｀`'‐､:.:.:.:.:.: i'
｀'ﾍ ':i _,.-‐''- _,.Lr‐;.:./ 次に在番の数５万 これは文禄２年３月２０日現在の漢城の日本勢の人数に
'‐<＞- ､,_r'"ﾟ´~｀iﾟ i' f /:.i
i,_ _,i '‐--‐'゜ /.:丿 帰国組の数を引き 漢城にいなかった島津勢の数を足した数である
. ヽ￣ L､ i 〈-'´
ヽ. __,,...-‐' / i,‐z, ３月２０日とは竜山倉の焼き討ちのあった頃で 兵数の正確な把握は必須である
ヽ - / _,.‐'´｀>､_
ヽ. __,.. - '-‐'_,.､‐'´:::::.:.:ヽ_ よって 島津の兵数は確定していないものの あまり突飛な数字ではないと思う
┌'｀]'"´~__,,.‐'´::::::::::::::::::::::::::..｀`'''‐‐-
_,,..､-‐'~'‐t-‐彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:
,r'´ ｨ'´ i／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: - 622 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:03:46 ID:s4N.H9.s
- /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::;;ィ"ッ/ノﾉﾉ ﾞi:::::::::l
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::／::;ィ:／~ ⌒ノ ﾉノ l:::::::::l
/ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::／'´ ｀´ i':::::::::ji
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::/ -‐-_,,,,___ i:::::i::ﾉ
{;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;::i_,,-‐l￣ `'t-__' ,,,___-‐- i:::ﾉ'´ 問題なのは 渡海した兵の総数１５万という数字なのだ
l;;;;;;;;;/ ヽ;;:i i ﾉ { ￣ﾞl
ヽ;;;;;;l i ) V `'‐--─" l､__ ,ﾉ､ 実はこの数字 秀吉が一番隊から九番隊の諸大名に課した軍役人数の総計であり
＼ヽ ゝゝ , 〉 ￣ }ﾉ
ヽ＼ , /ﾉ 島津の例からもわかるとおり これが実数とは限らないのだ
＼ﾄ-i `''‐- ､,,,_ /‐'
l ヽ ＿ ￣ ﾉ 渡海した兵数はずっと少ない 即ち戦死者等も少ない可能性もある
lﾞ ﾞi /
_,l ヽ /
,r'´ .l ,r‐- ､,_`'‐-─-- ,,_,,ｨl` >
＼ l/r' ￣｀`'''─--─'´ﾉ-､
,,二ニﾆ=-､＿＿＿＿＿＿,,,,,--‐ｯ‐' ｀`‐､,,＿ - 623 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:04:45 ID:s4N.H9.s
- / { ヽ
./ .∧ ､ ゝ､＿ f⌒ヽ } しかし 木村・上杉・伊達等 援軍の渡海もあったし
/ / ヽ ﾄ､＼ー‐＝￣￣｀丶、,ｲ f__ ', |
/ | ｀ｰゝ ,.ﾆ_ ／ヽ!ゝ ｝｜ ゝ 奉行衆も単身で朝鮮入りしたわけではあるまい
{ｲ | /´ __. ／ リ | ｝ r-- ､＿ ,
| ', /.／,=ﾐく _,ﾊ､rｨ＾ァ'＾ﾌ' ／´ 総兵数１５万というのも まるで嘘とも言い切れん
ゝ! ＼ ､ Lノ/ 〈 ゝﾉ.ﾉ ヽ / / ／
＼ﾄ､ {. 厂＞y‐ゝ_二／ | ./ / ／´ また３月２０日の漢城の兵数調べにおいて
｀ ｀ーｧ'´「{ )i -､ ｜ / / ／
ヽ ＿／ﾞ! ,.. ﾉ} ｜ / ﾚ' 一番隊は６割 二番隊も４割の兵が失われていたという結果が出たらしい
ヽ ￣ ／/ ｜/ j
｀ヽ、 ∠／, ﾉ/ / となると１／３の兵が消えたというのも ありえない話ではない
＼ ／./ |
｀丶_ ／ﾞト/ ∧
￣ | ヽ､_/,ｲ
└ｧ=禿ハ - 624 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:08:40 ID:s4N.H9.s
- ／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ',
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: } >>614で 「よくそれで戦線を維持できたな」とのご意見を頂いたが
|: : : : : : :/／_＿ l /
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1 その通り！ 戦線を維持できなくなったからこそ
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈
＼:! ぃ ′ ./ 日本軍は釜山周辺まで引き 講和の道を探ることとなったのだと思う
`!ヽ.、 r_:三ヨ /
L:_| ヽ ‐ / もし碧蹄館で破れ 明軍の徹底的な追撃をうけていたら
│ ＼ 亅
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿ 状況は より悲惨なものになっていたかもな
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
/ 〈ヽ / | ＞ / i
/ ＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / | - 625 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:09:50 ID:s4N.H9.s
- >'"´￣￣`ー-､
／":::::::::::::::::::::::::::,､::`､
/':::::::::::::::::::::::::::_,:::ﾉ ヾ::ヽ
/:::::::::::::::::::;ｙ::／ﾉ/ ヾ::!゛ ところで諸君らは この公称１５万という数に違和感を覚えないか？
{::::::::::::::／"'´ λ!
λ::::::::/' ,＿_ _, ｱ 作中で 九州征伐の動員数は公称１８万
!:::,-ﾋ--ｆ"´￣ﾍ__/"´゛`!
ヽ!ゝ ヽ____,ノ ゝ--ｲ 小田原征伐・奥州仕置きは公称２０余万
ヽｔ i ! i
!゛ｔ､ ′ / 九戸政実の乱の鎮定軍が公称１０万とあるのに
ヾ! ヽ `ー‐-- /
_| ヽ " / これらと比べ一国を相手にするには ずいぶんと人数が少ないのではないかと
,-〈~"`ーゝ-----ｲ
/;;;;;;;`ー--､二゛`‐｝/
/＼;;;;;;;;;;;;;;`ヽ､ー´ﾌ=､`ー-､
/;;;;;;;;;;>-‐‐'"`‐-､ヽ| ＼ ゛`ヽ､
/;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,! ＼ ゛
/;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ､ ＼ - 626 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:10:39 ID:s4N.H9.s
- / , ,ｨ ,λ /レ' l l |
ﾘl | ／~´/,／ lﾊl |
'/ ﾚ´ ´ l l | これはやはり 一番隊から九番隊は先発部隊であり
ﾘ l '´ ｀ヽ､ , _,. ‐､ .ｌ .|ヽ
ヾ、 lγ'"´￣｀'i,r-ゝ''"´"""''､ l | 本隊は 秀吉の率いる親征軍であったと考えるべきなのだろうか
l´'i'! ﾉ l /ヽ､ ﾉ lﾚ'
l.｀l ｀""゛~´ / ｀ｰ──' ﾝ'´.｀i.丿 もっとも その本隊の存在を示す陣振れは見当たらないし
l l t , r'´) /´
ヽl ／ / 輸送手段も限界にあるというお粗末さであるし 微妙なところであるが
| ＿＿__ ,_ ノ´
,＿＿ ,, -'.! ｀ /|､
／:::::::::rl ｀ ／ ﾚi::::｀ヽ､
:::／:::::::::::::/l.,l / , '/l:::::::::::ヾ'ｰ-､_
/:::::::::::::::::/ ','､'-､, ＿＿＿_／,.-'´/ |:::::::::::::::ヽ:::::::::
::::::::::::::::::l', ヽ, ｀'''i rｰ' ´ ／ l::::::::::::::::::::l:::::::
:::::::::::::::::| ＼ ヽ､ | ／7,, -'´ , -''i:::::::::::::::::::::l:::::
:::::::::::::::::| `ヽγ´｀'｀丶､ｰ‐' ´ /:::::::::::::::::::::::l:::
::::::::::::::::::| /´ / ヽ, /::::::::::::::::::::::::::|:
:::::::::::::::::| / l ヽ, /:::::::::::::::::::::::::::::|::
､,::::::::::::::| / | ヽ,:::::::::::::::::::::::::::::|::::
::::＼::::::::Ｖ | ヽ::::::::::::::::::::::::::|::::: - 627 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:11:23 ID:s4N.H9.s
- /::::i::::､:::ヽ､:::::＼:ヽ:＼::::::ヽ:::､::ヽ::､:', __ ＿
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:::ヽ:､::::::＼::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::! ＞- ､ｒ≦ ミ､ 三ヽー 、
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ::::､:＼::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::! ／ ///´}}ﾆ 三＝＝彡ﾐヽ ヽ
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:::ヽ:::|!::|:|i / //! /¨ i iｌ ｌ! l|ﾍ ｌﾍ ﾄ! ゛、＼
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､|!:|:l |＼ ／| ,' //｜ !|ｌ ｌ|{| | !V ｌ| ｌ ｌ l |ｌ! ﾄヽ iﾄ､
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:! | u＼──＜ . ｜ | |∥ ｌ ﾊ|! ﾘｌ| | V /| ! ! ｌ|ｌ i∥
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ ﾚ ノ u ゝ_| /｜| / ｜∧! ｌV ! l| N ! l| |
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ / ● ● ', j∧| | /||ｌ ! ﾊ ｌﾊ/ /!ｌ l i ∥lﾍl |ﾍ!
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i |u | ﾄ|/Ｙヾl/⌒Ｙ/ /^!l !ヾ､! ｌ|ﾘ⌒!ヽ
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::! ヽ、u uノ !?h ::.、 .:::///:::::::乂:::::::ヽ{:::::::::::::l
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:' ＞ ＜ i| :::V :::/1!}{_〉ニl:}⌒{:に}〉ニl:|
,..-‐－- ､、
,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;,
/:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ﾔi､ もし１５万が先鋒部隊と仮定すると……
.i::::::::::::;:"~￣ ::i||li
.|:::::::::j'_,.ィ^' ‐､ _,,. ::iii》 文禄の役が こうもｇｄｇｄになったのは
.|:::i´｀ `‐-‐"^{" ｀ﾘ"ﾞ
ヾ;Y ,.,li｀~~i 拙速な進軍で徒に戦線を拡大した こいつらの責任が大であるな
｀i、 ･=-_､, .:/
ヽ '' :/
` ‐- ､、ノ - 628 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:16:58 ID:iUOvhYZQ
- . ／ , ＼
／ / l ヽ
,r' / ヽﾞ,､ ﾞ,
. / ｲ/ ` ` ､ } あと考えられるのは……
{ i | ﾞ ､,,`' ､ , j
ﾚ'､, | ,:r'"''‐ `'ﾞ、 ,､‐‐､ l 当時の日本における地図で朝鮮半島は実際よりも小さく描かれていた
ゝ」､ ､ , ,､‐''ﾞﾞ､ﾞ'､-――t'''/ ／ l |
,ゝ‐､_,',. ' ,O 〉 V .( ﾞ, j i つまり秀吉と日本軍は 朝鮮国をもっと狭い国だと考えていたのかもしれない
',.ヽｿ. '､,,､ -'" / / j
'‐ﾚﾞ .,r' ノ となると……
l` ` ､ i'" ﾞヽ､,／
. ﾞ､ ,,､ -‐'" ﾉ ヽｧ､
ﾞ､'´ .. ,rﾞ ノ ヾ＾ﾞヽ、
. ﾞ, ./ ,､ｒ' ／ ＼
!、 ／ ,､ｒ'" ／ /`'ｰ-
`'''"入￣ ,､r ''" ,､／ ／
く .Y'" .,､r'"／ ／
/" ` ､', ,､r''" ／__＿＿＿／
,､ - ''"´￣￣｀ﾞi zz,,,／ ＼
,､ '" ,､ ''" | ／ ＼ - 629 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:17:30 ID:iUOvhYZQ
- _,. . -‐-- ､_ _,, ,,_
／: : : : : : : : : : : "`::::::::ヾ ＼
／: : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::ヾ彡 ／
/: : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::ﾐ ＼ やはり責任は 半島の情報を正しく伝えなかった
|: : : : : : : : : : : : : : : : :, ﾄ､:::::::::|-─''''､'"￣￣~`／
_|,: : : : : : : : :／: : : : /|/ |:::::ﾚ|`:::::::::::: ヽ: : : : : :＼
_, - ' ￣/: :n／=＜_'─'／_＞ヽ|::/､::::::::::::::: : : :ヽ: : : : : : ＼ こいつにある ということになるな！！
_, - ': : : : : : / ﾄﾚﾄ ヽ{:エェ:}-,{:ｪエ:}ｨ//::ヽ::::::::::: : : : : :ヽ: : : : : :/
／: : : : : : : : : :/: : `ヽ, ﾞ ￣" | ﾞ￣ "ﾚ:::::::::ヽ::::: : : : : : : : i: : : : : :＼
/: : : : : : : ヽ : /: : : : : | | ` ' /|: : : : :／ : : : : : : : : !: : : : : /
{: : : : : : : : : ヽ /＿＿: :| ヽ ヽニﾆ=' / | : : ＜ _: : : : : : : : : :i: : : : : : ￣＼／∨＼／＼／∨
}: : : : : : : : : : :ヽ ／: : :ヽ `_ ' / |: : : : : :/: : : : : : : : : :|＿＿,,,
{: : : : : : : : : : : :}::|: : : : : :＼ ￣￣r￣=-ｲ- ,,＿/: : : : : : : : : ::::|"
|: : : : : : : : : : : |::::＼: : : : : :＼r'~`､ ヽ ￣`＞,○: : : : ::|
,|: : : : : : , -‐---===＞ｪ__/~ヽ| ﾉヽ､ ヽ / |: : : : : : ::/
|: : : : : : : : : : : : : : : : :r-‐/~ ﾚ `‐' " ＼-,,＿､ | ノ: : : : : ::/
,|: : : : : : : : : : : : : : /イ rｲ_ノ r ､_L_ _,) |／: : : : : : ::/
L: : : : : : : : : : : : : : / !_ ィ ＞,,＿,／ ／: : : : : : :::/
＼: : : : : : : : : : : __| ﾉ ＞-‐': : ヽ ／: : : : : : : ::／
`‐- ,, __O Oヽ::::`'~フ"○: : : : :ヽ ／: : : : : : : 0: : ::ゝ､
|＼ ／|
| ＼──＜ . ｜ ━━┓┃┃
ﾚ ｜ ┃ ━━━━━━━━
/ -=・=- -=・=- ┃ ┃┃┃
| ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┛
ヽ、 ｡≧ 三 ＝=-
＞-ｧ, ≧=- 。
ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡ - 630 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:18:18 ID:iUOvhYZQ
- |＼ ／|
| ＼──＜ . ｜ そ
ﾚ ＼ ／ ｜ なんだよ なんだよ
/ ○::::::::::::○ ',
| u // __ | なんだって急に 俺を悪者扱いするんだよ
ヽ、 |illliili| ノ
＞ ＜
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ / ………………
', ｀ /,ノ
ヽ -─- ﾉi'
lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;; - 631 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:19:21 ID:iUOvhYZQ
- _ ニ / l l
／´´,ｨ〕 /
ニ / l l ,_ / 'ｰっ /ﾆ7
/ /777/ /￣ﾞ7￣ ／￣｀ー ､ /
/ﾆ7 { し'7/;;;;;;;/／ / __ ヽ ： だってさ だってさ……
/ ヽ. ノ {;;／〈／ l ,.､ ノ 7 _ f'h、
： |ｰ--| X;;;;;;;＼ 〉 l レ -⊂:! （.くﾉ ' 'ヽ 私だって「唐入り」はサラッと流そうと思ってたのにさ……
,rf'? !;;;;;;;;!// V;;;;;;;;;;＼＿l ヽ r‐､,,-'ヽ, .〉 ﾉ
〈 ﾚﾌ .!;;;;;;; ￣￣￣/;;;;;;;;;;;;"''-､ｲi、￣/ ､ /￣￣/ お前が私の意に反して 勝手に暴れ回り始めるからさ……
ヽ く `‐! !-l＿＿/;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;`ﾞｰ': ＿ ヽヽ. /;;;;;;;;;;/
. V⌒ヽ_, ll-‐ヽ /;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ゝ､;;￣￣￣;;;;;;;;;;/ }} ホント AAの種類が豊富なキャラって怖いよね……
ヽ;;;;;;;;;;;;;!!;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;＼;;l.!;;;;;;;;;;/ ﾉﾉ
＼__,,.ゝヽ''7;;;;;;;;;;;;/;;;ニ / l l;;;;;;;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;/,'─‐' r‐ ､
／;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;,ｲ ヽ;;;;;;;;/ /＼＿＿_/ ´ヾ､
. ／;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;/ﾆ7;;;;;;;;;;/;'|＿__ゝ'／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ __,.へ)
＜、;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;/;' | '´イヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿''´
／:::｀::::ｰ- ､;;;;;;;;;;;;;;;;; ：;;;;;;;;/;' ! L_ ￣￣￣ ノ丿
|＼ ／|
； | u＼──＜ . ｜
ﾚ ノ u ゝ_｜；
；/ -=・=- -=・=-
|u |； 完全な八つ当たりかよ……
；ヽ、u ^+++] uノ
＞ ＜ - 633 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/07(月) 23:20:35 ID:iUOvhYZQ
- / / ﾞi, ヽ
j ,ｨ／ | | とにかく
lｨ' ,ｨ／j/ | iﾘ
| /l ／ '"` | j 以上は例によって私の妄想が主となっている
ﾘ! /,ノ _,､-''''` /ﾘ
| _.._ l/ ,.--;==ﾐ ､ ___,.ﾉ /{.○-ﾞ‐rV あまりにも浅はかな考えに対する
ヽ,/｀ヽヽﾄ､ ´ {,.○-`‐‐ ､,.-ﾄ| ,ﾉ
∧ ﾞi, `ヽ,r'´ ﾉ. ﾞ､--‐''´| 異論・反論・お叱りは甘んじて受けよう！
,,.く ヽ ﾞi ヽ､ __,,､-'" 〉 /
ﾊ'´ | ﾞi | ' ' iヽ''"￣￣￣｀ﾞ
ﾞ､ﾞi,_r'ｼﾆZ`ｰ┬ト'i ＿＿＿__ , | ＼ なお本編は次回で折り返しとなる（はず）
_ﾞV ヽ,.レ''ヽヽ `ー─''''"´ / ＼
／./ ヽ／ ,」ヽ __,,､-─‐-､j ヽ これからは広げた風呂敷を少しずつ畳む作業に入ろうではないか
/ r'´ --‐‐'''"´ ヽ ＼ （.r‐'''""ﾞﾞ`ヽ,｀) /
l .| ＿_,,､--`ヽ ＼ ___ヽ /´| ∠__
j | ,⊥`ー ､ ﾞ! レ' | |
| | -‐''"´ ヽ､⊥ヽ| |彡'| | 【◆fFI82Sjg3cの独り言】おわり - 634 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 23:24:15 ID:onkH4nrE
- 乙！
いやもう唐入り編楽しませてもらってますほんとｗ
こんなに詳細にやってくれないからねぇ - 635 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 23:30:23 ID:T5nXr6qg
- 乙でした。
個人的には、「唐入り」はとても楽しく読ませて頂いてるので、
コオロギＧＪ！という気分ですがｗ
よい勉強になります。 - 636 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 23:30:36 ID:id45JyOA
- おぉう
楽しみにしてますよwww - 637 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 23:34:03 ID:BzBLfEsw
- 乙でした。たまに自分が使ったキャラに八つ当たりしたくなるよね。なるよね。
- 638 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/07(月) 23:55:26 ID:u2UTpitQ
- 乙！
まあ、コオロギに責任はあるかもしれんが、さすがに大きさまでは分からんだろうしなｗ - 678 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:01:48 ID:5gVE0nPQ
- ＜番外１０ 後継者として養子をとったら実子が産まれたでござるの巻＞
丹羽長秀
織田信長の重臣のひとりであり 戦闘と城普請に優れ 織田家の戦には欠かせない人物である
,. -──- .、
／:::_,_. .:;rｰ{:>.、
/::::::::{:::｀ヽ;/::::::::l::;::ゝ-::-,
l::_;::::-:Ｌ:::⊥::､:_::':::::::::::／
,.-:'´ .....:;:-～(;_:::`:Tﾆ´
／::::: ::::::／:::/ _ニ`ヽ:ヽ,
＿ /:::::: ..::::::::};_;ノ ｀ ヽ:l,
,.-:':´:::::::｀'y':::::::::::::/:::/ /´ l:!
／ ::::::::l::::::::::::::::し'ﾞ r=;､, l
/: .:::::::::l:::::::::::::::::::l l_,ハ ! 秀吉の名字「羽柴」は
l::::.. .:::::::::::::l::::::::::::|:::::l. , -=〒、 l::ii:::l, ヽ.
!:::::::::::::::;::::-:ｰ:!:::::::::::｀'ｲ _｣--..;';:::ヽ `, '´ l わたしの「丹羽」から ひと文字あげたんだよ
ヽ､,.:-:'´:::,:-:':´>､::::::::::::'、 ﾍi::::::llll::::;〉 ＿_ /
｀'ー＜:::::∠-へ;::::::;:-:ゝ ` ｰ ' ´ / ｀! /
￣ ｀Ｙ ,-､, -─ - ,_ l ,レ'
,} '二.--- _, --｀￣,ス、
_,ﾕ ＿ - ´ _ - ﾍ. ヽ
/ (＿＿＿_ - ´ lニ=`Ｌ_
,ノ'´ / | ｀ ← 丹羽五郎左長秀
,}､ / |＿
ただし長秀は 戦闘以外では あまり使い道が無い武将でもあり
秀吉 柴田勝家 明智光秀らとの出世レースで一歩後退していた感は否めなかった - 680 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:03:05 ID:5gVE0nPQ
- 「本能寺の変」が起きた時 信長の重臣の中で最も京の近くにいたのは長秀であった
長秀は信長の三男・信孝の副将として四国征伐に赴くべく堺で出陣準備の真っ最中であった
_,,,-ーーー-,,,,_ _,,-ーーーー-,,,,_
_,,-/ ｌ:::::~＼ _,-'~/ )::::::~＼
./::::::＼ ／:::::::::::::＞ー,_ ,-'~~~＼ _,-'''''-,,_ .／::::::::＼＿＿＿,,-''::::::::::::::::＼
./::::::::::::::::￣￣￣:::::::_,,,_:::/ _,,,,,,)-ーーー---,,,,__ l,--<::::::::::::'l~~＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'l
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~''V~'''l._ -_,-''''''~ ￣''''''''''' ノ~''---'''~''-_ 光秀が謀反ですって！！
/＼ ~)＼ _,,-''~ 'l
l' .~~'-=ﾐﾆ-,,,_--ニエエニエエ,,-''~l .|
'l, i ~'''-ﾆー~三ﾐ~,ﾆﾆ二フ:::::/|::ﾄ i ./
ヽ,-''''''''''v._(￣￣'~'~-'</~'ヽ'＼／ |::| ＼ ＼ _,,j-~''l
_-'￣'''''>''~二'''''ヽ .>l~lノ ﾉ |::| .~''|''''''l~~~ _,,,,ノl,
長秀は 他の重臣を差し置いて 信長の仇を討つ絶好の機会を与えられたのであるが…… - 681 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:05:19 ID:5gVE0nPQ
- ここで堺が京に近すぎたのが 逆に長秀に災いした
信長横死とパニック状態に陥った都の状況の報せが届くと 事の大きさに兵が動揺 たちまち逃散
長秀は仇討ちどころではなくなってしまったのだ
_,､-'''''~~~~`''-､,_ _,,,､､､---､､､,_ ./ 'i,
.／ `-､ _,､-''''~ `'-'､_ l
./ .／~ ＼,_ l
/ ／ ＼-､---､ l
.i' / `i,,,`') `i, /
{ ／~`i / i' `''i'i,_ l ./
'i l 'i, ./ 'i, } ` .／
..i, { `-' _,､､-ー''''''''' -､_ '-,'~l __,,､-'~
'i, 'i, '-､,＿__,,､､--ｰ`'-､,,_ 'i, `'i､ 'i,/~
＼ `> .／ ／ `''--ｰ'-､､,,＿,､ﾉ,_ l
｀i'~ i' ／ 'i, `i, .l
/ _､-/ /'-､/'~ i. 'i, l /
'--'''~ ./ i / _､､_ ./ 'i, _､-`-､_
.l i i' / 'i, / l' ､_ i,
.l _,,､ 'i, ' i, ./ ,, ./ }
`' ＼>, 'i, _ ／ ／ _,, , _) /
i' 'i, `''-､,_`-､,,､ `-' /_-' l､,,､､-' わたしって世界一不幸！
i （`i,.'i ----＞ ` /~`/ ／／ 'i,
＼,_-} , -''~ / ﾟ ＿､_ _､-' 'i
./'-､,,_'~ ,､､､,_,､-ー-_'~,､､-'''~ l
.l ~`'''''''=,''''＼~~i~~_､-' / l
.l ＼'''>-i''~ ./ /
あげく 信孝・長秀軍は「中国大返し」により帰還した秀吉の軍勢に吸収され
その指揮下で明智光秀の討伐に参加する羽目となる - 682 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:06:02 ID:5gVE0nPQ
- しかし「本能寺の変」後 長秀は秀吉の治世に協力した
建前上とはいえ 秀吉は信長の後継者 三法師の後見役の立場をとったからである
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （( 先輩 よろしくたのんますわ
＼_! ' ! ( ( ヽ) ﾎﾜ～ｯ
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣|(^)
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ .| .,,:: ;;;;ン=- )
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-''⌒＾ニ);;;;ヽニノ ヽ - 683 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:07:19 ID:5gVE0nPQ
- 「賤ヶ岳の戦い」も「小牧・長久手の戦い」も 長秀は織田家内の政争と理解した
,: ' ´ ,.ﾆ>,' ´,.:z, ' - ､
/_､_..'-､! ,.=, -'-'.'.､ ヽ;:-‐- ､
i､_,( _,,r: (,.-'ｰ へ,.),ヽ,. ヽﾊ ヽ
ヽ／,.}-' '⌒ -､'､ﾊ, iﾟ' !
. ,-､,r:､ ,.-!i,、__ l !. lﾆ=､:,ﾉ
ヽ、'､ V ,/,fﾞｨ'(_ﾞ; , =;､ ,i'ﾞｰ- 'ヽ,／
､ーﾞ` __,i,lai.ヾ-'ﾉ_､_ !.}-;'i ,!,/`'─ '
｀ﾞヾ,. '´ _,つ､"~ ｌ ｌ. `,- '/ヾ いいわよ まかせてね
,! r'´ ｀ﾆ=ﾐ‐'_,. -'o'‐'
! .! ,.r=<´., ｀'ｰ';､''ｰ､
l, ＿_,. 〉）/ ,'=/ _,>､ __
,iﾞ' ー! ﾞ//'-t' <´ ,!
_,. -'! ,ノ _=,〈{､= ,ヽ ヽﾉ- ､_
'、 ,〉''´ ''´ ヽ,｀' -ヽ ＼ /
秀吉も 長秀の協力対し 若狭・越前・加賀二郡 あわせて１２０万石で応えた
長秀を厚遇することにより 主家簒奪の色を薄めようとする狙いも そこにはあった - 684 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:08:00 ID:5gVE0nPQ
- /. : . .ﾞ､:::: :,､---''ﾞ:／ﾉjﾞ} ___ ﾞ'‐､;,;,,;,;,); : : : : : : : : : : ﾞi
! : :,;,;_: :`-､':;;--ｯ'ﾞ ///,_ '´ ｀'‐､ ﾞi: : ( ｀iﾞi : : : : : : : : : :l
! : i : : `:': 'ﾞ,､‐''´ rﾞ/'ﾞi､ ` ﾞ'､: :`u';ﾞ,;､:-:‐:':'::::::::ﾉ
'､:､`:､;:;:;:r'ﾞ ﾉ !､ ノ _,､､,,_ ｀i:､ｲﾞ;､:-:-:‐:'':'':ｼﾞ
`､:':‐:､-' ノ ,r'´ 'ﾞ,r''''‐,ﾐ'､ i::|!ﾞ:':':':':ﾞ:ﾞ:ﾞ;､-'ﾞ
＞'ﾞ ''´ _∠--､;:､ iﾞ;ﾞggi(ﾞ;;'!l' i::lﾞ''ｰ‐‐''ﾞﾞ´
,､‐ﾞ ,／`i‐r‐ﾞ'´ ｀ ､ !,_ﾞ!!!ﾞﾞ'ﾂ !:i
,､‐ﾞ ,､‐ﾞ ';::l ' ' ,､,,,..ﾞ......., ｀,',‐ﾞ j:ﾉ
r''ﾞ ,r'ﾞ､ r'ﾞﾞ', ﾞ(ﾞ::::::::::;ﾉ ﾉ'ﾞ'､
`'-､ ｀'‐=r､';~ﾌﾞ'､ ｀ﾞﾞﾞﾞﾞ´ ／i~ﾞﾉ
｀''-､, .:.:l ~｀'=-ﾆ'‐､-‐､_ ___,,,､-‐'-ﾞ-ﾞ‐ﾞ
`'t:､ ..:.:.::l. . . . . .｀i`::ﾐ;':::'､ﾞﾞﾞﾞ~i;;::''ｯ';'､,,,,_
,'::::::`'-v' . . . . . . l;;;;;;;l`::､':','ﾂﾞ;';'_::､‐i . .ﾞ､
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'=;'ﾞﾞ. . . . . . . . . ./;;;;;;/:::::::::::ﾞi'ﾞ:::r‐-:!;;;!. . .ﾄ､
｀'‐-､, . . . . .,r(;;;;ノ::::::::::::::::!:::::｀`'''!;;l . . . . ﾞ､
!:l`i‐ｯ;'rﾞ')Y::::::::::::::::::::!:::::::::::::l;/. . . . . .,)
l::l::l/;'､'rｼ'ﾞ..:::::::::::::::::::l::::::::::::::::i . . . ,／
天正１３(1585)年 4月
長秀は病没する
結果として長秀は 戦国時代有数の成功者として人生を全うしたこととなった - 685 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:10:15 ID:5gVE0nPQ
- 長秀の後継者 丹羽長重は 父に似て戦上手な武将であったのだが……
長秀一代で幸運を使い切ってしまったのか 長重には不幸が次々と襲いかかってきた
＼ ／ ￣ ―- _ ＼ /
／ / /ー-１ ｀ ―- _ ＼ ＼/
/ / / / | l ｀＞､＼/ｰｧ
ｌ ｜ | ､ ｜ | ／ l l ＼ /
ｌ l l ＼| ､l／ l / | ＼
ヽ t ヽｨ=＝ =＝=ミy / |ーr┘
＼ ＼ / /しﾊ /しﾊ Ｙ /┐ 卜┘
＼ fﾊ l ﾚﾘ:! l ﾚﾘ:! ノ｜ ｌ| |
/∧ハ ゞ＾' ‘ ゞ＾' ｌ / l/
// ゝ | ﾏ～ ⌒ヽ ﾊｲ | え～～～
| | 人 ！ | ｲ | | /
{ | | ／ ｀ト､ 丶 ノ ／｜ 丶---キ
｀T"´ ＿_ ノ ≧ｪ― イﾏー‐r'´￣ ヽ ＼＿_ ノ|
| l ／ ｀T´ |」 ／ / ＼ /|
ト---' / r――-rヌｒぅィ１-――┐ | -‐ /
ヽ ／｣ | {７,こ,こ,ヌ7 ｜ |＼ ／
く | ｰ{ { } }-ｰ | ＿/´
}＿ ＼|｜ ゞ＼／ｲ ｜ | ／ / ← 丹羽長重
|廴_｣ ∟ -‐ｧ Υ ト-- ┘ jー' |／ - 686 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:10:55 ID:q0BgO8DQ
- ナージャｗ
- 687 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:11:31 ID:5gVE0nPQ
- まず長秀の死の３ヵ月後 政局がガラリと一変する
すなわち秀吉の関白就任である
これにより秀吉政権が正式に発足し 丹羽家もその一家臣となる
../, : . . ; ;'. . . . . ;'i i ; . . . . . . . i ; . . . . . . . .
.l; . . . .i ; . . . . . ;.i i ; . ._;,;,_. . . .i; . . . . . ; i :
i ; . . . .i ; . . .,;r-;.i '; ; . . . .｀.'.､.j' . . . . . ;. ! :
.ﾞ;', . .; :.i ; . :'ﾞ. . .';i '; ; . . ; . ; ,ｿ; . . . . .,;:.:i :
';'､. '.;.:','､ ､,,;､.;､'､ '､' ,､'‐'‐'<;､ , : : ;;::ﾉ; :
`､.､ '､:.i-,i!ﾞ _ ｀ ´, ､ ﾞY 彡(. :
｀'ﾞ-､,,'i, i..;'; !:.;.i ,r l : ま いっか
!ﾞ'､ ';.;ｿ ';..ﾂ ノ :
i.ﾞ;'i '''' r ﾞﾞﾞ ,r:.:iﾞ; . . これも世の流れってやつよね
__ ! ; ﾞ､, ,､.'l:.i:.:.';ﾞ'､,
/ﾞ l ..;.ノ.`.-､,,_ ｡ _,,､-:':ﾞi:.:.:i:.i:.:.:`､_｀
!､__,,ﾚシ{ :.:.:.:.:.i.i｀:':'iﾞ´: : !:.:.:i..i:.:.:.:.. .`
`ｰ‐''i . ﾞy;;;;,､:.:.)',;;;;;;!, ,,!,;;;,,!,,';;;;;;;､
しかし 秀吉にとって「ま いっか」で済まされない問題が丹羽家にはあった - 688 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:12:41 ID:5gVE0nPQ
- それは 丹羽家の１２０万石の大領である
/: : /u : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: u: ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/u |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/::::::::ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. -:::::::::::::::､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ u :::::::::::::::::: ､::::::::::::: {ﾊ,;'
＼_! ' u ! う～ん
ヽ 'ー―-- ／
___,ｒ| ＼ u ／ ちょっと大盤振る舞いしすぎたかな
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !
１２０万石とは下手をしたら
この時点の秀吉の直轄地より広大な領地なのである
普通に考えて こんなことが許されるはずがない - 689 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:12:55 ID:.7mmGiLo
- 限りなく未来がなさそうなキャスティングだなおいｗ
- 691 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:13:31 ID:5gVE0nPQ
- 長重は 越中の佐々成政征伐の折 家中に内応者がいるとの嫌疑をかけられ越前・加賀の二国を没収される
１００万石以上の大減封である
ナ ゝ ナ ゝ / 十＿" ー;=‐ |! |!
cト cト /＾､_ﾉ | ､.__ つ （.__ ￣￣￣￣ ・ ・
, ーーーー--- ､,,_
_,,､ ---ーーーー､ /,,,,､､､､､､､､,,,,_ ~`'' -、 , ーーーー--- ､,,_
.,- ''`~ _,,,,､､､､､､､､,,,,ヽ / ~`'ｰ--､,_l-/,,,,､､､､､､､､,,,,_ ~`'' -,
､ー-l_,､--ｰ'`~ ヽ ,;====='=======,=,===;;;;;､､､､,,___l./ ~`'ｰ--､,_l-ー､
l l＿､,,,,,,,,,,;;;;;===,=,======='=====;,~`'／ / ／` `l , '､ ;====='=======,=,===;;;;;､､､､,,＿l l
,､､;;'=~,/'´~~~~ / ,/´ ´＼ ヽ ＼'´~ .{ l l l l l .~`'／ / ／` `l , '､ ~~~~`''､~=';;､､,
.~~_二l ヽ l ‐lｰ､__l u l l l } .`､ '､ 二'i-、 ､/∠,/ヽノ, { l l l l l .l / .l二_~~
.ヽ l .＼ヽ､/ヽ -‐ゝ、 ,ﾉ__ノ ノ '''l''l ヽ_(:)_i '＿(:)_/...ﾝヽ '､‐;-i､ ,,/__,_,/ヽノ,.／ l /
,-;;＼l. i´-/ Ｌ(.:)__｀‐'〈:)_, ` l''l''' i' ! ` ,､ノ ''l''l ' (:)〉 ´(.:)｀i ',-`i .l／;;-,
.{ {. l. ヽ/、u 'i 'ヽ､(_`-------_~,),.ノ .l`ｰ-i' ￣ ￣ u ,､ノ .l .} }
.、 ＼,i',,-ｰ´l. ヽ､(,~_-------´_),ノ ,/~,~,ﾆ､~'7~, -'' `ヽi ヽ､(_`-------_~,),.ノ .l`ｰ-､'i,／ ,
'､＼,,,,,,ノ i/` ''- , ~~'~､ﾆ,~,~ヽ、 /､/ .l , -'､./ , ＼ /~,~,ﾆ､~'7~, -'' `ヽi ヽ､,,,,,／./
､ヽ_ ／ 、 ヽ.>- , l. ヽ,ヽ / .<`､ l{ `'}.i}' ./ ヽ/､/ .l , -'､./ , ＼ _/
豊臣政権において 本編の時点（文禄３年）までの間 「秀吉の配下」で これほどの減封をくらったのは
長重と 織田信雄の２名だけである
これは 二人が豊臣家の臣下として生まれ変わる通過儀礼であったのかもしれない - 692 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:15:15 ID:5gVE0nPQ
- 長重が奪われたのは領地だけではない
この時 長束正家をはじめとする優秀な家臣たちも 長重の下から引き抜かれ秀吉の直臣とされた
∨三三三三三三三三三三ﾆ/
＿_ ｌﾆ＞‐ '´￣￣￣｀ ｰ＜三三/
〈三三二ﾆ―‐- ､ ＿＿＿ ｀ヽ|
∨三三三三三三三三三三三三二二ニ￢
ヽ三三二ニニﾆﾆニ二二三三三三三／
Ｙ´::.::.::.::.::/:l::.::.::.::.::.:＼::.:｀ヽ::＜三／
. ,'::.::.::.::.::.〃∧::l::ヽ::､::.::.ヽ、::.｀、:l:T
｜::.::.::.フ７￢‐､ヾ､:＼>､:|-ﾍ::.::.}::!:|
{::.::／代了圷ﾐヽ. ＼行‐t予l:ﾉ/::|
!::.::.::.:| ゞ-'′ ＼ 辷ｼ '/:/::./
|::.::.::.:ゝ , 厶ﾉ::.;′ 僕は 大きな仕事ができれば
ヽ.::.::l|ヽ、 r-､ ／::.::/
＼:ﾄ､:j＞ ､ _,.ィ:´::;:l:: / 働き口は どこでもいいよ
ヽ ｀ ,.ｲ ｀¨´ ﾄ､ﾚ'|/ |:/
__,. '´＿＞v＜ ｀ヽ、′
┌イ ／／了,ﾊ＼＼ヽ ｀┬ｧ
／7 | { く／ノ/引ヽヽノﾉ | }-､
. /:.:.:.:{ | ｀ｰ'´//l弓| |｀ｰ′ | } :.:l ← 長束正家
/:.:.:.:.:.{ | // ]弓ﾄ､ヽ |「 :.:.| - 693 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:16:24 ID:5gVE0nPQ
- 秀吉の長重いじめは さらに続く……
│ | l ', ヽ. ,'
│ { j , } .! /
│, -┘ ノ ゝ、'-ｙ､ i |, '
..|. ==､ ,＝_,ヽノ 丿 i !
..| {_）i. {´)iヾ,ヽ／ 丿ﾉ
..|i､リ! |f_ｊ| ,'_ ／ ´
│┬ｒ' 、 .ﾋタ .ｆﾉ
│/∥// ~T // }| ヾ､ もう 許してくださ～い
..ト､∥ ,～ｧ ∥ ,.' ! }.} 、
ﾐ｀ }∥ ￣ ∥, ｲ ヽ ﾉﾉ ノj
ヽイ |、 _,-'⌒!`` ＝' '‐-‐' ﾉ
│ﾉ ` ｰ ',-' !`i ヽ ＜ノ - 695 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:17:53 ID:5gVE0nPQ
- /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （(
＼_! ' ! ( ( ヽ) 許さない 絶対に
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣|(^)
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ .| .,,:: ;;;;ン=- )
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-''⌒＾ニ);;;;ヽニノ ヽ
九州征伐時も陣中に不手際があったとして
若狭国を召し上げられた長重は 加賀松任４万石の小身にまで落とされてしまう - 696 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:18:08 ID:GmWvbNfU
- ナージャに罪はないが、前作が偉大すぎたｗ
- 699 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:19:00 ID:07KWCQdY
- 長重は悪くないけどＡＡを見たら、「ナージャだから仕方がないか」ってなるｗ
- 700 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:19:38 ID:5gVE0nPQ
- この長重の有様は さすがに同情をかい 救済の手を伸ばす者が現れた
三￣￣￣￣＼
/ ＿＿＿＿|
/ ＞ﾉ ヽ | 殿下
/ / (･) (･) |
| /---○--○-| 長重も己の分をわきまえたことでしょう
|─(6 つ ｜
| ＿＿＿ ｜ そろそろ お許しになられては……
＼ ＼＿/ ／
＼＿＿_／
/⌒ ⌒ヽ ← 前田利長
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V
＼_! ＿ ' !
ヽ ／ ｀t ／ まあ……
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´ 利長が そこまで言うのなら……
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
前田利家の嫡男 利長である
利長と長重は 共に信長の娘を娶った義兄弟である - 702 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:21:06 ID:5gVE0nPQ
- 長重は小田原征伐に従軍し その功により 加賀小松１２万石に加増された
, ' , ' ｆ |::::::::::::::::::l ', ヽ. ,'
. / ./ {. {::::::::::::::::::j , } .! /
,' ,' i ヽ、,＼-┘:::::::::::::::'-ｙ､ i |, '
! , ! ! .／:::::::::ヽ、:::::::::::::_ノ__,ヽノ 丿 i !
t | t ヽ、/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒｆ:.:.:!ヾ:ヽ／ 丿ﾉ
. ＼ ｔ. ゝ-v’:::::::{ i､リl:::::::::::::::::::|f_ｊ|:::::::,'_ ／ ´
` ‐- !ゝｆ ‐､ ::::::::::::::::::::... ヽ .::ﾋタ:::::::ｆﾉ あ あ あ ありがたき幸せ……
', l ｝:::::.. <ヽ,＿＿_, ￣ ..:::| ヾ､
l ゝ、_` ﾞ'‐=='ﾞ / }.} ヾ、
ﾉ _. ＼ イ ﾉﾉ / l
ｔ ‐--‐' ／ ｀/"ヽ` 、 _,-'⌒!`` ＝' '‐-‐' l
` ‐-ｯ' ./ { .∧ ` ｰ ',-' !`i ヽ ノ
長重は 当然のこと 豊臣政権には好意をもたなかった
しかし また同時に 秀吉の力の恐ろしさも その心に徹底的に叩き込まれた - 704 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:22:26 ID:5gVE0nPQ
- さて このように辛酸を嘗めつくした長重であるが
丹羽家には 長重以上に不幸のどん底に叩き落された者もいる
〈 / ／ ﾒ | ﾊ
/ V , l | l ＿,ノ刈 ﾚ!
ｌ | / l l ヽ _ ∠レ'丿
| ｌ | l ー―-､＼ ＼ . -―一 ／|
| 八Vﾊ y=＝ミ 丶--彡＝=z--rイ l|
ﾉ 卜l ｀Y ｆｆc介 ffc介 Y l/ l |
.／ 八ﾊ 辷ツ } 辷ツ ﾊ ノ ゝ
/ ｀ﾆl 〈! /イ ＼
／ ／ 込＿ ｀ ｰ一 ´ ｲ j } }
{ _ﾉ. -―-､ ＼ ／ ﾉ ﾉ ノノ
厂／／ / ＼ |＞ｰ＜り⌒＼{ { ｛
/ / / / ∧ ＼ ／⌒＼ ﾍ ) ） ←丹羽仙丸
ｰ{ ｣ | l l | V{ V└┐ //
長秀の三男 丹羽仙丸である - 705 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:23:30 ID:5gVE0nPQ
- 「本能寺の変」後 「清洲会議」の頃
秀吉・長秀間の連携と親睦を深めるために
まだ乳児であった仙丸は 男子のいない羽柴秀長の養子となった
ヽ》y´: : : ∧ハ::.＼ｌ＼i＼:.:.＼ /
／/:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.:.:.:.:.ゝ>
〃:.:.:.:.∧ |/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ＼
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ｲ:.:.:.:.:.:|＿＿_. |:.:.:.:/≦＿卞:.:.:.|:.|
|:.:.:.:. ¨弋.歹ﾀ/|:.:/ ｨ'_アﾗｧ|::/:.:.|
|:.:.:.:.:.:.| 辷 ﾉ / 弋斗ｌ |/:::::ﾒ| これは なかなか利発そうな子だな
|:.:.:.:.:.:.ｲ､ ' ￣ /|:::::::::::l
|:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､ ｰ‐ ｲ:::l:::::::::::|
|j|:.:.:.|::::ﾊ::::::＞ _ , ィ.´.:l::::::::.::::::/
lヽﾊ::::| |::_,-ﾒ､_ 人:::|:::::j:.:/:/
ﾍ|／/ |ヽ /ヽ‐'ヽ/ ｌ/
rｌ ｌ'´ ＿ヽ, /＿ >､
/::::|ヽ､ { >{::ﾘ:}￢ } /:::::::|
|::::::::|::::......人,_ィl´ lヽ _/丶､_/::::/:::
長ずるに及び 文武共に頭角を現した仙丸を 秀長は大層気に入り
ゆくゆくは自分の後継者として指名することを考え始める - 706 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:24:30 ID:5gVE0nPQ
- ところが秀吉に実子 鶴松が生まれた頃 仙丸の運命も流転し始める
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V 秀長 お前の跡継ぎには
＼_! ＿ ' !
ヽ Tﾆｰ‐‐‐,‐'' ／ 秀保を迎えてはくれないか
___,ｒ| ＼ ｀二二´ ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
鶴松のために 次代の豊臣一門の強化を目論んだ秀吉は
甥である秀保（秀次・秀勝の末弟）を 秀長の後継者に指名した - 707 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:25:26 ID:5gVE0nPQ
- ／/:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.:.:.:.:.ゝ>
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|:.:.:.:. ¨__＿＿_ |:.:/ __＿__ｭ|::/:.:.| しかし 兄上
|:.:.:.:.:.:.| / ｌ|/:::::ﾒ|
|:.:.:.:.:.:.ｲ､''' ' ''' /|::::::::::l わたしには 既に仙丸が……
|:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､ r￢ ｲ:::l:::::::::::|
|j|:.:.:.|::::ﾊ:::::::＞ _ ィ.´.:l::::::::.::::::/
lヽﾊ::::| |::_,-ﾒ､_ 人:::|:::::j:.:/:/
ﾍ|／/ |ヽ /ヽ‐'ヽ/ ｌ/
rｌ ｌ'´ ＿ヽ, /＿ >､
/::::|ヽ､ { >{::ﾘ:}￢ } /:::::::|
|::::::::|::::......人,_ィl´ lヽ _/丶､_/::::/:::
お気に入りの仙丸を後継者から外されることに秀長は難色を示した
同じ養子といえども 家督を継いだ者と そうでない者との境遇の差は
歴然としていたからである - 708 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:26:21 ID:5gVE0nPQ
- この時 秀長と仙丸に助け舟を出したのが 藤堂高虎であった
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／::::::::::::::::: :::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::: ::::: :::::: :::: : ::::: ::::::: :: :::',
|:::::l:::::::|:: : :/:: /::/: :: :: ./::ﾊ:. :::::: :: :::ヽ
}:|:::l :::::|::: ::/::::/::/ｲ : :::/::/ ∨: ::: ::::::ﾄヽ ___
/| |:|:::| :::::l: ::/ ::/::/|::|: :::/∠..--ヽ.::::::|＜￣ ＿_｀_ヽ. 秀長様
／ / |:l:::l: ::::|::/7:/7/十| ::/ 7 ,ｨ≦ﾐ､V:::|::::|＼ ＼::::::＼＼
/ /|│ |:|:::ﾄ.::::ﾚ斤弌fz､ﾘ|::/ /〃ﾄzﾁﾀ }:: ,: ::l ヽ 丶::::::::＼＼ 子供といえば わたしにも男子がいません
<／:::| | ﾘ}/|::r､ヽ弋ﾕﾒ┘ ﾚ { ￣ /:./::|::| | |:::::::::::::::＼＼
|::::::::l l j/{ ヽ:ヽ. ', /::.ﾊ :|::|＿_.」 |::::::::::::::::::::ヽ/ 仙丸様を 是非とも わたしの養子に！
|::::::::| |＼＿＿___|｀‐ヽ＼ _'＿_ ∠::ｲ::∧ﾄ:{ | l:::::::::::::::::::::/
',::::::l l |/l:|､::トヽ ¨ ﾆﾆ ´ ｲ::::|:/ ﾘ ｀ │ l::::::::::::::: ::/
V:::| | ' ﾘ jﾉ::/:}＞､ ／,┴┤ / /:::::::::::::: :/
V::{ l V}:'::｀ー:≧'-:´:::::::::| / /::::::::::: ::::/
ヽ:ヽヽ /＾r‐/￣｀l‐￢<￣￣ヽ / /::::::::::: ::::/
､:＼＼ rl |/ l: | , ヽ. >_./ /::::::::::::::／ ← 秀長重臣 藤堂高虎
r､:::＼＼ ／l ∨l | / |___ ／／／:::::::┌_'__
〃:.:.:.:.∧ |/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ＼
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|.:.:.:.:.:.l |:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:|.:..:.:.|/
|:.:.:.:.:.:|＿＿.| |:.:.:.:.:.ｌ:.:|＼:.:.:l:.:.:.:.|
ｲ:.:.:.:.:.:|＿＿_. |:.:.:.:/≦＿卞:.:.:.|:.|
|:.:.:.:. ¨弋.歹ﾘ/|:.:/ f !アﾗｧ|::/:.:.| ありがとう
|:.:.:.:.:.:.| 辷ﾙ / 弋斗ｌ |/::::ﾒ|
|:.:.:.:.:.:.ｲ､ ' ￣ ,/:|::::::::::l 助かるわ 高虎
|:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､ ＿ ｲ:::l:::::::::::|
|j|:.:.:.|::::ﾊ:::::::＞‐ - r.:´.:l::::::::.::::::/
lヽﾊ::::| |::_,-ﾒ､_ 人:::|:::::j:.:/:/
ﾍ|／/ |ヽ /ヽ‐'ヽ/ ｌ/
rｌ ｌ'´ ＿ヽ, /＿ >､
/::::|ヽ､ { >{::ﾘ:}￢ } /:::::::|
|::::::::|::::......人,_ィl´ lヽ _/丶､_/::::/::: - 709 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:27:00 ID:5gVE0nPQ
- l ／ //:::::::::::::::::::::::/:::::::ヽ ヽ.､ヽ､
ﾚ 〃::::_. -‐-､:::::l::::::::::::ヽ ヽ`-､`-､_ _... -‐‐- ､..
ﾊ 彳／ `-l､､､:::::::::ヽ､ヽ、ヽゝゝ-=＝ﾞー----‐‐‐´`ヽ
/ i /!´ | :::::``､ ::::ヾ-､´`-=＜- ､＿＿＿ .... --‐ﾞ´
l ヽ l ､_.. ゝ-ｷ､､ :::..ヽ `-ﾆ`ーﾒゝ＜＝＝､､`-､_ :::::::::
l ヽヽ ヽ ､,〃ﾆ＝＝ｷ､` `-ﾌ／ ／￣ヽ_ヾヽ `､::::::
ヽヽヽ､_ // ／￣＼ヾヽ j' / ノ::`、ヾ、,::::::
ヾ ヾ i/ / _ｨ´::､ヽヽ. l`rｰO´ l ::!. V::::::
{ ､l､ .ｌ`ｌｰＯ i .l ` ` l i {⌒; ! ! .::::::::::
l ｌ l ! {⌒; ! l ヾ `` // ..:::::::::::
〉 ! ` ､..--' / ､`ー'´/ ..:::::::::::::::::
. ／ヽ ! ,ゝ,..,..,..、 !::::::.. ...::::::::''`'^''ﾞ''``:::::::::::::::::::: ええええーーーーー！
／ ヽ ! ::::::::::::::::... ノ.::::::::::::.. :::::::::::::::::::
／ .,,;;;`ヽ :::::::::::::::.. ::::::::::::::::
/ , ,;;;;;;;;;;;;;;ヽ ＿ :::::::::::::::::
l ヽ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ rｰ‐--‐‐'´ ヽ :::::::::::::／
ヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 !/ ヽ ..::::::::::／!;;;
ヽ );;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ! l .:::::::／:::::l;;;;;
こうして仙丸は 高虎の養子となり 名を藤堂高吉と改めることとなった
仙丸１０歳のことである - 710 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:28:09 ID:5gVE0nPQ
- 秀長の死後 高吉はそのまま秀保に仕える
すなわち高吉は 自分が継ぐはずだった家の家臣となってしまったのである
./ , __ .i i ヽ
./ / r､jl/| , | | .|
..| / /:::::::::ll .l ､,,,_ﾞ止|
.| lﾞ ./:: ::::l::| |:l _,, イ|_.ｲ
.ll |:: _⊥l__ l::ヽ ヽ_＿___ ￣￣ノ
.| | 、 |:"´ | ヽ ヽ::ヽ´ ＼ ｀ ｰ─ッ
..._,／＼＼|:: ､,!,ｴﾋ ＼ヽ:::::立!ｺ,ニﾆ〒= イ
-'" ﾉ＼ヽ" l┘:::|｀ ..ヾ ´ l┘:::|｀:::/-、 ﾞlヽ、 なんて理不尽な……
.／ lヽiヽ ヽﾟン .:::::::::::::. ヽﾟン .l/ .l l､｀＼
.（（ 人_i､ ´￣ l ::. ￣｀ ./_ノ､ ヽ、
. >> 丿 人 ヽｰ-ｧ 人 > i
._ （（ _ン┴'''ﾞ llヽ､ `‐' ／ ||｀ﾞ''┴;,,__／ヽ
/ ￣ｿ |l ｀ヽ、_ _ ィ/" |l ヽ ﾞl
┌ー'''ヽ, |_ _ / _,,_ｿ─i l
＼ |'' | ｀＼＼ ／／ | /T´
T＼ | ,ｪｆｺｎfｺｭ / ヽ┴i
i┴ l ﾞl, ,-=（( ﾟ∀ﾟ )）<ﾆ=- / l
なお「文禄の役」においても 高虎と共に 高吉は１０代前半の若さで渡海し
死線を潜り抜けている - 711 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:29:00 ID:5gVE0nPQ
- その後 高吉に転機が訪れる
文禄４（1595）年 養父である高虎が伊予宇和島７万石の大名に出世する
（高虎の大名就任の経緯は いずれ本編で）
＼::::::::::::ヽ /::::::::::::::::::::／
＼:::::::::ヽ /::::::::::::::::::／ ,
, ヽ:::::::::ヽ /:::::::::::::::／ , ,....イ´::::〉
＼＼､ ヽ::::::::ヽ /::::::::::::／ ,...ィイ´ll､_::::＜´
＼::｀lへ,,‐-,､_ ヾ::::::::l ,､ /::::::::::／ , -‐´´ ll | /l ｀＞'
／ノll ll ll ｀`‐-､ ヾ::::::l ,､ ,へ ll＼ /::::::::／, -´ , -┴ ┴'
`´ └┴┴､＿ ｀`‐-､ ヾ:::V::ll ／´T｀＼ll:::::::〉/:::::／´´ _, -‐ ´
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｀`‐､ ヾ::::::､:ヾ⊂ノノ:／:::／´‐´
｀` ＼::＼::........:::::::イ ´
l｀｀┐ィ ´´ /
l lll /
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l lll l
/ lll /
/ 川 /
/ ノﾍヽ へ
/ // ヽヽ | ＼
_ -┤// ヽl l ＼
, -‐ ´ |l l ∩ ll | ヽ､
, - ´ l ll l.| ll | ヽ､
_ -‐ ´ l ll l| ll | ヽ､
, -‐ ´ l ll | ll | ヽ､
l ll l ll | ヽ､ - 713 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:30:00 ID:5gVE0nPQ
- ／ ,ﾞ､／ ::::,､- ‐i::: ｀ヽ,
. , ' , ' , ' , ' ／ :: ヽ
/ / / ／ ﾉ / {::: :::/ ,,＿ ,,ﾞ,ノ
/ .i. ,' / ∠､､,,,_,'' ﾞ;::: :::{:: ` ‐--'‐/
,' ! ! : ::::::::,'／、､ li｀`ヽ::: :ﾞ､::: : ,,_,,,'
l ::::i l-:‐ｊ:::''{: て~｀ｱﾃｷ｀ ヽ;:::ヽ;;_ i
! : :::::r:''"ヽ!:::: !. {r' ｿﾘ ﾞ、 `,,:､ヽ｀ヽ ,,,_.__!
ノ :::::::f /ヽ;:::::: : ヽ~~｀` ‐､ ヽ、 rつz‐ﾆ'7フ"´ !
:::::::::::'､::::::::::::: : : ...::: {r‐iｿ｀／' ',
:::::::::::::::::}ヽ;::::::::: : : 、 : :::::ゝ `" , ' , ､ゝ
::::::::::::::ノ:::,:'::~〉::::::: : ヽ.‐ ､,, ,'ﾉ , ' こ これで わたしも将来は……
::::::::／:::::,':::: / ::＼::: : ::::｀~ , '! ,.'
::／;;:::::r-‐z/ ::_;;_::`:::､:::: _, .ィ'´ :i /
''"´`''~､,_ミ'''ﾍ, ゝ;::::｀,ｒ ''_"´:::::i:::: : ', !
￣ ｀` ‐-｀`-,ヽ､,,ヽ` ‐-'い `ヽ::ヽ::: : `'!
''''"´￣｀ _｀,｀ツ:::::: ｀` ‐- '､、::rヽ::ヽｒ''"j ',
‐ ‐ ''"´ ノ':::´:: : : ｒ ｀`ヽ`ｚ'r ''゜‐'.,
すなわち 高吉にも未来の大名への道が開けてきたことになるのだが…… - 714 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:31:00 ID:5gVE0nPQ
- ところがどっこい 「関が原の戦い」後である慶長６（1601）年
４６歳の高虎に 男子が誕生してしまう
/:.:.:l:.:.l:.:.:|:.:,'.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:ﾊ:.:.:r ､:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.ﾊ
,′:.:l:.:.|:.:.:|/ :.:.:.:.:.:/:.: ／:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／!:.:/ |:.:.| ':,:.:.{ヽ:.:.:ｊ:.:.:.:.|.:.:,
|:.:.:.:.|:.:.|:.:.:ｌ.:.:.:.:/.:/:／/:／|:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ //|l |:.:.| ∨:}、＼:.:.:.:.l.:.:.:,
|:.:.:.:.|:.:.ｌ:.:.:.':.:.:/ //¨ﾌ'ｲ廴|:.:.:.:.:.:.:／, //_｣レ''｢.:.:､ ∨.:}、 '＜:.:.:.:l
|:.:.:.:.l.:.:.':.:.:.∨ /ｙ=ミ:､,ﾘ 寸:.:.:.:,ｲ!〃,ｨ//´ノ,＞==ﾐﾑ ヽ:.:.＞:､ ｀ヽ|
|:.:.:.:.l:.:.:.':.:.:.:∨ {{ fて心、 |:.:.:/ ﾘ:{{彳:/ ,.ィ,ｨ'Ⅴヽ }}ヽ |:i､:}.:.:.｀! !
ﾊ:.:.:..':.:.:.:.:.:.:.:.', 辷zｸ_｀ |:.:ハ. // ﾋ込ｨツ ﾉ /〉.ｊﾉ l|、.:.:| |
',:.:.:.l,:.:.:.:.':.:.:.:', ｀¨¨￣ |.;' } /ｲ ￣¨¨¨¨ //:.ﾊ ﾘ ＼:| |_
',:.:.|∨:.:.:.':.:.:ﾊ |' ﾉ ／´:./.:.:＼ ｀ ｰ-:, ＼ えっ！？
',:.ｌ |＼:.:.:.',:.:.| ＼ :| r───── '′ , ヽ ＼
':| |:./ ＼:.ヽ|＼_| ＿__｀ } ＿＿＿__ ' 、 ＼
|;' ／ハ:.:.:＼ ＼ ヽ /｀ ー--─=7 / /:./.:.:.:.:＞'
| { ﾊ:.:.:.',.|二|、 ∨ ／ / /.:＞ ' ´
ム ∨ }:l:.:.}:.:.:.:.|ヽ. 、 ／ / ／ __,. く
＿＿＿＿＿＿／ } V 从:.{ﾊ:.l:.:! ＼ ￣￣ {／ .ｨ'´厂 l ＼__
/ ＼ ﾘ 从:.!': ＼ ／ ／ ,ﾚ'′ ;| ＼
| ＼ ﾘ :, ｀ ーく ／ ／ / |
l ／ //:::::::::::::::::::::::/:::::::ヽ ヽ.､ヽ､
ﾚ 〃::::_. -‐-､:::::l::::::::::::ヽ ヽ`-､`-､_ _... -‐‐- ､..
ﾊ 彳／ `-l､､､:::::::::ヽ､ヽ、ヽゝゝ-=＝ﾞー----‐‐‐´`ヽ
/ i /!´ | :::::``､ ::::ヾ-､´`-=＜- ､＿＿＿ .... --‐ﾞ´
l ヽ l ､_.. ゝ-ｷ､､ :::..ヽ `-ﾆ`ーﾒゝ＜＝＝､､`-､_ :::::::::
l ヽヽ ヽ ､,〃ﾆ＝＝ｷ､` `-ﾌ／ ／￣ヽ_ヾヽ `､::::::
ヽヽヽ､_ // ／￣＼ヾヽ j' / ノ::`、ヾ、,::::::
ヾ ヾ i/ / _ｨ´::､ヽヽ. l`rｰO´ l ::!. V::::::
{ ､l､ .ｌ`ｌｰＯ i .l ` ` l i {⌒; ! ! .::::::::::
l ｌ l ! {⌒; ! l ヾ `` // ..::::::::::: えっ！！
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. ／ヽ ! ,ゝ,..,..,..、 !::::::.. ...::::::::''`'^''ﾞ''``::::::::::::::::::::
／ ヽ ! ::::::::::::::::... ノ.::::::::::::.. :::::::::::::::::::
／ .,,;;;`ヽ :::::::::::::::.. ::::::::::::::::
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l ヽ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ rｰ‐--‐‐'´ ヽ :::::::::::::／
ヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 !/ ヽ ..::::::::::／!;;;
ヽ );;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ! l .:::::::／:::::l;;;;; - 715 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:32:16 ID:GmWvbNfU
- 不幸すぎだｗ
- 716 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:32:51 ID:rKZkR54c
- いまさらだがナージャ系ＡＡは本当に不幸が良く似合う
- 717 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:33:24 ID:5gVE0nPQ
- この時代 秀吉を筆頭に どうしたことかこのパターンが そこかしこで見うけらた
本編でも取り上げた南部晴政 少々ネタバレになるが毛利輝元 また福島正則も 同じ問題で悩まされることとなる
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／:|::',:ﾄ､::::::ヽ､:.＼:.:.:.＼:.:.ヽ:.:.:＼.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´
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/!::|::l::::/|:::l:ヽ:＼::ヽ:.:＼:.:＼.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:＼::::::::::::＼￣
|/l::|::|::|:ﾄ､:::::::::､､:ヽ､:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.＼:.:.:.ヽ:::＼.
|::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―＼::::::､::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ.￣ …………
}//l::|:::|{（:::）ヾ､:::ヽ ＼!（:::） ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、
|/l::|::|:::|ヽ==''" ＼:ヽ、ヽ=＝'" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､::::＼
/ ',|::|:::| / ｀゛ |!::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾄ､_｀ ゛`
l::!::::ﾄ、 '､ _ ||::::::::::::::::::::::::ﾄ:ヽヾ| |￣￣￣｀ヽ、
r'"´||',::::', |:::::/l:::::|＼:::ﾄ､ヾ | | ／ / ＼
/ ll ',::', 、 ｰこﾆ=- /!::/ ヽ:::| ヾ､ ﾉ ﾉ ／ ,ｲ ヽ、
,' | '､:, ＼ -- ,. '´ |;' l ヾ､. ／／ / | l: l ← 福島正則
| |! ヽ; ヽ ／.: i! / ゛／／ |l / | | |
これは 家督相続とは武家にとって最重要な問題であり
各大名家でも早めに決着をつけなくてはいけないという思いが 裏目に出たということであろうか - 718 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:34:49 ID:5gVE0nPQ
- ちなみに高虎と同年齢である上杉景勝も 長らく子宝に恵まれなかった
にもかかわらず 景勝は養子をとろうともせず 家臣団をやきもきさせ続けた
| 三＿二 / ﾄ⊥-（(｀⌒)､_i | |
〉─_,. -‐='＼ '‐＜'´＼/´､ｦ _/､ |
|,.ノ_, '´,.-ﾆ三-_＼ヽ 川 〉ﾚ'＞/ ﾉ
〈´／／´| ｀'t-t_ｩ=､i |:: :::,.-‐'''ﾉﾍ|
. r´｀ヽ / ｀"""｀j/ | |くゞ'ﾌ/i/ 子供が産まれないのなら
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. ＼ヾ( l ヾ::::ﾉ |、 上杉は 兼続の子にでもくれてやればいいだろう
j .>,、l _,-ニ-ﾆ､, |)）
! >ﾆ<:| ､;;;;;;;;;;;;;,. /| ＿__,. -､
| | !､ .| | （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
ヽ| | ヽ＼ _,..:::::::. / .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |＿ ＿,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ
..| | | ＿;;;;;;;_￣￣ | ￣￣ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´:::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_ / にﾆ'／,.､-t‐┴―'''''ヽ
＼＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ / / .（_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
＼ ￣＼―-- ､ _::::::::::::::::::::＿＿::/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ
＼ ＼::::::::::::::｀''‐--‐''´::::::::::/ / ／ ／￣ rt‐ﾗ'￣￣ヽヽ
ヽ ヽ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝﾆ--‐､‐ | ← 上杉景勝
l ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐＜_ ヽ |ヽ
､ ‐;､
_,..rｰ' ｀``ヾヽ`､ﾉ i,, ､
i､|` ⌒ヾ ､`､／ ノi ‐'ｿ
ﾄ､/ =｀ヽ //／__ ヽ ￣ヽ
'ｧl! / ､､ i 〃, ‐､ ヽ |‐､ヾ ｀)
{i/,ﾉ | r=---‐ｧ |__{. { ､､ il>′
{/ ,ﾉノ !|..:::. .:'）ﾉ li; } l/ lヽ
r''v‐'- .,,`＿::_＿,. -‐''iノ 丶｀ヽ ちょ
|{i ト ､;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l
l>,i l ￣ ,:::l;:'￣l |、 ヽ |! | わたしのところにも男子はひとりしかいませんよ
O'ri!l | ､;/ '/ `O ,!ﾉ /
|＼ヽ -===-‐ /ﾉ! く ｣'′
l｀`ヽ､＼ 'T'' /／! _ﾉﾉ
|;;|｀`'〒,ヽ ＿,/'i'´ |､
,. ィ|;;`;;,､_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
i l ヽ'､ ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'／;//;;;ヽ、 ← 直江兼続
;;;;;;;;ヽ,` ｀`'''-､;○／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ｰ-=＝'''ヽ、 - 719 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:36:15 ID:5gVE0nPQ
- | 三＿二 / ﾄ⊥-（(｀⌒)､_i | |
〉─_,. -‐='＼ '‐＜'´＼/´､ｦ _/､ |
|,.ノ_, '´,.-ﾆ三-_＼ヽ 川 〉ﾚ'＞/ ﾉ
〈´／／´| ｀'t-t_ｩ=､i |:: :::,.-‐'''ﾉﾍ|
. r´｀ヽ / ｀"""｀j/ | |くゞ'ﾌ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. ＼ヾ( l ヾ::::ﾉ |、 構わん！
j .>,、l _,-ニ-ﾆ､, |)）
! >ﾆ<:| ､;;;;;;;;;;;;;,. /| ＿__,. -､
| | !､ .| | （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
ヽ| | ヽ＼ _,..:::::::. / .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |＿ ＿,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ
..| | | ＿;;;;;;;_￣￣ | ￣￣ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´:::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_ / にﾆ'／,.､-t‐┴―'''''ヽ
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上杉家に待望の男子が誕生するのは 慶長９（1604）年のことである
やはり平和な時代でないと 大名も落ち着いて子作りに励めないということなのだろうか
なお景勝は この子を溺愛したという - 724 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:40:34 ID:5gVE0nPQ
- その事情は 当然のごとく 高虎も同じであった
高虎は 実子 高次を これ以上ないくらいに溺愛した
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／ ｲ .::/ .:::::|/l.::/｀X/iﾚ'／〃_辷ｚり＿_, //.: .::::/.:::::::::::::::::::!
| :ｲ .::/.::{,ｨ７弌ﾒ､/´ ｀￣￣￣￣´７/.: .::::/.:::::/.:/.::::::::} ハハハハハ
|./ il .:/ .::::ﾄ､｣ｆ斗'′ //.: .::::::/.:::::/.:/.::::::::/
|:! ?U:i:{ ::i::| ヽ ＿＿__,｀ヽ, /ｲ.:::: .:::／.:::, くY:::::::::::,ﾞ 俺の全てはみな高次のものだーーーーー！！
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| ! :!ﾊ V / /.::／／／ _ノ.::::::::i::|
l 小 :! .:ヽ、 } .ノ /／／'" ﾉ｀7.:::::::::::i::::|::!
_ﾉ | ﾄ. !.::::/ ＼ └-‐ ´ ´ /.:::::::::::::|:::{ﾘ
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'⌒´ ノ イ::/ 二二二｀仁二二二/二|:::ハ＞ ´ ／
|ハ { } | _〈 〉- ､ -'‐ ´ ／
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‐ ‐ ''"´ ノ':::´:: : : ｒ ｀`ヽ`ｚ'r ''゜‐'., - 725 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:41:26 ID:5gVE0nPQ
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‐ ‐ ''"´ ノ':::´:: : : ｒ ｀`ヽ`ｚ'r ''゜‐'., - 727 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:42:30 ID:5gVE0nPQ
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ヽ}.:小 .:',:ﾄ､:.:.:.|.:.:.:代芝ソ外z |.:ｲ/.:/ /.:∠}.:./´}ﾑ '.:.:.:.:.′/ /／ : : ― 二 ― ￣: : : : : : :
_ﾉ ハ ヽ{ :.:.{.:.:.{ ¨¨¨｀ U.|ﾊ.:./ /.:/ｫﾀ丞ｱ.:.:.′.:./.:.; ′´: ／／￣: : : : : : : : : : : : : : : :
ﾊ ハ u.|.:.:.:ﾄ:.:{ u }/彡ｲ ｀＾¨´.:.:.:/.:.:.:./.:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : :
ﾊヽ_ ヽﾍ ﾊvﾊ U ´ .{ U／}.:.:.:/.:.:.:./.:/: : : : : : : : : :
V T ‐‐ﾏ ﾄ ヾ rｪ､＿_ ‐_' イ: : /.:.:/.:.:.イ.:/
ﾊ / | vﾊヽ ー‐ '_ -‐´: : : : :/.:.:/.／/／ は 早まった……
. ﾊ / .| } vﾊ ｀ ｰ ´: : : : : : : :／ﾊ/／ ./´
∨ 1 / ヾ./ ./: : : : : : : :／ _ノ
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以降 高虎による 高吉いじめが開始される - 729 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:43:58 ID:5gVE0nPQ
- 高吉に対する冷遇っぷりは半端でなかった
後継の話などあっという間に霧散し 高吉は藤堂家の一家臣ということにされてしまう
./ , __ .i i ヽ
./ / r､jl/| , | | .|
..| / /:::::::::ll .l ､,,,_ﾞ止|
.| lﾞ ./:: ::::l::| |:l _,, イ|_.ｲ
.ll |:: _⊥l__ l::ヽ ヽ_＿___ ￣￣ノ
.| | 、 |:"´ | ヽ ヽ::ヽ´ ＼ ｀ ｰ─ッ
..._,／＼＼|:: ､,!,ｴﾋ ＼ヽ:::::立!ｺ,ニﾆ〒= イ
-'" ﾉ＼ヽ" l┘:::|｀ ..ヾ ´ l┘:::|｀:::/-、 ﾞlヽ、 あ あんまりじゃなくて
.／ lヽiヽ ヽﾟン .:::::::::::::. ヽﾟン .l/ .l l､｀＼
.（（ 人_i､ ´￣ l ::. ￣｀ ./_ノ､ ヽ、
. >> 丿 人 ヽｰ-ｧ 人 > i
. _ （（ _ン┴'''ﾞ llヽ､ `‐' ／ ||｀ﾞ''┴;,,__／ヽ
/ ￣ｿ |l ｀ヽ、_ _ ィ/" |l ヽ ﾞl
┌ー'''ヽ, |_ _ / _,,_ｿ─i l
＼ |'' | ｀＼＼ ／／ | /T´
T＼ | ,ｪｆｺｎfｺｭ / ヽ┴i
i┴ l ﾞl, ,-=（( ﾟ∀ﾟ )）<ﾆ=- / l
それどころか高吉は 高虎の参勤交代時にも随行を許されなかった
藤堂家にとって高吉は いないも同然に軽んじられたのである - 730 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:45:06 ID:5gVE0nPQ
- また藤堂家が 加藤嘉明と諍いを起こし幕府に訴え出たときのことである（拝志騒動）
裁決自体は 加藤家は嘉明の弟の出家 藤堂家についてはお咎めな無しと出たのだが……
／. : /. : :/. : . / . : : : : . : : : : : : : : : : : : : : !
i.:::::. /.: : /. : .:: ,.′.: : :/. . : : i: : : : : : : : : i: l
l:::: /.::: : .::: .:: ./ :/. : :/. : . ://:}: : : :::. i: : : :| :l: |
l:::::}:::::: ::::..:: / :/. ／}. : : //}::ハ: :i: ::. :}: : : | :|: {
|:::::|::::i::. !:::::/.:ｲ: / /: : ｲ:/ l::l ｌ: ﾄ､::. |: : : | :|: l ,. -.､
}i::::|::::i:::.{:::ｲ:/_i:/ /:::./// j::{ .｣斗ﾍ:::}:/ : }. ﾄ､! ,⊿ ヾ ､
ｲ:::ハ::|::::V十rfﾘミ｣:::/// , //ｨf≧=ﾍ小/. :ｲ: :ﾊ:ﾄ､ ／ / ＿ ', ＼
}/ ｌﾊ:::::ヽ､近Ｚｿ|/メV/7/ｰﾍ北シメ/. :/ }/ }{ . く _,.f‐'´ ｀`‐i..,_ >
ノ′ |ヽﾄ､:::ヽ i{ ノ′ /. :/.ィ:! ｀ ハﾊＸ_,∨,_メﾊハ
|:::ﾊ:::ヽﾄ＼⌒´ ﾉ! ／: :ｲ: .ｲ:l ┌‐| io⌒ ""⌒o! |ｰ┐
|/ }::|::::＼ ､＿＿＿_.ノ イ: ／i |/ ﾘ ,.^ニﾆﾉﾉ＼(⌒⌒)／ゝ､ﾆニ^ 、
}! |ハ::::::i＼ ｀二二´ ／ｲ:!: ﾊ::{ く く. //| | o､￣／ | | | | 〉〉
}从Li｣ ヽ、 ∠＿.｣｣:::{ }:l . く 〉| | | | ｀´ .| | | | く 〉
ﾄ--Ｔ r‐｀´─┐|‐‐ｲV .ﾘ ￣￣ ｀ く X二)￣￣￣(二X >￣'´￣
}_ﾊ_｣ |: : : : : : :| L｢!｣ 彡,ﾊ｝ ｛ﾍ ミ´
__ノf7/,ｲ |: : : : : : :| ﾄ斗ﾄ､‐-､＿＿ ) (
⌒γ⌒Ｖ⌒ヽf⌒ - 731 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:45:59 ID:5gVE0nPQ
- 高虎は 特に落ち度のない高吉に対し 幕府に命じられたわけでも無く
自主的に３年間の蟄居謹慎を命じた
／.:::::::::::::::::::/.:::::::::::::. :: ::::::. .ヽ.
/.::/.:::::::.::::::::/. .:::!:::::::::::. : :. :::.:::::ﾍ
i′:′.: .:.::::::/.::::.:::l、:､:::::::. ::. l::::::::ﾊ
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|:::::l: :. ::::l:/|::!::/}:/ ,rｧ≠fﾄ､::::::|/.::::ﾄ|
|:::::|::::::::::|ｋl::|:{ / ｨ代fiﾂ:::::::::{::::::::ﾄ|
l:i{::ﾄ､::ゝ㌘f沁′ ￣ |:::/:/ l::::i:|
やっぱ 喧嘩は両成敗 爪:l::::ヽ::::＼¨´ } |/l/ }:::ﾄ!
ノ ヘ.::.::ﾄxヘ、 ｀ t一ｧ / .ｲ|从
裁きは公平じゃなくてはね♪ メ、 ─‐`┐. _ ／,r',仆､l、 ﾞー‐- .._
／ ｀二丁{､｢￣ヽﾞﾏヽ ｆ ＞‐‐､
／ .ｲ｣ /} }／〉､ ヽﾏk｣` ／ i
ｒ'´ ∠ -‐〈/ {/iﾊ ﾒ} i .′ l
{ `rｲ } } | | i / l
l＿_,／,小、 | | | | ', / / |
／{ ／／ ｜ ヽ | | { ＞ニニＶ / / j
/__／／ ｊ ｒ‐─ 二ソ ｢」 } .′ / /{ - 732 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:46:42 ID:5gVE0nPQ
- ／ ,ﾞ､／ ::::,､- ‐i::: ｀ヽ,
. , ' , ' , ' , ' ／ :: ヽ
/ / / ／ ﾉ / {::: :::/ ,,＿ ,,ﾞ,ノ
/ .i. ,' / ∠､､,,,_,'' ﾞ;::: :::{:: ` ‐--'‐/
,' ! ! : ::::::::,'／、､ li｀`ヽ::: :ﾞ､::: : ,,_,,,'
l ::::i l-:‐ｊ:::''{: て~｀ｱﾃｷ｀ ヽ;:::ヽ;;_ i
! : :::::r:''"ヽ!:::: !. （(の)） ﾞ、 `,,:､ヽ｀ヽ ,,,_.__!
ノ :::::::f /ヽ;:::::: : ヽ~~｀` ‐､ ヽ、 rつz‐ﾆ'7フ"´ !
:::::::::::'､::::::::::::: : : ...::: （(の)）｀／' ',
:::::::::::::::::}ヽ;::::::::: : : 、 : :::::ゝ `" , ' , ､ゝ ━━┓┃┃
::::::::::::::ノ:::,:'::~〉::::::: : ヽ.‐ ､,, ,'ﾉ , ' ┃ ━━━━━━━━
::::::::／:::::,':::: / ::＼::: : ､ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┃ ┃┃┃
::／;;:::::r-‐z/ ::_;;_::`:::､::.｡≧ 三 ＝=- ┛
''"´`''~､,_ミ'''ﾍ, ゝ;::::-ｧ, ≧=- 。
￣ ｀` ‐-｀`-,ヽ､,,ヽ` .:∨ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ､
''''"´￣｀ _｀,｀ツ:::::: ｀` '≦｀Vヾ ヾ ≧
‐ ‐ ''"´ ノ':::´:: : : .｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
とにかく高虎の高吉に対する仕打ちは 一事が万事 この調子であった - 733 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:48:13 ID:Am9gFGOM
- あんまりだ……
- 734 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:49:39 ID:wIZqsB6M
- もう許してあげなよ・・・
- 735 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2009/12/12(土) 21:49:39 ID:5gVE0nPQ
- 高虎の死後も高吉は 高次に家臣として仕え
最終的には伊賀国名張１万５千石が与えられ名張藤堂家の祖となるも
大名としての独立は生涯認められることはなかった
l 丶l : : : : : i: : : : . : : :ヽ: : : : : : .
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: i ‐"´￣ ﾞ```‐-+ヽ..._ : : : : : :iヽ:ヽ: : : : . . __... -＝＝: :ヾ :=-: : :
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::ヽ. ', 彡彡Tﾌ""ﾌr―ｯﾆｷ-､` ::`::-､: ヽ, ‐"_...==`＜二ﾆﾆT-ﾐ:::::::::::
::::::ヽ:..', ''" !"Tﾞ.∪＿!__l!`ヽﾐ､ :::::::`::-ゝt又Tﾍﾆﾞ,ｲ`r-!､lヒ`-､ミ
::::::ヽ;', ヽ.ヾ....`ｧ--ﾒ ヽ.` ::::::"ﾍ ヽ「”! `"⊂ﾌヽ..:::::::`ｰ
ヽ :::::', ﾃ--ｿ-ﾗ＝ ヽ ゝ..`ﾆﾆ..ノ.. .:::::::::::::::::: いったいなんなの
` ､. ', '￣'￣`￣`:::::::::::::::::::::
`ー-、 ..:::::::::::::::::::::::: わたしの人生って……
. : : ﾉ'., , .:::::::..... ....::::::::::::::::::::::::::/
. : : ／: : ヽ 〈i.::::::::::::::::::::.... ......:::::::::::::::::::::::::::::::/:
_.::-‐": : : : : :ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／: :
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秀長が その将来を託そうとした者の一生としては やはり寂しいものが感じられるのであった
＜番外１０ 後継者として養子をとったら実子が産まれたでござるの巻＞おわり - 737 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:50:28 ID:q0BgO8DQ
- しかし92歳まで生きてた
- 738 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:50:49 ID:rKZkR54c
- 「義弟の家臣で良いから、いくらか領地もらって新しく分家立てさせてください」とか言えないのかな？将来養子の供給先になるかもだし
- 739 ： 名無しのやる夫だお ： ：2009/12/12(土) 21:51:43 ID:BJS4AHUE
- 家が大事な時代とはいえやっぱり実子が一番なんだろうなぁ。
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