東方やる夫スレ纏め＆胡蝶のやる夫
新・やる夫の関が原戦線異常アリ
第2部第1話「CHANGE THE WORLD」
- 218 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:09:38 ID:wg/OI8kQ
-
／/
／ / ﾊﾟｶ
//⌒)∩＿＿∩
/.| .| ノ ヽ 次々回くらいに義光の出番があるらしいクマ
/ | | ● ● |
/ | 彡 ( _●_) ミ 楽しみだクマ
/ | ヽ |∪| /＿
/／ │ ヽノ ＼／ ←最上義光
"￣￣￣￣￣￣￣（..ノ - 220 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:43:20 ID:Z2b4UVdg
- , -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l 私は 加藤光泰・通称「影の薄い加藤さん」を
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ 番外８で無名の大物として紹介したのであるが
ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
', ｀ /,ノ 上には上がいるというか なんというか……
ヽ -─- ﾉi'
lヽ､＿＿ ／ _l､ 豊臣政権下には 重要人物っぽいんだけど
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;; なんだかよく分からないという大名が他にもいる
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;; - 222 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:47:10 ID:Z2b4UVdg
- / ＿ノ ヽ |
| ／ﾉ .l l ここでは そんな無名の大名……
'､. r.､l ─-､ ,r‐ ﾚ'
ヾi' '｀''l´￣ ﾌ'f´￣ﾘ ていうか どんな人物か私が掴み切れなかった大名
l'､ ￣´ l￣~l
ヾl ､ ' / ベスト５をあげてみよう
| ヽ ￣ /
,. l｀ｰヽ＿＿_/.ﾄ､＿
r─‐r' |｀ｰ- =､ ノ,r',! ､￣￣
/ l｀ｰ--ノ~ヽ,´ l ヽ
/ l / ヽ＼l ヽ - 223 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:48:19 ID:Z2b4UVdg
- /~" 、 /~"、
/:: 'l /:: ｌ
/..::: i, / ::: l 【第５位】 毛利吉成
/ ..::::: `～';::: |
/ ...::::: : : '''' | 豊前小倉６万石
/. : ::::::::::: : : |
/.: : : : :::::::::::::: | 「唐入り」に遅参した島津義弘に代わり四番隊を指揮したくらいだから
/.: : : : ＿__;::::::.. ＿___ |
/. : ::／|;;;;;;;;;|＼:::: ／|;;;;;;;;;|＼ | 人望や実力はあったと思われる
|. : ::< |.;;;;;;;;;| >:::< |;;;;;;;;;.| > |
| : : ::::＼|:::::::::|／::::: ＼|:::::::::|／ l 本編でも一応登場はさせてみたものの人物像がはっきりしなかった
| : : : : : ::::::::::::::::::::::::: |
l : : : : : : ::::::::::::::;;:::: :;;::::: , | AAが これになったのも そのため
/"ヽ | : : : : : :::::::::::::::::~T-´`-T |
|:::: :| | : : : :::::::::::::::::::::::::::ヽ＿〃 | 子供の方が有名というか 再評価されつつあるというか
'| :: | ｜: : :: : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
. |:::: l l : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... | ごく一部で根強い人気がある
|::::: ヽ ,ノ : : : :::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.|、
｜::::::"~ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':::ヽ - 224 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:49:58 ID:Z2b4UVdg
- ＿ヽ:::::::::::::::::::::＼ 【第４位】 木下家定
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＿＿＿ 姫路２万５千石
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.. ／::::::::::／(::ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| /:/ ￣￣ |:::| 寧々の実兄 つーか やる夫の実父 本編＜その３０＞の時点で余裕で健在
7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|. |::| ＼ ／ |:::|
::::::::::::::::::::／{ﾚ|::::::/|::::/ ﾍ|〔￣〕=〔￣〕ﾚﾍ なのに やる夫との親子関係が どのようなものであったかも不明
::::::::::::::::/ ﾉ／ ﾚ' ﾋ| ￣ ￣ ﾄ_ﾉ
フ／|/ /k| / ＿＿ ヽ ＿ / しかし「関ヶ原の戦い」時の見事な身の処し方を見ると
／ / ／＿／ ＼ . ＼ ／
/＼_ ／ ＞ ヽ |￣| それが この男の処世術だったのかもしれないな
ヽ＿ __( / 誰 | _ヘ< ＼ヘ
メ ' メ＼ | ﾚ ＼ ＼_／／＼
＿メ 十 ヽ, ! ？ / /＼
メ ￣￣メ￣＼ ＼ ／ / ＼ - 225 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:51:51 ID:Z2b4UVdg
- . 丿,.:.:.:.:.:',:.:r'i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,
／ ,:.:.:.ｨ ,i' 'i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i さてベスト３の大名であるが……
i : :.i: ｀`'‐､:.:.:.:.:.: i'
｀'ﾍ ':i _,.-‐''- _,.Lr‐;.:./ ここまでくると どんなAAを選べば良いのかさえも思いつかないほど
'‐<＞- ､,_r'"ﾟ´~｀iﾟ i' f /:.i
i,_ _,i '‐--‐'゜ /.:丿 私にとってはよく分からない者たちばかりだ
. ヽ￣ L､ i 〈-'´
ヽ. __,,...-‐' / i,‐z, よってAAは略させてもらおう
ヽ - / _,.‐'´｀>､_
ヽ. __,.. - '-‐'_,.､‐'´:::::.:.:ヽ_
┌'｀]'"´~__,,.‐'´::::::::::::::::::::::::::..｀`'''‐‐-
_,,..､-‐'~'‐t-‐彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:
,r'´ ｨ'´ i／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: - 226 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:53:43 ID:Z2b4UVdg
- . ／ , ＼
／ / l ヽ 【第３位】 長谷川秀一 越前東郷１５万石
,r' / ヽﾞ,､ ﾞ,
. / ｲ/ ` ` ､ } 織田信長の元小姓だな
{ i | ﾞ ､,,`' ､ , j
ﾚ'､, | ,:r'"''‐ `'ﾞ、 ,､‐‐､ l 諸君らの中には これに異議を唱える者も多数いることであろう
ゝ」､ ､ , ,､‐''ﾞﾞ､ﾞ'､-――t'''/ ／ l |
,ゝ‐､_,',. ' ,O 〉 V .( ﾞ, j i 確かに彼には「安土争論」や家康との「伊賀越え」などドラマがある
',.ヽｿ. '､,,､ -'" / / j
'‐ﾚﾞ .,r' ノ しかし それもみな「長谷川秀一」という余りにも平凡な名で
l` ` ､ i'" ﾞヽ､,／
. ﾞ､ ,,､ -‐'" ﾉ ヽｧ､ 全てが帳消しになってしまっている気がする
ﾞ､'´ .. ,rﾞ ノ ヾ＾ﾞヽ、
. ﾞ, ./ ,､ｒ' ／ ＼ 彼は「唐入り」において「晋州城攻め」で活躍するのだが
!、 ／ ,､ｒ'" ／ /
`'''"入￣ ,､r ''" ,､／ ／ 朝鮮在陣中（あるいは帰国後間もなく）病没
く .Y'" .,､r'"／ ／
/" ` ､', ,､r''" ／__＿＿＿／ 嗣子無き故 家が断絶してしまったことも痛かったかな
,､ - ''"´￣￣｀ﾞi zz,,,／ ＼
,､ '" ,､ ''" | ／ ＼ - 227 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:56:05 ID:Z2b4UVdg
- ／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ', 【第２位】 早川長政 豊後府内２万石
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
|: : : : : : :/／_＿ l / 戦国時代 数多くいる「長政’S」の一人だ
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈 方広寺大仏殿の作事奉行 「唐入り」では舟奉行として活動
＼:! ぃ ′ ./
`!ヽ.、 r_:三ヨ / 「関ヶ原の戦い」では田辺城攻めに参加
L:_| ヽ ‐ /
│ ＼ 亅 私が分かっているのは この事実だけ
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_ 正直 これでは登場のさせようがない
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
/ 〈ヽ / | ＞ / i
/ ＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / | - 228 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 22:58:11 ID:Z2b4UVdg
- _,. . -‐-- ､_ _,, ,,_
／: : : : : : : : : : : "`::::::::ヾ
／: : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::ヾ彡
/: : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::ﾐ
|: : : : : : : : : : : : : : : : :, ﾄ､:::::::::|-─''''､'"￣ そして栄えある【第１位】が……
_|,: : : : : : : : :／: : : : /|/ |:::::ﾚ|`:::::::::::: ヽ: :
_, - ' ￣/: :n／=＜_'─'／_＞ヽ|::/､::::::::::::::: : : :ヽ: 青 木 一 矩 だ！
_, - ': : : : : : / ﾄﾚﾄ ヽ{:エェ:}-,{:ｪエ:}ｨ//::ヽ::::::::::: : : : : :
／: : : : : : : : : :/: : `ヽ, ﾞ ￣" | ﾞ￣ "ﾚ:::::::::ヽ::::: : : : : : : :
/: : : : : : : ヽ : /: : : : : | | ` ' /|: : : : :／ : : : : : : : 越前北庄２０万石の大大名までになったのに！
{: : : : : : : : : ヽ /＿＿: :| ヽ ヽニﾆ=' / | : : ＜ _: : : : : : : :
}: : : : : : : : : : :ヽ ／: : :ヽ `_ ' / |: : : : : :/: : : : : : : : 秀吉の従弟との説まであるのに！
{: : : : : : : : : : : :}::|: : : : : :＼ ￣￣r￣=-ｲ- ,,＿/: : : : : : : : :
|: : : : : : : : : : : |::::＼: : : : : :＼r'~`､ ヽ ￣`＞,○: : : 有能なのか無能なのか 善人なのか悪人なのか
,|: : : : : : , -‐---===＞ｪ__/~ヽ| ﾉヽ､ ヽ / |: : : : : :
|: : : : : : : : : : : : : : : : :r-‐/~ ﾚ `‐' " ＼-,,＿､ | ノ: : : : : どんな逸話があるのか さっぱり分からん！
,|: : : : : : : : : : : : : : /イ rｲ_ノ r ､_L_ _,) |／: : : : : : ::
L: : : : : : : : : : : : : : / !_ ィ ＞,,＿,／ ／: : : : : : :::/ いったい何なのだ こいつは！！
＼: : : : : : : : : : : __| ﾉ ＞-‐': : ヽ ／: : : : : : : ::／
`‐- ,, __O Oヽ::::`'~フ"○: : : : :ヽ ／: : : : : : : 0: : ::ゝ､ - 229 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 22:58:34 ID:4mew.J4U
- 1人も名前すら知らないｗ
- 230 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 22:59:52 ID:bTdP5IcA
- え？１位
・・・・・・・・・・誰？ - 231 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 23:00:34 ID:Z2b4UVdg
- , -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ 以上は雑談みたいなもので特にオチはない
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l だが 諸君らのうちで
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ / 青木一矩の逸話の類を知っている者がいたら
', ｀ /,ノ
ヽ -─- ﾉi' 是非とも ご教授を願いたい
lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;; - 232 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:02:45 ID:4mew.J4U
- >>青木一矩
Ｗｉｋｉに少し書いてあるな
娘が吊り天井の正室だとさ - 233 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:04:18 ID:cBl01VAI
- ヘタすりゃ同族説がある徳川の端武者に過ぎない青木一重のほうが
真柄十郎討ち取ってたりして有名だしなぁ - 234 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:04:57 ID:CLfPVoSQ
- >231
ARTDINKの｢関が原｣というゲームで、中途半端な兵力を引き連れて 端っこの方に陣を敷いていたことと、
攻撃力がイマイチで いつの間にか勝手に退却していたくらいしか憶えていないww > 青木一矩 - 235 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:09:58 ID:OtyRRGhc
- 長谷川秀一とかそこら辺に探せば居そうな名前だわな。
俺的には矢部家定の方がより悲惨だと思うがｗ - 236 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:12:11 ID:leTzYYwA
- 子孫が福井で酒造業やって今にいたるまでそれなりに栄えてる、ってくらいか。
関ヶ原に関しては下手すると最初は東軍方だったって説もあるらしい。だとすると
いつの間に西軍になったのやら。そういう部分も含めて青木一矩らしいと言う気もするｗ - 237 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:15:04 ID:FUZbtops
- 矢部家定は信長に認められたという有能さと、本能寺後の悲惨なエピからある程度の輪郭はつかめるけどなー
- 238 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:20:51 ID:rg52D9k6
- お茶を少し習っていますが、お茶の先生が間道（シマシマの織物）と言えば青木間道が有名で～とか言ってた
これは青木一矩が所有していたものがすばらしくそこから由来だとか、、、たしか利休の高弟のひとりなんでしたっけ？ - 239 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:25:52 ID:leTzYYwA
- 小出秀政、糟屋武則、伊藤長弘、生熊長勝あたりも、
秀吉にそれなりに重用されてた感じはあるんだが、どういう人間だったかさっぱりわからん。
糟屋や生熊あたりは死没年すらわからん。 - 240 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:30:20 ID:OtyRRGhc
- 織田家でそこそこの実力者なのに一番無視されるのが蜂屋頼隆。
- 241 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/05(火) 23:41:04 ID:gX27UiDI
- 某スレではステルスモモがあてられてたな＜蜂屋さん
- 242 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/05(火) 23:45:27 ID:Z2b4UVdg
- >>236 関ヶ原に関しては下手すると最初は東軍方だったって説もあるらしい。だとすると
いつの間に西軍になったのやら。
ここが一番困っている
普通なら その存在も無視していいんだろうけど 山口宗永がらみでちょっとね
まあ 時間はまだまだあるし ゆっくり考えることにします
>>238
情報ありがとうございます
茶人かあ そっち方面でも調べてみます - 257 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:14:41 ID:UeSXSA5.
-
『新・やる夫の関ヶ原戦線異常アリ』
第 ２ 部
. - 258 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:15:46 ID:UeSXSA5.
- 天正年間 １００年以上の長きに渡り内戦を繰り広げてきた日本国は
英雄・羽柴秀吉の手により統一が果された
＼ ヽ | / ／
＼ ヽ | / ／
＼ ヽ | / ／
殺 伐 と し た 戦 国 時 代 に 武 家 関 白 が ！ ！
＼ ヽ / ／
‐､、 ＼ ／ _,,－''
｀－､、 ┌─────────┐ _,,－''
｀－､、 | ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: ..| _,,－''
｀ |.〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ .|
!｀ヽ |. _,,.. - ､-.,_ | i⌒!
───────‐ ヽ､＼|:. ､ .:|ノ ﾉ ───────‐
＼_| . ＿ ' .:!_／
|. ' ／ ｀t ::|
_,,－'' |:. { / ..| ｀－､、
_,,－'' l . ｀_⌒ ! ｀－､、
,'´＼ ／ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ＼ ／｀i
! ＼ _,,-┐ ＼:::::;‐､:::::::::::::::::::::::::;‐､::::／ ｒ‐-､、 ／ !
ﾞ、 ｀ー--＜´ / ￣| |￣￣￣￣￣| |￣ ﾞ、 ＞－一'′ ,'
y' ｀ヽ/ / | | | | ヽ ヽ '´ ｲ
秀吉は古代律令体制に基づく官位制度をリニューアルすることで各地の戦国大名の再編成を行ない
同時に「惣無事令」「太閤検地」「刀狩」等々 画期的な政策で日本国の統治を開始した - 259 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:16:35 ID:UeSXSA5.
- 被支配者階級の出身である秀吉は徒手空拳の状態から成り上がり この偉業を成し遂げた
もちろん秀吉とて石や木の股から産まれてきたわけではない
秀吉にも親類・縁者は多くいたが その彼らも秀吉同様 社会的には力の無い者ばかりであった
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::', 国内統一の目処はついたものの
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::', この統治を永続させるためには
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞ やはり必要なのは「家格」ってやつだよな
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ‐- , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::／ / ﾉ::::〈 ヽ /:::::::::::::::::::: - 260 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:17:17 ID:UeSXSA5.
- こうした場合 武家がとる手法は
自らの家を名家に連なるものと詐称するのが一般的であるのだが……
/"'-..,;;;;;;;;;;;;;｀''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..|
ﾄ:::::::::｀''- ..,, ;;;;;;;;;;;;｀'' -...., . .- ''´|
i:::::::::::::::::::三 ｀'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;,
/ﾆ､::::::::::::::::三 ､;;;;;; ｀"´ ,,,,, i;;;i
{ ( _',::::::::::/ "" |/
', '<i ヾ:::::::i ､､,,三、 ,,.-、 i
',､ヾヽi:::::i '-ヽソヾ /,'ｯﾌ､i 可能であるのならば
ヽ__.. i::::i ､ ￣ﾉ | ;ﾆ ノ.i
ﾉ,.-| i::i | i 麻呂たちも いくらでも協力してやりたいでおじゃるよ……
. i,ｨ''"', ／､_ :::: /
/',',', ', ／ ヽ_ノ /
. ｲ',',',',', ', ', ( ,.---::;;;;､_,. } /
/ '',',',',',', ', ',- ､ ,.__`ｰ´ノノ
,.-イ ''',',',.',', ',:', ,ノ ／､,,、
( {´ ',',',',', :',.','---─ '´ﾘ ', ヽ ← 公卿 元太政大臣 近衛前久
''´´ヽ((''- .., ',',',',', .',.',ソ ./ / ',) }ｰ..,,,
秀吉には そうもいかない事情があった - 261 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:18:12 ID:UeSXSA5.
- 秀吉は 織田信長の配下であった時代 その出自の低さを必要以上に喧伝した
これにより秀吉の名は広まり 民衆の支持も大きく取り付けることに成功していたのだ
. -―- . やったッ！！ さすが秀吉様！
／ ヽ
// ', おれたちにできないことを
| { ＿＿＿＿＿ | 平然とやってのけるッ！
(⌒ヽ7´ ｀`ヒﾆ¨ヽ
ヽ､..二二二二二二二. -r‐''′ そこにシビれる！
/´ 〉'"＞､､,,.ィ二¨' {. ヽ ＿ ＿ あこがれるｩ！
`r､| ﾞ._(9,)Ｙ´_(9_l′ ) （ , -'′ ｀¨¨´￣｀ヽ、
{（,| `'''７､,. ､ ⌒ |/ﾆＹ { ＼
ヾ| ^'^ ′-､ ,ﾉr')リ ,ゝ､ｰ｀――-'- ∠,_ ﾉ
| ｢匸匸匚| '"|ィ'（ （,ﾉ,r'ﾞへ.￣￣,二ﾆ､ﾞ}了
, ヘｰ‐- ､ l ｜ /＾''⌒| | | ,ゝ )､,>（_9,`!i!}i!ｨ_9,） |人
-‐ノ .ヘー‐-ｨ ヽ !‐}_＿,..ﾉ ｜| /-‐ヽ| -イ,__,.>‐ ﾊ }
''"/／ヽｰ､ ﾉヽ∧ `ｰ一'´ ／ |′ 丿! , -===- ､ }くｰ- ..._
/／＾＼ ヾ-､ :| ﾊ ￣ ／ ﾉ |. { {ﾊ. Ｖ'二'二ソ ﾉ| | ｀ヽ
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ﾉ:l 'ｰｰ＜. / |. ヽヽヽ._ ｀二¨´ ／ノ ﾉ
/ <＾_,.ｲ `r‐'ﾞ :::ヽ ＼ ｀丶､ |、 ＼＼'ｰ--‐''"／／
＼＿＿_,／| ! ::::::l、 ＼ ＼| ＼ ＼ヽ / ノ
ここで「実は名家の出でした」などと言い出しても空々しいばかりだし
だいいち世間の空気が それを許すはずも無い - 263 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:19:14 ID:UeSXSA5.
- それでも一応 秀吉も平氏を騙ってみたりもしたが……
ヽ丶ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
. -－-γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
／::::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|＼ｨ::::ﾒ::::::::::::::::::::::＼ィ
. ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｌ:::::::::::::::＼:::::::〆 ＼::::|＼::::::::::::::::::::::_＞
ｌ::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ｌ ＼:::::::::::::|.＼ ,,,;;ｨ=≦≠＼》::::ｌミヽ::::＼___
ｌ::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-ｌ─X´＼:::::::| ≧'´ |＼} } <／
ｌ/ |::::::::::::::::::::::ﾊ::::| ,,,ｨ≦ ＼.| 。 j∧ ﾉ＿＼
| |::::::::::::::::::/ {ｌｨゞ" u }ゝィ／ ￣￣
ｌ::::ﾊ│::::| ﾉ´'
ヽｌ ｌｌゝ::|ヽ u ｌ~｀丶 / これは単に恥をかいただけに終わったな……
ｌV_ 人 ＾ ｲ
丶､ ,♂
´ ゝｰ一 七ゞ´ ｌ＼＼
/´|/ ＿ ﾍ/ /ヽ
八 |＼〔三 〕/ ./ /:::::::＼
また関白の地位を手に入れるために近衛前久の養子となってからは
藤原氏を名乗ったが やはり周辺の目は冷ややかであった - 264 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:19:46 ID:UeSXSA5.
- ここに至り 秀吉は開き直った
::::::／::::::::::::/／::::::::::::::／／::::::／::::／:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
／::::::::::::::::/::::::::::::::::／´:::::::::／::／::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l
::::::::/´i::／::::::::::::／::::::,,,､,／:::::::＼,,∧:::::l::::::::,'::::::::::::::::ﾉ:::::::::;!
:::::/ ::::!/::／/:::::::::／ /::::::::::／´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i:::::::::/
:::::｀::::::／ ./::::::／ /::::／,"￣ゞ"ﾒ:::::::!::/::::::::::::::::/ ｌ:::::/
:::／／ /::／ /／ /;）/:::ﾍ::／::::::ﾊ::::::/ ｌ:::/
/／'., ' , ∨ / ､/ｿ/:::::／）ﾉ:::/ /::::/ i:/
/ ゝ /::／i //:::/ /:／ /
ﾍ ／´ ',/／／´
'､
__ _ゝ 俺の家系が貧弱だろうが知ったことか！
、 ヽ、_ゝ ／ ´
;;', ／｀ ､ , ′ 俺自身が偉大であることには
;;;;', ／ ｀` ､ , "
;;;;;ヾi `´ なんの変わりもないんだからな！！
;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
／:::､::::::､::::::､::::/::::jL､
/:::/::/＼:::＼:::辻-く仁､
i::::i::/__ ｀ ー ﾐ _∧ ﾆ/{
l::::ﾚ.ｧﾆ､ヽ ィﾆ､ﾍ_ﾉﾚ' 殿下が その気なら
ﾞ:｣ ´込ｿ . 込ｿ i::/
/∧ ￣ r==┐￣ ∧ヽ わたしに任せて欲しいのかしら
, --､ {!`ｰヽ. ､___ﾉ メｰ' i}､
／￣>-､｣::_:_:_-:i＞┬＜!:-:_:_:_:」i
/ ／ / ﾄ､7∠イ::i⌒i:::iヽ:ﾆ:ﾆ:ノ＼
＿ヽ ´/､ __ﾆ｣:::! ﾟ i:::l〉=:､. .ヽ ＼
＼___＼ ﾉ/r=_ _｢i::! ﾟ i:/{!三:`ｰ' i ,, l ← 前田玄以
／z{::::＼ /::Y <<. ､ﾆr=_ノ .::i.:/ ／ - 265 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:20:31 ID:UeSXSA5.
- かくして秀吉は
朝廷より「源平藤橘」の四姓に匹敵する格の姓「豊臣」を下賜される
秀吉は 秀吉自身を始祖とする貴族と認められたのである
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_ r ､
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ） (ヽ､｀＼
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/＼ ＼ ＼
. l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ ＼ ＼ ＼_
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/ r--‐-､>､ ｀ヽ
＼|＼!＼ ′ ∨ ` ‐-､ ｀` i
ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ヽ､ -､＼ `､ キラッ☆
_, r ´:｀ ､ , ′ 、 | !:.:ヽ :｀ヽ ヽ
_, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.....｀ ｰ ＜´ ヽ | |::.:.:ヽ: : ﾍ i
_, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| .ヽ -､ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : :!､ ＿__!=､
/ﾞ: : : : : : : : : : : : ヽ:.:.:.:.:.:.／i! | ﾍ i. / 入 |＼.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,,..---┴‐,
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼／:.:.:.:!'! /ヽ､ヽrk'´:_,r､ ｲ:.:.:＼／ _>-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.l ﾞ'ヽ ! ! /ﾍ/|:.:.:.:.:.:＼/::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
l:.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ヽ ﾍ＿_/ |:.:.:.:.:.:.:./!:::::::::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:l
/:.:.:.:.:.:.: !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.| / ヽ i:.:.:.:.:.:.:/ ﾍ::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ
なお「豊臣」とは氏姓 すなわち親族集団の出自を表したものであるので
正確には 秀吉の名字は死ぬまで「羽柴」のままである - 266 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:21:02 ID:UeSXSA5.
- 豊臣姓を得た後 秀吉は一門衆の育成に力を入れ始める
＿＿
／￣＼ _, '"´ ｀丶、
| | ／ ＼ ＮVVVVVVV＼
＼＿／ / ,' / ／ / ヽ ｀ヽヽ ＼ ＼
| l l j __ // ,ｲ ､ハヽ }! ﾊ ＜ ｀ヽ､
／ ￣ ￣ ＼ l l ｢ j_从7ヽﾊ !七大 ` } ﾘ }/ ＜／ ／"" ＼ .ノヽ. ＼
／ ::＼:::／:: ＼ | l Vfﾞ？圷/ jl ﾉィｱト､ﾍ// / //, '〆 ） ＼ ヽ
／ .<●>::::::<●> ＼ j l l V_:ｿ ´ V:ﾘ /jｲノ 〃 {_{ ノ ─ │i|
| （__人__） | ,' ﾊ ﾍ. ' ｀ ,' l ! ﾚ!小§ （●） （●） | ｲ. ━
＼ ｀ ⌒´ ／ / / l ヽ ー ‐ .厶 |ﾊ ﾚ § （__人__） |ﾉ ┃┃
/,,― -ー ､ , -‐ ､ ／／' ∧ 弋ﾄ ､ __ , r＜7 l ヽ / ゜。 `ー'´ 。゜ ∩ノ ⊃
（ , -‐ '" ） ／ / ／ ∧ Vー､ Kヽ{ ヽ ヽ (受＼ ∞ ∞ ／＿ノ
`;ー" ` ー-ー -ー' / /.／ /¨} ',__∧_j_l::::ﾊ ＼ }／ . ＼ “ ＿∞∞＿ノ∞／
l l ,′ l { ／:::/ /::::ヾ ☆Y:::ﾊ X ＼。＿＿＿＿ ／
↑ 豊臣秀次 ↑ 宇喜多秀家 ↑ 豊臣秀勝 - 267 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:21:37 ID:UeSXSA5.
- /::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i:::::::::/＿::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::／￣i::::::::l:::ｰ∧一:::::::|!:::::::|'ﾘ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≧i::::::::::::i:!::::::!
＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::!
_,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨
￣｀￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/
＼|＼ ＿ / ′ それなりの陣容は揃ってきたな
_{i ´ ／
// ｀＼ ＞ _ イ だけど……
_,､-;'´;;;i `ｰ ､, _ﾉ iヽ、
_,､-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l ／ﾍ l;;;;;ﾍｰ,,､
_,､-;ｰ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ ／::::::::∨;;;;;;;;ﾍ;;;;;｀';;;;;;;､_
それでも秀吉の懸念は消えなかった
問題なのは 秀吉自身に実子が恵まれないことであった
これでは自分の死後 豊家の永続的な統治が心許ないものとなってしまうと秀吉は感じた - 268 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:22:22 ID:UeSXSA5.
- この方策について 石田三成ら一部の秀吉の側近衆は 政権の中央集権化で対処することを秀吉に強く求めたが……
＿＿ __,.
｢｀ヽ´￣｀ﾌ.::::::::/´ ,. -‐'′{::::し'.:::::::イ ← 石田三成
. ィ⌒ヽ /.::::::::::/ ハ:::::::::::::!::::） , --=ﾆﾆ､ヽ､ ← 増田長盛 ,.. -―- ..､＿
{ イゝ /.::::::::::,′. . . ..x く｀ｰヘ.:.:.::::し' ∠ -―‐--- ､ ＼＼ ,.::'´::.::.:::／::.::.::.::.::｀ヽ､
Y.::::::::ノ '.::::::::::::|.:: . ---xノﾊﾉ ヽ:::） ／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼ 長束政家 → ／:::/::.::.:;:'::.::.::.::.:}::.::.:､::.:::ヽ
（￣ . :.|:::::::::::::「´ _、 ）⌒Y ﾚ′ // , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ /::.:::/::.::.:/::.::.::.:::/ﾊ::.::.::ヽ::.:::｀、
i 7ゝ.:::∠!:::::::::::::|.:.:.:.:ｊ｢ Ｙ ! } // // / // / //｜｜l ｌ！ ＼ ,'::ヽ⊥_:_厶彡'::://l::|::.::.::.::';::.::､ヽ
| i::ﾊて...」::::::_.:::::! ノ｣ﾊ '. ,ﾊＬ / ′ {ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／ |::.::.:｢:::┬=ﾆ＞く l∧ヽ､::.::.:l::.::.:Ｖｌ
| L! | 丁Ｙｒ刈:::|ィﾊﾊ｢ゝVｲﾑｲ//ﾊﾉ l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく l|:::/ |::.:::l:|｢えﾒﾐ､ |ﾄ Ｖ:_::.::.::|::.::.:::l:|
| |＼ゞｲ::::ﾄ弋)ｿ ﾋｹｊ小 Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ | ﾉ|:人｣::.:::|:l ゞﾐﾝ |ｌ ヽ:｀ヽ|:ｌ::.::;:l:|
l / ! `トゝ:!ﾊ´ ' .ｲ ｊ | jﾍ、 _ " 彡'／/ |l | ´ j从:::|:::|:ﾄゝ 丶 芯刈:/::|::/〃
ﾉ. / ｜i ゝ'' | 仆. . ´ イ ｣ ;i | / / 丶、｀ , ィ7´ rク l | _rﾍ＿}人:l::l 丶 _′｀‐'/:/::l::|ｰ'′
／ :/ |小./ゝ.｜ヽ＼下｀ヽ 丁ｊハ 厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜ /７rぅ ､廴_ヽﾄ＼ ＞=彳:::|::|
イ , ′ ヽ:/ィ ハ. ヽ＼ﾊ.:.:.:ｊり__｣! / / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜ rう:.:ヽrﾍヽく ｀ﾒこて´Ｖ{ |::l::|/
／ ,ノ.:/ /.:::: ` ｰ ､ーヘ〈ゝ--=ｧ / / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､ ７:.:.:.;.:.く_ｎｌ〈 /,ﾆ{}ﾍ f弌ｋ ﾉ/;ﾘ
/⌒Ｙ .::::/ （::::::. 下不厂ﾞくﾞく / /イ {几こﾌｌ｣__j ）｝ ハ ヽ / :.:.::|:.:.:. r┤ ) // | lﾄ､＼ {X）″
ｒ ' ノ.:::::/ .ｲ ）::::i |￣ｊ ） ｀ヽｿ ／ﾚ ﾉ // r1ｰ┤ l|_｝ ヽ . /:.:.:.:.:.|:.:.:.:.｀)|〈 // | |圦∨〉（ ＼
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ |:./ Ｖ: |.: : : | V
＜ : _: : : / |/ ﾚ-=o=-|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V 絶対ダメってわけじゃないけど……
＼_! ＿ ' !
ヽ ／ ｀t ／ やっぱ今の日本には まだ馴染まねぇんじゃないの？
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､ - 269 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:22:57 ID:UeSXSA5.
- 秀吉は「羽柴」の名字と「豊臣」姓を統治基盤の強化のために利用することにした
各地の有力大名や お気に入りの武将に 秀吉は「羽柴」の名字をどんどん与えた
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!jニﾆｺ| :/ |:./iﾆニＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈fｴ:ｴi |/ ﾚ fｴｴ) |:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ＞ {ﾊ/ V 家康
＼_! !
ヽ !ー―‐r ／ お前にも俺の名字を名乗ることを許すぞ
___,ｒ| ＼ ｀ー―' ／
／:/::::| ＼ ヽ _￣ ィ ´ (⌒)
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､ ノ__ | .| | |
＿ ,､-‐'' "ﾆ=_-
-=ﾆ.._ ＼／ ＼
,､- '´ ヽ
／ l
／ |
. / ｨ /| ∧ i､ lヽ |
/／/ 〈 .ﾚ ヽｌ > ´ |
/ ／/ /＼＼ iｌ´ ,､へN＼ |
ﾚ / /| /|＝=`｡! ´==＝｡‐ﾗ | |⌒ｉ |
. ﾚ ﾚ lゝ -／ ゝ -‐ ´ | |う | | はい！
. |／ ／ | |ｦﾉ .|
( __ - ` --‐'´ |j |.|" | ありがとうございます！！
. l ---------一 ／| |
ｌ ≡≡ ／ l ∧ ',
|l ／ ｨ /"´ヽ ヽ
| ', .ｲ ／ ｌ / ,.､-ヽ ヽ
│ ヽ_／ │／ ﾘ/／ ヽ.ヽ ← 徳川家康
. ﾘﾘ ／ l/ ヽヽ - 270 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:23:41 ID:UeSXSA5.
- /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : | ……んでだ
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （( 「羽柴」となったからには
＼_! ' ! ( ( ヽ)
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ お前の氏姓は自動的に「豊臣」だからな
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣|(^)
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ .| .,,:: ;;;;ン=- )
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-''⌒＾ニ);;;;ヽニノ ヽ
,. -‐- ､r'´ ￣ ~Ｚ.__
∠ ´ ,.＞
. ／ ￣｀＞
/ ,、 ｀＼
. ! / ＼ ＼. トゝ
│ , ,.ｲ /､._, uヽ |ゝ､ Ｎ
. | /ﾚ' ﾚ＼,/ /V '´ l＼!
|. r;=､ .ノ＝a＝== ,, ,/a==＝!
| |.ト､| | u` ｰ--‐ " u＼ｰｧ"!
| l ヒ |:|. u r __ ＼l
| `ｰ 1|、 ヾﾆ二二二二フ 7′ …………へ？
ﾉ | ＼ ＿＿_ /
. / ,ﾍ、 ﾄ､ ＼ u ￣￣ /l
/ ./＼.ヽ. ヽヽ､ ＼ , ' ,'
,' , ./ ＼ヽ、ヽ ＼./`ｉイ /
. /l/l/ |＼＼ヽ ヽ. Wﾚ'
/ _..⊥._ ＼｀` |
そして秀吉は「羽柴」を授けた相手に その本姓を「豊臣」に改姓させることを強いた
秀吉は「豊臣」授姓により擬似一門を形成し 各地の有力大名との一体化を図ったのである - 271 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:24:37 ID:UeSXSA5.
- ____
-=ﾆ"`' , , ' " ,," '
______＼ ` , , ' '-ｰ￣二=-
∠二__ ~` ""'ｰ､
, - ~ ヽ
, ' , , ヽ
/ ／, ' `,
i/ / /| 'i
,' , /:i /:i |:::| |', |
i /i /' /::::| |::::i |::uヽi::`,`ヽ |
i/ i/ i /ｰ-ﾋ--`|u|--ｴ--ｰ＼ ___ | 俺も…… 「源氏」を名乗るために
i i/|二ﾆ=ﾆ~ 二=ﾆニﾆ,:::| |─i`. ＼
.,|ヽ＿ﾟ_./:::::"ヽ_ﾟ＿, ｲ/:|.|─| | |`┬ｰ- ずい分 苦労と手間を掛けたのだが……
/ | ==:/:::u::: u ~／':::|.|ﾆﾉﾉ | |ｰ--
__;;-ｰ''"~~.λu:/:::::::_::i ／'::::u::|.|ｰ' / | 殿下の命令を断ることなど不可能……！
__;;-ｰ''"~'/| .| (_,- u ::u:::::/| || |
| !i .| <__ __-ｰ''ｰ:-:::/::| |.| | 誰にも そんなことは出来ない！！
.| | .|x--二__＿__:::::/:::::| ./ .| .|
| |/~ﾆ二＼＼ 'i/::::: | | | .|
.| ,r┴'---,￣＼', |::u | |. | |
| <／￣￣＼こつ i / .,| .| |
!-ｰC'￣￣`こつ | / /!/,／ ＼ .|
|￣￣ヽ、 | / /| - ` , | - 272 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:25:39 ID:UeSXSA5.
- 羽柴姓を授与された者は多数に渡った
浅野・蜂須賀・黒田のような旧臣 加藤・石田のような子飼いを除くと
今まで登場してきた人物の ほとんどが羽柴姓なのである
|＼ ／|
| ＞──／ |
ﾚ ｜
/ ● ● ', 俺も羽柴姓をもらっているぞ
| |
ヽ、 マフ ノ
＿＿＿|＿ ＼
l l＼ ｌ |
|__ | ＼,.-´ ﾉ:::::...
＼￣￣￣￣＼ ,ヽ__ﾉー'........::::: ← 宗義智（＝羽柴対馬侍従）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: - 273 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:26:11 ID:UeSXSA5.
- /::::i::::､:::ヽ､:::::＼:ヽ:＼::::::ヽ:::､::ヽ::､:',
/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:::ヽ:､::::::＼::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ::::､:＼::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::!
!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:::ヽ:::|!::|:|i
i､:!:|:､N{､ﾋjヽゝ＼ヾｲ ﾋｊ >､ヽi:､|!:|:l なんで僕らには
ヽ:!::ﾄヽ￣ l! ` ｀￣´ |::l::|:|j:,!:!
ﾄ､::! u ｊ |::/lj:::!ﾘ 豊臣姓が授けられないんだ
ヾ、 丶 - u ﾘｲ:|ﾘ
ﾘヽ ‐､ｰ- ､_ ／ｲ:::i
rｰ'"ﾄ:lﾞ､ ￣ .／ , |::! ← 加藤清正
/ ﾍ ヾ ヽ､ _,. ' / |:'
' l | !_／ｲl |, l ', | ﾍ. l / | ;ｉ , | l
,l/,r‐'´!.| ',|ヽ | ヽ ｌ ヽ ｜ l l /ｌ l, ｌ｜
/ / ',| 十' 寸 二ﾏＴ´ ヽ.|! / ┼/-l､_,| /! !
,/ /ｌ | 丶 ＼ ＿＼ '|l ／ ‐ﾅ'´ |/lj ／ /'ﾞ
. / |'、 ', ‐､―r┬ｬ､` i／ ‐/_‐__/ /-‐'i /
/ ! ヽ. ﾍ ≧=一' ´ ゝ'-彡ﾏ´ / /'ヽ そんなもの今さら貰わなくても
! l ＼ ヽ 〃 /! / |
l | l ＼ ＼ / ／ ／i｜ / / わたしたちは最初から殿下の近親者
ｌ l｜ | ト￣´ 、＿, ＿, - '´-‐イ ｌ|. / /
ー ､ l l | /＼＼ ´ 二´ ／ ｜ ｌ / /＿＿, --ー 豊臣家の準一門でしょう
:::::::::::| l |:::::: ＼ ﾞ 、 _ ィ ´｜ l , -:/ , ｨ;::::::::::::::::::::::::
::::::::::::l｜ !:::: ::::::::－＿天 ! | l／´::::::/ /´ﾄ-､------
:::::::::::::', l |: ::::::::/´:|:::/「l＼ ! ! l＿＿::/／ / ＼::::::::::
:::::::::::::::', l ::::::/::::::l:/ l|::､ 〉＿;-:::| !::::::::::;'/ ,:' ∨ /＼::::
:＼:::::::::∧ l､:::::::!:::::::l;' l!::∧>:::::::::l l::::::::::ｉ/ / ヽ/ / /ヽ
::::::ヽ:::/:::::ﾄ V＼:l＿_｣| lＹ､::l>|＼::l /:::::::::/ , !､_/__/ ﾉ|
::::::::::V:::::::::ｌ＼ ヽ‐ﾄ､:::/| ヽ＼!>ーｌ| /ｌ::::::::::l , ー',ｰｲｿ ← 浅野長政
:::::::::::ﾍ:::::::::l/ ＼ヽＬ.V∥ ヽ / /!|:::::::::::l / - 274 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:26:59 ID:UeSXSA5.
- /:::〃i::::',::::ヽヾヽ::ヽ＼:､＼:'.,',`ヽ::::::::::ミｪ､､､
/::::/::!::'::::::':,:'.,::::ヽヽ､::::::::::＼＼',:::::::::::::::ヽ￣
/::::::i:::::::i:::､::::::::ヽ:::､､:::ヽ::::､::::::＼ヽ､:::::::::ヽ:ミｰ
,'::;::::i:::::::ｌ!::!ｧ､:::::::::ヾ:､rﾞ=､::::ヽ::::::::::ヽ::::::::::::`、ヾ､
/ｼi::::i::i::::!:ｉi （::ﾒヾ､::'.,ﾒ （::ｿ,ﾞi::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::ヽ、 焦らなくても
/' i:::i::!::::::i '=ﾃ' ｀ ヾ::ﾐ＝" ﾘ::::ヽ::::､:::::::::::::::::::::ヽ、
i:::!:::i:::::!. ヾ .、 ` l!i:::::::::::::'::::::::::::::ﾐ｀ヽ そのうち授姓されるんじゃないんですか？
'i::::l !i:::'､ ｀ ! i:::::ｌ::::::::::::::::::::ヽ`ヽ
'i::l i;lヾ､. ＝=- , ｲﾘ,:::iﾞﾃ､::::::::::::ミヾ､
';i il 'i:ヽ 'ー ,...:': : i! ';:i'ｼ' ｀` ｰ-=:､ヽ
! ! 'i:::'、 ,...:':::::: : ! // , ', -‐'''''ｰ ､＼ ＊正則には豊臣姓の授姓があったとの説もあり
福島正則 → ﾘ `ｰ ヽ､:::::: ; ,'/／〃 ｀ ヽ
｀`ヽ､ // 〃 ヽ - 276 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:28:23 ID:UeSXSA5.
- こうした結果 豊臣政権は
豊家の独裁体制でありながら 同時に豊家と有力大名の連合体という形をとることになった
そして これが「豊臣」による永続的な統治の枠組みとなったのであるが……
その枠組みを 慶事であるにもかかわらず ぶち壊すような事態が突如として発生した
:::::::i::::::::::i::::::::::::::::i:::::::::::,'､=＝ミ::::::l::::::::::::::::::彡＝ゞ､::::::::i::::::::::::',:::::::',:::i
:::::::l::::::::::l:::::::::::::::::l:::,／ ',:::::::::!::::::::::::::::::::l ',｀"ヾｿ;::::::::::::i:::::::::',:!
:::::::!::::::::::!:::::::::::::::ﾒ´::/ ',:::::::l;:::::::::::::::::::i ',:::::::/ ヾ;::::::::l::::::::::',
::::ﾊ:::::::::ﾊ::::::::::::::,' ';:;' _,,,､､,,,_ ヽ':,::::lヾ;::::::::::::::!_,,,､､,,',::/ ';:::::::!::ヾ;:::i
::;' !:::::,'::::l::::::::::::i 彡""´｀ﾞﾞﾞ`ﾞ'' '.;:! ＼:::::::ヾ"´｀｀ヾミr､ 〉::::ﾊ:::::入ゝ
/ i::::i',:::::!::::::::::ﾄ `" ヽ ＼::: ｀´ /ヾ:::) //
',::i ',:::::';::::::∧ :::::::::::::::::::::: ヽ::::::::::::::::::::::,'ｿ:ｿ',ソ::::::＞
ヽ ':,:::';::::iﾍ', :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,///ヾ＜
∨∨＼ ,ソ::::!/""´´ え！ 本当か！！
', ｀∀￣￣￣￣∀´ /へ;:::|
ヽ ', ,' , ' ヾ
｀ ､ ', ,' , ´
＞ ､ ', ,'_ ＜く__
＜:.:.:.:.:.:| ＞二 二＜ |:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
秀吉の実子「拾」 後の豊臣秀頼の誕生である - 277 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:29:51 ID:UeSXSA5.
- ５７歳の老境で授かったこの赤子を 秀吉はこれ以上無いくらいに溺愛した
,. -'´: :￣￣:`┴ '´⌒＼
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : :!: : : : : :ヽ: : ::ヽ
/: : /: : : : : : : : : !: : : : : !: : : !: : : !: : !: ',
|: ./: : : : :./: : : :∧: : : : :|＼: :!: !: :!: : |: :|
|: !: : :!: : ::|: : : / ,ﾚ: : :!:.ﾄ､_ヽ|: !: :!: : |Ｖ
|.: !: : |: : ∧/斗く |: :.∧| ｀厂|: :|ヽ:|
＜_:.!:ｒﾍ : | ＿__ ｨ |／ ﾘ＝=ﾃ !Ｖ Ｖ
＜_ﾍ 小! `¨ ¨ ´ ::::: | 最高だよ お拾……
入_ﾍ. ::::: , 〉 .!
/::::::/ ヽ. ｒ;２ / お拾さえいれば俺は…… 俺は……
,. イ:::::::::| ＼. ヽﾌ ／
／::::::/::::::::::::| ` ､ , ィ´:＼
_, -‐＜:::::::/::::::::::::::::| ∧::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::厶ｨへ:::::::::|‐- ､_ !__∨:::::へ:::＼_
::::::::::::::::::::::::!:::::::::＼:|-､＿ ＿_/|／::::::::＼!::＼
::::::::::::::::::::::::!:::::::::／:|--､__ ￣ __,. -|::＼::::::: !::::::::::＼
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秀吉の心の中の天秤では 自らが作り出した豊臣家擬似一門体制よりも
赤子ひとりの方に大きく傾いていたのは 誰の目にも明らかであった
この老独裁者の変心が その死後 豊臣政権を混乱に陥れるのである - 278 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:30:28 ID:UeSXSA5.
- そして……
その混乱の渦に その短い人生を巻き込まれていくのが……
＿＿＿_
／::: ＼
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／⌒::::::::: ⌒ヽ／
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/:::::::::::::: ＼ ヽ - 279 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:31:58 ID:UeSXSA5.
-
小早川秀秋……
後世 「日本一の裏切り者」 と称される男なのである
/~ﾞヽ
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『筑前中納言殿むほんと風聞候』 ―慶長記― - 281 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 20:33:44 ID:UeSXSA5.
- というわけで 唐突ではありますが 予告風味で作ってみました
つづいて 本編は21：00から投下します - 283 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 20:36:01 ID:YLIYhz9o
- 待望の実子が生まれたことが……ホントに皮肉な話だよなあ
本編ｗｋｔｋ - 284 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 20:38:17 ID:qzyy7BM6
- この>>１の話を読んで、ようやっと秀秋の関白就任の可能性についてわかったわ。
今まで、たとえ西軍が勝っても、お前がなれるわけないじゃんと思っていたんだけどねぇ。 - 286 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:01:40 ID:UeSXSA5.
- 文禄３(1594)年 １０月
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ やる夫は小早川家の養子となることに決まったお
／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼
| （__人__） | でも これは なにかの間違いなんだお
＼ ｀ ⌒´ ／
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ でも でも 家老の宗永は
／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo ＼
| （__人__） | 太閤殿下に 義父上に 直接このことを問うてはダメだと言うお
＼ ｀ ⌒´ ／
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ だから義母上に なんとかしてもらうお！
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
やる夫は 小早川家への養子縁組を撤回してもらうべく大坂城の北政所のもとへ赴いた - 287 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:02:46 ID:UeSXSA5.
- しかし……
＿ _,,,,,＿_
／: : : : : : : : : ＼
/: : : ;;; : : : : : : : : :ヽ、
| : : : / ) :_ﾉ＾): :ﾉ＾_):丿
. | : : :/ / ヘ_ ヘ_|
| : : | | （ﾟ| |（ﾟ| |
ヽ,-i -′ ､-′| 北政所様は多忙のため お会いできないとのことです
_ | ヽ ＿′ ﾉ
／: : :`ﾉヽ､ ヽノ ／:ヽ
ﾞ ---′ __| ｀ －┬´ ＼;;ﾉ
／ヽ＼￣∧￣ﾉ`ヽ ← 孝蔵主 北政所付き筆頭上臈
| | ￣ ￣ | |
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／ - 288 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:04:28 ID:UeSXSA5.
- _,,,......,,,
,,,''" ﾞ''''丶
i;;:::::ﾊ,:::::ﾊ､::::ﾊ ﾉ
!:::::ノ-lノ ﾉ'"- l/
r､| ｲﾟj` 'lﾟj` l その代わり
､_: ｀ ' ｀ ﾉ
＞､ 丶フ ／i:＼ 北政所様から お言づけがあります
l /`i -'イ Ｗ
Ｗ /＼／ /⌒ヽ
／l.／＼/ ヽ
l ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ u ノ ＼ 言づけ？
／ u （●） ＼
| （__人__）| お お義母様は なんて言っているのかお？
＼ u .｀ ⌒／
ノ ＼ - 289 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:05:01 ID:UeSXSA5.
- ,.. -‐ ' ￣￣ ｀丶､
, ‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
_／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
, '´:::::::::::::::;::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::／|:::::::::::::::, '_l::::::::::::::/ ＼:::::::::::::::!
|:::::::::::::::ﾚ '´l::::::::::/ ',:::::::::/＼ !:::::::::::::|
ヽ、:::::::| , ､.!::::/ 〉､:::ト、 ｀ ',:::::::::::| 「小早川家への養子入りの件
｀ヽ,::! , ヽ| l ｀' | !r'´｀ヽ
/l ｀ | i | ＿ | / | ありがたくお受けするように」
| ト､_!r=- ､' r'´￣｀'::':::::::: l ! l─- ､
i !::::::::: r :::::::::::::::: ' /::::::::::::::＼ ……とのことです
／l ヽ r_ '´::::::::::::::::::::::,＞
/::::::＼ ｨ-‐ 'ﾆﾆｱ ／ ｀ヽ:::::::ｰ-'-´ｧ
/ - '7:::::｀>､ ヽ'､__ノ ／l l--‐' ´
'ー‐イ ｀!丶 .,_ ,. ‐'´ ! |
l | ＿__>｀-'´'´ /ヽ l
/ ,. - '´/ ｀ ﾞ ヽ､ / ! ',
/ '´ / /｀ヽ! ! l
＿＿＿
／⌒ ⌒＼
／<○> <○>＼
／ （__人__） ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'J ／
／ ＼ - 291 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:06:15 ID:UeSXSA5.
- ,'.:.:.:.:./.:.:.:.:／.:/.:.:.:／.／; ,／:.:.:/ /i.ｉ,ｖｙ',.:.:,.:.:.:.::ヽ:.ヽ
,'.:.:.:.:/,.:´/.:.:.::/.:.:/ ／./.:.:.:.:.:.: /:.:/ i i i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ,:ヽ
.i.:.:.:.:/.:.:./..:.:.:/.:.://.:.:/.:.:.:..::.:／/./ // ',.:.:.:.:.:.:.:..:i.ヽ.',
,'.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:／ /./ // i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i.:i
.ｉ.:.:.:,'.:.:,'.:.:.:.:,´.: ,'.:.:.:/:.:.:／ /./ // |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i.:i
,'.:.: i:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.://ｧｨ--=イ' // 丶､,__, |.:.:.:.:.:..:.:.: |.| i.i
i.:.:.:|..:.:|.:.:.:.:|.:.:.:f..:|´/ ＿,／ // _＿_ |/|.:.:.:..:.:./|.i |.ｉ
|.:.:.:|:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:| i.ﾅｧ=＝,=,` // ｨ==ｬｪ,, |.:.:..:.:.:| i:i |i
|.:.:.:ヽ.: |.: :.:ヽ.:.:ｒケ:::::::`::i ／ i::::`.:i '|.:.:.:.:.:.:ﾚ'
.λ.:.:.::ヽ.|.:.:.:.:.ヽ..ト .５:::::::::i .５:::::| /.:.:.:.:.:.:| ごめんね やる夫さん……
/ |.:.:.:i:.:.:ト.:、:.:.:.ﾄ.:i ⊂-'' '^-つ /|:.:.:.:.:.:.:|
i.:.:.:.ｉ.:..:|.:|.::.:.:’ト.:,_ヽ j. ' ,'::.:.:.:.:.:.::|
i.:.:.::i..:.:|.:|..:.:.:.:.:.:|、~' ,, _ /.:.:.:.:.:.:.:.:|
.,'.:.:.::i.:..:.:|.:|:.:.:.:.:.:.:|丶、 ／.:.i:.:.:.:.:.:.:.:|
i.:.:.:.:i.:.:.:.|.:.:|.:.:.:.:.::.:|. | ` ､ ｒ.:´|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.|
i:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:| | ` -ｨ.:´.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.::.:| ← 北政所（寧々）
i:.:.:.:i.:.:.:.::|.:.:..:|:.::.:.:.:.:|| ト、.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:|
やる夫の養子縁組を裏で仕掛けた北政所であるが その理由を説明することはできなかった
まさか 面と向って
「このままでは あなたはいずれ太閤殿下に殺される」などと言うわけにはいかないからである - 292 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:07:10 ID:UeSXSA5.
- しかし そのような裏事情が伝わるはずもなく
やる夫は傷心のまま居城である亀山城に帰還したのであった……
【丹波亀山】
§
§
-‐'" ﾞ''‐-
｀`侖侖''"
-‐'"韭 ﾞ''‐-
ﾞ''､,,_,,,,-‐'゛｀`''､, ｀`侖侖侖''"
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;-‐'"韭韭 ﾞ''‐-
,;'',;''ﾟ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::｀｀ﾞ''ｰ-侖侖''"::;.-‐'゛~ﾞ｀ﾞ''-、.,,,:
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"ﾞ''､,;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:`;'' ;｀`'‐.､;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,.
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ :: :;":;; ~ﾞ"'ｰ-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; '' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' ｖ'ﾟ ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;'~,;ﾞ''､,,_ｭiｭ... ..
::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' 'ﾟ ;~,;''ﾟ ;..;;.;;ii:i;;:;i'',;'',;''ﾟ ;~,;::;.:".:;.:'::;...;;.;;ii:i;;:;i|ﾞ:.:ﾞ,:;、,"ｺｴ...
ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;"i|:;.::;,,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;":;.::;,ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;'
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＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ、＼ 見捨てられたお……
／ （○） （Ｏ) ＼
| || （__人__） ..| お義母様にも 見捨てられたお……
＼ ﾉi ! |. ／
/ し' ｀⌒´ .ﾉ
| .／ .／
『 新 ・ や る 夫 の 関 が 原 戦 線 異 常 ア リ 』 - 293 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:07:43 ID:ag7OSetY
- でも言わないと通じませんぜ……
- 294 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:07:53 ID:YLIYhz9o
- まだ子供だしな、やる夫……
- 295 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:08:09 ID:UeSXSA5.
- ＜第２部 その１ CHANGE THE WORLD＞
／ ヽ
／ , , ' ヽ
/ / / / / , / ヽ !
〃/ / ! l / ! ! ヽ | !
│ ! ! │ { ! | ヽ ! ! ! |
! /{ {. ﾄ｀ ト､ |ヽ !＼ ,ム‐ﾊ| } l
ﾚ ! iヽ !,,====ﾐ､＼l ,,====ﾐ ! l l !
ヽ |.-ヽ!'<fえヶ.ll, - ､ll ｲkか>l ,!､ ﾊl やる夫様……
/, ﾆヽﾄ ゞ-' ノ ヽ ゞ-' ,' / ﾉﾘ
,'/ﾆヾ 人 ｀_ / /ﾘ´ 不破万作殿が お見えになっています
{ /ﾆヽ ヽへ ィ ﾊl
ヽ、ヽ } | ＞ _ , ィ´/ノ-､
_,' ﾚ′_,-‐l ／ ヽ
__/ | /､‐'/ ／ , ' ＼
/ ─ ' } /へ、 ／ ＼
{ / / ヽ､ , ' ィ ﾆ二二＼
, ｲ ,' 〉/ ／ ／／ , -―─-} ← 山口宗永 やる夫付家老
／ / / ／ ／／ ／ !
＿
／Ｏ ＼
| ° |
＼＿／
/
／￣￣￣￣ ＼
／ ＼
やる夫君 ./ ⌒ ⌒ ヽ
/ ● ● |
小早川家への養子入りおめでとう | ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |
ヽ /
関白殿下からのご祝儀を預かってきたよ /⌒ヽ_＼ / /⌒i
＼ /:::::/;l三三三三三三三l / ./
./:::::/ |＿ ＿＿＿ ﾍ､__/ ← 不破万作 関白秀次付き小姓
｀ヽ< | | | | ヾ:::彡' - 296 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:09:00 ID:UeSXSA5.
- ＿＿＿_
／::: ＼
／:::::::::: ＼
／:::::::::: ＼ 万作……
|::::::::::::::: |
＼:::::::::::::: ／ヽ めでたいことなんて これっぽっちもありゃしないお
/::::::::: くゝ ）
；|:::::::::::: ／ ；
；|:::::::::::::: イ ；
＿ ,-‐､
／Ｏ ＼ ）
|. ° |￣￣￣ ＼
＼＿,／ ＼
/ ヽ
/ ノ ｀ヽ |
| ● ● |
………… ヽ ⊂⊃､_,､_, ⊂⊃ /
＼_ /⌒l /
l/ /三三三三三l.
/ | l ＿＿＿ ヽ. - 297 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:10:01 ID:UeSXSA5.
- ／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ やる夫はこれまで……
／ ｡<一>:::::<ー>。
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 自分のことを次代の豊臣家の中枢に入る人間だと思っていたお
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡ そのための努力も惜しまなかったつもりだお
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ その努力は 義父上も義母上も認めてくれていると思い込んでいたお
／ ｡<一>:::::<ー>。
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj でも 本当は……
＼、 ゜i⌒i.⌒´,;／゜
／ ⌒ヽ.ﾉ ﾉ'"´(;ﾟ ｡ やる夫は いらない子だったんだお……
/ ,＿ ＼ l||l 从＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
ﾍﾞｼﾍﾞｼﾍﾞｼ - 298 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:10:28 ID:ag7OSetY
- そう思っちゃうよなぁ……
- 299 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:11:00 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
|. ° |
＼＿,／
／
／￣￣￣￣ ＼
／ ＼
. / ヽ
/ ヽ、 ノ |
| ● ● |
ヽ ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ / やる夫君 それは違うよ！
＼ /
l三三三三三三三l
/ ＿＿＿ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼ …………え？
| （__人__）' |
＼ ｀⌒´ ／ - 300 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:12:00 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
| ° |
＼＿／
/
／￣￣￣￣ ＼
／ ＼ 毛利家一門といえば 徳川家と並んで
. / ヽ、 ノ ヽ
/ ● ●o | 太閤殿下が最も信頼している家だよ
| ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |
ヽ / しかも小早川隆景様は 殿下が日本一と認めた名将だよ
/⌒ヽ_＼ / /⌒i
＼ /:::::/;l三三三三三三三l / ./
. /:::::/ |＿ ＿＿＿ ﾍ､__/
｀ヽ< | | | | ヾ:::彡' - 301 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:13:11 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
| ° |
＼＿／
/
／￣￣￣￣ ＼
／ ＼ それに「唐入り」も今後どう動くか分からないよ
. / _ノ ヽ､_ ヽ
/ oﾟ⌒ ⌒ﾟo .| 小早川家の領地 筑前博多の重要性は
| ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |
ヽ / これからも増すばかりじゃないか
/⌒ヽ_＼ / /⌒i
＼ /:::::/;l三三三三三三三l / ./
. /:::::/ |＿ ＿＿＿ ﾍ､__/
｀ヽ< | | | | ヾ:::彡' - 302 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:14:00 ID:UeSXSA5.
- ＿,-‐､
／Ｏ ＼ ）
|. ° |￣￣￣￣＼
＼＿／ ＼ 太閤殿下は……
. / ヽ
/ .| そこを任せられるのは やる夫君しかいないと見込んでいるんだ……
| _ノ ヽ､_ |
ヽ oﾟ⌒ ⌒ﾟo / やる夫君は いらない子なんかじゃないよ！
＼⊂⊃､_,､_, ⊂⊃ /ｸﾞｽ...
lr'⌒)三三(´ j三三l
/ヾ三}＿. {彡'｀}＿｀､
ｌ ﾉ | .ヽ ヽ |│
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ /⌒) ⌒ﾟo ＼ うっ うっ ううぅぅ…………
| / /（__人__） |
＼/ / ｀ ⌒´ ／ - 303 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:15:01 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
|. ° |
＼＿,／
／ 万作 万作ぅぅぅぅぅ
. ／￣￣￣￣ ＼
. ／ ＼
/ ＼ ヽ
／￣￣/ ＜ | だいじょうぶ だいじょうぶだよ
／ _ノ ::.| ､_,､_, ﾟo⊂⊃ |
／ oﾟ⌒ :::ヽ ゝ._） / やる夫君……
| （__人＼ /
＼ ｀ ⌒´ﾝ三三三三三三三ﾉﾉ ｷﾞｭ～ｯ
／ ￣ .／ し｝
.(⌒二_⊿ニ⌒) i
こうして なす術も無く やる夫の小早川家入りは決定した…… - 304 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:16:58 ID:UeSXSA5.
- 同じ頃
明国遊撃将軍 沈惟敬は 日本との講和交渉の経過報告と裁可を仰ぐため北京に帰還していた
__
【明国首都 北京】 ∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ﾍ 「やあ惟敬君 ご苦労だったね」
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 「それで…… 日本の様子はどんな具合だね？」
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
. 彳／三三三三三三彳／.. |ﾐﾐﾐ |彳／三三三三三三彳／ . |ﾐﾐﾐ
. 彳／三三三三三三彳／ .. |ﾐﾐﾐﾐﾐ .. 彳／三三三三三三彳／ .|ﾐﾐﾐﾐﾐ
,.z=='三ミﾐ=-,.､、
. __」fr三ミヾヾミミミﾐヽ、
r行ミヾ'f示ヾヾヾヾミミﾐﾐヽ
l彡三ミヾ川ヾヾヾヾヾヾミﾐl
尨ｨ三ミﾐヾ川ヾヾヾヾヾヾﾐi、 はい……
,Y彡三ミﾐヾ'ﾞﾞﾞヾヾ､,斗､ヾﾘ `ー- ､
,. -‐'" ヾ彡ﾃ'´ ヾ/ヾヾ州l ヽ 戦争終結のための日本からの要望は……
／ klV' ／＾`ヾ' ' ,r' ⌒刈､ ﾄ､
/､ , ｌヾ,ﾍ. -ｚt;ﾃ=y彡'＾ ¨´ |'＾ﾍ l ﾄ､
ヽ / |. `Tヾ(____ノ __V ,ｲ / ハ ! ｲ
i ヽ | |. ヽ、''ｰ-=≠'"ノl V , ﾚ' ,ハ
V | ! l ｀＞rー;＜_｜ Ｖ,ｲ l
! V ! l l／ ｿ叭 ｀| ∨ -‐' ! ← 沈惟敬(ﾁｪﾝｳｪｲｼﾞﾝ）
､ ﾍ | ヽ、 〈/^ﾊ〉 ト-､＿____〉. l - 305 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:17:59 ID:UeSXSA5.
- f三=､ﾐヾi{ﾉjﾘﾊ|l | l|l|! |ｌ| ｌ ｌi ｉliヽ
,仁ﾆ≧ー''゛''"'ﾍ|l i i|l| |ｉ| | li ll ﾄl
/彡ィ',ｒ=-_､､、 ,,ｊNHﾄl､_lﾄl､l |l |ｌ|ｌ|
k彡ｲｒ;≦ﾆ_ﾐk==衫ﾆ仕ﾐNﾄl､| |l |ｌ l|
,/´-ﾄ《 '┴ﾟ'ヾｿl;=t{く(_句ヾYｌ}ﾄ|l | l|l l|
{ { rj ｀ ｰ＝彳{ ｀ヽ二≧'人lﾊlリﾊﾘ
ﾍヽ!| ヽ) ゝ ｀￣ lKｲﾅ" 「 封 貢 」 ……
ﾄ､l ＾ー‐--､､_＿__,う ﾌ ﾑ'/
ヽl. ￣｀ー- jノ ただ この一点のみです
｣l ､ /
_ '´小、ヽ、 ,. /＼＿
＿,.二ﾆ-‐フ´ ／ ／!| ＼ ｀ ｰ --‐ '´ , ｲl､ 丶、ト､__
,ｒ‐＜´ ／ ' /´ |ｊ ヽ、 __／ ' ﾊl、 ヽ ｀丶、 ／⌒〉
ノﾊ ＼ ／ ／ jl| ,' ｊゝｨ厂 ′/ｌ∧ ＼ ＼/ /
∧丶ヽ V / /ﾘ ; /⌒ｌ| ; / / ﾍ ヽ / /、
l l､ 、 } ヽ / ﾊﾉノ ／ ∧ ,' / / ﾊ ＼丿 厂＼
、_}／ﾉレｰ‐-､＼ / 、 |/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ ／´{ ｀ヽV___､＞－-､ く /７个i/ ﾍ.0/ / ハ ／ _,. イへ＼ ＼
∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／ ） ∨ / / jｌ ∨/=-、 (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ /! ＼ ＼
{. ﾊ | {、_ ＿_＿_) ／ ／ / | / ＼ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/ｌ | ハ ヽ
ヽ､ハ ＼￣￣ - '´ ／ｉ / ' / 'ｌ / ヽ＼ ￣ヽ、 _, ／ /∧リ-－ 〉 〉
、 〈 ｀＞‐-｀ニ＞─＜ !/ / | / ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´ 厂丶 / /
__
∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ﾍ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 「…………え？」
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
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. 彳／三三三三三三彳／ .. |ﾐﾐﾐﾐﾐ .. 彳／三三三三三三彳／ .|ﾐﾐﾐﾐﾐ - 307 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:18:51 ID:UeSXSA5.
- __
∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ. 「……それだけ？」
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ﾍ 「１０万をはるかに超す軍勢で半島に乱入して」
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 「我が国の軍隊とも正面からやりあって」
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l 「求めるものは それだけなのかい？」
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
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. 彳／三三三三三三彳／ .. |ﾐﾐﾐﾐﾐ .. 彳／三三三三三三彳／ .|ﾐﾐﾐﾐﾐ - 308 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:20:28 ID:UeSXSA5.
- ,.z=='三ミﾐ=-,.､、
. __」fr三ミヾヾミミミﾐヽ、
r行ミヾ'f示ヾヾヾヾミミﾐﾐヽ
l彡三ミヾ川ヾヾヾヾヾヾミﾐl
尨ｨ三ミﾐヾ川ヾヾヾヾヾヾﾐi、
,Y彡三ミﾐヾ'ﾞﾞﾞヾヾ､,斗､ヾﾘ `ー- ､ ええ それだけです
,. -‐'" ヾ彡ﾃ'´ ヾ/ヾヾ州l ヽ
／ klV' ／＾`ヾ' ' ,r' ⌒刈､ ﾄ､
/､ , ｌヾ,ﾍ. -ｚt;ﾃ=y彡'＾ ¨´ |'＾ﾍ l ﾄ､
ヽ / |. `Tヾ(____ノ __V ,ｲ / ハ ! ｲ
i ヽ | |. ヽ、''ｰ-=≠'"ノl V , ﾚ' ,ハ
V | ! l ｀＞rー;＜_｜ Ｖ,ｲ l
! V ! l l／ ｿ叭 ｀| ∨ -‐' !
､ ﾍ | ヽ、 〈/^ﾊ〉 ト-､＿____〉. l
封貢とは
封 すなわち冊封 明国皇帝が周辺諸国の王に爵位・称号等を授けて臣下と認めること
貢 すなわち朝貢 冊封を認められた者が貢物を贈り 明国はその対価となる物を下賜すること（実質的な貿易行為）
これは 明国を中心とした当時の国際秩序・外交体制のひとつである - 309 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:21:50 ID:UeSXSA5.
- そしてこの時 惟敬が提出したのが 例の「関白降表」である
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. ＿| ＼＼＼＼ヽ ヽ＼ヽ、＼ヽ､ヽ､_
. ,-‐ヽ、|l＼ ＼丶＼＼ヽヽ＼ヽ､＼ヽ＼ヽ､
./ ／ --|l ||ｌ＼ ＼ヽ＼＼ヽヽ＼ヽ,＼ヽ､ヽ､ヽ､ 現在の日本の王……
/／￣‐---|l |ｌ＼＼ ＼ヽ＼＼ヽヽ＼ヽ､ヽ､ヽ､ ､|、
|/ /／|/￣l |ｌ |ｌ＼＼ ヽ､＼＼ヽヽ＼ヽ 、ヽ､ヽ､ヽ|､ 我々が認めた足利将軍家から王位を禅譲された豊臣秀吉は
| / /. // ＼ ＼ヽ ＼＼ヽヽ＼ヽ、ヽ､ヽ､ｌ|ｌ
ヽ/ / /| ＼ ＼＼＼ヽヽ＼ヽ､ヽ､ヽ､ヽ| 引き続き 我々に対し「封貢」を求めていました
丶|. / /| ＼ ＼l ＼＼ヽヽ＼,ヽ,ヽ､||
ヽ＿l,―― ､l_ | ＿＼|ヽヽ | |l_| l l ヽ､|.| しかし それを朝鮮国に妨害されたので これを排するために戦闘行為に及び
| |, -‐‐‐-、ヽ | --― ＿-|| | | l| | | i |.|
〃l ヽ====,-‐~（’） ／ | | |/| l//|ﾉ| | 我が国の軍と対峙したのは まったくの誤解からである……
| |lﾉ＝|l ￣￣~~ |-|/‐|/‐||,| ||/
＼＿＿／/' ' ＼＿＿＿／ i/ | 以上の弁明書を預かってまいりました
| ＼ _ | /
| `-―￣` __ |ﾚ;
|、 'ー============ー-' l /l
| ）==========／ ／ |￣'￣＼
ヽ､ ー――一, ／ / /￣￣￣￣
――／￣￣/|`ヽ､. ._,. ' ,' / /
／ / | ` ‐――― ' _ / /_
惟敬は 日朝間の戦争を 日明間の外交問題にすり替えた
同時に朝鮮国は その立場・現状などを一切無視され蚊帳の外に置かれた - 310 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:23:01 ID:UeSXSA5.
- __
∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ 「いや…… しかし……」
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.U.,.ヾ.ゝ.., ﾍ
ゝ ;;;;;;;;;;;;U;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ 「封貢と言われても」
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ 「……なあ」
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
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だが これとて問題を簡素化したというわけではなかった
明国としても この封貢をおいそれと認めるわけにはいかない事情があった - 311 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:24:02 ID:UeSXSA5.
- ∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
「今さら日本が 丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ. 「ようするに日本は我が国と
冊封体制下に入るという意味がわからん」 ノ;;;;;;;;;;;;;;;;U:::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ 交易を再開したいだけなんだろ？」
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.U.,.ヾ.ゝ.., ﾍ
ゝ ;;;;;;;;;;;;U;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
「いっそのこと朝鮮を ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 「しかし…… 交易相手としては
一部割譲しろと言ってきた方が /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l 日本が保有する大量の銀はあまりにも危険だ」
まだマシだったな」 三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥ 「とにかく慎重のうえ協議をだな……」
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
. 彳／三三三三三三彳／.. |ﾐﾐﾐ |彳／三三三三三三彳／ . |ﾐﾐﾐ
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,.z=='三ミﾐ=-,.､、
. __」fr三ミヾヾミミミﾐヽ、
r行ミヾ'f示ヾヾヾヾミミﾐﾐヽ
l彡三ミヾ川ヾヾヾヾヾヾミﾐl
尨ｨ三ミﾐヾ川ヾヾヾヾヾヾﾐi、 ………………
,Y彡三ミﾐヾ'ﾞﾞﾞヾヾ､,斗､ヾﾘ `ー- ､
,. -‐'" ヾ彡ﾃ'´ ヾ/ヾヾ州l ヽ
／ klV' ／＾`ヾ' ' ,r' ⌒刈､ ﾄ､
/､ , ｌヾ,ﾍ. -ｚt;ﾃ=y彡'＾ ¨´ |'＾ﾍ l ﾄ､
ヽ / |. `Tヾ(____ノ __V ,ｲ / ハ ! ｲ
i ヽ | |. ヽ、''ｰ-=≠'"ノl V , ﾚ' ,ハ
V | ! l ｀＞rー;＜_｜ Ｖ,ｲ l
! V ! l l／ ｿ叭 ｀| ∨ -‐' !
､ ﾍ | ヽ、 〈/^ﾊ〉 ト-､＿____〉. l - 313 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:25:06 ID:UeSXSA5.
- f三=､ﾐヾi{ﾉjﾘﾊ|l | l|l|! |ｌ| ｌ ｌi ｉliヽ
,仁ﾆ≧ー''゛''"'ﾍ|l i i|l| |ｉ| | li ll ﾄl
/彡ィ',ｒ=-_､､、 ,,ｊNHﾄl､_lﾄl､l |l |ｌ|ｌ|
k彡ｲｒ;≦ﾆ_ﾐk==衫ﾆ仕ﾐNﾄl､| |l |ｌ l|
,/´-ﾄ《 '┴ﾟ'ヾｿl;=t{く(_句ヾYｌ}ﾄ|l | l|l l|
{ { rj ｀ ｰ＝彳{ ｀ヽ二≧'人lﾊlリﾊﾘ
ﾍヽ!| ヽ) ゝ ｀￣ lKｲﾅ"
ﾄ､l ＾ー‐--､､_＿__,う ﾌ ﾑ'/ ま 結論のほうは ごゆるりと……
ヽl. ￣｀ー- jノ
｣l ､ /
'´小、ヽ、 ,. /＼＿
´ ／ ／!| ＼ ｀ ｰ --‐ '´ , ｲl､ 丶、ト､__
' /´ |ｊ ヽ、 __／ ' ﾊl、 ヽ ｀丶、 ／⌒〉
／ jl| ,' ｊゝｨ厂 ′/ｌ∧ ＼ ＼/ /
/ /ﾘ ; /⌒ｌ| ; / / ﾍ ヽ / /、
ﾊﾉノ ／ ∧ ,' / / ﾊ ＼丿 厂＼
|/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
＞－-､ く /７个i/ ﾍ.0/ / ハ ／ _,. イへ＼ ＼
- ､／ ） ∨ / / jｌ ∨/=-、 (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ /! ＼ ＼
＿_) ／ ／ / | / ＼ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/ｌ | ハ ヽ
／ｉ / ' / 'ｌ / ヽ＼ ￣ヽ、 _, ／ /∧リ-－ 〉
＜ !/ / | / ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´ 厂丶 /
結局 惟敬の報告は 明国上層部に混乱をもたらすだけに終わってしまったのである…… - 314 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:25:06 ID:xpsNKLNg
- 宮殿が汗かいて人語を話してるｗｗ
- 315 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:26:15 ID:UeSXSA5.
- 一方 日本の情勢である
城の完成と同時に伏見入りをした秀吉は 再び国内の政に目を向け始めた
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V ／￣＼
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : | | |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| ＼＿／
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （( |
＼_! ' ! ( ( ヽ) ﾎﾜ～ｯ ／￣￣￣ ＼ いや あの……
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ ／ノ :::: ＼::::: u ＼
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣|(^) ／ <●>::::<●> ＼ 国内の政治の担当は俺のはずじゃ……
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ | （__人__） u. |
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ .| .,,:: ;;;;ン=- ) ＼ u.｀ ⌒´ ／
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-''⌒＾ニ);;;;ヽニノ ヽ ／ | ← 関白 豊臣秀次
しかし この時期に秀吉の打ち出した新政策は いかにもチグハグとした切れ味の鈍いものばかりであった - 316 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:27:05 ID:UeSXSA5.
- １１月７日
秀吉は 全国の陰陽師に京へ集結するように命令を下した
＼ なんだなんだ？ ／ ＼ いったい なにごとだ？ /
◇ ◇ ◇ ◇
◇◇ /￣| /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ ◇◇ /￣|
◇◇ ＼ L＿| L＿|◇◇ L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿|
Ｏ(ﾟДﾟ) (ﾟДﾟ)/ (ﾟДﾟ)/ Ｏ(ﾟДﾟ)
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
◇ ◇ ◇ ◇
/￣| ◇◇ ◇◇ /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ /￣|
L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿|
(ﾟДﾟ)/ 彡Ｏ(ﾟДﾟ) 彡Ｏ(ﾟДﾟ) 彡Ｏ(ﾟДﾟ)
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◇◇ /￣| /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ ◇◇ /￣| /￣| ◇◇
◇◇ ＼ L＿| L＿|◇◇ L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿| L＿|◇◇
Ｏ(ﾟДﾟ) (ﾟДﾟ)/ (ﾟДﾟ)/ Ｏ(ﾟДﾟ) (ﾟДﾟ)/
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼
</｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ
`′`′ `′`′ `′`′ `′`′ `′`′ - 317 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:28:02 ID:UeSXSA5.
- ◇ ◇
/￣| ◇◇ /￣| ◇◇
L＿|◇◇ L＿|◇◇ ＜ これだけの陰陽師を集めて 殿下は何をする気だ？
(ﾟДﾟ)/ (ﾟДﾟ)/
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ＜ ……やっぱ「唐入り」関係じゃねえのか
／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼
</｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ
`′`′ `′`′
◇ ◇
◇◇ /￣| ◇◇ /￣| ＜ そうか…… 「唐入り」が再開されるのかもしれないな
◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿|
Ｏ(ﾟДﾟ) Ｏ(ﾟДﾟ) ＜ なるほど 俺たちは その戦勝祈願の加持祈祷を命じられるってことか
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼
</｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ
`′`′ `′`′ - 318 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:29:00 ID:UeSXSA5.
- ,. '"´「｀ヽ ー‐‐- ､
／ ', ＼ ＼
／l ', ＼＼ r'^^`ヽ
/ .l .:.:∧ 〈 〈｀`ヽ
/ .:.:.l .:.:./ `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:〉L 「iﾘ
l .:.:.:.! .:.:.:./ `ヽ､:.「_ﾌ彡只
| .:.:.:.:.:.', .:.:.:.:/U `ヽ.:L｛ ｝
|.:.:.:.:.:.:.:.V::／ ヽ.:V
ヽ.:.:.:.:.「 ｀7 u ´ ￣ `ー !.:/ え～～ みなさん
ヽ.:.:.:l い -‐━ ━‐!/
`ヾﾐヽ、__, ' ' ' ' , ' ' ' l⌒ヽ 本日はご足労願いまして
l.:/´ ￣］ r‐‐--っ ﾉ
,r ‐〈 __L ￣￣ , イヽ 誠に感謝なのかしら……
／ V ´￣］ ＞=＜ "´ 〉
／ `ヽ孑7´1:l l:lﾉ) ___／､
/ 孑7 l.::l l.:l 「孑`ヽ＼
〈 .::｝ 孑. l.::l l.::| 孑ｿ ',
`ヽ.:. ', ./ lL. l/ l:::| 孑 l 〉 ← 前田玄以
｀1 .:/ ＼L ｡ /l ﾉ / - 319 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:30:00 ID:UeSXSA5.
- ,. -―‐ ー- ､
＿ ／ ＼
／ ｀ ー- ､ iｿ´ヾl ,､_ ハ
// ,〃 ＼ ､ >!<,j- ､__ヽｧ ',
l/ l/ ｀ ｰ=(,〉 {薔}-' ﾉｒ' ﾊ
丶 !i ゝ'i_ィ､‐､" .}
', -' ｀ｰ >-、 /
! ━ ━ ｒ=っ У 実は…… みなさんには……
. /ﾊ |l ＿'_
ﾞ 「 ､ n ,.ィﾞ＿ i これから九州に赴いて欲しいのかしら
´ニﾕ_＞-ｒｒ彡´ﾉt=ｭｧ_´ー ､
└‐､7（(ﾆｱﾄゝ） 'ーｧ‐' ﾊ
／｀´ /｀ｲll !￣ テ ﾊ
i / l ljl.j / / ﾊ
く | ヽ _ _ノ ', 〈
. / ! i彡ア､＜ / ヽ
/ / ｀//!ﾄ--' ヽ く
. / / ｀/lj | ヽ
◇ ◇ ◇ ◇
◇◇ /￣| /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ ◇◇ /￣|
◇◇ ＼ L＿| L＿|◇◇ L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿|
Ｏ(ﾟДﾟ) (ﾟДﾟ)/ (ﾟДﾟ)/ Ｏ(ﾟДﾟ) （九州……！）
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
◇ ◇ ◇ ◇
/￣| ◇◇ ◇◇ /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ /￣|
L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿|
(ﾟДﾟ)/ Ｏ(ﾟДﾟ) Ｏ(ﾟДﾟ) 彡Ｏ(ﾟДﾟ) （やはりそうか！！）
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼ ／彡#_|ミ＼
</｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ
`′`′ `′`′ `′`′ `′` - 321 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:31:27 ID:UeSXSA5.
- _,． -―- ､
,.「＾ ､ ｀ヽ
ﾊ ヽ ＼ ,ィ⌒ー⌒ﾄ､ 、
. ,．--/ / ::∧、 〔 { {薔}、ヽi ', その九州で……
/ | i ::／ ｀ヽ､＼/,ﾍに!/ｽ_, -- 、 .:.:.}
{ i ゞ!::/ ＿ノ ､_ーLrｰ/ノl ヽ. :.:.:/ みなさんには農業に勤しんで欲しいのかしら……
ヽ._>仁ﾆ! ＝＝ ＝＝｀ヾﾄ ヽ }.:.:.:/
__ --ニニヾく ! ヽ! "" i ""_, -ｿ､ .| |:.:./
≦"´＿ ｀ シ‐i.入 こ二 r‐「,.―'⌒ｰ’ } __,ノノ
-ァ､ﾌﾍ｀ヽ ／ テ´ ｀ ー‐ﾉ}＝=-､__ .:.:.:ヾ´
// ｉ 〈 「ヽﾉヽ.／ _／/^ｰ^ｰ'｀ヾ ＼.:.:.:.:ヽ
｀ﾍﾉ__}-^ーｖ'′ ＜ と.{ ｉ / / / >'1､.:.:.:.:.:>
｀ー' ヽ廴{_ﾉノー-〉.}斗'´
｀＾ー' ｀´
◇ ◇ ◇ ◇
/￣| ◇◇ ◇◇ /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ /￣|
L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿|
( ﾟДﾟ)/ Ｏ( ﾟДﾟ) Ｏ( ﾟДﾟ) Ｏ( ﾟДﾟ) ………………
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
／彡#_| 彡#_|ミ＼ 彡#_|ミ＼ 彡#_|ミ＼
</｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ
`′`′ `′`′ `′`′ `′` - 322 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:33:07 ID:UeSXSA5.
- ◇ ◇ ◇ ◇
/￣| ◇◇ ◇◇ /￣| ◇◇ /￣| ◇◇ /￣|
L＿|◇◇ ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿| ◇◇ ＼ L＿|
(ﾟДﾟ)/ Ｏ(ﾟДﾟ) Ｏ(ﾟДﾟ) Ｏ(ﾟДﾟ) はあっ？？？？
( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ ( Ｐ`Ｏ
／彡#_| 彡#_|ミ＼ 彡#_|ミ＼ 彡#_|ミ＼
</｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ </｣｣凵ゝ
`′`′ `′`′ `′`′ `′`
この時 九州では「唐入り」の負担に耐えかねた農民の逃散が相次ぎ
生産性が大きく低下していた
そこで秀吉は 陰陽師を蔵入地に送り込み農業に従事させようと試みた
いわば「徴農制」のテストケースである - 323 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:33:23 ID:St2QRIK2
- 何を言っているのかわからないｗｗｗ
- 324 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:33:41 ID:x293RxwE
- なんで、陰陽師？
- 325 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:33:47 ID:YLIYhz9o
- なんで陰陽師？？
リストラの一環？ - 328 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:35:39 ID:UeSXSA5.
- 陰陽師が選ばれたのは 彼らが手に職を持たないフリーターと判断されたからである
しかし 農業とは代々積み重ねられてきた特別な技能の集大成なのだ
鍬を手にしたことも怪しいような陰陽師の手に負えるものではない
ノ ヽー- ､
, '´ ヾ ヽ , '-
／ 入... | ` ´ ヽ
'::. ／ ＼:::::. ヒｨ秘)､./
/::: l／ - ─ ' `'ヽ＼ __ン
i:::: / ○ ＼ヽヾ|
Y⌒V ○ | /
{ ノ ' j/
r ｰノ ,. - ､ _ ﾉ こんなもん誰がどう考えたって
/ _ﾉゝ 、 ⌒_, ヘ
!∠´ ﾄ｀_二_ 二.イ:::::::: | 上手くいきっこないのかしら
iヽ::::＼ ﾉ{::::,ィ:::j::ヽ ｀＞-<
ゝ_ ` ´ | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
∧ | |. `´ `´│ フ´
/ |" | ＼ イ │
/ |: | ` '´ │ "|
' |: | | |
予想通り 九州に送られた陰陽師たちは たちまち逃散してしまったのであった - 330 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:37:04 ID:UeSXSA5.
- また同時期
秀吉は 東北及び九州の諸侯にひとつの命令を下した
r- ､ ヽ. l / ／__
r‐┘ ＼ヽ| _,. - ' ´￣￣｀ ｰ ､._/ィ' ￣/＿
ゝ ヽｒ' ,､ ＼ /
∠..＿ ／ / /! / ＼ ﾄ､ i ヽ.ヽ＿,..ヽ、
￣７ ./ ァl‐/-L< -､|‐ｔ十ｌ ｌ ハ
,' / / j/ﾆｧ=､ ,ｒ=ﾆヽＮ| l l
{. /!/ / { {ﾄ=.ﾉ} { {ﾄ=ﾘ.} Nハ!
/⌒!' { ゝ二ソ ヽ二ソ .ﾉ ﾄ^ｌ}
{ { ( i ｀ リ !
ヽ ヽj ,. -──-､ レ′
＞ ヽ. / l / ＼ 殿下から おてがみだ
／ ＼. ! l ／ ヽ、
∠.. / ヽ､｀ ー─一 '´_,. へ |￣ え～と なになに……
|／ヽ. / }` ー‐一 T´ ＼/￣
' ,.ｲ ﾄ､
／ ＼＿＿_／ ＼ ← 秋田実季
／ ／`ー─一'＼ ＼ - 332 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:38:05 ID:UeSXSA5.
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V よう 元気でやってるか？
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 名護屋城では在陣ご苦労だったな
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;'
＼_! ' ! ところで都では「唐入り」の勝利を祝して
ヽ 'ー―-- ／
___,ｒ| ＼ ／ 大々的な鷹狩りを行なう予定だ そこで……
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ - 333 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:39:00 ID:UeSXSA5.
- /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V お前のとこの領内の野鳥を
＜ : _: : : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 鉄砲で脅かして追い出して欲しい
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V
＼_! ＿ ' ! 日本中の鳥を都に集めるんだ
ヽ Tﾆｰ‐‐‐,‐'' ／
___,ｒ| ＼ ｀二二´ ／ 頼んだぞ！
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´ (⌒)
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､ ノ__ | .| | |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - 335 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:40:06 ID:UeSXSA5.
- -＼＼ , ィ' ´ `´ ヾ < ￣`Y
＼ ＼ >'´ ＼ ／ | な
／ く | な
/ / / / /＼ ＼ ＼ ＼ ､＼ | ん
_/ / / / /l / ＼ l丶 Ｘ 丶 ヽヽ | ぞ
,' l l /l / | / ＼ i Ｘ ヾ ＼ヽ i | だ
i | `ト､i_| / | / >=ニ､ヾ＼ ヽl/ | な
| | ,1 / Ll＞/､ ｆrひﾊ ヽ＼ﾄi │ こ
r ‐ | / |/ / ｨ'ｒひ､ ｛ゝﾘﾘ l} | | ぞ
,r ‐､ / {! {i !Ｕﾘ `ー'' ´ ├ ､ | れ
､ { (V ゝ ゞ-'' l _ >ﾌ !? !?
ヽ ゝヽ l ＿ ......._ ﾉ ＼ ＼
>-－､ Ｕ ,ｨ´ ヽ /┌一 l _ - ― -
∠ ＼ f ﾘ ,<´ヽl レ'´
| > ､ ゝ ,ィ´ ＼
' ´ i ／ ／ `'ヽー - --－ ' / ＼
ﾚ ／ ＼ ／ ,へ ＼ - 336 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:40:08 ID:YLIYhz9o
- 意味がわかりませんｗｗｗｗｗ
- 339 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:40:58 ID:UeSXSA5.
- /／ . ／レ::::::::::::::;:::::::::/:::::::::/::::::/V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. /´ ／／:/::::::::::::/l:::::::/|::::::::/|:::::::ﾄ､V:::::::;::::::::::::::::::::::::::::::
／ﾍ/::ｨ::::::::::::ｌ;::|=ｖ::/_ｊ::::::/ .|:::::::lヽ.|:::::/l:::::::/::::::::::::::::::::
／-‐ '´/:::::|::::::lﾍlﾃ.V气!:::/ !:::::/ｧzl:::/7::::;ｲ::::::::::::::::::::::
. /:::::::::､:::ゝ 込Zｿ」:/ l:::::|彳 l旡ｌィ</:::::::::::::::::::::::
l:::::::;ｲ:::､::l l/ ｖ::l､込Zリ ﾄ/:::::::::::::::::::::::::
|::::/ |::::::l｀＼ ′/ ヽl ￣ /:::/::::::::::::::::::::::
l::/ |:::::ﾊ l /:ィ::::::::::::/:l:::::::/
l/ l::::::ｲﾍ ヽ /´/:::::::::::/l::A:::/ ええっと これは……
′ /:::/ |:::::ヽ (`'ヽ /:::::::::::/-l' l/
/／ .|:::从::ﾄ ﾆ´ -/:::::::::::/:::/ ′
/´ . ｌ/ `l ､＿ -‐ /:/::::／从l
_' ⌒ｿ /ｨ{:／
_ ´ く 〈 ｀"‐､_ ← 鍋島勝茂
_ -‐ ヽ ヽ ｀ ､ ＊龍造寺家家老 鍋島直茂嫡男
,. ´ l | ヽ､
／ミミミミミミミ川＼
／ミミミミ／＼ミ川川|/＼
／ミミミ／ ＼|/ ヽ
/三三三| U |
/三三三＞ ＼ ／ <|
|三三三／ 〈＿＿__ )) ＿＿）
|三（⌒|｜ ＼＿0> <__0/
|ミ（6 |_| ／ |＼ 〉
| し ／ | | ……いったい どう判断したらいいんだ？
丶| | 〈 」〉 |
｜ | ＿＿ /
｜ ＼ ー /
｜ ＼ | |
|￣￣￣￣ ＼＿＿＿/
|￣￣￣￣￣￣￣| | |￣|
| 二二二＼＿| | |_/二 ← 島津義久
二二二＿_| | |_二| - 341 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:42:02 ID:UeSXSA5.
- .ミ川川川川川川川川川川川川川川川川川川川彡
::::::::::::::::::,.:r'"／ ﾞヽ､_ 三 三
:::::::::::::／ iill ／ ＼ .三 ひょっとして ギャグで言っているのか？ .三
::::::::::/,∧ N / " _,.r―ヽ､ ‐:､ ＼ 三 三 ,.- ''":: ..:::::ﾞ`::::::::: :::::::: . . :. :... ::::＼
::::::::,i!" i! ilﾞ _,.;r'" ヽ ミ､ ﾞi. 彡川川川川川川川川川川川川川川川川川川川ミ ,ﾌ´.::: .. .: . .::::::::.. : . :::. :.. ::::. : ::ヽ､丶､
::::::,i V;／ U i! ヾ､ ! , '::::::::::::.: .::.:: .::::::::::. :. :::..:::::::::::::::::::::::::::ヽ｀ ﾞ`
:::::i " ヽ ,ゝ ヾi l ､ ､ _,. -‐ ''"゛´￣￣ ゛" '' ‐- .,_ ノ;ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::ﾉ ､ i ノ ﾞ､ ヾ､ iﾞ .! ､―- .,_ヽ＼, '" ｀ ／'"/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;-､;-､::::l::::::::::::::::::::::ヽ
:（､＿ .ソ " ＿＿ 〕 .,r‐､ ! > ｀>ﾞ /＼ ヽ. 、 ､ /.: .::::::i::: ::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ､｀`ﾞヾゝ､:::::.. ::::ヽ
::::l ﾞヽ-ﾂｰヽ=＜＿__｡＞‐' ＼r",:タ.! / < ,' ,i /| / ＼ ', ヽ ヽ. /ィ:: ..:::_」::: : ::::::::::::::::::::::_::::::} }ヽ {_}. }::. :.ヽ､
::::l .:! ＼_ l ﾚへ !./ > i /｜ /｜,/ ｀"''､┼‐-＼/ _/::/::/ /:: . . ..:::::::_;;-''´ ﾉ::/ ｌ:::::', !:ヽ∧:: :.l
::::ヽ .::j ::. ﾞｰ:. l ﾚ'／// ∠=--―| ; /-‐|/'''"|/ ● =/イ- ﾍ/:: .:..:: ::::::::{ ／:::::;{ !::::::}1:::::∨:l､. :ｌ
::::::ﾞ:. Y__..._. ::. ,り/／Y |∧/ ● - 、 {:::::::::::. .:::::::l／:::/:::/` /:::::ｊ |: : .::::/ }:::ｌ
:::::::::ﾞ:. ヽ‐" ﾄ､ノ i l! ,'ﾞ| ＼}:;l:i;::::::: :::::l￣'´l::::/ ,':: ::/ ｊ:: .::::/ l:;ﾘ
::::::::::::ﾞ:. ヽ二ﾆ＝’ / i .l |｜ ,. -―‐- 、 lﾊ:!l:::::::::i:::|､ l:::{ }: ./ /ｊ:..:::/ l'
:::::::::::::::i! ゞ::: ノ i! l ﾞ､| , 'ﾞ ﾞ', ｀ヽ ヾ';::::::::l;:l 丶 ヽ{ /ｨ/ /ノﾊ:/
:::::::::::::::::i! / _／〃 ;! .l. ', i ｊ ﾉ ';:::::::ﾊ! 丶 , ' }.{'
::::::::::::::::rﾞ､＿＿＿,.∠／.:/ __,.-‐ﾄ､ 〉、 ヽ.__ ,,. -‐ ' "´ { i ヽﾊ{ `ｧ7 / . 〈〈
:::::::::::::::l.｢ , ┌-===―‐‐tTr-―‐ﾆ┐! / 丶. ,. イ { ､ ｀`「 / /-''´ }｜
:::::::::::::::lﾞｰj ﾄ-- ﾞl l l l ｢￣ .｣ l /／| ｀ ,ｰ―;-､- -‐ '' "´ﾉ::ﾉ_ '､ ヽ丶. ／ / ./ '´} - 344 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:43:35 ID:UeSXSA5.
- 真剣だとしたら正気を疑うし 洒落だとしても意味不明である
どちらにしろ 今まで万人を魅了してきた秀吉のパフォーマンスと比べ
あまりにも低レベルな話である （なお この命令と鷹狩りが実行されたかは不明）
/: : /u : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: u: ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/u |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/::::::::ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. -:::::::::::::::､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ u :::::::::::::::::: ､::::::::::::: {ﾊ,;'
＼_! ' u !
ヽ 'ー―-- ／ う～～む 滑ったか……
___,ｒ| ＼ u ／
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !
秀吉の光り輝くような全盛期が過ぎ去ったのは もはや明白であった…… - 347 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:45:03 ID:UeSXSA5.
- １１月１３日
やる夫 備後国三原城（広島県三原市）に到着
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_.＼ 三原城？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 隆景殿の領地は筑前・筑後だお
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | なんで備後三原なんだお？
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ - 351 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:47:08 ID:UeSXSA5.
- :::::::::::::〃::::::::::::;ｲ:::::::::::! !:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::/:|:::::::::::::/|:::::::::::::| |::::::::::::::::::::;ｲ::::::::
:::::::::」斗+─-/､::::j:::::::::! ,.-┼一-+､/ |::::::::
::::／ / |::::::::/ |::::|1::::::::|´ ',::::::::::/＼j::::::::
:::::::::::/ |::::::/ ﾘ:::| ',::::::::! ',::::::/ |`::::::
:::::::〃 |::::/ j::::| ',:::::::| ',:/ !:::::::
:::::::/ ﾚ' |:::j ',:::::::! ﾘ |:::::::
:::::├────Ⅵ ',::::::| ‐────┤:::::
|:::ｲ彡三三三ミ '::::::! 彡三三三ミﾐﾄ::::|
::|::::| ~~￣￣￣~ ＼| ~￣￣￣~~ l:::|:: それはね ここ三原城は元々わたしの本城で
::::| | ・ | |::::
::::Ⅵ Ⅳ:::: わたしの一番愛着のある城だからだよ
:::::::::ﾘ /／/／/ /／/／/ ﾘ:::::::
:::::::八 L＿,‐､＿j ノ:::::::::
:::::::::::::＞ 、.. _＿＿ _＿ .. - ＜´::::::::::: ← 小早川隆景
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丿￣ [::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
／ ＼
／ u ノ ＼
／ u （●） ＼
| （__人__）| あっ 隆景殿……
＼ u .｀ ⌒／
ノ ＼
／´ ヽ
/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ ＼
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ﾑ/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: ﾚ',ｿ,＿/｀!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i｀ !/ / !
i:l', :::::. :. ::. ::〈 ､'_ﾞil::::. |.| j_ｿ ﾞ､_
ヽヽ､:::::::::. :::.::::＼ニ',::. ii::! ﾉ
ヾ､i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ｨ´ …………
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. /
ﾉ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ '
イ'"｀'‐- ､ / ヽl/ '
/ ＼__{ヽ､
／_,, -‐‐‐-- ,,_ ＼_,ヽ‐､ - 354 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:48:01 ID:UeSXSA5.
- /: : : ／ : : : /: : : : : _/__:/ |: :l: : : : : :!ヽ :_|_: : : : : : : :ﾊ : :ﾊ
/: : : /: : : : : /: : : , '"/!: :/｀ l: :|: : : : : ! !: |､｀ ヽ : : l: : l: : : !
/: :,. ｲ : : : : : l: : : : : :/ |: / |: | : : : : | !:| ヽ: : :｀: : ! : l: : :|
. / : / !: : : : : : !: : : : :/ !/ l ||: : : : :! '.| ヽ : : : : l: : | : |
,': : / !: : : : : : | : : : / |' l!', : : : | ヽ: : : : l : | : !
l: :/ |: : : : : : :| : : / !´!￣￣｀! ! ヽ: : :! l￣￣｀lヽ : : : l: :|: :|
|:/ |: : : : : : |: : i' l_ | | ヽ: | '、 !∧ : : :|: |: ,! まあまあ そう硬くならずに
!' ! : : : ∧:|: :| ヽ r'､___,.! ヽ| l´､___,l ! : : |.､!/
! : : :! |:! :|: : l ゞ-‐' . `ｰ- '． ∧ : !ﾉ|ヽ わたしたちは今日から親子
l : : | !:| |: : :!. '"'"'" ､__,､__,. '"'"'" ,! : l: :|: |ヽ!
ヽ: ! l:l:'l: : :| ヽ､ ,..､ !、 ,! ,. ｲ : : |:| : ! やる夫君も わたしたちの仲間なんだから
ヽ| !| : : : l |: : l＞ l }.__｀ ´ _ ＜´ : /: : : :|! : |
|:!: : : :| ! : |: : / l | ￣ .!- ､:|:|: :/: : : :/: : :| ざっくばらんにいこうよ
! |: : : :ヽ: :l: ,/ ,./..､ ヽ!::::＼/: : : :/:!: : :|
|: :l: : : : ヾ´/ ´ ‐ヽ.＿＿/::::::::::!: : : :/: | : : |
|: :ヽ : : : ∨ { /::::::::::/: : : / ＼: : :|
l: :/!:ヽ: : :l /ノ /::::::::::/ : : :/'::／ヽ: :| - 355 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:49:01 ID:UeSXSA5.
-
／￣￣￣ ＼
／ . ＼
／ _ ノ ヽ、_ ＼ はい……
.| （ー） （ー） . |
＼ （__人__） . ／ よろしくお願いしますお……
/ ｀⌒´ ヽ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ
∠:ィ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:＼
/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:トゝ
. |:.:':.:.:.:.:.:.:.:|:.:∧:.:.:.:.:!､:.:.!.､:._｣',...Ｌ:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.Ｎ
. l:.:l:.:.:.:|:.:.:下'ト ヽ:.:.:| ｘ|'´＼! ',:l:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
V||:.:.:.Ｖ:.:.|,ｨ=ミ､＼! ｨイ¨'ﾄヽ:.:.:.:.:ハ:.:ﾄｿ
ﾘ､:.:.:.＼|:{ ﾋ,ハ ら､j.| |:.:.:.:.,'ノ〉:|′
ヽN:.:.:.:| ｰ‐' ー-' ,!:.:.:./ｲ/ヾ （なるほど そういうことか……）
l∧:.:.ヽ '_ /:.:.// '′
＼:.|｀ _,..__ .ィ ./:.:./ｰ､
｀rｧ ´ / l ,./:.:/ ∧
／′ /三ミ ､//／ ヽ - 357 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:50:07 ID:UeSXSA5.
- , -=―＝―- ､ _
〃⌒>'´ ／ 丶`ﾆ=‐'
./ ,′// , ´ / j } ヽ ＼
/ l | i l / ／// ,ｲ ﾊヽ ヽ
ノ,ｲ八 l ﾚ_j/∠∠/／/∠Ll }ﾍ
＜ノ .∧ ｌ ﾑrt=k｀ ｨ=､ﾙﾚ′j 養子縁組による他家乗っ取りで勢力を伸ばした毛利家……
/ イ Vﾍ. ヽVr! jr/ﾑｲ{
´ W^{ゝﾍ ﾊ.ヽヽ _ ' /〈ﾘヽ やる夫様の養子入りによる逆乗っ取りを彼らは恐れている
j八 }ヽ ﾍ､ j`＜ミ＼
ﾘ朽＼!｀{7|:::::::::＞ﾐ;>, 彼らはやる夫様を なにがなんでも毛利家一門に迎え入れるという形をとりたいのだろう
ノ ＼- 厶］::::::::f }::/:/
r=＜ Ｖ三|:::::::::| |/:/ しかし…… これは果たして 彼らだけの意向であるのだろうか？
/‐-､ ＼ ∨ﾒ､::::ノ V､
. /_j , X ＼ ヽ {´ /
〈 ´ ＼＼ >ﾍ､___,ｲヽ
`､ ヽ ＼.>j ﾊ│
{ ∨ ｀ヽ､_,/∧|
lヽ 勹'´ // l !
|∧ 〃 ／Y｣_│',
} ＼ ／}＜ﾑ>∧.ﾍ
{ ヽ､___/ l丁{{ |}} 〉ﾊ
〉ヽ / jｉ |{i ! ヽ
やる夫と小早川隆景は 三原城で親子の契りの盃を交わす
そして 毛利家のやる夫取り込み策は これだけではなかった - 358 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:51:13 ID:UeSXSA5.
- 毛利家は 毛利元就の外孫 宍戸元秀の娘を毛利輝元の養女としたうえで やる夫に娶らせた
／ ／::::::::::::::::::;/::::/;;::::::::::::::::::::::..＼
／ ／::::::::::::::;;:::::::/:::::;ｒー--xtl:::::::;;:::::::::ﾍ ふ～ん あの子が娘の婿殿か～
宍戸元秀 → ,;;':::;;:::::::::::::/::::::;/;::::/ │:::::i!:::::::::::ﾍ
/::;/ ''''''''''''/.,,:::/l:::::;' l:,,,,,i!i:::;;;;;;;;;;'., ／ / ｜l ／::／ ＼ ＼
/ :::/ ,,..::'':l-‐t- l::;/ -─-+､::l::｀'::.,, . ,ｲ | | |/:::::/ ,ｲ ∧ l ヽ ＼
/:::::;i! ,,.:''::::::,:イ::::/ l;/ l:::ヾ:::::::::i':: ,,.', / | | |:::::/ ィ'"¨/ | / V ､! ﾍ ヽ
/::;::::i'::::::::::::l:::/{::/ ＿ ! ＿ l:;ﾍ::::::::::l:::::::.ﾊ ,′ ｜ l | ／ ,/ / .| / ∨|ヽ ﾊ ﾍ
,':;/l:::i::::;i:::::::l:::;' !;,=〒≧ ≠T〒tx. l;:::::::l:::::::::ﾊ i ｜ 〈j::/ ,/ / l/ Vﾍ ｜ ,∧
┐;/..l:::l:::y{::::::l::/ i/l､ノi!i!i} i!;､ノi!i}ﾍl:::::::l:::::::::::::l ｜ ｜ ! ∨ /,＞=ﾐ. / ,r=く }| ｌ｜ ト､',
／ .ノ ,へl::::l::'i!l;:::::l:;! 《. l;::ﾄ;;,:ﾘ} {;;ﾄ;;;;ﾘ!l 》::::::l､::::::l::::l ｜ ｜ ｌ V,勹::::ﾊ ' jr'ﾊ∨ |｜｜ ヽ
＼ ヾ/ ,'ヘ;!;l:::ﾍ;:l ∧; rゞ､_;シ .}＝{ ゞ_,;;シ l::::::} l:::iﾍ;l l｜八 ', :| 《{::ﾄ :::ﾉ| |{::ﾘ } /! ﾄ､:| これで やる夫君は
ヽ' ' /¨ヾ:::::;ヾ､ ;, ゝ. ,, ノ ゝ._ __ノ .l::::;'ソ:::! | |∧ ヽ/∨ﾊ V弋rﾘ Vﾉ ∧/｜| ',l!
! ﾞy!;::::/ﾞ !:::;i ￣ ,─-､ ￣ ∧!ノ.ﾞl:::/ Ⅵ V { V::ﾍ ', ¨´ ' '' | :|/ ﾘ わたしとも親子だね
＼ l ∨ ∨ ｀ｔ､ {_＿__! ,,イ::/l::/ .l;/ ヽ V 廴.∨:::ヽ、 ヽ ( ﾌ ,.ィ| :|
i } ∨＞ー───＜:ﾉ/ !/ ∨ ﾄ､.∨ト､＼ ヽ 、 _ .．＜ |/八 ,'
l￣三Tヾ,l_ {:. 「 ,:. :. :. :.:l :.:.｀T} ∨| ＼{￣￣＼ ＼/j/}/ ｜ }/
{:. i:. :. ':. :.￣;:ﾞ＜￣Tr'ﾞ´ l:. :. !:. :. i:. :. l:. l:. l,Tへー ‐-､ ヽ| |＼:: :: :: ＞- ＼ /
. {:. i:. :. i:. :. i:. :. :.::}:. :. :. :. :. :. ヘ ＿!;;;;-‐ﾞ:. :. :. :. :. :. :. :. :.ﾍ ,':: :: ::.／／￣￣＼
／:. :. :. !:. :. .i.: :. i:;}:. :. :. :. :. :. :. :ﾞ::::::;／:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ﾍ /:: :: ::/ / ＼ ← 毛利輝元 - 359 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:52:01 ID:UeSXSA5.
- ＿＿＿
／⌒ ⌒＼
／<○> <○>＼
／ （__人__） ＼
| |r┬-| | ……なんという急展開だお
＼ `ー'´ ／
／ ＼
‐ '"´￣｀ ｰ ､
＿ ,. -‐ ´￣｀ ｰ- ､
一 ' "´／: : : : : : : : : : : : : :.:.:＼
／ ／: : : : : :/: : !: i: : ヽ..:.:.:.ヽ
,. ' ／/: : : : :/ :/ : :/:./: :.!: : ;.:.:ヽ:.i
-‐'´ /:.:/: : :/: /: /!: :/:,ｲ: :./: : :.}.:.:.:}:.:l
／: :/!: :.l.|/|:.:/ |:./|/ |: /!: :.l.:.l.:.:从:.l
∠ ﾍ: /:l人代ﾅ7'‐l/ 'l7十ト|/.:/:/:!::ﾄ､
／ 〈ｲ.l: :.lｲtx=ﾐ 彳=‐ｧri/:/:.∧| ＼
/.!:.ﾄ､lﾊ 廴 } 廴/ﾉ/r､:/ !
/ｲ|/l:.ﾄ:.ﾄヽ :. /／/ｲ/ （ここまでやる……）
/!:!:〉;: ...､ ‐‐ ／/:.:/:/
/ l/ ! l/ﾄﾚ＞ イ/／/ （いや やれるということは……）
__,. -‐'ﾌ /}＼
,. ｨ'TT |--､ ,.--! ｀ 7ｧ､
＜ /| |::| |ニ二ニ! // /
｀7 l ＼＼ | | // ∧ - 360 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:53:01 ID:UeSXSA5.
- ,, r一-- ､ ,,
／´ ｀`ヽ､
/' ＼
,;' ヽ
. ﾉ , i / ,, / |ヽ ﾞヽ
ｲ i | i ,'`メ ／/ /i .ﾄ ヽ ヽ
ﾚ| { i |/／'´ `ﾒ ／ / /| } ﾄ 1
',ｲ i r+ﾃ=ﾐメイ /／'"|´/ / ﾊ| 大名家同士の結婚など
`､ヽ r'ﾒ, {｡;;;;'ｿ ` ' ,rz;,y'ノi〃ｲ .'
｀ﾊヾ ﾍ i'ｰ''- /｡ｼﾟｸ /'" 太閤殿下の承認・内諾がなければ出来ることではない
ﾚ',`''; i , `'' / /
' i∧ﾄ i, - ,ｲ{ ./ すなわち やる夫様が豊臣家を離れ
. ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ ﾘ |/
,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ､. |i 毛利家に埋没することを殿下は望んでいるということ……
,;<､.:.:.:.:.:.:.`ｖ'" ^,ヽﾐ､,
. /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i､
.. // ` `＼＼.:.:.:.ﾍ i|:||i丶
,' f ヽ ＼＼:.:.:i i|.||i ', - 361 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:54:00 ID:UeSXSA5.
- ＿＿_
....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:...
....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.｀:.､:.:.:.｀:､
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:. :ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.ヽ
. ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:ﾊ: :ﾊ:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:ﾍ
／:.:.:.:..:.ｉ:.:∧:.:.ヽ:.､:. :∨:.ｉ:.:.:.ｉ:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :ﾊ:.:.:.:.＼
. /:./:.:.:.:.:.:.∨:.:.＼:.ﾍﾊ:.､ﾊ:.:|:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :ｉ:.:∨:{｀ヽ
/.:ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.､:.｀: ｉ l!:ﾄ:ｉ :ｌ:.:.:.|:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :!:.: :',:ﾍ
./ ' ｌ:.ｉ:.:.:.:.:ﾍ:.:.:.＼｀ーlハ! ｌ:.:!:.:.:.ｌ.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.: ｉﾊ｀ヽ
/ |:.l:.!:.:.:ｉハ ー一ィr示㍉:ﾊ:.:/.:.:.γ､:.:.:.:.:.: : :/.:. :ｉ.ﾄ､:.
!;ﾍﾄ､:.ﾊ:.:ヽ 〃八ぅ::} }'ｉ:.:/:.:.: :' ぅ}:.:.:.:.:.:,:./.:.ｉ :ﾊ| ｀ヽ
. { !/.:ｲーﾊｉ ゞ' /;ｲ:./:. :'.:ソ.:.:∧/.:.／}:′! これは危険な状態
/ ' !: :! ﾉ /' /ｲ:.:.:.ﾊ.:.:.:.:.ｉ :/}.:'
／´ ; :/ ｀ヽ _ __ !:. :' ｌ:.ｉ:.:.:!/ なぜなら……
. ／ /: ' ヽ !.ｲ ﾊ:ｌ:.ﾊ!
/:' /ｧ‐ ´ ! /' ﾊ ＿!:'＿ 主君に疑念を抱かれた者の末路は……
／´ ｌ.' .:´: : : : : : }
／ : : : : : : : :.:.人 ＿
x―.／: : : : : : : : : : : .:.:.:.≧x....＿...x≦: : :｀: .､
/:.:／: :＿.: : - ― - ､―: : : ´: : : ＿＿: : : : :.＼
/／. ´ ﾊ￣￣￣ ￣￣
/'／ ..:.／ :. ﾊ
／/ :.′ :. .: }
/ :/ :.ｉ :..: ｉ
|:/ｌ .:ｌ ｉ !
!'/! : : ｌ :. ｌｌ - 362 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:55:00 ID:UeSXSA5.
- ':, ＼':, ＼: : ! ＼:.:ヽ:.:.|:.:.:.ｉ:.:.:.: ﾄ､:.:.:ｉ: !:.:.:.: : ｉ:.:.|:.:.:.Ⅳ
＼ ＼ > ＼ｉ:.:.|:.:.:.|:.:: : ｌ ',:.:|､:',:.: : : |:.:.|:.ｉ: !
ヽ !:.:.!:.:. |:.: : :ｌ ｉ:.ｌ ',:.',:.:. :.|:.:.|: ! |
ｉ｀:..､ |:. ｉｉ:.:.:|:.:.:.:.ｌ. !:ｌ Ⅵ:.:.: |､:.!ハ|
|: ﾊ: ｰ､‐ |:.:ｌ ｌ:.:.|:.:.:.:.! || ヽ:.:| Ⅵ :!
!:{ ヽ:. ｀:. ｌ:.ｌ ｌ: |:.:.:./ ! ヽ! >――‐
ヽ! :.:. ∧ ｌｌ ´|:.:!:.:〈 , . : :´.: : : : : :
＼ ｉ:. ｉ ｀´ ! . |:.:.: ハ . : : : : : : : : : : : :
ｌ:.ｌ !:.:/ ｉ ／: : : : : : : : : : : : : :
ｌｌ |:/ !／: : : : : : : : : : : : : : : :
死 あるのみ…… ! |' ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :
＿ ／: : : : : : : : : : : : : :-=≦三
／:ｉ:ｉ:ｉ:>': : : : : : : : : : ..z≦三三三三
∧ｉ:ｉ:ｉⅩ : : : : : : : ィ≦／三三三三三
∧ｉ:ｉⅩ: : : : : : :／三／三三三三三三
∧ｉ:Ⅹ: : :. :.:.:.／三 :/三三三三三三三
|ｉ:Ⅹ: : : : : ／三三/:三:三:三三三三三
Ⅳ: : : : :／ﾆ三三/三三三三三三三三 - 363 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:56:34 ID:UeSXSA5.
- １１月１６日
やる夫 宍戸元秀の娘 古満姫と祝言をあげる
式の後は宴となったのであるが やる夫を迎えた小早川家家臣団の様子は……
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧ 太閤殿下の息子が我らが小早川家に養子入りだって
∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧
( ´・ω) Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ ) ずい分と急な話だよね
｜ Ｕ ( ´・) (・｀ ) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉu-ｕ でも…… これは……
`ｕ-ｕ'. `ｕ-u'
↑ 小早川家家臣団のみなさま - 364 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 21:57:53 ID:UeSXSA5.
- ＼ ／
＜ 大 歓 迎 だ よ っ ！！ ＞
／ ＼
∨W∨⌒∨W∨∨W∨∨W∨⌒∨W∨
ﾟ･ *: : *･
*･ ゜ﾟ･ * : .｡. .｡.: *゜
* ･゜ ﾟ･ *: . .｡.: *･ ゜ﾟ ･ * :..
｡. ･ ･*:.｡ ∧,,∧ .∧,,∧ .:* ･゜
∧∧(´・ω・｀)(´・ω・｀)∧∧
(´・ω・｀).∧∧) (∧∧(´・ω・｀)
｜ Ｕ (´・ω・｀)(´・ω・｀) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉ u-ｕ 【満場一致】
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
意外なことに
この時点の家臣団は やる夫の小早川家入りを大いに喜んだ - 365 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 21:59:05 ID:hsg88a0g
- 豊臣の権威はまだ高いってことか、、、
- 367 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:00:05 ID:UeSXSA5.
- 家臣団も 小早川家の将来については不安を抱いていた
隆景は６２歳と老齢なうえ実子がおらず
養子の秀包は秀吉の直臣として筑後久留米に７万石の領地を預かる身
すなわち豊臣政権下では既に独立した大名なのである
____ _＿＿__
／::::___:｀ヽ. _,..-‐": : :: : :: ::｀:‐-.､.
./:／ ヽ;:', ,ィ´: : : : : : .:ｉ : : : : : : : : : :｀:ヽ、
/:/ __,.ﾍ､___!___ . ／ : : :ｉ : : : : : .:|: : ::ｉ : : :.ｉ: : : : : : :ヽ
,. |/'"´::::|:::::ヽ::::::::::::｀"'' ､ /: : :: : :|: :.:ｉ: : : :λ: .:|: : : ::|: .:ｉ : : : .: :ﾊ
,. ,. ''::::::!:::::::::/|:::::::::i:::::::::::::::::::､:::::ヽ､ . /: : :: : ::.|::ｉ:┼ｉ-:::八: :|: : : ::ﾘｉ: :|: ::ｉ:.: : : :|
'´ ／::::::::::::::::/ﾚ|:::::::::i:::::ヽ､ヽ;:::::＼:::::', {: : :: : :: :|/|:/|::|;ﾊ:| ｀ﾒ: :. ::/ |:'ﾅト::|: : :. :|
/:::::::::::::::::::/|￣i::::::::::|＼￣i｀ﾍ::::::::＼i |: : : :l: : :ﾔｧｚﾚ'ｭ ﾘ /7: ::/ |:/ |: ::|:: : : :|
,'::::::::/::::::/:/__!_.ﾊ::::::::| ＼!__ﾊ::::::::::::::ヽ. |: : : :|: :.:ﾊ k::r;;{ ´/:;／zェﾁﾇ.7: :|: : : :|
i:::::::/!::::::i/「i￣'T ヽ::::|. ｲ"￣「'!ヽ＼:::::::::', |: : : :|: : ::ﾍ-‐‐' '" }:::r;{ ﾊ: ::|: : : ::|
!::::/::i::::::::ﾊ. ﾋ__r! ヽ! ﾋ___r! !＼::::!へﾊ! . |: :（´|:ｉ: : :ﾍ ￣ }:.:ヽｉ : :: ::|
V'! ｲi::::::/!:!"" ""・ﾊ:::ﾍ:::!:| ﾘ|:.:｀|:|: : : ∧ ‐- ,∠: : : : ::λ:|
ヽ! ヽ!::|::i>､. __ ,.イ:::|:::::ﾚi::| |: :/ﾚﾍ: :〈ヽﾍ＞ｒ-‐:π:爪: : :.:λ:. :.:| ｀ﾞ
|::|:::|::::::｀7:.r--r 7´|:::|::::|::::::::|::| |/:::::::::::＼|‐-､_〈:: : :..:|∧:::/|: :ハ: : :| ← 小早川秀包
.|::|::::|:::;:イヽ!__／::::｀>.,|::::|:::::::|::| /'":::::::::::::::::::::::::::｀＼::/ ∨ |/ ＼|
|:::|::::|く＼::::::!/::::::／／|::::ﾄ.:::::|::| /::::::::::::::::::::::／⌒＼:::＼
さらに隆景の領地・筑前には 博多という良港が含まれている
遠くない未来に訪れるであろう隆景の死後 これらが秀包につつがなく相続されるとは限らない
なにかしらの理由をつけて 中央に召し上げられる可能性は大いにあるのだ - 368 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:01:34 ID:UeSXSA5.
- ♪ ∧,, ∧ ♪
♪ ∧,, ∧ ･ω･)
∧,, ∧ ･ω･) ) でも 太閤殿下の縁者であるやる夫様が養子になったら
♪∧,, ∧ ･ω･) )っ＿_フ ♪
∧,, ∧ ･ω･) )っ＿_フ(_/ 彡 小早川家の安全は保証されたも同然だよ！
( ･ω･) )っ＿_フ(_/彡
(っ )っ＿_フ(_/彡
( ＿_フ(_/彡
(_/彡 ♪
♪
♪
＿
〃⌒ヾヽ
ﾉノ
＿一ﾆ_ー-､＿,--ﾊ一ー-..
. ￣￣ ..＞ :.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
／:.:.:.／:.:./ :.:.:;':.:.:,'|:.:/:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. /:.:／.:′:.:.l:.:.:-一'ｲ |: !:.:.:.ﾍー-!、:.:.:.',: '.
/／ /:.:.:.:.:.|:.:.:.ｲ:.:./ |:.ﾄ .:.| ヽ:.:l.:.:.::.:.:i:.:|
|:.:.:.:.:.:|:.:./ ! /＿,|:| |:.:|､＿＼l:.:.:|:.:.!:.!
|:.:.:ｲ:.:.:i:.{ fM￣! ｀! ',:.| fT¨了X:.|:.:.|:} まあ……
|:./ !:.:.ﾊ∧t 辷j ヾ{ 辷j 〉:.ﾄ;.|j
V ':.:|V :| , ・ ハ:|ﾊ| 喜んでもらえて なによりだよ……
. ｀|:.!:.:.＼ 〉 ／:.:.|^: |
|:ﾊ:.:.:.|:.＞‐┬‐┬＜:.|:.:.:/:.:.:|
|:.:l:.:.:.|r一'´ー‐彡ー|:. /:.:.:.:.|
. |:.:ﾊ:.: | |:./ﾍ:.:.:.:.|
小早川家の存続なくしては 彼ら家臣団の安泰もないのである
そして 家臣団にとって重要なのは血筋ではなく 家の存続そのものであったのだ - 370 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:03:01 ID:UeSXSA5.
- そして この思いもかけぬ歓待には やる夫も少し気を良くした
＼ ／
Ｘ
／ ∩
／ （ ⊂) ＿＿＿_
| |. ／⌒ ⌒＼
ﾄニｨ' ／ ( ●） (● ） ＼
| ／ :::⌒（__人__）⌒::::: ＼ みんな ありがとうだお！
＼ | |r┬-| |
＼＼＿ `ー'´ ＿／ お礼にやる夫もひとさし舞うお！
ン ゝ ''''''/＞ー､_
/ イ（ ／ / ＼
/ | Ｙ | / 入 ＼
（ | ：､ | / / ヽ、 l
j | ： | / ｨ | |
くV ヽﾍ_ ヽ ＼ 仁 」
ー 〕 ＼ 〉（⌒ノ
＼＼ やる夫！ やる夫！ やる夫！ やる夫！ ／／
＼＼ ／／
∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩. ∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩. ∧,, ∧∩
( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡
( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡.
∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩. ∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩ ∧,, ∧∩. ∧,, ∧∩.
( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡 ( ･ω･)彡
( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡.
| | | | | | | | | | | | | |
し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ
幼少の頃より英才教育を受けてきたやる夫の舞いは 家臣団に大いにうけた - 371 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:04:34 ID:UeSXSA5.
- ところで この宴には 来賓として黒田如水の姿があった
´~ゝ-ゝ<ﾘ彡ﾉﾉ三ミﾐﾐfi l lゝi ﾉﾉﾉノﾆ彡三彡彡jﾉﾖ'ﾉ巛ﾐ＞'"二ヽ
^`ー三くj〃彡三≡ヾ.ゝt t ）l ン"´ ﾞヽ､iミ彡ﾉシ人ミ三彡ﾆ=-
､,:r''7ヘ又彡ｼ,r/'"~｀ﾞﾞﾞ`'二ﾆ:;､＿,,.,., ｀ﾞﾞヾミミ三彡ブ＞∈ﾆ
,'ﾆキ王彡彡彡;,fﾉ -＝,=＜ l /,∠(＿,.,.,、 ﾞiﾐ彡彡三ﾉ∠ﾆ＿
､_,r=''7ヽ≡彡三彡'" '''"~,r''') `' ﾞi f‐-:,ﾆィ=､ヽ ﾄﾐﾐミ三≫にﾆﾆ､ヽ
＝〃ーヽヽfrﾐ三f'f ,,r;;ニ彡'´ `ヽ, ﾉ ﾉ.'･'´￣ i,ミ三ヽﾌ<7、,.r--=、
`ｰ=''"~`ヾミ》彡/'ｲ (:ﾉZﾆr・ゞ i f `"_,,二ﾆヽ┤ﾐﾐY人ﾉﾘへ,,.＝、
,,ノ-r'彡〃:┤ ,,..,. ￣",:' ,r j t`ヽ,、＿,ﾆﾆヽ`t三彡彡ﾒ>ノ､_`''"´ おお やる夫
,r''＞=‐ﾅ〃ﾌﾉノ:ﾞi'',r'',.=‐,'".ノ(_rゝ_ﾉ'" ,.,..,.、_´~） l ) ）ミﾐ彡＝=､、
｀~ f ､__,>ｦr7ﾉF彡 i （ r=''" _,.,.,.,.,.,.,.:ィ",.,-､=､,フ ｲ ﾉﾐﾍ三≡,.,、 ﾞヽ 見事な舞じゃねえか
ゞ､＿彡ナ7ﾉｼﾉfr(ゝ､tヽ /,r‐―一 '"_,.,.,､ﾉﾉ^iﾌ′ l`ヾﾐr十＝、｀`ヽ､)
'"~フﾌr/ﾉﾐヽソ l' ﾞi〈〈(ヽﾉ'ｰ''"^´ ~`ｦ^i ,ﾉ :,ヾ''ー--＝=:、 隆景も いい息子をもったな！
ﾆf‐ﾅ''チ,r=ゝﾉ、 ﾞい''^',,.ｨrー'＝'ｰメ/ ,' ,/′':, i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
（ ,r''サ;;;;;;;;;;;,ｨ ､.ﾞヽ、ﾞtヾ､ｰ＝''"ﾞﾞ~´,ノ ,' / : ﾉ,ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/人 ':, ｀ヽ、 ｀ﾞﾞﾞﾞ´~´￣ / ,:' / l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;t ''"ﾞt ﾞ;, ｀ヽ. / ,:' /` /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
'"~´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞゝノ＼ ﾞヽ ヽ、 _ノ ,' '^,,.ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽノヽ、､、 ヾ `''''''"´ / ,' ,.:ィ ''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ← 黒田如水
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ヽ / r''"／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; - 373 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:05:45 ID:UeSXSA5.
- ,ｨ'´:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.::;':.:.:.:.:.:.:.:.:l::.:.:.::.:.:.:.:.:
／...:;'.:.::/:.:.:.:.:.:.:../.:.:.;:.:.:.:.: :.:|:.:.:.:.:.:.:..＼::.:＼
/ . ../. . / . . . . . / : :/::.:.:.:.: :.:|､:.:.::､: : : .＼: :.＼
/ . ../....:/.:.:.:.:.:-‐;'‐:.:/|::|::.:.:.:..:::| ∨:.:|:.:.:.:.:.:.ﾊヽ､::＼
/:.:.::/.::.:/:.:.:.:.:.:.:::/:::.:/ |:|:.:.:.: ::ｉ::| ,-l‐:|､:::..:.:.:.:.∧ ￣`
如水殿 ありがとうございますお l:.:.::/:.::,ｲ::..:.:.:.::::/|::.:/ |l:.:.:.:.::.|::| |:.:|::::.:.:.:.:.:.:.:∧
|:::/::.://.:.:.:.:;／__|:;/_、 |:.:.:.:.:.:|::| |:.:|:::::.:.:l:::.:.:.:.:∧
＿＿＿_ |/::/:/:.:.:.::;:ｲ'マテ弐z、 |:.:.:.:.:人|,.__|:;ﾊ:::.:.:.|:::.:.::.:. ::|
／⌒ ⌒＼ /::/:::|::;／: ::| | |::::::(_/｀ /::;／ ﾃ弐ﾏアV:::.::|l::.:.|:::.: :|
／（ ●） （●）＼ ｊ:/:::/ｊ/:l:: : :::| ､. V:::;/, '"´ /::::(_/,''∧::.:.:||::.::|､::: :|
／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ |::/::（"|:.:.: :::| ゛￣ V:::;/, ,ﾊ:::|::./ |::/ ＼|
| |r┬-| | |/: ::::｀|:.: : :::|:、 ｀ ￣"・,lﾉ:::|/::| l/ ……どうもね
＼ ｀ ー'´ ／ |:.:.:.:.::::|:.:.:.:.:::|::ヽ、 ゝ-'ｰr' ,.イ:::::::;'::.:;':l
/ ＿＿ ＿＿ ヽ |:.:.:..:::::|:.:.:.:.::::|::::::::＞ｒ-`=="‐＜::::ﾉ::::;:':.:./: :|
(＿＿＿） (＿＿＿_/ |.:.:..:.::::|:.:.:.:.:.:::|:／ / ' ／ ／:;:'::;::':.:／:::: :| - 374 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:06:27 ID:UeSXSA5.
- ´~ゝ-ゝ<ﾘ彡ﾉﾉ三ミﾐﾐfi l lゝi ﾉﾉﾉノﾆ彡三彡彡jﾉﾖ'ﾉ巛ﾐ＞'"二ヽ
^`ー三くj〃彡三≡ヾ.ゝt t ）l ン"´ ﾞヽ､iミ彡ﾉシ人ミ三彡ﾆ=-
､,:r''7ヘ又彡ｼ,r/'"~｀ﾞﾞﾞ`'二ﾆ:;､＿,,.,., ｀ﾞﾞヾミミ三彡ブ＞∈ﾆ
,'ﾆキ王彡彡彡;,fﾉ -＝,=＜ l /,∠(＿,.,.,、 ﾞiﾐ彡彡三ﾉ∠ﾆ＿
､_,r=''7ヽ≡彡三彡'" '''"~,r''') `' ﾞi f‐-:,ﾆィ=､ヽ ﾄﾐﾐミ三≫にﾆﾆ､ヽ
＝〃ーヽヽfrﾐ三f'f ,,r;;ニ彡'´ `ヽ, ﾉ ﾉ.'･'´￣ i,ミ三ヽﾌ<7、,.r--=、
`ｰ=''"~`ヾミ》彡/'ｲ (:ﾉZﾆr・ゞ i f `"_,,二ﾆヽ┤ﾐﾐY人ﾉﾘへ,,.＝、
,,ノ-r'彡〃:┤ ,,..,. ￣",:' ,r j t`ヽ,、＿,ﾆﾆヽ`t三彡彡ﾒ>ノ､_`''"´ いやあ
,r''＞=‐ﾅ〃ﾌﾉノ:ﾞi'',r'',.=‐,'".ノ(_rゝ_ﾉ'" ,.,..,.、_´~） l ) ）ミﾐ彡＝=､、
｀~ f ､__,>ｦr7ﾉF彡 i （ r=''" _,.,.,.,.,.,.,.:ィ",.,-､=､,フ ｲ ﾉﾐﾍ三≡,.,、 ﾞヽ それにしても やる夫が小早川家入りするなんて
ゞ､＿彡ナ7ﾉｼﾉfr(ゝ､tヽ /,r‐―一 '"_,.,.,､ﾉﾉ^iﾌ′ l`ヾﾐr十＝、｀`ヽ､)
'"~フﾌr/ﾉﾐヽソ l' ﾞi〈〈(ヽﾉ'ｰ''"^´ ~`ｦ^i ,ﾉ :,ヾ''ー--＝=:、 思っても見なかったぜ
ﾆf‐ﾅ''チ,r=ゝﾉ、 ﾞい''^',,.ｨrー'＝'ｰメ/ ,' ,/′':, i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
（ ,r''サ;;;;;;;;;;;,ｨ ､.ﾞヽ、ﾞtヾ､ｰ＝''"ﾞﾞ~´,ノ ,' / : ﾉ,ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼,,_
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/人 ':, ｀ヽ、 ｀ﾞﾞﾞﾞ´~´￣ / ,:' / l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞﾞ`'''ヽ､,,
,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;t ''"ﾞt ﾞ;, ｀ヽ. / ,:' /` /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,.:ｨ'''"~´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞゝノ＼ ﾞヽ ヽ、 _ノ ,' '^,,.ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,:r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽノヽ、､、 ヾ `''''''"´ / ,' ,.:ィ ''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ヽ / r''"／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,ｨ,ﾆニｭ､_
// ｀`ヽ
__《__＿_＿__
,ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀‐-ｨ´ヽ、_
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::|:::`ニﾆ=‐-
/ : : : :.:.:.:.::.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::.:.｀ヽ、
ｊ: : : : : : : : .／:.:./:.:.:..::ﾉ:.::.:λ:.:ﾘ::::.:.:..:.ﾍ、
{ : : : : :.:.:∠:ｊ:.::/::.:;／'⌒／|:.:/::::::::ﾄ､:.:.:ﾊ.
∨:.::.:.:.:..:::.:.:|::/:;／|/:;／＿ｊ;/,':/|:::| ＼:.:|
∨:.:.:.:::::.:.(_|::'"::::::|´ ≡≡ 〈:/ |/ ヽl
ｊ:.:.:.:.:::.:ｉ:.:/:|::::.:.ｉ::| 〉
|:.:.:.:::::.:|/::..,|::::.:|::| (.｀ゝ／ ……そうかい
|::.:.::::::./:.:./､|:.:.:|::|‐-‐::'l´
|:.:::::::./:.:./ ﾍ:.:.::λ:::::::::|
|:.:.:::::/:.:./=＝､ヽ:.:.ﾍ､_::::}
|:.:.:::/.::/ , ＼＼::|,ｊ::ﾘ
|:.:.:.:／ｊ ｉ ｉ {.＼｀_ |
|:.:/::|」| | ヽ､ | ｀V V}
ｊ:.:|:::::゛}.| { ｀ヽ、｀| - 376 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:07:33 ID:UeSXSA5.
- ヽii|ミミﾐ｀|/｀こ´彡ｷ彡三彡ミ彡ノ_＿ノ
ﾒヾヽミﾐヽﾐ/彡‐ﾞ´''!彡三三三シヽソチ=-ミ/
ミミミﾐミミｼ '.（ ./ ヽﾐミミ三=ミミｭ─--ナヽ
ミミ/￣｀´ヽ､ i ､ ｒｭ､_ﾋミミミﾐｯ _ﾆ彡''-=,''´
:'´￣｀ヽ ヽ ヽ.｀ﾋ=彡‐''^ )彡ミ三ﾐ ,r==i´ やる夫
:: ＝ﾆ''/彡 .i ヾﾅ-,ｒｸ´ ｀ヽ彡ミ三メミ‐' i
:: /彡'´ _ ' ヽ. |/ ﾉ,ﾚ'^ヽ|彡ミキ);;;;;;;;;i これで お前も黒田家とはお隣さん同士ってわけだ
/ﾐｦ/=､ ヽ ＼´ -''￣ ヽ､ミヾキ､;;;;;ノ
ミ彡/./-､ノ⌒ :::.. ､ｒ''ヽ､_,ｒヽ ヽ;;;;ヽヽこ_ i､ 困ったことがあったら なんでも言ってきな
ミ' ._メ‐'´｀ノ :::::/ ',、ﾞ ' ／｀iヽ|;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;＼._
iﾐノ/´'´￣ :::/、 !'_ノ／^'ｉ| ヽｉヽ-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iii｀ いくらでも相談に乗るぜ！
::::´ ／'' / ／／／ ヽ. ＼＿,＼;;;;;;;;;;;;;;;;;!
:: /／ _, .／ '´r'' ‐''｀' 'iヽ ヽ iヽ;;;;;;;;;;;;;;;
: '' / / r‐'´r‐''´ﾆ-'二＿,ノ´ ﾉ .） i / |iiiiｉ;;;;;;;;;;
'ヽ .（ ヽ＿｀￣｀''ｰ─---‐.'´ ィ .i:::/ .|iiiｉｉiii;;;;;;;
ﾘヽ、::ヽ-＝ ￣｀ ￣｀''´ ノ :/ |iiiiiiii;;;;;;;
ﾘﾘｉ|ヽ-‐=＝＝=-‐─=キ-── ' ´ / |iiiiiiii;;;;;;
川!＼:::: ￣ ｀ヽ、 / |iiiiiiｉ;;;;;;;
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ は はいっ
／ ⌒ ⌒ ＼
| /// （__人__） /// | よろしくお願いしますお！
. (⌒) (⌒)
./ i＼ ／i ヽ
x＜￣￣￣＞――― 7
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/_
/..:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::／..:.:.:.:.:.:.:.::/..:.:.:ヽ
/ ..／.:.:／..:.:.´￣.X.ィ..:.:.:.:.:.:.:.:./..:.:.:.:.:.
|／.:.:／ ..:.:.:.:.:.:.ィ.:/ !..:.:.:.:.:.:.:ﾊ.:.:.:.:.:.:.:
／ ..:.:/.:.:.:.:.:.:.:／ l/ !.::.:.:.:.:/｀|ヽ.:.:.:.:.:.:
/.:.:／/..:.:.:.:.:圷 乍气. /..:.:.:.::/ /ｲ..:＼.:.:.
|.イ..::/.:.:.:.／| { {て:::V '..:.:.:／ !.:.::|.:.:.:
|.:/..:／ ..:.:|弋辷 / /..::／ 込≧!.:.::|.:.:.:
ﾚ.:∧」.:.:.:.:| ￣ / '´ ん::Ｖ }.:.:/.:.:.:.
|/..:.:.:|.:.:.:.:| ゞ少 ｲ.:/|.:.:.:/
|.:.:.:.:.:!..:.:.:l｀> , ･/.:!' l..::,' ………………
|.:.:.:.:.:!..:.:.:|' _」 ＞ ┬‐..┬―< ..:! .l:/
|.:.:.:.:.:!..:.:.:|::|＿ /｀ヽ/..:.:/.:.:.:.:| '
|..:.:.:∧:.:.: !::! ｀/:::::::/..:.:/.:.:.:.:.:|
|.:.:/:::::',:.:.:|::| /::::::::/..:.:/..:.:.:.:.::| - 378 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:08:30 ID:UeSXSA5.
- ／: : : ,./: : : : : : : :/: : : :/: : , '/!: : : : : : |: : :|: : : : : : : : :
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/／ // |: : : : : :!: : : : ,! :::/:::::!:::::::::::!: : : :/ ヽ: :| ヽ｀ヽ､ : : : :
!' l: : : : : l: : : :/.|: ,':::::::!:::::::::::::!: : : !:::::::l: |:::::ヽ: ヽ: : : : :
| : : : : |: : :/ !|/'ｰ- |､::::::::::::::l: : l:::::::::', l:::::::::ヽ: ヽ: : : :
| : : : : |: :/l:::::|__ |::::::::::::::!: |:::::::::__'|:::::::::::ヽ;!､: : : :
|: : : : :,!: !: l:::::r ' i !:::::::::::::::| |:::::::::::/｀''―- ､ヾヽ: : :
!: : : ｲ|/: :,!:::::!ヽ-'/::::::::::::::::::l:!:::::::::::!_ /l: :∧: :
',: : l l |': / ｀ ｰ' | r‐' i ./ ! :/: :! : :! 如水……
ヽ:| | |: :{ l､ ヽ.ノ,. ' /:/ : : | : l
'.| | |: : ＼ ､__ ` '´ /:/ : : : ,!: | わたし ひょっとして踊らされちゃったのかな？
| |: : : : |ヽ､ __,.、 `ｰ' ･ /:/: : : : :/!/
| |: : : : |: :／／ ヽ ,.. /:/: : : : :/´|: :
| |: : : : |/ / / ,'‐;!ー――,.i' ´-.//: : : : :/ : :|: :
| |: : :/7 / / / l｣ ,.. ''´:::::::::::::/': : : : : / : : |: : - 380 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:09:38 ID:UeSXSA5.
- ＿__,,r=ｰ--､,,,,,__ ,､
＿_ノ＼ /／ .,､-='ミV/////彡彡彡ヽ､ ／ `ヽ､_
） エ `ヽ､. / ミミ ｙ// 彡彡彡 三＼ ヾ<ﾞ エ 7
〈 フ / ／ミミ＼／/／// ／彡彡 ミ＼ l ii フ _l
ﾞi, ッ / /彡.彡=､_川/ 彡=ｰ'''))-､三 三ミ) | ッ ／
ﾞi, ／ﾞ. ,ﾉ彡/ )):.:.:`'''ｰ''ﾞ)):.:.:.:.:.:((:.:＼_彡三 ） !r'''￣⌒
!'ﾞ （彡 |:.:ﾉﾍ､ﾞl:.:.:l:.:((:/ ,へ､,,_)):.:ﾞi,三三ﾐヽ ）i
/ | l 彡ﾉi／ﾞ＼|i :.|:.:.）／／ﾞﾞﾞ`''ﾍ､(('i=y'ﾞiミﾐﾞヽ､
/＼ l .l彡ｒt, ,,==､ﾞi, l:.:.:(/ﾞﾞ,,m==､_ _ﾉh,/ .ﾉミミﾄ､_,r'''ﾞ,r=-､
／ エ ＼ i ）ﾞi､| .( (())i,:.i:.:.:/:::::(.(())ノ`:.:.:.:.:.:lノヽ,ミミﾐ==''ﾞ ん？ なんのことだ？
） フ > ノ((/.ﾞi, :.:.:.;;,,ﾝ i i（:::::.:.Zニ,__:.:.:.:.ノ.ﾞi:.:.:.:iミミミヽ＝=､ ＼
< ッ / ./人川ヽ､（ :.:.:/=ミｰ､::.:.:.:.:.:ノ,イ ,ノ:.:.:.:.ﾞi;;;＼ﾐﾅ-､_ .ﾞi, さっぱり 分からんな
＼ _,rｰ'''!ﾞ Vﾊメ.|:.:.:i:>､:.:`-=r''ﾞﾞ:.:.:.:.:.:.ハ ｙ''ﾞ::.:.:.:.:.:.:.`i;;;;;i､ヽ
`' （ ﾞ! r'''ﾞi:.:.＼（ノ<ﾆ=ﾆ>､__,r.:./:/:.:.:.:.:.:.:. ノ::i;;;;;;;ﾞl`''=､, ヽ
＿ニ ／;;ir=':.:.:.:.:.ﾞi,'ﾞヽ-=r''ﾞﾞﾞ:.:.:ノ／:.:.:.:.:.:. / :::ﾉ;;;;;;;/;;;;;;;;;;;ﾞ'
_,､-／;;;;;;;l:.:.:.l :::.:.:..ﾞi, :.:.:.:.:.)):.:.／ /:.:.:.:.:.: :.／;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;
_､r''ﾞﾞ;;;;;;;(;;;;;;;;;;;;i:.:.:.:い:.:.:. `=ｰ--ｰ'ﾞ:. ／:.:.:.: .:.／;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;
_,-,ﾆ二ニ=､
／／
/:/
ヾ`､
＞+:‐: ´:￣: ￣: :`:'￣:l.､＿＿＿,／
／: : : : ／: : : : : : : : :/ : : l: : : :く‐´´
/: : : ／: : : : : : : :/: :/: : : : l: : : : ､:＼
l: : : /: : : : : : : : :/: /l: : : : ∧ l: : : :ヽ: :ヽ
/: :/: :/: : : _,:_∠Ｌ､:::/: : : /::::l l: : : : :ヽ: : ヽ
l: /://: : : : :／::/':::::/: : : /::::-H､: : : : : lト､: ヽ
l://://: : : ｲミ土=､_/: : :/:::::::::l∧: : :l: : :l ｀ヾ､ …………
l/: :l l: : : ｲ:llo:::::::/:::/://:::テﾃヵl: : :ﾊ: : l
l: : :l: l: :/.:l.:l し: 」:::::l/:'::::::P::::/'/l: : :l:N: :l ＿__ ━┓
. l: : : W/: : N ､ `‐':::l::l: : lN V ／ ―＼ ┏┛
. l: : : : :ﾊ: : : ト､ ー= ノlﾊ: :ハl ／ノ (●)＼ ・
l: : : : : :､: : : 「ﾌ｀‐- ,､-┬:Ｔ´: :l l/ ｜ (●) ⌒）＼
. l: : : : :,レ､: : :ヾ､ /､｀Y/:l:l: : l ｜ （__ノ￣ |
/: : :rﾆミミヽ: : ヾ､-─┤ `┤: : l ＼ /
/: : /￣＼ヾヽ: : :ヾ､ l ll: : l ＼ _ノ
/: : / ヽヾヽ: : lヽ l /l: : l /´ ｀＼
/: : / l ＼ヾ､: l ヽ l //l: :/ | |
/: : :l l ハ ヾ､l､､l l////l | | - 382 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:11:09 ID:UeSXSA5.
- /:.:.:.:::.:／.:.:.:.:.:.:.:.:;.::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:､:.:.ヽ､
/:.:.ｊ:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.::/::.:/|ヽ:.:..:|::.:.:.:.:.|'ｉ:.:|::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､:ｉ
|:.:.:ｉ/. ../ . . . .:.:../::/ | ∨:|::.:.:.:.:| |:.:|ヽ､:.:.::::.:.ｉ . . .:ヽ､-､. . .｀ヽ ……でも おかまいなく
|:.:./. .,ｲ . .::.:.γ⌒::ﾄ | |:.|: : :.:| |::|⌒ヽ:.:. : :| . . . . .ヽ､＼ . . .
|:/: / . . : .::::.:./ |.:| | |:ｉ::.:.:.:j |:| ∨:.:.:.|::::..:.: : : ::ｉ ＼:: やる夫君の国入りは まだ先の話だからね
/::/:|:.:ｉ:::.:.:.:.:./_＿|ｊ＿.!_ |ｉ::.:.:/ _|ｊ_＿__ ∨:.:.}､::::.:.:.:.:.:.:|
l:/､:}:.:|:::.:.:.:.:ﾊ 「 ｆ:;::;;;::!゛` |:.::/ 'ｉ::;::::;;;:! 7 ﾊ:.:|::ﾄ､::::.:.:.:.:.|
ﾚ'|:::.:.::/:.:ﾊ ､込ﾒ:;j , |:/ 込:ｨ:;ｊ / ﾊ:;/.:|,ﾉ:|ﾍ:::.:.:.ｊ
|.:.|:.:.:/ｉ:.::::ﾊ ｀￣ ´ ￣´ ・ ﾊ:.:.::|:::::.| }:.::/ ＿＿＿
|:.:.|:/:::|:.:::::::j ゛ ,.-､_ {:::::.:.|:::.:.:| |:/ ／ ＼
|:.:..'::.::::|:.:.:.::ｉヽ、 ｀ーl＾: | ｀l ,.ィ:::::.:.:|::.:.:.:| ´ ／ノ ＼ u. ＼
|:.:.:.:::::::|:.:.:ｉ::|:::i:｀＞‐-ｉ´ｉ | | |､τ´::ｉ:|::::.:.:.:|:.:.::..:| ／ （●） （●） ＼
|:.:.:.::::::::| : | |-‐´ {._ﾉ| .! ! | ｉ｀ｊｰ--|ｉ:::.:.:.:.|､:.:.: :| | （__人__） u. | え？
|:.:.:.::::::/|:.:.|:| ヽ-{ ,,ﾉ_ /:.: : : :ｊ ﾄ､:: :| ＼ u.｀ ⌒´ ／
|:.:.:.:::::ｆ｀|:.:.||＼ ﾍ ヽ、 ／ ｀ハ:.:.:.::/ / |:.::| ノ ＼
|:.:.:.::::| |::.:ｉ|＼＼ ﾍ ／ .／／ ∧::/ / |:.:.| ／´ ヽ - 385 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:12:41 ID:UeSXSA5.
- ／: : : :／ : : : : : : i: : : : : :ヽ : : : : ｰ ､ : : ＼
/: : : ／ : : : : : : : ,ｲ : : : : : : :l: : : : : : : ＼- ､:＼
. /: : : / : /: : : : : : / |: : : : : :| : |､: : : : : : : : ＼ ＼
.' : : :/ : /: : : : : : / ｖ : : : : l : |斗-: : ヽ: : : : ﾍ
|: : :/ : /| : : :― ｘ ∨: : :∧ | ∨: : :ﾊ: : : : :ﾊ
|: :/ : /: | : : : : / ｀ |: : :/ j/- ∨: : :l: : : : : :|
r┴､/:ヽ| : : : / |: :/ 示旡ｱV : :|: :|ヽ: : |
| | : :│: : /|. | / ﾄ::爿/ ハ: :|: :| ',: :| だって やる夫君は
'vｰく ,ｘ┤: / :|三≧x ｊ/ 込;ﾘ { : | ∧ | ∨
／ ヽ. | /: :│ ,／ ' .:・} : |/ i/ 今も 丹波亀山１０万石の大名でもあるんだからさ
| ／⌒}:Ⅵ : :ﾍ:.:.:. ー'ｰr' ／: : |
{ ／´}_ﾑ: : :≧ｒ ､ .. _ ｰ ' .. ＜/: : : | これを ほったらかすわけには いかないでしょ
ヽ ／ }ﾍ: : ＼＼ 厂}ヽ._/ | : : : |
. ＼ __／ ＼: : ＼＼x-┴く ヽ| : : :.′
／ /ヽ ＼ : ヽ ＼ | |: : :/
/ {ヽ}} ヽ: : } ＼ l |: :∧
ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／
ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ
ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ
ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、
ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､
:::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、
ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ
:::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ
::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝- ん？ ああ……
:::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ））
:ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ なるほど ね
:::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ
::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿
:::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、
｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ - 387 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:13:54 ID:UeSXSA5.
- ／: : : :／ : : : : : : i: : : : : :ヽ : : : : ｰ ､ : : ＼
/: : : ／ : : : : : : : ,ｲ : : : : : : :l: : : : : : : ＼- ､:＼
. /: : : / : /: : : : : : / |: : : : : :| : |､: : : : : : : : ＼ ＼
.' : : :/ : /: : : : : : / ｖ : : : : l : |斗-: : ヽ: : : : ﾍ
|: : :/ : /| : : :― ｘ ∨: : :∧ | ∨: : :ﾊ: : : : :ﾊ
|: :/ : /: | : : : : /U｀ |: : :/ j/- ∨: : :l: : : : : :|
r┴､/:ヽ| : : : / |: :/ 示旡ｱV : :|: :|ヽ: : |
| | : :│: : /|. | / ﾄ::爿/ ハ: :|: :| ',: :| （迂闊だった……）
'vｰく ,ｘ┤: / :|三≧x ｊ/ 込;ﾘ { : | ∧ | ∨
／ ヽ. | /: :│ ,／ ' .:・} : |/ i/ （豊家よりも危なっかしいのが隣にいるのを）
| ／⌒}:Ⅵ : :ﾍ:.:.:. ー'ｰr' ／: : |
{ ／´}_ﾑ: : :≧ｒ ､ .. _ ｰ ' .. ＜/: : : | （わたしとしたことが すっかり忘れていたよ）
ヽ ／ }ﾍ: : ＼＼ 厂}ヽ._/ | : : : |
. ＼ __／ ＼: : ＼＼x-┴く ヽ| : : :.′
／ /ヽ ＼ : ヽ ＼ | |: : :/
/ {ヽ}} ヽ: : } ＼ l |: :∧
ミミﾐﾐﾐミミミi ヽ ヾミツ''' ﾍ彡ヽ ﾘ／
ﾐﾐﾐ／￣ヾツ ヽ ヽ ） |三ｷ´（(ﾐ､＿ノ
ﾐﾐ/:::::::::: ＼ i | |､ ヾヽ
ﾐ/::::::: ,ｧェ三ミミﾐｬ、 ヽ .i ｌ / ｒi》ミﾆﾐｬ､、
ﾞ:::::::: ' ヾミｯ､,, 丿i::i i ./,ｯ彡ﾉ‐-─､ヽヽ､
:::::::::::: ‐-､＿_、ヽヾミﾐ彡ﾉﾉ彡'_ノミミﾐヽ-彡ヾ、
ヽ:::::::::. ｀ ｀‐-',‐｀ゝ、ﾞ' /-‐'´)ミﾐﾐ=-｀´ヽ ヽ
:::::i-､::::: ￣ノ ..:ヽ !ヽ | ヾミﾐヽ
::: |:::::ヽ ::: ／´／ ..:::::::_i i ::／ミ=＝-
:::..ヽ::::__ﾉ ､ （ ｀ ）/ミヾ））
:ヽ､>´: ! i ⌒ ''´/ミ＜ﾊ （ふん まあ焦ることはないか……）
:::::::ヽ:::: ヽ ,／,二ﾆ'ﾌ/!i|川 ﾘ
::::::::::ヽ:::: ) , =ﾆ､_'ー-' .i'-‐┴‐-=､＿
:::::::::.. ヽ､_ヽ ｀ー‐,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ、
｀'ヽ‐::::: ﾞヽ、:: ／ヽ、, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
;;;;;;;;＼ ヽ、;::.... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ - 388 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:15:11 ID:UeSXSA5.
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ -=・=- -=・=- ＼ え ええと……
| （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ／
１１月２４日
こうして やる夫は新妻をつれて丹波亀山に再び戻ることとなった - 389 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:16:19 ID:UeSXSA5.
- 【丹波亀山】
...
§.
. . §
-‐'" ﾞ''‐-
｀`侖侖''"
-‐'"韭 ﾞ''‐-
ﾞ''､,,_,,,,-‐'゛｀`''､, ｀`侖侖侖''"
;'' ;~'',;'''',;'';'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;-‐'"韭韭 ﾞ''‐-
,;'',;''ﾟ ;~,;":;;;: : ;: ;: ;::::::｀｀ﾞ''ｰ-侖侖''"::;.-‐'゛~ﾞ｀ﾞ''-、.,,,:
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"ﾞ''､,;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:`;'' ;｀`'‐.､;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,.
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ :: :;":;; ~ﾞ"'ｰ-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; '' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' ｖ'ﾟ ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;'~,;ﾞ''､,,_ｭiｭ... .. .. . ...
::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' 'ﾟ ;~,;''ﾟ ;..;;.;;ii:i;;:;i'',;'',;''ﾟ ;~,;::;.:".:;.:'::;...;;.;;ii:i;;:;i|ﾞ:.:ﾞ,:;、,"ｺｴ...HE
ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;"i|:;.::;,,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;":;.::;,ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:
:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,::.ﾐ,,;'',;' ;~,;:.ﾐ,,ii;'',;' ;~,;''ﾟ :.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;,:.:.､;:...:,:.:.､
.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ
__
,ｨ:ヽ_,ノ:.:ヽ､___,ｨ':ヽ._
_＿ _,.ｨ'/: ::/:ヽ: : : :ﾊ::/:|::.: :ﾍ:｀ヽ.__
/:.:γ´::/: : : : : : : : : :: :|: : : : : :∧:::.:}::ﾊ
ｊ: : ;'{: ::/: : :/:: :/|:: : : :ｉ:.:|､:: : : : : :ﾊ:.:|:. :}
|: : ::|::/:;: :.:j:: :/ |:|:: : ||::|'|:.:|:: :ｉ:: : :ﾊ:|:: :|
|:|: ::!/:/: : :|-/-‐ ||:: : |ﾚ'-l‐|､:.:|::. :: :|!:. :|
jﾉ: :::7': : :/|:/__､ |!:: :/ ,_|;/_V:|:: :|: :|::. :|
ノ: : ::ｉ|: : ;/ｉ,ｨﾁ:弐､ｊ;／ ,ﾁ心､.ﾊ::.: :ﾄ､|:: :ｉ| ここが やる夫さんの領地ですか
´7: :; :||.;ｨ: ::|､ V::;| |:::;ﾘ,,'ﾊ::|:.:/::: : :.:ｉゝ
,ノ:_;人:ｉ{､|: :.:|:.゛￣ ｀ ￣゛ {::::ｊ;/::::::ｉ::.:.:| 都の近くだけあって
''"´ ｀゛|: :::ｉ|ヽ、 {_,ﾌ ,ｨ:::::lﾘヽ､:|＼:|
|: :::ﾘ ＞‐ｒ:-r‐'"´ |::: :| ` ` 趣のある国ですね
|: :/ ／ |､_＿_,〉＼|::.:/
ｊ;/／ | / |;/､
/'二二ニﾆ| /ﾆﾆニ二;〉
/,ｲ"＼￣￣,ｒ'ﾌ´￣￣,,ﾌﾊ
//::{‐-,､:`,ｒ‐ﾉ .'＾Ｙ,) _,ノｉ ∧
/'´::/ _,/゛､ゝ､_,シ´＜ |:. ﾍ、 ← やる夫の新妻 古満姫
￣/ 〈 ｀ヾﾐ三彡〉 ヽ;〉::|::. ハ - 390 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:17:18 ID:UeSXSA5.
- ／￣￣￣ ＼
／ . ＼
／ _ ノ ヽ、_ ＼
.| （ー） （ー） . | ………………
＼ （__人__） . ／
/ ｀⌒´ ヽ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ
__/::｀ヽ-::‐:-.､_
/｀::/´::ヽ:/: : : ／ヽ,ｨ'λ::｀ヽ、
ﾉ: : : : : : : :| : : : ::: : : :（_,j:::ヽ::ﾊ,ｨ':":ヽ、
/: : : : / : : : :| : : : ｉ::: : : : : : : ::ﾍ/: : : : : |
/: : : : :/: ::/: :;/|: : : :ｉ:;λ: |: : : : |::|:: : : : : :|
/: : : : :/: ::_|_,ノ |: : : |:ｉヽ|､|_: : : :|V::ｉ: : : :|::|
j: : : : : :| : :/|/ |: : :;ﾘ ﾚ' ∨:.: :|）::|: : : :|::|
|: : :|: : :|: :ﾊ ● ヽ､/ ● ∨::;| |::ﾊ:: : :{ﾘ
あの…… ヽ/|: : :|:/::ﾊ !ｉl!| /∨ｊ |:| |: : ::|
ヽ､|:::::::::ｊ､ __ ,/: : :;/ ﾘ :|/ﾍ:{
やる夫さん？ ｊ/|::::::::| ｀＞‐-´='-‐ ´/: : ::/
ヽ:ｉ:|ｨ' |-‐-/ ｊ;/}／ ヽ、
ヽ|＼. | / ／／ ｀,}
{ ＼＼ |/ ／／ / /
|ヽ {＼＼ ／／} / /
}｀､ ｀‐-, ､-‐' / ,/ｊ - 392 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:18:02 ID:UeSXSA5.
-
／￣￣￣ ＼
／ . ＼
／ _ ノ ヽ、_ ＼ （まるで 追い立てられるかのように
.| （ー） （ー） . |
＼ （__人__） . ／ 三原から亀山に戻されたお……）
/ ｀⌒´ ヽ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ - 393 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:19:05 ID:UeSXSA5.
- ＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ、＼ （ひょっとすると……）
／ （○） （Ｏ) ＼
| || （__人__） ..| （やる夫は 毛利や小早川でも……）
＼ ﾉi ! |. ／
/ し' ｀⌒´ .ﾉ （……いらない子なのかもしれないお）
| .／ .／
_,/:ヽ/^:ｰ/:＼-':ヽノ:ヽ、
／:/: : : : : : : : : : ＼: : : : :∧
/: :/: : : : : ::/V: : : : :ﾊ:: : : : :∧
,.-:‐､_r:': ;ｲ:: : : : :|: / ∨: : : : |:: : : : : :∧‐:-､
/: : : : :l{:/:/: : : : :/|: | |: : : :ｉ: |: : : :|: : :∧: : :|
|: : : : :::/;/: : : : ://|: | |: : : :|: |∨:: :|:: : : :l: : :|
|: : : :::/l::l : : : ::/'´ |: |'´ |: : :/|/ |:: :/ﾍ:: :/: : :|
|: |: : : :|: |: : ::/::|／|/ l:／ ＼|::/:::l::∨: : :|:|
|ﾉ|: : :/|ｊl:|: :/:: :| ● ● |/::: :|:ﾉ|: : : ﾄ|
|: :/ |:|/: :::l:| |:ｉ: : :|） |:: : :| ………………
|/ ∨: :::|:|､ r──-､ , '|::| : :| ヽ､::|
∨: :|ｊ ＞'‐┬ :ｒ‐＜´ |ﾉ: :/ `
＼| / ＼＿＿___／ﾊ |／
/＼ ＼ ／ ∧ - 394 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:20:11 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
| ° |
＼＿／
/
／￣￣￣￣ ＼
／ ＼
お帰りなさい やる夫君 / ⌒ ⌒ ヽ
/ ● ● |
三原はどうだった？ | ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ |
ヽ /
/⌒ヽ_＼ / /⌒i
＼ /:::::/;l三三三三三三三l / ./
. /:::::/ |＿ ＿＿＿ ﾍ､__/
｀ヽ< | | | | ヾ:::彡'
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ_＼
／（≡） （≡）＼
／ /// （__人__） ///＼ あ 万作…………！！
| |r┬-| |
＼ ｀ ー'´ ／ - 395 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:21:31 ID:UeSXSA5.
- ｎ
l^l.| | /）
| U ﾚ'/／)
＿＿＿ ﾉ ／
／ ⌒ ⌒＼ ｒニ |
／ （⌒） （⌒）＼ ヽ / 万作！
／ ///（__人__）///＼ / ` /
| `Y⌒y'´ | ／ やる夫は亀山に戻ることになったお！
＼. ﾞー ′ ,／ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨ ／ また万作とも遊べるんだお！
/ rｰ'ゝ ／
/,ﾉヾ ,> ｲ
| ヽ〆 |
,ｨ'ヽ-∧／::ヽ,ﾍ,ｨ'´::＼
,r-‐-.、 _,.-:‐;／: : : y: : : :: : ::ﾍ: :ヽ:: : : :＼,r-::‐‐.､
／::,ｨ'::ヽ､,ｨ': :::／: : : : : ::: : ::: : : : : }: : ﾍ: : : : :｀ヽ-‐ﾍ::{
／::/: :.:／:|:Ｙ::／: : : ::: : :/: : :::: : : : : :|: : : :: : : . . . .｀ヽ:::}:ｊ、
〈:::::::|:;／::::::ｊ:／: : : :::/ : :/: : :::/: |: : : : |: : : :|:: . . . . . . . . ﾍ:::＼
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. /｣:|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:,.ｲ:.:./|:.:.:.:,!:.:./:.:.l:.:.:|:.:.|:.:.:!:.:.l:.:.! １
ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rｰｧｘ...」:_:.ノ!:.:.ハ:.Ａ ｫ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| !
|:.|:.:.:|:.l:|V|;ｫf＝=レ ´ﾙ' /ｨ-ﾍ|:./:.:.,!:./|:./
1l､:.l:.ﾊl:.:.|｀ {ﾟ: ::| {ﾟ: ::ﾙ',!:.:.ｨ:/ ,ﾘ
ﾞ ',:.ﾄl､!:.:.| ﾞ-┘ 、 ｀ｰ' /:イ,ｼ /
. ヽヽヽ:.l､ _ _ /:.:.! …………
｀ lハ:lヽ､ ,.-1:./
ヽN |｀ ‐ ､__,. ィw '/
,r'^,! ｢ヽ､'´
_,.-' | ヽl ヽ､.._
_,. r ´ | _...._ | l. ｀ヽ.._
r{. l. | |-‐ ´ _...._｀ -| | l. ﾄ、
/ ヽヽヽ |-‐ ´ ,.- ､｀ｰ| | | l ヽ - 397 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:22:30 ID:UeSXSA5.
- ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:､:.:.:.:.:.:.:ヽ､
/:.:.:.:./.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ:.､:.:.:.ヽ:.＼
/,:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:./:.:.!:.:.:.!:.:.:.l:.:.l:.ヽヽ:.:.:.:.:ヽ:.ヽ
. //:.:.:.,':./:.:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:|:.:.:.|:.:.|:.:.l:.:.!:.:.､:ヽ:.ﾄ. ',
. /｣:|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:,.ｲ:.:./|:.:.:.:,!:.:./:.:.l:.:.:|:.:.|:.:.:!:.:.l:.:.! １
ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rｰｧｘ...」:_:.ノ!:.:.ハ:.Ａ ｫ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| !
|:.|:.:.:|:.l:|V|;ｫf＝=レ ´ﾙ' /ｨ-ﾍ|:./:.:.,!:./|:./
1l､:.l:.ﾊl:.:.|｀ {ﾟ: ::| {ﾟ: ::ﾙ',!:.:.ｨ:/ ,ﾘ
ﾞ ',:.ﾄl､!:.:.| ﾞ-┘ 、 ｀ｰ' /:イ,ｼ / 古満姫……
. ヽヽヽ:.l､ _ _ /:.:.!
｀ lハ:lヽ､ ,.-1:./ やる夫様を許してやって欲しい……
ヽN |｀ ‐ ､__,. ィw '/
,r'^,! ｢ヽ､'´
_,.-' | ヽl ヽ､.._
_,. r ´ | _...._ | l. ｀ヽ.._
r{. l. | |-‐ ´ _...._｀ -| | l. ﾄ、
/ ヽヽヽ |-‐ ´ ,.- ､｀ｰ| | | l ヽ
／::ヽ/´:ヽ:/´::｀ヽ;‐-::─::､__
/,: : :.:/: : : :/ : : : :;ｲ´:ヽ;ｨ:ﾍ;: ::｀ヽ､
,ィ´ : : : : : : ::/: : : ::::;. : : : : : : ::ﾊ:: : : :｀ヽ、
／,ィ´: ::: : : : : ;ｊ: : : :::::::|: : : : :ｉ:::: : :ﾍ:.: : : : : :ヽ、
／／7: : :::: : .:.;ｲ´:ﾒ: : : ::::/V:: :‐-ﾄ､::ｉ: :λ:: : : : : :ﾊ
/,/ /: ::::::; : :.:/:.:/ |: : :::::/ ∨:: : :|､:::|: ::∧: : : : : : :|
/´ |: ::::::/: : /|:/ __|: : :.::| ｀ヽ:::|_ヽ|:.: :::ﾍ::｀:ヽ;::__;;ｈ,ｒ‐ﾍ_
|:::/ﾘ|: :ﾊ,ｨﾁﾃｫ{: .:.:::| ,ｨﾃｫ､ ∨: :;:∧::;/´:::::λ::;｝;:::}.､
|/γ|/:.:ﾊ f:乂;V: :::| ｆ:孑心､ ∨::.;／:::::::::::::/´::｀:`ｉ:::|
/: : : :.::} 込:ﾘ ｀ヽ:| |::{::}:ﾘ ,〉/:.:ム_::::::::::::/: : : : :.:ｊ:.:::〉
. /: : : :.:::ｊ 〃//／, /／/〃 ｀‐-" ,ﾉ::;/:|::ｊ:::ヽ_:;/: : : : : ::ﾊ;;/
/::ノ7: :::::{ _,∠::;;ｲ´~ｊﾘ:.::.::;ィ: : : : .: : : :}
'" ｊ: : :::::`ヽ､ t｀) _＿_,ノ: : : : :;ｊ_,ノ::;／´ |: : : : : : : :| え？
|: : ::::/ |::ｉ::｀ｉ ‐-,ｲ´: : : : : ;⊿::.::/::;ィ´ |: : : : : :ｊ::.|
|: ::;/ V!::ﾉ _ノ´::ノ´~~゛`ヽマ´￣｀}､ |: : : : :.:|::.|
. |:ノ '" ￣/'´/ / ｀ヽ ｀ヽ ｀ヽ. |: : : :::/|::.|
/ / / ヽ､ﾒ ｉ } |: : ::;/ |::|
{ | .| 〈 { | /:.:／ |/
ｊ | | ﾘ ｊ/:／ - 398 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:23:30 ID:UeSXSA5.
- /, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ ＼
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ﾑ/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: ﾚ',ｿ,＿/｀!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i｀ !/ / !
i:l', :::::. :. ::. ::〈 ､'_ﾞil::::. |.| j_ｿ ﾞ､_ やる夫様も まだ若い
ヽヽ､:::::::::. :::.::::＼ニ',::. ii::! ﾉ
ヾ､i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ｨ´ まだまだ男友達と語らうのが楽しい年頃
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. /
ﾉ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ ' 時間を重ねれば いずれは……
イ'"｀'‐- ､ / ヽl/ '
/ ＼__{ヽ､
／_,, -‐‐‐-- ,,_ ＼_,ヽ‐､
rヘ／ヽ.＿
ｃ- 「￣￣＼ /￣ヽ|.:.:.:.:.:.:.:ﾊ.:.:.＼＿_ /￣￣.ﾌ ｰっ
⊂=- '､ 〉─/.:.:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.|:.:.',.:.:.:.:＼.:＼/ ／ -=ﾆつ
/￣＼_｡☆ﾟ:.:./ .:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:'.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.ﾟ☆｡く￣￣＼
/.:.:.:.:.:／ ′/.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.ヽ ＼.:.:.:.:. '.,
. /.:.:.:.:.:.:| /.: ,′.:.:.:.:.:.:. ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ.:. |:.:.:ｌ :.:.:.:.:.ﾊ.:.:.ﾊ＿」.:.:.:.:.:.ﾊ
/.:.:.:.:.:. └イ:.:.:.:.:.:_;厶斗┼.:.:.:.:.:.:┼-∟」_.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:ヽ、.:.:.:.:.:.:. l
.′.:.:.:.:.:.:. /.:.:.:. /´/.:.:// V .:.:.:.:.:.:|.:.:.| ヽ:｀ヽ.:.:.:.i:.:.:.:.:.ﾊ.:.:.:.:.:.:.:.|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ.:.:.:.:/.:./:.:.// ∨.:.:.:.:.:ｌ|.:/ |.:.:.:.ヽ:. |:.:.:.:|:.:.|.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:. /:.:/.:.:.x=云ミ､ ､.:.:.:.:.ﾙr云=ミ.:.:.: l.:.:.|:.:.:.:|.:.:|.:.:.:.:.:.: |
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:ｌ.:.:.|:.∨ /しｲj| ∨:./ |しｲjﾄ ∨.:.|.:.:.|:.:.: |.:.:|.:.:.:.:.:.: |
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:|.:.:.l/{{ ﾄ､__ﾊ| V ﾄ､__ﾊ| }}Vﾍ.:ﾘ.:.:.:|:.:.|.:.:.:.:.:.: |
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:从:.:.:ﾊ ー‐ ' ー‐ ' ﾊ.:.:.:从.:.:人/.:.:.:.:.川| だ だいじょうぶです
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| :.| | :.:. '. """" """" 从.:.:ﾉ ∨|.:.|:.:.:.:.:ｲﾉﾘ
| .:.:.:.:.: ﾉﾘﾚｲ 从ﾚ个 、 ﾏﾌ . イﾚﾍV| |.:.|:.:.:.:./.:./ 分かっています
|.:.:.:.:.:.:.:.ｌ|.:.:.| |.:.:.:.:|! ｀＿r─‐r__´ j|.:.:.:.:./ jノ.:.:.,ｲ:.:/
∨.:.:.:.:.:.||.:.:.| ﾚVリ _／.:.:〈 〉.:.:＼_ﾉ／V /.:.／:.:.:/
Vﾍ.:.:.从.: { ,.'ﾞ~｀'., .:.:.:.:.:＼／.:.:.:.:.:.,.'´ﾞ~'.,、 /／}.:./V
∨ V ;' ﾞ', .:.:.:.: 人 .:.:.:.: ,'" ';, '´ ﾙ'
'., ﾞ';:.:.:.(☆):.:. ,.'ﾞ .,'
|ﾞゞ., ﾞ';,{.:. :.:},;'" ,.ィ'"|
|:.:.:.:ﾞヾ., ﾞ;.:.:.;'ﾞ .,ｯ'´:.:.:. | - 400 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:24:31 ID:UeSXSA5.
- , :＜´￣￣￣ : ＞^＼ _
／: : : : : : : : : : ／: : : : : ｀ー' : i-､
f´￣￣￣:}'⌒ : : : : : ／: : : : : : : : : : : :│:ﾍ__
|: : : : : : : :| : : : : : : / : : : : : : : : : : /: : : l: : :', ヽ
|: : : : : : : :| : : : : : /: : : : : : : : : / / : : : :} : : :l: :ﾍ
| i: : : : : : :|ｰ―: :/: : : :/ : : : : / /{: : : : .′ : | : : :.
| |: : : : : : :lミヽ､/: : : :/ : : : :./ / }: : : /: : : :.| : : ﾊ
| |: : : : |: : | : ∨: : : :/ : : :／j:/ i : : ∧ : : : | : : : i
| |: : : : |: : | : .′: : /: : ／,x≦{ | : / │ : : :| : : j |
j: }: : : : l: : |r┤: : :/ : : ,イ{_ﾉ::} | /心ｲ : : :.l : :∧| わたしの方が お姉さんなんですし
. /:八: : : :h: :| ｒ{: : :/: :/〈{ { : Ⅳ j/ん/:} : : : l／ }}
/: ′ﾍ : : |ﾍ |ヽ|: :/:Ⅳ } ゞ-' ﾑ/: :|: : ／ ｊ′ それに やる夫さんのことは嫌いじゃありません
＼:{ ヾ､Ⅳ{: : : :| _＿ }: : j／ |
>ｰ―f^:ﾍ : : :| ､ ＿ , イ | : :/}: }
／⌒＼ ｀ ヽ、:{ l＞､ }: /j／ ,ｊ/
{ ＼ ＞く^ヽ }／＾∨
| ヽ /｀ヽ､＼Υ／⌒ヽ
', /}ヽ､ ＼ヽ ,／⌒}
/ ＼ ＼ ヽ} ／ヽ
{ ｀ヽ ヽ､/ー '
この時やる夫は かぞえで１４歳 古満姫は やる夫よりひとつ年上であった - 403 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:25:45 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
|. ° |
＼＿,／
＼
／￣￣￣￣＼
／ ＼
/ ヽ ,ﾍ
|. | ＿＿＿_ / / お～い 古満姫 こっちに来るお
| ⌒ ⌒ | ／＼ ／＼ ／ /
ヽ ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃/ ／（ ⌒） （⌒）＼／ / やる夫の親友を紹介するお
ヽ .／ ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ /
l三三三三三三三| | |r┬-| | 天下の美少年 不破万作だお
| ＿ .| ＼ ｀ ー'´ ／
／^＼＿
,ｨー‐ '⌒´ : : : : ヽ: ｀ヽ、
, :≦７: : : : : : : : : : : : : : :ﾍ : : : ＼
／: : : /: : : : : : : : : : :∧: : : : :', : : : : :＼
rー＜⌒＼_:_ /: : : : : : :/ : : : :} ',: : : : :}: : :ヽ: : : ＼
|: : : : l::..::..:ヽ/: :/ : : : :/ ／⌒′│j: : : ト: : : ﾍ ＼: :ヽ、
|: : : : |:::::::::::' : / : : : :│: : : / |:ﾊ : : |ﾊ: :l : |: : :ﾍ
|: : : : |::::::::::i :│ : : : : { : : : ,イ气 ﾘ ﾍ : 心}: }: :|: : : :}
. /|: : : : }::::::::::| : | : : : : /l: : :/{::ﾍ_∧ ｊ/{rｲ: | : ｈ: : :′
' :|: : : : l::::::::::{: ∧: : : /:ﾍ: 〈{ Ⅵ: : :} Ⅵ: |: / }: /
{.:::|: : : : |::::::::::Ⅳ::{ : :/ : : :Ｖ ゞzソ ＼Ⅳ ,j/
└┤: : : ﾍ:___／⌒l: /: : : : :| " rｰ┐ }:ﾍ あ
| i: : : : : ﾍ ｰ {^Ⅳ{: : : i: | { .__{ 厶/
| }: : : : : : { : : ヽ､_|: : : l: l ／ } は はい！
|八: : : :∧ヽ｀゛＜ﾑ : : h:{ _＿＿_ , く: : :│
|{ }: : / ヽ{ }: : :|ﾍヽ、 /} : 八 } : : |
. j／ ∧ : ﾄ､＼ ヽ＼} |: /ﾘ
／ ﾍ: :l ＼ } ヽ. j/
/ ヽ{ ,ｨｰ―ﾍ ＼
/ー ､ f } ／⌒} //}/⌒ヽ
/⌒ヽ､ヽ /^＼ こﾍ 〃 に⌒ /ヽ、
{⌒＼ ヽ＼{＼ ＼}⌒ / { ,／ /∧ - 405 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 22:26:34 ID:hsg88a0g
- 端から見れば初々しい夫婦であっただろうに、、、
- 406 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:27:13 ID:UeSXSA5.
- r-‐┐ ＿
＿＿,.ｨｰマヘ／ヽ-ヘ.ヘ ／Ｏ ＼
<´ ／: : : : : : : : : :.ﾄ､: :ヽ:.ヽ |. ° |
. ＼ /: : : : : : :∧: : :.:.l: ヽ: :.＼::＼ ＼＿,／
＿/: : : : :/: :.l l: : : :.| l: : : :.ヽ:.:ヽ、 |
／´:./: : : : :/: ,斗 |: : : :} 下`ヽ ﾄ､:ヽ:.:i ／￣￣￣￣ ＼
ｌ: : : /:./: : :./:.ｲ: :l ヽ: :/ ヽ:.:ﾄ､l: :.ﾄ.| ＿＿＿_ ／ ＼
{: : /;.ｲ: : :./l/ |:./ }/ _,_ V: :.l:.:.l ／⌒ ⌒＼ . / ヽ
l: :.l/: |: : :/∧ l/ ,.≠= '⌒ヾ {: :.!:.:.| (ヽ ／（ ●） （●）＼ /) / |
ヽ:.:l: :|: :./: : :V / }: : ヽ| (((i ):::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ ( i))) | ⌒ ⌒ |
}:.ｌ:.:{: :∧:.!:.∧ ､､ ___ ｲ: :.l:.| ／∠ | |r┬-| |＿ゝ＼ ヽ ⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ /
|:.l:. |:./r弋:.{ : >､ (_,ﾉ ,. イ|/|: : |:.l (＿＿＿ `ー'´ ＿＿＿＿ ） ＼ /
l/|:.:l∧|. Ⅵ: :.V 了¨ 下、 /}: :/l/ | / l三三三三三三三l.
. い ヽ >､:.＼＼ } ＼ l/ | / ./ ヽ.
ともあれ こうして毛利家一門 小早川家におけるやる夫の新生活は始まったのである…… - 407 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:28:11 ID:UeSXSA5.
- ,, r一-- ､ ,,
／´ ｀`ヽ､
/' ＼
,;' ヽ
. ﾉ , i / ,, / |ヽ ﾞヽ
ｲ i | i ,'`メ ／/ /i .ﾄ ヽ ヽ
ﾚ| { i |/／'´ `ﾒ ／ / /| } ﾄ 1
',ｲ i r+ﾃ=ﾐメイ /／'"|´/ / ﾊ|
`､ヽ r'ﾒ, {｡;;;;'ｿ ` ' ,rz;,y'ノi〃ｲ .'
｀ﾊヾ ﾍ i'ｰ''- /｡ｼﾟｸ /'"
ﾚ',`''; i , `'' / /
' i∧ﾄ i, - ,ｲ{ ./ ……さてと
. ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ ﾘ |/
,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ､. |i
,;<､.:.:.:.:.:.:.`ｖ'" ^,ヽﾐ､,
. /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i､
.. // ` `＼＼.:.:.:.ﾍ i|:||i丶
,' f ヽ ＼＼:.:.:i i|.||i ',
ｲ i /' ＼ヽ.:i_,,_|:ii .{ - 408 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:29:01 ID:UeSXSA5.
- . {}
【伏見城】 ,r'A':､
,r:'"／＼｀':.､
. ､_____,､.‐',,､_'___n,n__`_､,,`-､,_____､
. ﾞl､,!_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l,!､lﾞ
|:::::::::::::::::::::::::::::n::::::::::::::::::::::::::::::|,
';王王王王王八王王王王王ﾖ
］*;;r--.､;*r;"へ｀':.*;;､--.､*;［
_､,,,,,f'''*;;;＾r:'",r'"' へ:'｀' ､`':､＾;;;*､L,,,,,.､
ﾞ､=┴'ｧﾞ'"r'"´.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:..｀'-､`'=t┴=',ﾞ
ﾞr:''",r'"..:.:.:.:.:.:lｺ:lｺ:lｺ:lｺ.:.:.:.:.:..｀';;,､` ‐!、
ゞｪｪtｴﾞ┼┬i┬┬┬┬rﾊ┬┬┬┬i┬┼┬t'ｪｪﾌﾞ
ﾞ,~~i~~~~~~~~~~~~~~~~~{n}~~~~~~~~~~~~~~~~~i~~ﾞ;┐
「;､.| .冂 冂 冂l:''"..へ｀' .l,冂 冂 冂 .|.. .|Ti
ゝ,､,,,,､､!‐''"┬┬┬┬;､‐'":'"::: ヘ:::`:.､`‐､┬┬┬┬┬`ｰf-､､ｨ,
ｿ;ﾞ､ﾆ┴┴┴┴┴ァ'"ｒ:'´｡ ......::.. .:....... ｡'‐､`'t┴┴┴┴┴＝ﾞ7
ヽゞz､:|;ﾍ「］「］,ｒ'"ｒ'´､z､r､､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ｀': ､`'-.「］「］ .|＿,'､
Y;;ゝヾi彡〉''"ｒ''";ヾ;ゞ::::ゞヾヽ］「ﾊﾞﾍ,'z］「:］:.:.:.:.:.:...｀''‐｀､':-.､,|l l l.ﾞi
ｿ ヽ;; i;;ゝｿ ヽ;;ゝ彡ｿ ヽ;;ゝゞヽi;ゞ::::ゞヾ;ﾍ――――,rz､;ﾍz､｀''ｰ-､;;ｿゞﾍ
ヽ;;;;ゝヾiヽ;;;;ゝヾゝヾ;ゞ::::ゞヾ;iゝヾ;ゞ::::ゞヾﾍｿ;ミ＾ゝヾ;ゞ:::ゞヾミﾍtz彡ヾ;ゞ;ゞ
ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾ
ゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ｿヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾｿ;;;;ゝヾ
ヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ｿゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾｿ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞ - 409 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:30:01 ID:UeSXSA5.
- １２月３日
山口宗永は伏見城に登城
秀吉に やる夫・毛利家・小早川家の様子の報告を求められる
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| どうよ 連中の様子は
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （(
＼_! ' ! ( ( ヽ) ﾎﾜ～ｯ
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ ＿
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣￣￣|ゝ'ﾞ＿__`i
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | |Y＿＿ !
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ', /ｺ ﾄ、
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-'' ヽ、＿＿／ └エ'' l ヾ
_／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
ｰ=ﾆ ｧ: : : : : :／: : : :/: /: : : : :､: : : :｀ヽ: : : : ヽ
/ ,: : : :〃: :/: : /: │: : : : :lヽ: : : : ﾊ: : : : :.ヽ
. / / : : //: :/: : /: : │: : : : ::|: :!: : : : i|: : l: : : :ヽ
/ ｲ : : : l |: :│: :j : : ∧: : : : :l: :|＼: : ｉ|: :│: : : :.＼
l/ |: : : :| ｌ: :∧: :ﾊ: : l '.: : : :ﾊ j ヽ ｉ|: :│: : : :}
││: : ｌ|│ﾅ下/-ヽ | ヾ: :/_ﾑ'― 弋|: :│: : ! j
j. │: : |i V ,ｨテ圷､ヽ ∨ ｨチ示k l: : ﾄ: : Ⅳ
ヽ: : | ﾊ` Vf:::::i} Vf:::::i} Y|: : ﾑ N
ヽ |ﾍ i l ゝー' `ー'' ﾊ!: :,) }i|
｀l: :ヽﾑ ' /:/: :ﾙｲ
', : : |ﾍ､ ‐ ｨ' /: :/ …………
ヽ: :ｌヽ ＞,､ イ/７: :/
＼! Ｖ厶|＞ｰ ＜ﾚ_'/ /／
, '´/ノ L､ ／
,.-' | ___.＿ | `ｰ､
_..-‐'´ |´ ＿｀ ｰ<| ｀ｰ､_ - 410 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:31:00 ID:UeSXSA5.
- ___........,,,,,,,_
>-''''': : : : : : : : :'''-､
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/::/: :::::: :.. :::: : :::::.: : : : :::ヽ:..: :::.: : : ::::..: : : : :'l 小早川家は やる夫様の養子入りを歓迎
/::/::::|:::: :::: : :. ... :::::..: : : : ::ヽ::..:::.: : : ::::::.: : : : l
l:::/|: ::l:::::: :/|: : ::::|: : ....l.. l ::::::: : : ::: l やる夫様も小早川家に積極的に馴染もうとしている
|:/ |: ::ヽ:::l:|┤: ::::|ヽ: :::l､:::::::.. : :.|::::::::: : : ::::::::: : : :|､|
|l |:::1ヽ:|ﾑヾ、:::.l ヽ、ﾒヽ、::::..::|:::::::: : : ::::::::: :::: :l ヽ この縁組は やる夫様と小早川家及び毛利一門に
.' ヽ:ﾄ､:::lﾚﾅﾄﾞ.､:::l ヾ､￣'-,,,l::::::::: : : ::::::::::::::::/
|l ヽ:::|ﾚ|ｶ ヽ . ﾄ''''''ﾄ,,,,, |::/:::: : :/､::::::/:/ 大いに福と為すものと思われる
l:::| " / .ﾄﾅｶﾞﾚ l:::|::::: : /| |::/|/
l:ヽ、ヽ ''''''''' /:/::: : /.／/ .'
.l::::|ﾄ､ - .//l::: /"::/
.l::|' ＼" __,,,/:ｸ::: :/|/l/
ヾ ''''''''l"-,,/':/:／,-l'''':ヽ - 412 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:32:01 ID:UeSXSA5.
- /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V ……その割には
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| えらい早く亀山に戻ってきたようだが
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （(
＼_! ' ! ( ( ヽ) やはり都に未練があるのかな？
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ ＿
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣￣￣|ゝ'ﾞ＿__`i
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | |Y＿＿ !
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ', /ｺ ﾄ、
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-'' ヽ、＿＿／ └エ'' l ヾ
／ ヽ
／ , , ' ヽ
/ / / / / , / ヽ !
〃/ / ! l / ! ! ヽ | !
│ ! ! │ { ! | ヽ ! ! ! |
! /{ {. ﾄ｀ ト､ |ヽ !＼ ,ム‐ﾊ| } l
ﾚ ! iヽ !,,====ﾐ､＼l ,,====ﾐ ! l l ! なにしろ新婚ですので
ヽ |.-ヽ!'<fえヶ.ll, - ､ll ｲkか>l ,!､ ﾊl
/, ﾆヽﾄ ゞ-' ノ ヽ ゞ-' ,' / ﾉﾘ 若い夫婦を二人っきりにしてやりたいという隆景様の好意
,'/ﾆヾ 人 ｀_ / /ﾘ´
{ /ﾆヽ ヽへ ィ ﾊl 他意はありません
ヽ、ヽ } | ＞ _ , ィ´/ノ-､
_,' ﾚ′_,-‐l ／ ヽ
__/ | /､‐'/ ／ , ' ＼
/ ─ ' } /へ、 ／ ＼
{ / / ヽ､ , ' ィ ﾆ二二＼
, ｲ ,' 〉/ ／ ／／ , -―─-}
／ / / ／ ／／ ／ ! - 413 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:33:01 ID:UeSXSA5.
- ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|: : r ､ : : :.|.: : : ﾄ､:| そうか……
|: : |: : : : /!/ | :/ |:.:(ヽ､｀＼:|.: : : | V
＜ : ｣_: : / _ _|/ ﾚ. ＼ ＼ ＼ : | ところで やる夫は関白殿下とは
＜:: |. 小{ ｀ﾞ'''''' ‐-＼ ＼ ＼_
厶ﾍ ﾊ ､ r--‐-､ >､ ｀ヽ うまくやっているか？
＼_! ' ` ‐-､ ｀` i
_, r´:/ : :| ヽ 'ー―-- ／＼ `､
:.:.:.:./:.:.:.:.::| | ＼ ／ヽ :｀ヽ ヽ
:.:./:.:.:.:.:.:.:| ＼ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : ﾍ i
:/:.:.:.:.:.:.:.:.| >-､ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : :!､ ＿__!=､
ヽ:.:.:.:.:.:.／i! /ﾍ i. / 入 |＼.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,,..---┴‐,
:.:.＼／:.:.:.:!'! /ヽ､ヽrk'´:_,r､ ｲ:.:.:＼／ _>-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
.:.:／:.:.:.:.:.:.:.l ﾞ'ヽ ! ! /ﾍ/|:.:.:.:.:.:＼/::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
.:ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ヽ ﾍ＿_/ |:.:.:.:.:.:.:./!:::::::::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:l
.:.:.ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.| / ヽ i:.:.:.:.:.:.:/ ﾍ::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ
. / ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
. | ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
. l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 'ヽ ＿〃ｲ孑代勹 ｲ } /
. Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' /
`ﾍ lヽ _ 厶 ./
', {.代ﾄ､ , イ | / ………………
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
. _ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
. r＜＼＼ ヽ '´￣ ___ ｀ヽl| / /ヽ
y⌒ヽ ＼＼ V ￣ ＿ ｀ヽl| / / ∧ - 414 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:34:01 ID:UeSXSA5.
- :,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: |
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: ! もちろんです
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/ ただし それは豊臣政権の職制上
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ /
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / / 関白殿下が上位にいるからに他ありません
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞ 秀次の小姓……
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´ 不破万作だっけ
l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/ あれとは かなり親密な仲らしいな
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ‐- , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::／ / ﾉ::::〈 ヽ /:::::::::::::::::::: - 416 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:35:01 ID:UeSXSA5.
- _ - ───----- ,フ
／ r: : : : : : : : : : : : : . ＼
,.-′´｀: : : : : : : : ､: :ヽ . :ヽ
/: :/: : : : : :./: . .ヽ. :ヽ: : ヽ:ヽ
/: : .l. . . . ..!./: :.l!: :l､: : l､: :ﾄ:ヽ: ﾄ. |
j:l: : :|: l: : |:l/: :/ !: ハ: .ハ孑､ﾄ. :!ヽ
/:_!: : :t: l: : !l: :./-∀‐ ﾚ ,ィﾎT､!|
.'´ .! l: : ﾍ!: :l:ﾄ/,夂〒｀ヽr-{ ﾋﾂｌﾉ:ﾄ
. 〉!ﾊ: {ヽ: T-弌ﾆﾂ ﾉ ､ ーj´:/
'´ ヽ!=ﾍ ﾍ ｀ ´´ - .ｲ / あくまでもプライベートでの範疇……
ヽ:｀T - .. _ ／ ﾚ
ｊ ＼‐ - ､_!､__
/ ヽ.jヽ
l _r ﾆ=､､ ﾍ.',
| , 〃／￣｀ヾﾐ.ﾄr
. ﾄ, // /:::::::::::::::::ヽ::::Y
∨/./::::::::::::::::::::::::l:::::l
ﾄ､/!::::::::::::::::::::::::::l:::::ﾄ
!::::::l::::::::::::::::::::::::::l:::::|
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/ ﾚ ヽ }|:./ヽ: : | ……最後に
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ,;' （( もうひとつ……
＼_! ' ! ( ( ヽ)
ヽ 'ー―-- ／ ヽノζ ＿
___,ｒ| ＼ ／ |￣￣￣￣￣|ゝ'ﾞ＿__`i
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´ | |Y＿＿ !
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ', /ｺ ﾄ、
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! ,ｒ-'' ヽ、＿＿／ └エ'' l ヾ - 418 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:36:01 ID:UeSXSA5.
- /: : /u : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: u: ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/u |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : _: : : / 〈 ノ |/::::::::ﾚ ヽ }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. -:::::::::::::::､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ u :::::::::::::::::: ､::::::::::::: {ﾊ,;'
＼_! ' u ! やる夫は……
ヽ 'ー―-- ／
___,ｒ| ＼ u ／ 俺のこと 恨んでないか……
／:/::::| ＼ ヽ _ , ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / ! - 419 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:37:00 ID:UeSXSA5.
- . ／: : : : : : : : : : ー- ､｀丶、
, ': : : : : : : :- ､ . . ｀丶、｀丶、｀丶ヽ
/: : : : : : . : ヽ: : :｀ヽ、: : ヽ.: : ＼. ＼
, ' : : : : ヽ、:､: : : : :ヽ｀丶､＼: : :ヽ.＼｀、
/::: : : : { ',: : {ヽ､ヽ､::::::. :＼-ヽ=､: : :.';. }.＼
;.:.:.: : : ヽ: : ヽﾍ -＼｀ ｰ- ､} _}_ {ヽ: :}/､
{:.:.:. : : : l＼／＼ ｲﾃ"ﾜ; :}/:.: : ヽ、
. !: : . : : : :.V ヽx=＝ミ ﾏ_:j V:::...: : ＼ヽ ありえません
' : :: : : : :ヽ 《 ﾏんﾊ, 丶 ;＼::::::: : ヽ
. ヽ:＼:.:.:.:.:.:.. : ＼ ゝ '’ ,､ 八 ヽ｀丶､| やる夫様は太閤殿下に忠誠を誓っています
}.:.:.:.ヽ､:.:.:.:.: : :｀丶､＿ ' ′ ヽ ヽ
. !ﾄ､ :.:::::{丶､:.:_:_: : : :＼ ,.'
. '| ヽ{＼｀ー‐‐ <｀丶: :ヽ -‐ ヽ./￣￣:~｀ ／￣二ﾆ=､
. ヽ|｀丶､|＼ ｀ヽ /:. :. :. :. :. //:. :/;';';';';';';';｀丶､
_ヽ ,':. :. :. :::. :.,':,' :. /;';';';';';';';';';';';';';';'丶、
/.::/｝ ／_; :. :. :. :. :.:j:j: :. ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ヽ
l :.;/￣￣ ＿___. :. :.:::i::i :. i;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';＼
j:. | ／￣ Y￣￣｀￢-ｘ_. :l;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ヽ
／:. f ￣￣:}:. :. :. :. :. j::j :｀ヽ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
x―（~又___.／!. :. :. :. :. j::j :. j;';';';';'ヽ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
. _〃 }. :.i : : : :|:. :. :. :. :./:/:. /;';';';';';';';'＼';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
〈 乂_＼ﾉ＿_i _: : :!:. :. :. :./:/:. /;';';';';';';';';';';'; ＼';';';';';';';';';';';';';';';';';
{＼八 ＼:.:.:ヽ￣iヽ:. :.:/:/:. / V;';';';';';';';';';';';';'ヽ;';';';';';';';';';';';';';';' - 421 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:38:32 ID:UeSXSA5.
- / ゝ /::／i //:::/ /:／
ﾍ ／´ ',/／／´
'､
__ _ゝ
、 ヽ、_ゝ ／ ´ そう……か……
;;', ／｀ ､ , ′
;;;;', ／ ｀` ､ , "
;;;;;ヾi `´
;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
この翌日
宗永との会談とは無関係に 伏見城は重要な動きを見せた - 422 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 22:39:13 ID:Pg3rMRb6
- 長門、良い奴だな。
ひょっとしたら関白の家臣になれるかもしれないっていう出世の道を粉砕されて、
それでもきっちりやる夫のために動いてるんだから。 - 423 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:40:24 ID:UeSXSA5.
- １２月４日
秀吉の息子 拾が伏見城に移住
誰がどう考えても 秀吉が次期後継者と望む拾の入城により
名目上は秀吉の隠居城であった伏見城は政治的に重要な位置づけを得た
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
,r''"""ヽ ＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
i :::::! Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
ヽ,__;;;;;r' `､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′
_亅__ !;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/
,r'￣ ｀ヽ, _r＜ ヽ - ／ '′
,r'-一､ ｀ ―‐､ヽ, /:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／
,r' T辷iﾌ f'辷jァ ヽ, f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､
i （_;;人_;;） :::;! /::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
｀ヽ__ ｀'二'´ ___;;;;r' i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
,r´ ￣ ￣￣ ￣ ｀ヽ, /;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
同時に 国内の政における秀吉の復権も強化され
太閤と関白の併存という政治環境は そのいびつな色を一層と濃くするのであった…… - 426 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:42:01 ID:UeSXSA5.
- １２月７日
日本側の答礼使 内藤如安は ようやく北京入りを許された
＿＿_
, '´ く ヽ、
／ ｀⌒ヽ ヽ
// / /、 ､ l ヽ
/ ! ..:.:l.....:.:l-―‐ヽ. ヽ . ヽ
,' l:.:.:.:.i:.:.:.:l__ ＿_!:.:.|:.:.:.:l やっと…… やっと ここまで来た……
l.:.:.i:.:.:.:ﾊ:.:.:ﾚ‐'"rｺﾌ!:.:.!:.:.:.i
ヽ.､ l:.:.:.';.:.:|,r'!:ﾉ :.､ "';.:.i:.:.:.:l _,. -_=''"
ヽ,` ､_ ,ヽ:.:.:';.:ﾄ､ ' ` r'l:i:.:.:.;'、 ,. -'"_,=ﾆ --―‐,
----==--ゝ、`ｰ-''" { ';.:.:.';l ,---､. 〃!:ﾊﾄi､ ＼＿,..-‐"_ =/ ／／´￣´
＝ ｰ-､｀ヽ! ､ヽ ｀ﾊ 〉 ';.:i:.',､ '-,ﾆﾆ-`//∧:.lﾉ::::ン __ヽ､ ,ノ´ /´ｰ
―''"￣`ヽ、` ､_,r'/=、ﾄ l:,ﾍ;.ヽ,ヽ| レ"/ l ﾊ! /／ :/‐フ´_,.., -,r;=‐'´
＿ 、ヽ ヽヽ {-､ ヽ__l' /!/::∨', __/,/ /ｰ/,／,r/´/ ／／:/--―‐ ← 小西家家臣 内藤如安
- - ､_ｰ-､__ヽヽ ＼ヽ ,.､ノ `'ヽ.< /`_..:/´ _/ ,/_ -'"_二. --―‐'" - 428 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:43:12 ID:UeSXSA5.
- （沈惟敬が勝手に提示した）日本の封貢要求に対し 明国中枢は意見が真っ二つに割れた
__
【A案】 ∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ. 「封貢でケリがつくんなら許してやってもいいんじゃない？」
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ﾍ 「確かに日本の保有する大量の銀は危険だけど……」
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 「私貿易で無制限に銀が流入してくるより
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ 正式な貿易で回数を制限するなり
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l 代償として私貿易を取り締まらせたりした方が
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl 我が国の利益になるんじゃないの？」
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
. 彳／三三三三三三彳／.. |ﾐﾐﾐ |彳／三三三三三三彳／ . |ﾐﾐﾐ
. 彳／三三三三三三彳／ .. |ﾐﾐﾐﾐﾐ .. 彳／三三三三三三彳／ .|ﾐﾐﾐﾐﾐ - 431 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:44:16 ID:UeSXSA5.
- __
【B案】 ∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ. 「いやいや あれだけの事をしでかして
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ それで貿易を望むだなんて図々しすぎるよ」
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ﾍ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ 「それに これを許したら我が国と貿易を望むのなら
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 戦争を仕掛ければ良いという事になってしまうぞ」
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l 「やはり ここは毅然たる態度で封貢共にはねつけるべきだな」
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
. 彳／三三三三三三彳／.. |ﾐﾐﾐ |彳／三三三三三三彳／ . |ﾐﾐﾐ
. 彳／三三三三三三彳／ .. |ﾐﾐﾐﾐﾐ .. 彳／三三三三三三彳／ .|ﾐﾐﾐﾐﾐ - 432 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:45:57 ID:UeSXSA5.
- 揉めに揉めたあげく導き出された結論は 両案の折衷であった
__
∫ι＿＿＿＿＿＿＿＿/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ. 「とりあえず冊封だけは認めてやるわ」
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ﾍ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ﾍ 「秀吉とやらが日本の国王で決定ね」
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,＿＿＿., λ
ﾍ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノﾍ 「そのための使節は送ってやるから お前は日本に帰れや」
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ﾐﾐ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ﾐﾐﾐl
┌┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┼┐＿＿＿┌┼┼┼┼┤＿ヽ
│ ／,,;;;;;;;; ／]ミ;;,, ／,,;;;;;;;;;／]ミ;;,, ..│ﾐﾐ∥
┌士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士士士士士士士士士＿＿＿＿＿＿＿＿士士
. . 彳／三三三三三三彳／.|ﾐ 彳／三三三三三三彳／ |ﾐ
. 彳／三三三三三三彳／.. |ﾐﾐﾐ |彳／三三三三三三彳／ . |ﾐﾐﾐ
. 彳／三三三三三三彳／ .. |ﾐﾐﾐﾐﾐ .. 彳／三三三三三三彳／ .|ﾐﾐﾐﾐﾐ
＿＿_
, '´ く ヽ、
／ ｀⌒ヽ ヽ
// / /、 ､ l ヽ
/ ! ..:.:l.....:.:l-―‐ヽ. ヽ . ヽ
,' l:.:.:.:.i:.:.:.:l__ ＿_!:.:.|:.:.:.:l ……えっ！？
l.:.:.i:.:.:.:ﾊ:.:.:ﾚ‐'"rｺﾌ!:.:.!:.:.:.i
ヽ.､ l:.:.:.';.:.:|,r'!:ﾉ :.､ "';.:.i:.:.:.:l _,. -_=''"
ヽ,` ､_ ,ヽ:.:.:';.:ﾄ､ ' ` r'l:i:.:.:.;'、 ,. -'"_,=ﾆ --―‐,
----==--ゝ、`ｰ-''" { ';.:.:.';l ,---､. 〃!:ﾊﾄi､ ＼＿,..-‐"_ =/ ／／´￣´
＝ ｰ-､｀ヽ! ､ヽ ｀ﾊ 〉 ';.:i:.',､ '-,ﾆﾆ-`//∧:.lﾉ::::ン __ヽ､ ,ノ´ /´ｰ
―''"￣`ヽ、` ､_,r'/=、ﾄ l:,ﾍ;.ヽ,ヽ| レ"/ l ﾊ! /／ :/‐フ´_,.., -,r;=‐'´
＿ 、ヽ ヽヽ {-､ ヽ__l' /!/::∨', __/,/ /ｰ/,／,r/´/ ／／:/--―‐
- - ､_ｰ-､__ヽヽ ＼ヽ ,.､ノ `'ヽ.< /`_..:/´ _/ ,/_ -'"_二. --―‐'" - 433 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:47:04 ID:UeSXSA5.
- 秀吉の提示した七か条の条件と大きく乖離した明国の返答に 如安は愕然とした
如安も まさか七か条がそのまま受け入れられるとは考えていなかったが
それでも これは あまりにも酷すぎた
＿＿_
, '´ く ヽ、
／ ｀⌒ヽ ヽ
// / /、 ､ l ヽ 惟敬殿！
/ ! ..:.:l.....:.:l-―‐ヽ. ヽ . ヽ
,' l:.:.:.:.i:.:.:.:l__ ＿_!:.:.|:.:.:.:l これは どういうことなのですか！？
l.:.:.i:.:.:.:ﾊ:.:.:ﾚ‐'"rｺﾌ!:.:.!:.:.:.i
ヽ.､ l:.:.:.';.:.:|,r'!:ﾉ :.､ "';.:.i:.:.:.:l _,. -_=''"
ヽ,` ､_ ,ヽ:.:.:';.:ﾄ､ ' ` r'l:i:.:.:.;'、 ,. -'"_,=ﾆ --―‐,
----==--ゝ、`ｰ-''" { ';.:.:.';l ,---､. 〃!:ﾊﾄi､ ＼＿,..-‐"_ =/ ／／´￣´
＝ ｰ-､｀ヽ! ､ヽ ｀ﾊ 〉 ';.:i:.',､ '-,ﾆﾆ-`//∧:.lﾉ::::ン __ヽ､ ,ノ´ /´ｰ
―''"￣`ヽ、` ､_,r'/=、ﾄ l:,ﾍ;.ヽ,ヽ| レ"/ l ﾊ! /／ :/‐フ´_,.., -,r;=‐'´
＿ 、ヽ ヽヽ {-､ ヽ__l' /!/::∨', __/,/ /ｰ/,／,r/´/ ／／:/--―‐
- - ､_ｰ-､__ヽヽ ＼ヽ ,.､ノ `'ヽ.< /`_..:/´ _/ ,/_ -'"_二. --―‐'" - 435 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:48:01 ID:UeSXSA5.
- ,.z=='三ミﾐ=-,.､、
. __」fr三ミヾヾミミミﾐヽ、
r行ミヾ'f示ヾヾヾヾミミﾐﾐヽ
l彡三ミヾ川ヾヾヾヾヾヾミﾐl まあまあ いいじゃありませんか
尨ｨ三ミﾐヾ川ヾヾヾヾヾヾﾐi、
,Y彡三ミﾐヾ'ﾞﾞﾞヾヾ､,斗､ヾﾘ `ー- ､ これで交渉が全て終わったというわけではありません
,. -‐'" ヾ彡ﾃ'´ ヾ/ヾヾ州l ヽ
／ klV' ／＾`ヾ' ' ,r' ⌒刈､ ﾄ､ これは未来のための大きな第一歩なのですよ
/､ , ｌヾ,ﾍ. -ｚt;ﾃ=y彡'＾ ¨´ |'＾ﾍ l ﾄ､
ヽ / |. `Tヾ(____ノ __V ,ｲ / ハ ! ｲ
i ヽ | |. ヽ、''ｰ-=≠'"ノl V , ﾚ' ,ハ
V | ! l ｀＞rー;＜_｜ Ｖ,ｲ l
! V ! l l／ ｿ叭 ｀| ∨ -‐' !
､ ﾍ | ヽ、 〈/^ﾊ〉 ト-､＿____〉. l - 436 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:49:00 ID:UeSXSA5.
- f三=､ﾐヾi{ﾉjﾘﾊ|l | l|l|! |ｌ| ｌ ｌi ｉliヽ
,仁ﾆ≧ー''゛''"'ﾍ|l i i|l| |ｉ| | li ll ﾄl
/彡ィ',ｒ=-_､､、 ,,ｊNHﾄl､_lﾄl､l |l |ｌ|ｌ| それに……
k彡ｲｒ;≦ﾆ_ﾐk==衫ﾆ仕ﾐNﾄl､| |l |ｌ l|
,/´-ﾄ《 '┴ﾟ'ヾｿl;=t{く(_句ヾYｌ}ﾄ|l | l|l l| とにかく ここで話を前に進めないと
{ { rj ｀ ｰ＝彳{ ｀ヽ二≧'人lﾊlリﾊﾘ
ﾍヽ!| ヽ) ゝ ｀￣ lKｲﾅ" 半島での戦闘が再開される危険性がありませんか？
ﾄ､l ＾ー‐--､､_＿__,う ﾌ ﾑ'/
ヽl. ￣｀ー- jノ
｣l ､ /
'´小、ヽ、 ,. /＼＿
´ ／ ／!| ＼ ｀ ｰ --‐ '´ , ｲl､ 丶、ト､__
' /´ |ｊ ヽ、 __／ ' ﾊl、 ヽ ｀丶、 ／⌒〉
／ jl| ,' ｊゝｨ厂 ′/ｌ∧ ＼ ＼/ /
/ /ﾘ ; /⌒ｌ| ; / / ﾍ ヽ / /、
ﾊﾉノ ／ ∧ ,' / / ﾊ ＼丿 厂＼
|/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
＞－-､ く /７个i/ ﾍ.0/ / ハ ／ _,. イへ＼ ＼
- ､／ ） ∨ / / jｌ ∨/=-、 (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ /! ＼ ＼
＿_) ／ ／ / | / ＼ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/ｌ | ハ ヽ
／ｉ / ' / 'ｌ / ヽ＼ ￣ヽ、 _, ／ /∧リ-－ 〉
＜ !/ / | / ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´ 厂丶 / - 437 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:50:01 ID:UeSXSA5.
- ＿＿_
, '´ く ヽ、
／ ｀⌒ヽ ヽ
// / /、 ､ l ヽ
/ ! ..:.:l.....:.:l-―‐ヽ. ヽ . ヽ
,' l:.:.:.:.i:.:.:.:l__ ＿_!:.:.|:.:.:.:l う……
l.:.:.i:.:.:.:ﾊ:.:.:ﾚ‐'"rｺﾌ!:.:.!:.:.:.i
ヽ.､ l:.:.:.';.:.:|,r'!:ﾉ :.､ "';.:.i:.:.:.:l _,. -_=''"
ヽ,` ､_ ,ヽ:.:.:';.:ﾄ､ ' ` r'l:i:.:.:.;'、 ,. -'"_,=ﾆ --―‐,
----==--ゝ、`ｰ-''" { ';.:.:.';l ,---､. 〃!:ﾊﾄi､ ＼＿,..-‐"_ =/ ／／´￣´
＝ ｰ-､｀ヽ! ､ヽ ｀ﾊ 〉 ';.:i:.',､ '-,ﾆﾆ-`//∧:.lﾉ::::ン __ヽ､ ,ノ´ /´ｰ
―''"￣`ヽ、` ､_,r'/=、ﾄ l:,ﾍ;.ヽ,ヽ| レ"/ l ﾊ! /／ :/‐フ´_,.., -,r;=‐'´
＿ 、ヽ ヽヽ {-､ ヽ__l' /!/::∨', __/,/ /ｰ/,／,r/´/ ／／:/--―‐
- - ､_ｰ-､__ヽヽ ＼ヽ ,.､ノ `'ヽ.< /`_..:/´ _/ ,/_ -'"_二. --―‐'"
そうなのである
如安が日本を出立してから 既に１年半もの時が経過していたのである
つまり その間 講和交渉は全く進展を見せてないも同然だったのである - 438 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:51:01 ID:UeSXSA5.
- この頃 日本では 如安は北京入りまで遼東半島に軟禁状態にあったため ほぼ消息不明扱いをされていた
.| | | | | | | | | |
.| | | | |ヽ ヽ | ヽ |. | |
.| |人八_ルヘ、ｊ乂___ト、 | |
.| | /7ﾃﾏ::::U:::::￣7テﾏヽ| │ii!| | |
∧ ∧ .| |ヽ,辷;｝::::::::::::::::´ 辷｝j |! | 〉.| | |
/ ヽ / ヽ ....| |l ::::::::::::::::::::::::: |! ﾚ | | |
/ >＿/ ヽ ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ | !l 、. U |! | | | |
（（ ／ :::::＼ ）） ..|l ト、 |! | | | |
,―/-=・=- -=・=-!|l ! .::::::| ..i! i ＼ 匸> ｲ! i|i. | | |
ﾊﾟｸﾊﾟｸ/ | ｲニニヽ l|lil|! U::,-―-､ .....|! | | |i ＼ ｀ , ' |! /| | | |
| ! !:::::::::::! ::/ / .|! | | | i `ー ' l! ﾊ |i | | |
宗義智 → ヽ ヽ i/ﾆﾆi / / ......ﾄ､ | i人j|i! ヽ |! //V|i | | | ← 小西行長 - 439 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:52:18 ID:UeSXSA5.
- 秀吉は この状態に業を煮やしていた そして……
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ |:./ Ｖ: |.: : : | V
＜ : _: : : / |/ ﾚ-=o=-|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ ﾚ{: :.|ヽ:| これは……
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V
＼_! ＿ ' ! 交渉は失敗だったようだな……
ヽ ／ ｀t ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
１２月２０日
秀吉は 来春の半島侵攻の再開と 再来年の自身の渡海計画を内示した - 440 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:54:07 ID:UeSXSA5.
- このことは 遠く北京にいる如安にも十分に予想がついた
＿＿_
, '´ く ヽ、
／ ｀⌒ヽ ヽ
// / /、 ､ l ヽ
/ ! ..:.:l.....:.:l-―‐ヽ. ヽ . ヽ
,' l:.:.:.:.i:.:.:.:l__ ＿_!:.:.|:.:.:.:l しかたがない……か……
l.:.:.i:.:.:.:ﾊ:.:.:ﾚ‐'"rｺﾌ!:.:.!:.:.:.i
ヽ.､ l:.:.:.';.:.:|,r'!:ﾉ :.､ "';.:.i:.:.:.:l _,. -_=''"
ヽ,` ､_ ,ヽ:.:.:';.:ﾄ､ ' ` r'l:i:.:.:.;'、 ,. -'"_,=ﾆ --―‐,
----==--ゝ、`ｰ-''" { ';.:.:.';l ,---､. 〃!:ﾊﾄi､ ＼＿,..-‐"_ =/ ／／´￣´
＝ ｰ-､｀ヽ! ､ヽ ｀ﾊ 〉 ';.:i:.',､ '-,ﾆﾆ-`//∧:.lﾉ::::ン __ヽ､ ,ノ´ /´ｰ
―''"￣`ヽ、` ､_,r'/=、ﾄ l:,ﾍ;.ヽ,ヽ| レ"/ l ﾊ! /／ :/‐フ´_,.., -,r;=‐'´
＿ 、ヽ ヽヽ {-､ ヽ__l' /!/::∨', __/,/ /ｰ/,／,r/´/ ／／:/--―‐
- - ､_ｰ-､__ヽヽ ＼ヽ ,.､ノ `'ヽ.< /`_..:/´ _/ ,/_ -'"_二. --―‐'"
如安は とにかく使節の来日の決定を知らせるために 日本への帰還を開始した…… - 441 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:55:39 ID:UeSXSA5.
- 明けて 文禄４（1595）年
１月１５日
秀吉は 第二次「唐入り」出兵計画の陣立てを発表した
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V 今度は 前回の失敗を省みて
＜ : _: : : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 俺以外の総大将を最初から決めとくぞ
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V
＼_! ＿ ' !
ヽ Tﾆｰ‐‐‐,‐'' ／
___,ｒ| ＼ ｀二二´ ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´ (⌒)
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､ ノ__ | .| | |
この時 総大将に任じられたのは…… - 443 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:56:34 ID:UeSXSA5.
- なんと 関白秀次であった
／￣／￣＼＼
| | | |
＼＼＿／＿／
＿|＿| ___＿
／／ ￣ ＼＼
／/--.--:::: :::: -─＼＼ な な な…… なにぃっ！！！！？？？？
/／::::(○ ○） (（○(○）:::: ＼
.| |.| ( . (（_人_人__） | ＿ ＿＝＝ ＝
＼＼ ⌒ ｀ ／,／ | | ￣￣￣ ￣| ||
ノ ＼＼| | | | ||
／´ | | | |
| ｌ | | |||
ヽ -一ー_~､⌒)^),-､ | |_＿＿＿＿＿＿__| |
ヽ ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニ-￣ | | | ＝ ＝
秀次は まず名護屋城に動座
そして頃合を見てから渡海し 「唐入り」の指揮を執ることを命じられる - 445 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:57:37 ID:UeSXSA5.
- なお秀次の指揮下には その補佐役である池田輝政と山内一豊……
/| .Ｎ ' ,_≦＜⌒
| ∨ ,､ ,､ ､ヾ-ﾍ> ､-ミヽ ← 池田輝政
／｀ ,.ｨ , / ﾊ !ヾ|ﾊ.V, ,ﾄ,ﾊ-ヽイ
/'ﾌ／/∧,ｨ ./.|/ ,､ﾘ小|,ﾄ,:|:ﾘ､:ヽ|:＜ ＿＿
И .ﾚ ' .|//ﾉ /jｨ::ﾊ::!:::ﾘ;ﾒ「ﾊ:}'ヾ､Y ,,r‐''"~~´:::::::::::::ﾞ~''''‐-､,
弋ｰ__,､ | ,//|'/|/:ﾑ!/‐|l::::|ﾘｨｔﾁ''Vﾘ ,,r''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ丶、
ヽ-≧:::Ⅵ.代!ﾊ:|;::/,ﾑｔﾁ Ⅳヾ￣ .ﾄヾ ／:::::::::::::::::::::::::::::,r､::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.｀Ｔ:|;::::ﾊ|:_'ヽ､Ⅳ￣´ _,〉 .| / ......::::::::::::ｨ::::::::// ヽ:::::ﾄ､::::::::::::::::........ヽ
.ヽﾄ､ｌ:::「:トヾ､` __,, .iｧﾌ /:::::::::::,r::::::/ |:::::/ / ﾞ､::l ヽ:::::::::､::::::::::::::ﾞ、
厶イゞｲ≧ヽ ' ﾆ´ /./:! /:::::::::::/i::::/,,,,l:::/ / ヽﾄ‐-､:::::|',::::::::::::::::i
'´ ﾚﾍ;ｰヘ ,,_＿＿__,,//:::::ゝ _ -､ i::::::i:::::/'|::/ |/ / ! ヽ::|ヽ:::::i:::::::::l
ハ|;V: : : : : : : /./:::::／7才 ヽ,,_ _ l:::::::|:::/ .i/ ヽ:| ﾞ､::::i:::::::::|
／ｲ:::ﾚ:ﾍ : : : : 'ーｧﾌ::::/ｲ ／｀ |:::::::|/ ﾞ'! ヽ,!:::::::::|
/ /_::::::::::::ﾊ j |:::;ｲ , ′ |::::::;;;;i -‐''''''"""~~ ~~"""ﾞ'''''''''‐ |;;;;::::::::|
ム-- ミ丶::::「' :. //:/ , ′ |::::::;;;;;| |;;;;:::::::::|
ﾉ:::ヽV|__,,,､ ｨ7 // ,:′ |::::::::;;;;l l;;;;:::::::::| ← 山内一豊
／::::::::ﾊ.'| ｀ /〃 ./ |:::::::;;;;;| |;;;;::::::::|
／:::::::::::::::ﾊ ! .//′ / _,,,r-┴､::;;;;ヽ、 ﾉ;;;:::::-‐-､
/:::::::::::::::::::::::ﾊ∨ // ./ ／ ､ ､ ヽヽ-,;;;ﾞヽ､ ヽフ ,,,イr/´/ ,r ﾞ'ヽ､
.ハ:::::::::::::::::::::::::ﾊＶ// / ￣￣＼,,,ヽ､,,i､,,,i､ﾉ'￣￣ﾞﾞ'''‐- ...,,,,,,,,,,,,,,,,,,.... -‐'''~ ￣(,,しL,/,,,r'~,,,-‐'￣￣ - 447 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:58:38 ID:UeSXSA5.
- そして 細川忠興 前田利長 徳川秀忠ら比較的若い層が中心となり ７千の兵と共につけられることとなった
／::::／::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::i::::::´￣ヽｰ､
/:::::::/::::::::::::::／:::::/::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::ﾊ::ﾍ ← 細川忠興
,':::::::/::::::::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::|::::|::::::::::::ﾊ::::', , '" ￣｀ ｰ''⌒ヽ、
!::::,ｲ::::::::::::::/:/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::,'::::|::::::::::::::::!::::| ／ ＼
|:::/.|::::::::/::::l､l:::/|/|::::::::::::::::::l::l::::/::::::|:::::::::::::::::|::::| ↓ 前田利長 . / ヽ
|/ |:::::::{::::::l/lヘ |::::::::::::::://::/ |:::::,'::::::::::::::::::|:::| ｌ ,ｨ j`ﾍ. ﾊ .､ l
l::::::ﾊ:::::| ‐-､＼!:::::::::::/__!/＿l_:/_::::::::::::::::::|/ 三￣￣￣￣＼ │ ,.ｨノ-jﾉ lﾉ-ﾘ‐l N
ヽ::|::lヽ:| ｀ Ⅵ:::/´ ｨぅZﾏく|:::::::::::::::/::,' / ＿＿＿＿| . |. r'ｺ.r'＝ﾋｧ= _ ;ｾｧ＝:|nﾉ
ヽN`:ﾄ! !∨ `ヾﾝ '|/::::::::::/::/ / ＞⌒ ⌒ | ｌ |.ﾋ|.| `ｰ- ' / ｰ ' :||.|
|:::| ﾉ ／::::::::::/;|/ / / (･) (･) | . l. ヽｌ| 冫 :ﾙ'
￣｀ヽ Vﾄ､ ､＿` __, ∠...イ:::／/ ′ | /---○--○-| ヽ ﾄ.、 'ｰ---- /″
ヽ ヽ￣￣￣ｲ､:.:.:￣:.:.:.} ／-'l;ｲ:／ |─(6 つ ｜ ／ヽ|. ＼ ｰ ,:く
ﾍ ＼ /｜ ｀ ー‐_'.. ィ´:::::／l/ | ＿＿＿ ｜ -‐''"|:.:.:.:.:ﾄ、 ＼._. イ:.:.:.|`''ｰ-
ﾍ ヽ' |` ー‐ ´ /イ:/ ＼ ＼＿/ ／ :.:.:.:.:| .:.:.:.:| ＼ ,⊆ニ_ヽ、|:.:.:.:.:.
ﾍ ヽ ! /｀ー--,､ ＼＿＿_／ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.|. ／ r─--⊃、.:.:.: ← 徳川秀忠
ﾍ ﾍ ヽ､ ./ ／ | /⌒ ⌒ヽ :.:.:. |:.:.:.:.:.| ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ.:.:: - 448 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 22:59:37 ID:UeSXSA5.
- 舟奉行は前回と変わらず 藤堂高虎を中心に 九鬼嘉隆 脇坂安治 加藤嘉明らが担当
/: : : : /: : /: : / : : : /l: : : : : : : : :ヽ ← 藤堂高虎
/: l : : /: : /: : /: /:/:/∧:l: : : : : : : :ﾊ , - ' ｀｀ ` ヽ
/: : ! : /: : /: :/: ://l // l:|＼: :!|: : : : l ／／ ソ
,':/: :l : l : ://:/l: ｲ//,l/＝ｷi≦V | : : : ﾊ , -' ｿ
/ｲ: | | : |: :l/!/=l'､l'/´/,.ィ彷ｒ） 7:/: ﾑ ｌ:ﾄ| ,-' ｀ ノ、
,': ,ｌ l: : ∨ｒ忘外 } ￣￣ //: /) }从 / / ノ ノ、 ）
l:/ |:l: ､: ヽ ｀￣ 〈 //: /.ン:l （ !// ／ , - 'イ, = 'ヽl ヽ
l′lﾊ : ＼ ＼ ＿＿,./ｲｨ/彳|l l （（ (／/:::::. l l !）T
′!: | |:ヽ‐ヽ ´-‐一 /ﾍ: N州 ） / × 丿／ ＼
|/l/|:l､_､:＞ ､ ／,. -ﾍl 、 ／丿ノ /ノ＼ ー ×ノ / ＼┐
' ' l／| ヽl: | ｀ ‐ '´ 〉 __l ヽ ／ ノ＿ノノノノ|.＼＿.／, ┐/ |＿
|.:.:.|:.:.:.|∧ /彡,:.| | /⌒`＼ （ ）￣∥ ￣, - ' .| ヽ
/.:.:_ｊ.:.:‐￢l , ゝ／.:.| l-､ l ` - ､ ＼,＿ , - ' ｀ - ' ｀`-､ ! !
/.:.:.へ :.V＾ゝ / / /.:.:.:l /⌒'ー 丿 ／｀ ` - ､ ｔ, - ' ` - ､ ! !＼ ← 九鬼嘉隆
, -―/／ ヽ ヽ‐. ｒ‐/ /.:.:.:.:.! /:.:.:.:.:.:.:. （＿/ /|◎` - ､、、、 ` -､l
, -─ - ､ ＿＿＿__
, -'´ l､ ｀ ､ ← 脇坂安治 ／´ ＼ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ . ' '. 》
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l . / ,. -――- ､ l 〃
7 l _,. l! l /／: : : : !＼:_:|:_: ＼/ﾊ
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ 〃: : :!､: : :|／∨ﾍ : : !ヽ|
ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ / ｆ: : |斗-＼| '下ﾊﾐV h: :!
', ｀ /,ノ |: : ﾊ ﾏり |: :ﾘ､: ＼
ヽ -─- ﾉi' lﾊﾊい == , . へ |: :l: ､＼: ＼ ＿_
lヽ､＿＿ ／ _l､ }ﾊ く{ }／|: :|＼＼＼: : : : ｀＼
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿ ／;|: |＞ｒ--rf |: :l- ､＼＼＼￣｀＼＼
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;; /／/:／￣う |! __,ﾊ: !.〃＼∨l＼ヽ Ⅵ
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;. 〃 .// _,ﾃ |!,／ V《 ヽ| Ⅵ |:| ← 加藤嘉明
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;; || !´`ーｲ､_ ,. Vﾏヽ、 ヽ. j:| |:| - 449 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:00:23 ID:UeSXSA5.
- 釜山には軍艦として 石田三成と増田長盛が常駐
｢｀ー'′／ / ヽ、 ＼ ＼ ヽl}::.:)､ ＼ ＼ ／:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.＼::.:.:.:..:ヽ ',
l_,ｨ / / l l 、 ｌ ｀､ {:|}く＼ヽ/ /:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;ｲ.:ﾄ､.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
ノ ,′ ! { | l| | l ):|} ﾉ|:｢´ ,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:ｲ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※.
. ヽ∧| , | | l | ｌ| | l| {:|!::）|:| !:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:／.// // ＼:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i
|::l| | | ｌ 、 | l | _,厶| j| ｛::|}::} |｣ |:.!:.:.:.:.:.|;∠..－'" 〃゛` ―--＼:.!:.:..:.:.::,' }
l:::| ｀、!| ＼ ヽ、 |,.イ,斗予 | |{K!j | !ﾊ:.:.:.:.:.! _,, / ､_ /:.:.:./:/∧
〈:;小､ヽヽ、Ｔ,Ｚﾆミヽj ^ヾrｼ | |ァ１ | i! ＼:.:.:＼`＝''" `ー＝''ｲ/:.ｨ／/:.:.
| ＼ヽN {ヾtｸ | ﾄ |_| | }ヾ､_＼ ' ／／´ /:.:.:.
. ｜ | l ＼ ｀- ／!| |::..::.｀:┴-､ ﾄ､※,.＞-―…―--＜7´※ /:.:.:.:.
. | | | | ＞ ､ _＿ ／::..::|| |::..::..::..::..::..:ﾄ､ !:.r(´.._'' ¨´￣￣｀¨r-┴ ､ /ユｭ_:.:.
| j /| l/::..::..::..::..rｸﾆﾐ::../| |::..::..::..::..::./::..｀ヽ、 /:.{ 〉ーｭ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 /／ {ｊ:.:.
. l ! //l l::..::..::..::/;ﾊﾐZシ//| |::..::..::..::..:/::..::.｀ｰ┴―-ｫ . /:.:/{Y´,.-<:::::::::::::::`ー､` ﾉｭ!_ｊ⌒ｰﾘ:.:.
j ﾚ'∧! ,'::..::..::.〃::..::..::.ﾚ'/::| |::..::..::..::r'::..::..::..::..::..::..::/::| /:.:.:! >｀ ー'､..＿＿＞-､_.ﾉｽ ,' |:.:.
/ / / /| ﾊ::..::..::..::..::..::. /l ﾄ､| |::..::..::..::{ー-::.ﾊ::..::..:: /::..| /:.:.:.| {~`＾ｰｾ┘!｝{} !㍉x-イ } ,' ｜:.
. / / ｜{::.| ||::.＼::..::..::..::../::.| l::.| |::..::..::./::..::..::/::..＼::./:ヽ:j . /:.:.::.,' ! ! | ｝{} ! i! ﾄ、 ｜:.
↑ 石田三成 ↑ 増田長盛 - 450 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:01:23 ID:UeSXSA5.
- 慶尚道の海岸沿いに築城された倭城には 木村重茲 堀尾吉晴 亀井茲矩 宮部長房ら２万６千が入城
ここまでが いわば後衛部隊である
フｨ ／ ⌒ ﾝ ／￣｀ｿ Ⅵ l ´￣∠ ,. - '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ､.
了 l / ∨ ／ -､ Ⅵ, 彡 ／:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:ｌi:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
＿_ -=彡 , } ｒ /／ ｒ‐､ ｛ヽ `N ∠ イ / ..:.:./i:i:.:.:.:.:.:.:l!.:|__!ｨ.:.;:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
__／￣ヽヽ∠ｨ ｲ／ { /´ Y)＼Vl 7 ∠ / .:.::::::/-l |:.:.:.:.:::l ﾘ_,_|!l:::li:.:.:::.:.::::.:.:`､
＿ ｀＼／´ ） ＼ ﾊl|_/ 〉 ‐≦ l/l:.:.:.::::li,.-!､!::::::://ｲr.!ﾄ|/ l:/|:.:.::::::::::.:.'､
＼ ＼ / ｒ ､ ¨´ｊ,___/ ‐彡' ! !:::ﾄ:ﾄ!/ﾄ;ﾊ ヾノ ﾄ'ii;::} i/ l:::/､:::::::::::',
､ ∧ ｛ ,、 ` ﾆ仇ア¨Ｖ¨¨` ∨〉:l{. |:i;:| ゝ::ﾉ , ! /ｨ´ }::::::::::::'､
＼ ∧ ﾍ ﾄ＼ ‐, ﾄ/ .人 /´} `=ﾞ - ' ) /::::::::::::::::'､
. ＼ ∧ 丶 ゝヽ＼_ ┌‐ｯ' ￣ Y ￣ / ｲ ` , ,.／::::::::::::::::::::::ﾞ､
V ∧ ￣＿ ､ ＼>‐彡 ´ ｲ '´＼ ､-_､ ／ ヽ_::::::::::::::､:::::::::::ヽ
V ∧ ´ 三彡ｿ「｀ ／ ｒ'..ｨ'ヽ､_ヽiヽ､ _,. ィ' _,.ィ::::ヽ､::::::::: ､::::::::＼
V 「 ＼ 三彡ｿ／ / '´ ヽヽ-' {::;４`''､〉､.....ィ'"::::::::::::/ ｀`ヾ､ヽ`ヽ､ヽ
V | ｀＝ ´ ヽ ´`''〈 ﾘ' // .i::::::::::::::::::::::::::/,. ヾ:＼ ｀`
｜｜ ヽ } ./ // ,. {::::::::::::::::::::／/ .:'､ｰ`-
｜｜ ← 木村重茲 堀尾吉晴 → /:.:＼ /:l //'´ ＼::::::,:ィ'ヽ / .:.:.:}
｜｜ /:.:.:.:.:.:.:｀':.:ﾊ:.l ,.,.,..￣ '/ .:.:.:.:.:.l
＿_ __ _
. _ , '"´ ,. _ ___｀丶、
／ ｀ / /´-‐ｧｰ-ヽ ＼
. / ／下7 ../／／.:.::/ .:.:ﾄ､ ヽ ← 亀井茲矩
/ └ｲ_j/ .://;へ、／!.:.::/:.}ヽ ',
,' ///!l .::j.:lｲ仔くヽ/,.イ,.ム:.', l
, '〈/f`| l ::l｀' ゞゾ '´ ｒャjﾉ::.ｌ:. | ／￣￣＼
| l:l :!:{､| l ::| ﾏｿハ: |:: | ／ ＿ ＿＼
| l:ｌ::i个| l ::l! ＿ ′ } .:}:.ｌ:: l | ･ ・ |
| lﾊ:l::{::', ::::{､ /.:/::.l:: l | ＠ （__人_）
l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ＼._ ／.:/::::/l::;! | ｀ ⌒´/
. ',::{:{､:::ヽ＼:＼;ゝ ｀「:ﾌ´!::::/;:::/ 〃 | }
. ヾﾊj＞''´ ヽ ﾄ､_..上くｲ::::{ {::{／ ヽ }
／⌒ヽ､＼ ｀ ＼-ｰ￣＼ヾ ヽ ノ
/ ヽ ＼＼ ＼´￣｀ヽ､ / く ← 宮部長房
. ｌ ', ＼＼ ＼ __| ＼ | ＼
. | ', ＼｀ヽ､ ∨ｎ| } ﾄ､ | |ヽ、二⌒) - 452 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:02:31 ID:UeSXSA5.
- そして 一番隊が 小西行長 宗義智ら旧一番隊に 鍋島直茂を加えた２万３千
, '´ ,. -_二ﾆ ヽ、/／二ﾆ ‐､ ,. :'´::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､
／ ／ ／ ／/ ,｣V∠二_‐-､ ヽ ,.':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
// / ／/ /i / !/ / ヽ ｀ヽヽ ヽ . /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
ノ/〃 ./: / / ! / i ､i ヽ､＼ i . l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.
i l:. /::: i| / /,ノ | | i V| |::::::::;:::;:i､::;::､:::::::::;:!:i_:ｉ､:::::::::;:i`
! !::: i::::: || //| | i l ! i| | |.N l;::::::::i､|==ｭ;､ヽ:::iﾘﾃ''ﾗ'l::::::::!'l
| |:::. |::: ||／ ! l! l | ! / / | i | | l,ﾍ:::::i,ゞ='ｨ V´ ﾞｰ"'ﾉ;:::/
| |::: |／ハ!ﾄ､ヽ>;､ l| iノﾉ,,_ﾉ ﾉ,,ノ_/! ヽ:;ヽ 〉 ,ｨ'/'"
l | |i| ! ||ヽ.〈爿 ヽ|| |'く(ｿ` ￣7iｿ} l/ 'l:;ヽ､ -;‐ ／'
ヽl!|| | ﾊ＼ハo､ | !|||i :. “! l| .... |＼ ／| | ﾞ`,r.､...ィ' |
|| |∨ |i |ｆ｣|_ ヽ.! | _,'´/! l| . | u＼──＜ . ｜ ,.. -‐く､ /,' ! || }-､._
|| |/ /||./~|「 ﾞ|ﾄ､. ｰﾟ'/ l/|| . ﾚ ノ u ゝ_｜ ,. -‐' ´ ,. -ヾ_'/ l し"'､._ ｀` 丶 ､
ヽ ﾉ/ ﾚ'´ ' ＼ || ` ｧ-‐'′ﾉ || ... / -=・=- -=・=- r'、 /´ | `丶, `ｨ
ﾘ ,ﾑ ｀ヽ､_/ ｀ヽ、 || . |u | { ヽ、 ,. -'" | `ヽ､ ／l
_,ノ ｀L__ ＿＿ r'二､`ｰ_-ﾘ, . ヽ、u [+++] uノ l `'' ､ | ,. -─i `ｰ´,.ﾘ ← 鍋島直茂
／ ､ ＿ {､.!几 r-ﾐ/´〉 ﾉ´ハ ! ＞ ＜ !'ヽ, ヽ、 ,} | l_. ‐' ￣ ／ / | - 453 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:03:05 ID:UeSXSA5.
- 二番隊は 加藤清正と島津義弘の１万８千
: /:: /::::/:ｉ::::: ﾊⅣ:;､!:::: ｌ::::ヽ!:::ｉ:::::::::::.
/ｉ: /:: /ｉ::ｌ::: /ｉ::ｌヽｌ::丶:::ｌ::::::ﾊ:ｉ|::ｉ: ｉ:､::ｉ ← 加藤清正
!:|ｉ:ｉ::: ｉ:ｉ:ｌｌ:::/∧:!:::ｌ｀ ､:ヽ!:ｉ/:::ｉ:ハ!::ｌ::ｉ ｌ _,.. .... 、
::|l::|::::|:|::ｌ: '/ ヽ: l ｉ::::!:!ﾄ､:!::::ｉ:ヽ! ! | ,.‐'" , ､ ｀ヽ、
::!:|:|::::!:!: !/ィ示ヽ:! !ﾊ /ヽ !ヽ:ｌｉ:ｉ:N:::! ,.'／｀:'-､ｊﾉ￣j＼＼
::: |:|::::ヾ:::!｀ヽ::ﾉ_ ' /' |! .ィ､ ｌ:!::|:!:: ' // ｀、ヽ
､ｉ:|:Ⅳ:::ｉヽ! !く:::ｿ ! !::::!' / i i' ｀i |
: ﾄ､!:! ヽ! , ｀ ´ /|::,':/ | |,:'" ＼,. '" i |
: !ｉ:N ｀ ノ /ｉ:!:'/ j. |. _,.. ､,i | _,..., .| ,!、
:､:!|ﾊ _ /::!:/′ .i ｊ.|. ´,-，ﾃ,L,.- ．, | i i
小:!. ヽ ￣ ｀ 'Ⅵ' l !, | ￣ﾌl_,.,!｀＝ ｊ .ｌ); |
::::ﾘ. ＼ ｀ ／ ヽ; !､_ j !、 _,! ､,./.
Ⅵ. ヽ､ ´ ﾉ!ｊ ! ＾. ＾ ｢.〈 ,,ゝ.i
｀ ー _ T ´ j,:' i --=＝‐- └l. l
､ ｀ ー ､ j !. ‐'"~｀ '" メ j ､ゝ
｀ ､ ｉ ヽ, ｀;-!､_＿＿,メ_,!-‐';^i ﾉ‐'
. ､ ＼. ｌ 'ｰ-..! ! ｀＝=.l.,=＝'' !! .| ← 島津義弘
.､ 丶 ＼. ! !､゛'!三:､l _,:'三ｊ " _｣
＼ ＼ ヽ ｌ＼ ｀＝==l==＝''"" - 454 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:03:34 ID:UeSXSA5.
- 三番隊は 黒田長政 毛利吉成ら９千
三三彡〃ｨ;;;;;;;;ｨ'/;;;;;;;;;;r'"/;;;/l;ﾘ l;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞi l! lj
三彡イ７ l ! ﾞ'"んr7〃/ツ;;;;;;;ノ /;;/l;;ﾉ^l;;;l ll ← 黒田長政
彡:ヲ;;;ヾ, jl f;;;;r/,-;ｨ=i―'''''"^ ,ﾉノ ,lﾘ=､ﾚ' ﾘ -―￣￣ ｀ ―-- _
三ｦ;; /;;l ﾚ/;;;fr'r''" ll,,..,,,.、 ''" Eヲｲ / , ´ , ~ ￣" ー _
ｲ7;;H f;;;i /;;;;lﾞ″ ,ｨ''^''ｰ',ノ: : : : :i,: : :l'" _／ / ,r ｀ 、
〃ﾘﾊ l;;;;;;;;;;;;;t ´｀ﾞﾞﾞﾞ´ : : : : : : : ゝ-i、 , ´ / / ,ﾍ ヽ
リソﾉll;;;;;;;;;iヽ;＼＿,; : : : : : : : : : : : ｨ′ ,／ ,| / / ● ,／
ｲｦ ,ﾉ;;;;;r､;;｀ヾ''ー''": : : : : : : : . "｀: l と,-‐ ´￣ / / r( `' く
ｲイミ;;く ヾ､;;;ヽ､,, : : : : : : : : : __,..,...ｨ:l (´＿＿ ､ / / `( ,ﾍ ヽ
ﾞi;;;;;ゝ､ヽゝ、｀ﾞ''''"´ : : : :､＿,,ィ '''"´,ﾉ,l ￣￣｀ヾ＿ し ● _>
,l;;;;,t､_｀ヽ_入 : : : : : : ￣￣´ ,i′ ,＿ ＼ `' _＿ -‐ ´ ← 毛利吉成
ﾘ;;ﾊ､ ~´, :::::ヽ､ : : : : : : : : :l (＿_ ￣~" ＿＿ , --‐一~￣￣￣
ノ ￣ ::::::｀ヽ : : : : : : :l ￣￣￣ - 456 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:04:41 ID:UeSXSA5.
- 四番隊は 豊臣秀家を中心に
蜂須賀家政 長宗我部元親・盛親父子 福島正則 生駒一正ら３万３千
,. -─── ､
／／ ／ ｀ヽ ← 豊臣秀家 福島正則 → /:::〃i::::',::::ヽヾヽ::ヽ＼:､＼:'.,',`ヽ::::::::::ミｪ､､､
／.:./ / / .:. / ＼ ↓ 長宗我部元親 /::::/::!::'::::::':,:'.,::::ヽヽ､::::::::::＼＼',:::::::::::::::ヽ￣
/ .:.:./ / ,斗-- ､:{:. .:. ヽ ヽ /::::::i:::::::i:::､::::::::ヽ:::､､:::ヽ::::､::::::＼ヽ､:::::::::ヽ:ミｰ
/ /: ｲ´l .:|l.:.:∧:|.:.:.: .:斗ｰ ', ／:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ,'::;::::i:::::::ｌ!::!ｧ､:::::::::ヾ:､rﾞ=､::::ヽ::::::::::ヽ::::::::::::`、ヾ､
l ..:.:|:.:. | ィチ才ﾐヾヽ.:.:.:/厶.: / .: 〉 /:::. :::::::::::::::::::::::::::::: ..::i /ｼi::::i::i::::!:ｉi （::ﾒヾ､::'.,ﾒ （::ｿ,ﾞi::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::ヽ、
l.:.:.:.!:.: ∨ }:ﾍ.ﾘ ﾉ／仟ﾃk';.:./ｨ/ j::::::::::::::::::::: : ::i....:::::::::::| /' i:::i::!::::::i '=ﾃ' ｀ ヾ::ﾐ＝" ﾘ::::ヽ::::､:::::::::::::::::::::ヽ、
ﾉ.:.::人:. ヽ ゝ-' ﾄ;'ｿ/／! }::::::／以/|;i:/Yゞﾄ::::::j i:::!:::i:::::!. ヾ .、 ` l!i:::::::::::::'::::::::::::::ﾐ｀ヽ
／.:.／.:.:.ヽ:. ﾍ ｀ ｀ |:.: | ｆヾ',,, ＿_'iir'＿__ ,,ﾚ〈 'i::::l !i:::'､ ｀ ! i:::::ｌ::::::::::::::::::::ヽ`ヽ
／.:.／.:.:.:.::.ﾉ.:}:. ', __ ,:. | ＼i`{:!;:ﾞ-丐{ヽﾞ::'j/ﾚ'、 'i::l i;lヾ､. ＝=- , ｲﾘ,:::iﾞﾃ､::::::::::::ミヾ､
／.:.／.:.:.:.:.:.:/.:.｜.:.:. ｌ ´ ´ ／.: | _,/::;ﾐ／／/7,.､￣'ｆﾐj::::＼ ';i il 'i:ヽ 'ー ,...:': : i! ';:i'ｼ' ｀` ｰ-=:､ヽ
.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./＿ィ.:.:.:. 小 イ/:.:.:.:. ｌ -::''´:::::::::|/ / / /-／j/ﾐ/::::::::::::`:-.､_ ! ! 'i:::'、 ,...:':::::: : ! // , ', -‐'''''ｰ ､＼
.:.〈.:.:.:.:.:.／ ./.:. }_,工,.´ｰ=〈:.:.:.:.. ヽ ::::::::::::::::::::/ ' / /／／;:'ﾞ/:::::::::::::::::::::::::::｀ ﾘ `ｰ ヽ､:::::: ; ,'/／〃 ｀ ヽ
:ﾉ.:.:／ /.:.:.:.: /.､ ∧￣入ヽ:.:.:.:. ＼ :::::::::::::::::::ｆi i ´ /''" ヽ::::::::::::::::::::::::::: ｀`ヽ､ // 〃 ヽ - 458 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:05:47 ID:UeSXSA5.
- 最後に 輝元 隆景ら毛利勢に 立花宗茂らを加えた五番隊 ４万２千
一番隊からここまで総計１２万５千の軍勢が 実働部隊として半島に投入される予定となった
{＼ ／}
,. -‐＞_｀ﾆ´_＜-.,
,..:.´.:.:.:.´´.:.:.:.:.:.:.:.:｀｀.:.:｀:..､
／.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.;ｲ∧:.:.:i:.:.:.i:.:. ヽ _,.ｙﾄｰゞｒッヽｖ,､_,.
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:/ |j ∨:|:.:.:.:!:.:.... '., ,ｒ:-::‐:::-:.､ 立花宗茂 → ,rk´ﾐ､''ﾅ;;爻'､ｰ;;〃彡;,.
,' ...:.:.:.:.:!:.斗‐/ j! ',:!＼‐|-:.:.:.:.:.:ﾊ |:/"￣｀ヽ::} vf戈ﾊﾄｼ〈'"ﾘﾞ､ヾ､;;jﾘ､〃､
i.:.:.:.:.:.:.:.|:.:/!/ ｉ! ヽ!.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ __,.:-┴::─ｨ'ヽｊ/:‐:-.､ Ｙﾒ从k;;､;;ij;;;ii;ヾ;ｯ;仆､ヾくｿ
|.:.:|.:.:.:.:.:|/ｨﾁ行 ?iミx∨:.:.:.:ｉ:.::.:! ,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ::.::.:.:.:｀ヽ、 }ｿﾘ"i!;;;;;l;;i;;､;;:;:;;:;';;;};;iﾘドｼゞ,
|.:.:|:i.:.:.:.:.!{ !､::ﾉ! {､::ﾉj }.∨:.:.|.|､:.! ,/:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::ｉ:.:.:.:.:.::|:.:.:.ヽ､:::.:.＼ ﾂ;;;;;;;;;;ﾄ､;;_ﾘ;;;i!;;ﾄ;=;､t;;;ｌ;;ﾋ'
|.:.:|:|:.:.:.:.:!弋ｚｿ 弋ｚ'ｿ .∧:.:ｲ:| ヾ ../:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:::ｉ::.:|;/|:.:.:.:|:.:|ｉ:.:.:.:ﾍ:::.:.::ﾍ ｦ;i!､:::r',;､=;'､;"ﾘ,､=;''"ﾘ;ij´
|.:.:!:|:.:.:.:.|xwx ' xwx/ !/ｌ:.ｌ .ｊ.......:.:.:/:.:.:.::;-ｉ‐- |:.:.:.:|:.:||‐-:.:ﾊ:::.:.:ハ };lヾ;;j ￣´.〃ｌﾞ￣´ ,';ｨ′
|/|.:|.:.|:.:.!､ r_っ /<´:.:.i､! l: : : :.:/:.:.:.:.:.:/|:.:|. |:.:.::ﾘｊ/| ∨:.:.:|::::∧:| ｒ‐､ 7;;;;|', =､j,. /仆､
|ｲ.:.|:.:.|､＞ .,__ __,.. イ:./∨:,' . {:.:.:.::/:.:./::.:/__ｊ;/_ |:.:/ __!__|:V:..}:.:} } ,! _ ゞ;|:ヽ ,:ニ> /:: ﾚ ｿ＼,.､- ' "´;;￣::
ヽj.:.:.| ヽ;r‐| ￣ |‐ ､/i/ i/ ∨:〃::/:.:./ｵ≡≡ ｊ;/ ≡≡|:.∨::/ j _,!ﾉ ）"￣＞.ﾆﾄ､:＼` "'' /／／,r／:::::::_,..､''' ..,,
＼ｌ／ i' ｀i ＼ . ∨:.:/:.::/:| ’|::.:|;/ ﾌ ,､'-‐'ｌ"￣ﾘ;/::;;/::} `:::｀:ー'／'∠;:／｀ﾞヽ・．‐´
／ ｉ＿＿__j ＼ |::/.:.:/::.:|､゛ ｰ'ｰ' ィ|::.:| ‐' 冫‐i '"フ:;/::;;;{! `ｒ‐'"フ´〃ｼ:;;/ " ヽ､. ﾘ'" ,､_,
∧ | | ﾊ /⌒Y⌒i＾Yヽ:.:ヽﾊｰ::':´::: :.:∨⌒i⌒i＾Yヽ . '",.ィ/￣_:;/::;;ｲ `'ー ''／ｦﾘ/;/r'/,r─‐-､ (∴,､-''"
/ヽヽ ', / /∧ ￣￣￣￣￣ﾞｰﾍ.ノしし'￣￣￣￣￣￣¨ﾞｰﾍ.ノしし'￣￣￣ '二⊃ヾ/.:;;/ ｀ｰ-‐/Ξ/ｯ/ｒﾚヘ{ |￣| ｀''" - 460 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:07:01 ID:UeSXSA5.
- そして…… この五番隊の中には……
_＿＿＿/￣￣
／ │￣＼＿＿ ゴゴゴ・・・
/
.. 、 ,＿
￣＼＿／￣￣＼/￣ ゴゴゴゴゴゴ・・・
＿＿＿／￣へ√⌒l⌒´￣￣＼＿
´ / ＼ - 461 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:08:01 ID:UeSXSA5.
- ,r'ﾆﾆﾆヾヽ、 //ﾆﾆﾆヽ、
（"´￣￣ヾ）） ＿＿＿__ （（/￣￣｀ﾞ`）
┏┓┏━━┓ | 、ィ_ﾉと)' ／ "＼, ､／"＼ (つ（_,,ｱ |! .┏━┓
┏┛┗┫┏┓┃ i| ｀ ｲ_／ ／ （‐-､）､ ,（,-‐ ） ＼. ＼_Y |! .┃ ┃
┗┓┏┫┗┛┃┏━.ヽ、 ' （ ／ ｀ﾞ（__人__）'" ＼ / ` / ━━━━┓┃ ┃
┏┛┗┫┏┓┃┃ ＼ ＼l i| |! l／ ／ ..┃┃ ┃
┗┓┏┻┛┃┃┗━ l|l ＼ ＼ ､i|,/⌒ヾ､|!;, ／ ／ |l ━━━━┛┗━┛
┃┃ ┃┃ ＼ ヾ `ー一'´ ｨ ／ i ┏━┓
┗┛ ┗┛ ヾ、 ｀`"´ ／ ┗━┛
ﾟ |! Ｙ ｨ |! ｡
,. ' ､/ ヾ ´ ’ ｀
ﾟ, i! `| ゜､l! i|!; ﾟ ゜ ｡
ヾ从ｿヾ､, ;;ｿ'人ﾟ;,ｨ~;;へ､ｨﾍ;;´ﾝy∧从/∨ゞ〆´ ,.，
_..〆 ..:::ｿ ..:＿::ノ .::j .:::ﾉ｀ｿ´::ゝ .::::...ヽ _.:::｀
毛利家の一員として やる夫の名前があった - 462 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:09:03 ID:UeSXSA5.
- ＿＿＿（⌒ヽ
／⌒ ⌒⊂_ ヽ
（⌒ヽ∩／（ ⌒） （⌒） |(⌒ヽ やったお やったお！
ヽ ﾉ| :::⌒（__人__）⌒ ::| ⊂ `､
＼ ＼ ）┬-| / /> ） ）） やる夫も とうとう出陣だお！！
(( （⌒ )､ ヽ＿ `ー‐' ,／ ／ ／
＼ ＼ / /
ヽ＿ ノ │
γ⌒) ))
/ ⊃＿＿
やる夫は やる夫は…… 〃/ / ⌒ ⌒＼
γ⌒)（ ⌒） （⌒） ＼ ∩⌒)
見捨てられたわけじゃないんだお！ ／ _ノ :::⌒（__人__）⌒ 〃/ ノ
（ <| | |r┬（ / / ））
( ＼ ヽ ＼ ＿`ー‐' ／（ ⌒）
/ / - 464 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:10:01 ID:UeSXSA5.
- ＿
／Ｏ ＼
| ° |
＼＿／
|
. ／ ￣￣￣￣＼
. ／ ＼
. / ヽ
. | ⌒ ⌒ ' ,
. | / / / ､_,､_, / / / | よかったね やる夫君！
i⌒ヽ {_.ﾉ /
ヽ ヽ. ／_,／⌒)
∧__,ﾍl三三三三三三三;i'´::::ヽ／
ヾ_:::ッﾘ ＿＿＿ ＿|::::::::ﾊ
i | | | | >'''´
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／; . . : : : :＼
／ ∪ . . : : : : : : ＼
| . : : : : : : : :| …………
＼_ . : :〃 : : : :,／
/⌒` . . : : : : : : :｀ヽ.
/ . . . . : : : :..: : : : : ,: :＼ - 467 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:11:01 ID:UeSXSA5.
- ＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ 関白殿下！ 万作！
。o（゜＞） （＜゜)o 。
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ やる夫は がんばりますお！
| |r┬-| | て
＼ `ー'´ ／( ｀´) そ きっと手柄を立ててみせますお！！
／ ＼ﾉ ﾉミ
|＼ ＼ ＼____ノ
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼ あ ああ……
／ノ :::: ＼::::: u ＼
／ <●>::::<●> ＼ うん そうか…… がんばれよ……
| （__人__） u. |
＼ u.｀ ⌒´ ／
／ | - 469 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:12:01 ID:UeSXSA5.
- しかし…… この出兵計画は実行されること無く終わった……
＿＿＿
／⌒ ⌒＼ ━━┓┃┃
／（ ￣） （＿）＼ ┃ ━━━━━━━━
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ┃ ┃┃┃
| ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┛
＼ ｡≧ 三 ＝=-
-ｧ, ≧=- 。
ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
明国使節の到来が決定という 内藤如安からの報告が
間一髪のところで 秀吉に届いたからである
これにより 明国との講和路線が再開されることとなった…… - 472 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:13:24 ID:UeSXSA5.
- ／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ なんで…… なんで急に
／ .<＞>::::::<＜> ＼
| （__人__） | 俺が渡海なんてことになるんだ
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿__ 俺の担当は 国内政治じゃなかったのか？
／::＼::::::／::＼
／< ＞>:::::<＜>u＼ そもそも 俺が「唐入り」に反対なのは殿下も知っているじゃないか
／ u （__人__). ＼
| ｀⌒´ u | まさか 殿下は 殿下は……
＼ ／ - 473 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:14:28 ID:UeSXSA5.
- ／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ） 俺に朝鮮で死ねと言いたいのか！？
＼ ／ u （__人__). ＼'.／
ヽ| ｀⌒´ u |/
＼ ／ - 474 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:16:01 ID:UeSXSA5.
- ２月……
都において ひとつの命が失われようとしていた……
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
（__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
|iﾍ ﾑ `ｰ-､__,| `"
【蒲生邸】 |Ｘﾍ ､一-､ .ハ
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|ﾍ |ＸＸtﾍ｀ユ|_|_1| ノＸＸj ,x＜7
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ヾＸＸ;ゝ-‐''"´＿二-‐''"´￣ヾＸＸＸ／
､＿ゝ'´ ＿ 二i 1＝==;ｔi‐､ ﾍX∠..___,,
ヾXﾞマ'~| |￣ | | ||｀ヽﾐ|! 〉XXXソ
｀￣ヽl |ニﾆ| |ニニﾆ||ミヽ||／ー'''´
.i |＿_.|...|＿＿_.||_,,Ｚ||ｔ‐-､
, ｫ=| |─‐| |―‐ｧ~￣ ,￣ "'''- ．.
_,.．-''"（| | | l l l|_,,」／ ｀' , "'‐､
, -'" , 'ﾞ ｀￣￣￣´ﾞ ､ ' , ヽ
／ , 'ﾞ ｀, ' . ヽ
'ﾞ , 'ﾞ ', ｀､ ﾍ - 478 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:17:14 ID:UeSXSA5.
- ＿,,,,-―ヽ::" ／::'" ／／ ／::＜
/´ |;;l ,-‐':::／ .／／ ／::::＜ うおぉおおおおおぉおぉおぉおおおーーーーー！！！！
_,ｒ;;ｌ .|;;l＿,ｒ´;;;;／ ／／ ／:::::::::::::＜
,-‐''" l;;l ﾉ;;;ゝ-‐／ .／／ ／::::::::::::::::::::::Y⌒YW⌒Y⌒w⌒⌒YW⌒YY⌒YW⌒Y⌒WWYY⌒YW⌒YY⌒
/^ /ヽ l l;;l ,‐''ゝ/´／ ／／ _／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:! l`ヽi:::::::::|∠::::::::::::::::／ /:::::::::::::::::レｲVl:::::::::::::
／ヽL,l_,/ _,-‐''" /／ _ｒ;;;/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ミl ＼::::l∠彡''"ﾚ' ／ レ '"´:::／ ,,;; |:::::::::::::
. /: :/,;ヽ/ゝ、-''/ ._／;;;<＿__／´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ミヽ ヽゾ/ 川 ___／::::__,,=＝''"フ !:::::::::::::
|: :/ ヽ;,/ヽ＿,,;;;,,_二／＾＼ｒ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ミ ＼__ {i / / /l／:::::::::／ / l::::::::::::::
ヾ、／ヽ／￣｀〕 __,-―'''''""＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヾ 三三`j| ｜|{::::::::::／ ` "-─彡 /:::::::::::::::
ゝ 〔〉l〈＿_／-='''""´ ＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::! 三/ 三ニニ彡 ￣ 彡 /::::::::::::::::::
_ _｀ヽ_／,-―〈_ ヽ―――‐´ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::､ / 三 ､＿＿_／:::::::::::::::::::::
ヽ__l|ヾ＼、-―ヾ―-;;------´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､ /〃 ー ＼___:::::::::::::::::::::::::::::
ヽ〈三;;;;;ヽ＿ノ;ヽ=;;=====-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ く ー ＿＿＿_ /::::::::::::::::::::::::::::::
ヾ';;;;├;;< ＜´￣￣￣｀＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ r==ニニニ二 ─v─'''ﾌノ::::,.イ::::::::::_＿___
ｒヾ;;ノ /;;＼__二ヽ--/二:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l | ／ /| /V {::::::::::｀ヽ､
ヽ:::ヽ,、/ ノ｀^ヽ;;;ヽ__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ! / / ﾚ ＼::::::::＿ヽ
｀ヽlｒヽ｀ヽ;;l ／ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ﾚ′ ／ ／::::::::::＞
ヽ｀ヽ ヾ、/ ／:::::::::::／｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ | __ -‐ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ヽ ゝ、 〉／::::::::::::ノ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉-‐ - 479 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:17:48 ID:UeSXSA5.
- __ __ ＿ __
/::ヽ. ｢::::l /} ／:::/ /´::::/ /´::::> ,.-.､_ __,,..、
〈:::::::ﾊ |:::::ｊ '´ |:::::/ /:::::::/.／! /:::::/ /:::::/ ／::::::::ｊ__
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V:::::l ／::::}. l:::::!ヽ一' l／ /::::::< └-' 〈_:/ /:::::／/:::::::/,.ﾍ. ／:::::/
Ｖ:::ﾚ::::::::ｒ' .l:::::l /:::;へ::::＼ /:::::< ー-'<::／／:::::::/／:ヽ
. ';:::::::::／ ;:::::└‐:::ｧ ∨ 丶;::::>. ,'::::;ヘ::丶、 ´ /::::::::／':::::::／
. ';::::〈 !::::;_:::::::/ ｀ レ' ｀¨ /:::::::< ヽ;;／::::>
ヽ::::〉 |::/ ￣ , -‐- ､ /::::;::::::::＼ ヽ'
. V Ｕ _, _- ､-､＿,_-､_, /ﾊ : : : : ＼ 〈:::/ ＼
／:ｨ´ , -'ーゝ=‐､_ｲ |└ -､: : : :ヽ
／:／ l ／j-i〈_'／￣ ｌ |/ ヽ : : : ヽ ___
/:／ / ﾍ/ｰ'ｰ〈Ｌ.＿/｜ l: : : : : l r'〈 ヽ
/￣ヽ_ !:l lｰｿ ー-､ヽ', , -――y' L/ ｣
| 〈/､ r'￣´ヽ Y l |Ｌ._ / ,rー-| {〔 /!
l_＿ﾉ |-‐'ヽ_ ヽ_｣＿ , -- ､/‐'´￣ﾞ〈 ﾊ j､ ゝ=='/
〈 ＿__ノ‐---ゝ!＿_ﾉ /､ L ﾉ r' 二〈! ヽ 〉r'￣ >ーt_'_
, rノ＼＿_. ｨ| |ｰ' ´ ＿l_ `｣ｰtｰく:￣ヽ. ヽ、
／:::〈 /´｣｜ ｌ ＼ , -{! /´,r‐'¨丶＿___ノ ｣＼､ ´|::::ヽ |::ヽ
／::; -'´ヽ l ＼ ヽヽ／l! ヽ、 l / ヽ ｒ―-､￣l￣´ ! /丶::| /:::::::丶
／:／ ＼ ¨／ ／ヽ､＿ ゝ--‐'| !: : : : :￣丶ﾄ､ /' /'´丶::::::::::丶
/:／ __./ ／ / ヽ |: : : : : : : : :ヽ ヽ-､ / ´丶::::::＼
/'´ ／´ /:| ／ ヽ !: : : : : : ､: : :', l―'ｰ-､ 丶:::＼
/' / /: |＿_ , -'´ ゝ!: : : : : :＼丶! ヽ ＼ 丶ヽ - 482 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:18:18 ID:UeSXSA5.
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＿――￣￣ .|| || || ||￣￣――＿
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||| /￣ヽ_ !:l lｰｿ ー-､ヽ', , -――y' L/ ｣ |||
. ..|||| | 〈/､ r'￣´ヽ Y l |Ｌ._ / ,rー-| {〔 /! ´ , 、 |||
" ...||| .｀ . ､l_＿ﾉ |-‐'ヽ_ ヽ_｣＿ , -- ､/‐'´￣ﾞ〈 ﾊ j､ ゝ=='/ , . ． " . ､. ||| ． "
､ ...||| , 、 " . 〈 ＿__ノ‐---ゝ!＿_ﾉ /､ L ﾉ r' 二〈! ヽ 〉r'￣ >ーt_'_ii .. " .li .||| .li
. ||| .|! ､ ! ' , rノ＼＿_. ｨ| |ｰ' ´ ＿l_ `｣ｰtｰく:￣ヽ. ヽ、 |l! l!||l ! |!|| l!||l
.||| , 、 .. " .／:::〈 /´｣｜ ｌ ＼ , -{! /´,r‐'¨丶＿___ノ ｣＼､ ´|::::ヽ |::ヽ.. " .l! ||| " .l!
､ ...||| .,. .／::; -'´ヽ l ＼ ヽヽ／l! ヽ、 l / ヽ ｒ―-､￣l￣´ ! /丶::| /:::::::丶 " .´ . ||| ． "
" .. |||| ／:／ ＼ ¨／ ／ヽ､＿ ゝ--‐'| !: : : : :￣丶ﾄ､ /' /'´丶::::::::::丶、 .||| 、
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|| || || || || || - 483 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:19:12 ID:UeSXSA5.
- . :;:.,':;":..,,,
ヾ> /＼
＿＿＿＿＿ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,, ./^＼/ / _ " ';:. :,;':.:
;" /＿＿＿ ./ . ｀ ´ ´､ゝ'' ＼ / /,/
: ; / / ..‐´ ﾞ / ＼ ＿ ; :.:,;'
.;,..::,:'" / ＼ ./ /＼ ＼ /_,/
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; ./ / ,; ＼/ / / ;. ;:; :.:,
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..,.,; ｀;; ":':....:... .:. ,,:: ..:.::.:..;,.. .从 ::., ;:;..,
" ';:. :,;':.: ' ". ..: . ..:;" ..,.,;;: .:':.,,"'"
' ..
::::::::::: ::::::::::: - 484 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:19:58 ID:UeSXSA5.
- ｀ヽ:.、 ､ __ _
_,,........,,_ ヽ:.:ヽ、 }:ヽ ）､ ｀ヽ｀`ｰ _
´ ‐-､_:.:.:.ヽ):.:.:.:ヽl.:.:.:V.:.:.! ﾄ、 _ -‐z..ノ ﾉ ）
_ -‐' ´￣:.:｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:リ.:.:! ﾄ、 ／ _- ´ __-'
´_ﾆ=-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.lﾉ:.:l / / _- 二-‐- _
､_ -‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ ( l/ _ -'´_ _-ヽ
、 ___ニ-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:く ） ! / ´ ｀ヽ く
＼￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ,ｲ / └-ィ ⌒)／ ）
｀ｰ- _:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:,ｲ:.:./ ヽ:.:.:.:.l,-ヽ└-‐z // / ／_-‐'´_-‐=ﾆ
／.:.:.:.:.:.:.:.:.／:≧ミ:_,-イ.:.:.:.://彡≦冖ヽ:.:lV/.:.:.:.:.:.:.＞十￢--‐ﾆ´_-‐'´ _-‐'
/-_ﾆ=-.:.:.:./.;ｲ^!/ヽ__ヽ/.:.:∠l／┛／_, ）:.:V.:.:.:.:.:._:_:≧⊥_｜ ￣ __ -‐'⌒
_-'三￣ﾆ=-:.lｲﾍ._l- /イ =´￣ ‐/.:.:.:.ﾄ┬升: : : : : : :｀`ｧｰ-ニ_
_-' `ー-ァ冖ﾊ= l !l /イ:.l:ｲ ｌ l: : : : : : : :/ ｀ヽ
/:／.:.:ヽ ,_ヽ__"____, rｲ /ｌノ: | l l: : : : : : :,'
/: :´7-z:/ヘ ｀┴__┴ ' ´ ／ /: :l / l : : : : : : l
V: : : :l i、 |＼ ￣ イ /.: :/ / /: : : : : : : l
陸奥国会津９２万石の大大名 蒲生氏郷 京都伏見の自邸にて病没 享年４０
統治者として これから脂ののってくるはずの年齢であった…… - 486 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:21:15 ID:V0omiCOQ
- 病・・・没・・・・？
- 487 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:21:16 ID:UeSXSA5.
- ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 氏郷……
厶ﾍ ﾊ （ ( ､ ) ） {ﾊ/ V
＼_! ) ） ＿ ' （ ( ! 早えぇよ……
ヽ （ ( ／ ｀t ) ） ／
___,ｒ| ＼ { / ／ 早過ぎるよ……
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
その死に 秀吉は衝撃を受けた
秀吉は 次代の豊臣政権の中心人物として 氏郷に大きな期待を掛けていた - 490 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:22:41 ID:UeSXSA5.
- i､ 〈ｌ〈l r,==￢
-=| |=‐ |.| |.| o o o
/ i7 |.| 「/ L===」
〈 ﾞ'
／ ､ｰ--‐へ､ （⌒＼ 若い……
. , ' l`i‐r-ゝ v ＼＼､ヾ; ヽーｧ─
/イ :ﾄ､!│| ! , ij u ＼ヽﾘ ∨ あまりにも若い死……
│,ｲ | u | | l∠ﾆ u ト､ ヽ /
l/ | ,ｲ |─ｧつ_ ~U~ u/;⌒i |:: ＼ ヽ / なんという無情！
ﾚ W f／ ノ ,.- // ./ j v |:: u ＼ V
{ ／つ ｨ .// / u |::v /ヽ. i
l ／つ/ ﾚ' 〈__,.ﾍ |￣7 ヽ |
ヽ ﾍ'v ｰ-､ ﾉ ヽ | / W
＼ ij ０ ヽ. `ｰ' | r‐￢ | ← 徳川家康
＼ ノ O ＼ |_!o ol_|
また氏郷は 徳川家康と共に 政情が不安定な東北地方の監視役でもあった
氏郷の死により 秀吉は東北地方の新たな編成の着手を余儀なくされる - 493 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:23:59 ID:UeSXSA5.
- しかし…… 話は それだけでは済まなかった
／￣＼
： | u |
＼＿／ ：
＿_|＿__
：／ u ＼
／ノ:::::::::＼:::: ＼ ：
： ／<●>::::::<●>. ＼ ：
| （__人__） . u. | 氏郷…………
：＼u .｀ ⌒´ ／
／￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ：
氏郷の死は 豊臣政権を根本から揺るがす大事件の発端となるのであった…… - 495 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:25:43 ID:UeSXSA5.
- ここで ほんの少しだけ時間を進めて 文禄４（1595）年 春……
【出羽国山形】
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,,,,-‐'゛.:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、~ﾞ"'ｰ-,"'.:;ﾞ,`:;"､"｀｀｀: ~ﾞ"'ｰ- ';';';';';';';';';';,,,,-‐'゛:.:.:;,`:;,:,
,｀｀:'ﾞ":.:,:;`~'::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,::.:,:;`~'::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,~ﾞ"'ｰ- ゛:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,~ﾞ"'
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＼｀Y二ﾆ＝-Y´ ￣｀Ｙ r ￣} .ｲ 厶イく_ﾌﾉ
ﾉ ｲ ＿__ゝＺ__,ラ､ ヽ __ ﾉ ∠,ﾉ┴‐┴＜ それじゃ お母様
ゝ二三三ﾆﾊ=-=ァ≧ｰ ┬ --,イ: : | : : : : : : : : ＼
└─＝ｧ冫｀乙(⌒´＾f廴／,ニニ.ヽ: : : : : : : : : :｀ｰ 、 出発するの
く< ⌒,ィ冖㌃Zく : : : : :.|'::}: : : : :.:.:.: : :.:. :./
｀ ／ｲ￣}:::;小:::＼_:_:_/:/: : :.:.:.:.:.:.: :.:./_/
〈〈: : : //::l | l::|` ー一'_:.:.:.:.:.:.:.: :‐:⌒ヽ
／ヽニソｉ:::|！ﾍ:ヽ: : : : :└--(: : : : : ヽ: ＼
（:.:.:.:.:.:.:ﾉ:/::/ i: :ﾍ:::＼: : : : : : :.l: : : : : : :ヽ: :ヽ
＼;／ /::/ !: : }＼:::＼: : : : : l: : : : : : : : ＼:',
/: : ﾊ:::', |: : | : : ＼:::＼: : : :ｌ: : : : : : : : : : - 496 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:25:56 ID:St2QRIK2
- 秀次がああああ
- 497 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:26:19 ID:hsg88a0g
- ああ、、、鮭様、、、(´；ω；`)
- 500 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:26:50 ID:UeSXSA5.
- :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/:::::::/::::::::::::::: '
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/::::::::.'ヽ::::::::::::::::i
::::::::::::::: !::::::::::::::::/::::::::/ i:::::/!:::::::/ ﾄi:::::::':::::i
::::::::::::::: !:::::::::::::/::::::::/__,i:::/_,:::/! |ﾊ::::: !::::|
::::::::::::::: !::::::::::/::::::::/ _i/. j// |T::!:::!::::,
::::::::::::::: !:::::::::::::::::,ｨ 'イ::::::!`' / ｨiﾊ!::!:::!:::,
::::::::::::::: !:::::::::::::::ﾘ′ i::::: , l:::i!::!:::ﾚ'
:ヽ:::::::::: !::::::::::::ｲ ･｀ ´ ､`' !ﾘ:::/ はいはい あまり はしゃがないの
:::::ヽ::::::::!::::::::::::| ′'::ｲ
＼:::::＼:: ',:::::::::| - ,ｲ:::/ あなたは昔から ちょっとボヤッとしたところがあるから
＼::::::＼ゝ : | ｲ:::i:/
ヽ::ﾊ|ゝ:::::!` . /ﾚ:::/ 心配よ
j:::| ! ＼! |｀ ー‐ ´ ﾘ::/
／:::::＼ ﾄ､__ j/
,／::::::::::::::: ＼ |::::::l!7､
::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-､ ヽ:: l!:| ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼ヾヽ ヽ ← 最上義光正室 としよ（釈妙英）
＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ!::l!::| ＼
,.. llll／ ,,,,／l||lﾞﾞﾞ |!lll,ﾞﾞﾞllll,
､,'"`、l∠／,,／lllllﾞﾟﾞ” l￣~ﾞ'ﾞl|lﾞlﾞ゛lll|゛"|l:.
, il|||l,i,,,,,,,,'` 、／lllllﾞ｀｀＿＿＿＿＿| `￣''.／ _
.,rl,／￣: .,,,,,,`、,' l||||l l||||l l||||l l||||l l||||l .／～－´ `、
,,yj／ ／lllﾞ/lll,-、,!,!/ ／／ | | | |＼, |～´～ ／（
ril／ /lll /lll＼ （ ./／／ | | | | | '''''l.`、,,,,,,,,,,,,,,,,,,| .／ ／
,ll/ /lll /lll | | | | | | | | | | | '''''l||l l||l l||l/ .／ ／
.'ﾘ| | /lll /lll | | | | | | | |`‐|┼!┼|‐| | | / ／ ／￣`／
.:l|＼| |lll /lll | | | | | | | | || |＿|// | | /／ ／ ／
.:l||／ | |lll |lll| | | | | | ,| | | |. | ,イ::::::ヾ'| | | / ／ ／
l|／ | |lll |llll | | | |／| | | ′ 弋:::ン/／ |/／ ／.,,
`ヽ,､., ＼|lll |llll || | |／ |_ _| | ＼ /,,,,,＿. ｜ /l
`ﾞ| ｀ﾟ'ﾞ/llllﾞ|／| '| ／:::::ヽ """ ／ /＿_ /＼|,,// む～～～
ﾟ!、 /llllﾞ,ﾝ ＼ﾞx 弋:::ン ` _ |∠'' ((,,（..,,,. '''''
＼|llﾚ'/＝＝ ﾞ'＼ 丶 ) ｜ _ ∨'' お母様 ひどいの～
/ （＿_ ,,,,/ ﾞ'フ" ,／ `、ヽ. . : '´` 、
（⌒ 、）／./ ,,￣/｀`:ﾞﾟ'ヶｖ ,, -‐'''ｿ `|／_ ` 、
￣）） ＼ ''''',' ,/ /-== - ～l´ l／/￣`、 .`、
￣ ￣／ ヽ、,′ | `、 __,-‐.,´´``、／￣`、
／、 | .| ＼/ ' `/￣ `、 - 502 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:28:16 ID:UeSXSA5.
- ,. - ── -. ､
,．'´ `ヽ
／ ＼
／ ハ ヽ ヽ
/ｲ / ,/ / | i ', ﾊ
/ ,' ! ! /,.i !,' /!l lヽ ） |
i/; ﾄ「ﾆﾄ ,.ｲ/ｺ/! ト,ｨ !
駒姫…… l!ヽ | ﾞ!Y::i｀ / 7ﾃヾァ ! ,' |
|ヽ!l ゞ′ ヒ;ﾘ ,' / /l!
関白殿下には 失礼のないようにね | ､ ｀ ’// / ／′
| ヽ ‐- /i ,/ ,/
Ｖ! ﾊ |＼_ ＿, / // ,/"
',! ｀ _| 〃"ﾚﾆ
ﾞ ,//! ｙ ヽ
＿／,/ ' ／´ /ヽ､__
／!ﾚ',.ィ（ __メ-､ /ｰ-ｙ' /ｰ ､
,' K_´_,| i/ / ＼/ / / ﾊ
. | l ! | ,/,/｀￣￣ ￣ / / ',
/.:.:.:.:::::::::::::::::::::＼_／::::::::::::::::::::.:.:.ヽ
〉.:.:.:.:, イ￣＼.:.::::::::.:.:／￣＼.:.:.:.:.〈
丁イ /,ィ´￣`ー一'´￣｀ヽ"＼厂
／/ / /"´ ! ! ! ! ＼＼
./| / / / | ! | ! ! ! ヽ!
|/// / | l| j! ! !: | ｀ﾄ､
. ,ｲ// l i」, -‐ﾄ､ /Nｰ- /､ |:.l| | ＼ だいじょうぶなの！
. _／￣ | |/ゝ'､ ,ｲ/ ＼| ｀"´ |／｀`l/:/ / /￣｀ ＼
, ﾍ._ ﾄ､. |/l/ﾊ ゝ‐'｀,r=＝' . '＝=ｭ l/イ_/_ ＿ __ ,.ィ^Y⌒)
〈 , ィ7:7ゝ､, -‐_丿::L , , , , r──┐ , , , , /::::::.::7::.:_／::::ヽ Yソ
. 〉7/:/ ＼_〔三二ﾆヽ |.:.:.:.:.:.:.:| !二三〕'´ ｀ヾ::| !}
{j |::| ＼〔二ﾆ〕 ヽ.:.:.:.:ノ ,ｲﾆ二〕 |::| |}
{j |::| ｀Z7二ﾆヽ､＿,r ﾆﾆ二7Z弐7. !::! !}
,{j |::| |厂￣＼只／￣￣了 |::| !}
fj」::| || ,ｲXﾄ､ || |::| 」}
￣｀ｰ- ､ ＼_／/ ⌒ヽ＼_ ／ , -‐'´￣
￣ ＼. |.:| |:.| ／ ￣
〉 |::| |::| 〈 - 504 ： ◆fFI82Sjg3c ： ：2010/01/09(土) 23:29:44 ID:UeSXSA5.
- ＿＿＿
_r少ﾍ 勿
r少: :.f込 勿 ,､-'"´￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
ト､ ＿＿＿, -‐─v7: : : : :.f込 勿─,､-'´ i
└'´ {込テテ==ｪx {7: : : : :∠f込 勿´ l
. {込: : : : 〃⌒ヽんﾃﾃﾃ=＿ﾄ､＿￣ ￣￣》 l
. {込: : ん'⌒/ ', （ へ）の ）イー‐:≪＿＿＿＿＿＿ l
─＝ ＝─》 》', / , ＜´｀＼マ（ ヽ」 ､ ｀` ‐ ､
∥ 《/ / .' , ＼ヽ､ソ｀ヾ ｀ ‐ ､ ｀ ‐ ､
| / ,' ' i | l '. ＼( のく＞ ｀ ‐ ､
ヾ､ ,' , : : l |: : !: :!: : }: : }: ＼､ソ＠)｀ i
ｌ i .i : : :ﾉﾉ '爪丁'ﾒ､ ,ｲｲﾞ|:《ヽ入ソﾉ｀` ‐- ､._ l
| :ﾘ.: :八Y⌒: : : :ﾘﾉ 'ｯ孑ﾃHﾐyﾞ|| |.:| :|: ヽ ｀ ‐ ､ ｀` ‐- ､._ l
っ ﾚﾍ; : : ﾘ: :Vみ､ﾉ' 仆ｯ多；.ﾘﾉ,ﾉ.ﾉ ヽ ｀‐､
l乂彡込八ｯ， ‘' …'´辷彡仁＼ ヽ､「 ＼ 駒は……
l l||辷彡ﾍ`''ﾞ 、 廴 川ﾘ 辷===彡'
ト､ lﾘ 人辷人 ﾏ) 辷彡什彡ｸ 厂￣ 都で関白殿下のお嫁さんになって
ヽ､_ゝ /彡: 人辷,＞.．. __ ,. イ＞'´￣＼辷《。o ＼
辷===彡ｸ ／ﾉーｧ i ｀‐､ ＼ 幸せになるの！
ﾐ( ） (-） ﾉーく⌒） l ｀‐､ ｀‐ ､
| ∠二〉ヽ､＿人 ） ﾄ l / l ヽ
∥ ミ/ へ⌒ ） ｀‐ーく￣ヽ l ﾉ l .l
─＝ ＝─ ＜三l ヽ┘ｲ ',/フプヽﾄ:::::::::〉ｲ-lヽｨ l l .l ＜＞
∥ /＿「 入7ト＼ ＼ノヽゝ / L,ﾍ l l
| ￣l し',ﾉ l ヽ l l レL＿,.ｲ /'"´￣',
, -'´／ イ 入人ソ,ゞ ', l l / / ,､ ｀`
, -'´ ／ ／/ /ﾚ´ヽ､ノ l ',. l l , - ､ l / 〉 ,
／ ／ ／ / / ,' l人ノ ￣ ', ! l ,-'´ ＼､-‐､-､' ／
/ ／ ／ / / ,' ,'l ', ヽ､＿ノl く ヽ ＼ ヽ 〉/_,､-
/／/ / / / i l ヽゝ､_,､-‐ｰ- ､ l ＼ ,､-l_」ﾉ ￣￣
ﾚl ヽ', / / l l_,､-‐ｰ-､￣￣ ヽゝ l ヽl ／ ,イ',ヽ｀ ‐ ､ ← 最上義光三女 駒姫
l l ヽi ,' / ￣￣￣￣ ヽ l l / / l .', ＼
lﾉ ／ノ i,' ヾ ､ l ヽ-‐'"´ l ', ヽ､
ノ ／／ ,'l l ﾉ ＼＿＿
山形２４万石の大名 最上義光の三女 駒姫は
かつて義光と秀次の間で交わされた約定に従い 関白秀次の側室となるべく都に向って出発した
駒姫 １５歳であった
＜第２部 その１ CHANGE THE WORLD＞おわり - 507 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:31:21 ID:oTkKD26A
- お疲れ様でした！
・・・ああ、これから怒涛の鬱展開が・・・orz - 510 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:31:49 ID:tTB3ApxM
- 乙
ここから欝だ - 512 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:33:16 ID:iV8RlFJA
- 乙！
まだ先の事だけどアレのフラグ立っちゃった・・・ - 514 ： 名無しのやる夫だお ： ：2010/01/09(土) 23:33:53 ID:Z6lMwZKE
- 乙です ラストのコマの花嫁衣裳が眩しいです…
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